シナリオセクション3 辺境の遺跡探索 部屋8 最奥霊廟 ついにこの場所に来た。目の前に見事な石棺がある。そして、そこには、確かに資産家と思しきミイラ化した骸も横たわっていたが、何より目を引いたのは、不気味な巨大生物だった。青い、翼をもった巨大な怪物はこちらを見るなり巨大な雄たけびを上げた。そしてミイラ化した資産家の声が鳴り響く 「無礼な侵入者どもめ!返り討ちにしてやろう!!」 ボスとの戦闘である。初めの大広間で(判定に成功していればだが)聞いていた、不気味な奴と資産家との戦いとなる。資産家は怪物に乗馬しているので実質1体相手となる(その分2体分のステータスとなるので先ほど戦ったMOBより段違いだが)以下にステータスを提示する 資産家ナグルファル&グリードドラゴン 戦闘ランク3 STR50 CON50 SIZ45 INT45 POW45 DEX45 耐久力:19 ダメージ:2d1 移動8 精神力:15(消費すれば1時間に1ポイントの割合で回復する) 攻撃 攻撃回数:1 攻撃方法:ナグルファルは槍を得意としており、手には生前愛用していた騎兵槍を携えておりそれにより強力な突き攻撃やランスチャージなどを行ってくる。だが、それよりも脅威なのは青い怪物、グリードドラゴンのフリーズブレスである 近接戦闘(槍):50% 乗馬(ドラゴン):50% 追跡:40% 聞き耳:45% ダメージ(ドラゴン):1d3 回避:32%(困難:16%・至難:6%) 技・魔法 フリーズブレス コスト:精神力3 冷気の息によりキャラクター2体までを範囲攻撃する。2d1の水属性ダメージ 強敵である。しかしPTが力を合わせて、辛くも勝利を勝ち取った、あるいは上手く戦って勝利を勝ち取ったらエンディングである 結末 PTがナグルファルを倒し、霊廟に平穏を取り戻して地上の考古学者などに結末を報告すれば、すぐに彼らは大喜び で採掘作業に戻るとともに謝礼を支払ってくれる。逆にナグルファルに返り討ちにされた場合、霊廟の調査は別の 賞金稼ぎがナグルファルを倒して、平穏を取り戻すまで中止となるだろう。この場合はPTは報酬は貰えなくなる GMへの注意:ただし、だからといって、PTは敗北したという事ではない。例え返り討ちにあったとしても、一時的 に騒動を起こしている相手を制圧する事にもなるし、結果的にPTがやったことは無駄ではないのである。 GMはもし、PTが全滅した場合でもまた今度の冒険は頑張ろう!と勇気づけるエピローグを用意しなくてはいけな い。TRPGは、PLをげんなりさせるゲームではないからだ 勿論、敵を倒し目的を達成した場合は、目的達成!報酬ゲット!次の冒険も頑張ろう!とさせるエピローグを用意 しないといけない。こういう最後の用意もGMとして大切なのである 更なる展開 今回、PTの活躍のおかげで地下霊廟での時間は終結し、調査は再開されることとなった。調査が進むにつれ、当時 の生活様式や文明、謎に包まれていた旧世界滅亡寸前事件などに関する記録なども見つかったのである。また、こ の調査で世界各地に、この手の遺跡が眠っている事も判明した。旧世界とはどんな世界だったのか?世界に眠る未 調査の遺跡はいくつあるのか?これらの謎はPT(賞金稼ぎ)達を冒険に駆り立てるだろう。また、平穏そうな日々 にもかかわらず、各地で散発的な争いや突発的な無法者の騒動などもよく、バウンティ―ハンター協会に入ってく る。これらも、賞金稼ぎ達が冒険に出るきっかけとなる。いずれにせよ、新世界は冒険と謎に満ち溢れているだろ う
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