温森おかゆ(まんじゅう)さんの過去のタイムライン

2022年06月

温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2022/06/12 12:20[web全体で公開]
😶 TRPGは対話である
今のところ、クトゥルフ神話TRPGしか持っていないから、クトゥルフ神話TRPGからの引用ばかりではあるが、これのイントロダクションにいい言葉が書いてある。
「TRPGは社交そのものである」。
※「社交」とは…社会生活を営むために必要な、人と人とのつきあい(国語辞典より)
私はこの、「TRPGは社交そのものである」という言葉を何人も念頭に置いてTRPGをプレイするといいと思っている。

とはいっても、人によってはTRPGはイコール社交イコール人付き合いと言われてもそんなもん分かるか、と言ったところだろうか。何せ分かるわけが無いのだ、「人付き合い」が何たるかなど、はっきり分かってしっかりできる人間もなかなかいない。
人が何を感じ、何を思い、何を考え、どういった反応を返すか。それは誰にも分からない。だからこそ人付き合いというのは非常に難しい。個として全く別の人間が、互いにぶつかり合わない程度に付き合うなど、よく考えたら至難の業だ。それを私たちは日常的に紙一重で避けてどうにか過ごしているという状況なのだから、まったく素晴らしい。
それはともかくとして、そういう難しい技の上に成り立つのが「TRPG」なのだから、いつまでもあらゆる問題が起きては議論され尽くしているのは当然とも言える。
人付き合いなんて人類の永遠の課題のようなものだ。いくら正解があろうと、正解を的確にとっていける人間はあまりにも少ない。

ではその「TRPGそのもの」とすら言われるほど重要なのに、すこぶる難しい「社交」とは具体的に何をすればいいのかの話に移るが、私が今のところ思うに、「対話」である。
TRPGにおける問題。それを考える時に、私はまずそこに「対話」をテーマに置く。そうすると、不思議と大抵の場合、問題ははっきりしてくるのだ。
ひとまず大まかに「会話」と言ってもいいところを、ここではあえて「対話」とする。ここでの2つの言葉の意味は、とても重要な事だからだ。
「会話」とは、2人または数人の人が話をすること。
「対話」とは、向かい合って『対等の立場で』話をすること。
人付き合いはまず何にしても、「話す」ことから始まる。
顔をつき合わせているだけでは付き合いとは到底呼べないし、人付き合いと言える事柄には必ず「会話」がついてくる。
それでもって当然だが、その会話が上手くいかない場合、人付き合いには問題が起こる。

ここで諸氏に一度ご一考頂きたいが、これまでにTRPGの場面で起こった問題。
「対話」はそこにあっただろうか?
その対話に何か問題はなかっただろうか?
例えばそこに、円滑な「対話」が置かれればその問題は起こり得たか?
例えば、プレイヤーの独断による問題行為。
例えば、ゲームマスターによるシナリオの「吟遊」化。理不尽な判定。
個による全員への、全員による個への「尊重」があった上で、尚且つ円滑な会話が置かれたなら、その問題はそもそも起こっただろうか。
それでも問題が起こってしまうことも、まぁ無くはないのかもしれない。
だが今まで出会ってきた問題で、互いがどちらも対等に会話出来たなら、もしかすれば避けられたのかもしれない問題も多かったと思うのだ。
「対話」とは、会話に加えて互いが対等な立場に立って話をすることだ。
TRPGにしてそれが意味することは、GM、PL、そのふたつの立場を丸ごとひっくるめてTRPGの「いちプレイヤーとして」扱う、という意味と同義である。
それが欠けると必ずセッションには問題が起こる。誰かが嫌な思いをし、誰かが何らかの被害を被るのである。

具体的にどういうことか、ここに例を置く。

PL1:それでは、PC1はPC2に対していきなり後ろからグーで殴ります。
PL2:えっ。
PL1:判定成功。奇襲で回避できませんよね?ダメージ出します
KP:えっ。

正直こんなことがあると思いたくはない訳だが、残念なことに、似たような事例はいくつか確認されている。
一体これのどこが問題なのかと言うと、PL1の判断と行動にゲームキーパーとPL2が大いに困惑してしまっているということである。
さらに厳密に言うと、PL1は独断での宣言、ならびにKPを通さないダイス判定をしている。ここが問題だ。
それにより拒否する間もなく被害を被ったPL2と、止める間もなかったKPは大いに困ってしまったわけである。

ではその具体例に、「対話」を置いてみることにする。

PL1:PC1は乱暴なキャラクターなので、PC2に対していきなり後ろからグーで殴りたいんですが。
PL2:いや。嫌ですね。やめてください。
KP:許可できません。却下します。
PL1:うーん。じゃあ、「今はやめておくか」と思い断念します

これもだいぶ無理があるというか、一言目の発言の時点でいささか赤信号だとは思うが、前の例に比べて大きな問題は起きていない。
一応、PL1は他者に意見を求める余地を残し、ことが起きる前にその意見をしっかりと聞き入れたからである。
要するに、自分一人で決める前に、他者に「聞いた」のである。
確かに、PL1にとってPC1は自分の動かすキャラクターであり、他の誰のものでもない。現実なら人を殴る前に「殴りたいので殴っていいですか」など、わざわざ聞かない。
だが、これはゲームだ。しかも、全員が参加し、それぞれ尊重されるべき個々のキャラクターを持っていたり役割を持っている。
データ上だけでのやり取りとはいえ、その向こうには必ず「個人」がいる。それが、TRPGなのだ。
PVPや対立型と呼ばれるシステムならいざ知らず、協力型のTRPGで独断専行を行うと他者を巻き込んでしまう。
個人のプレイ方針はともあれ、そこに「対話」と「尊重」を置くだけでこれだけ違う。
これが、「社交」だ。これが、TRPGだ。私は最近こう思えてならない。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)お賽銭入れ
2022/06/10 23:26[web全体で公開]
それに関してはGM自身も思い詰めてしまう例もたまにみます。(特大必中確殺ブーメラン)
それはともかく、PL専の方にそういった思い込みが多いと聞き及びますね。ルルブにも書いてありますけど、GMだって立派なTRPGプレイヤーのひとりと数えられますし(ややこしいですが)楽しんでもいいんですよね!
じゃないと誰もしませんからね。GM。
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/09 23:18[web全体で公開]
> 日記:何もGMが全て受け入れる必要は無い
GMも参加者であることを忘れてる人は多いんですよねー。ポジション的に違うとはいえど、GMも自分のために卓立てていますからね。
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2022/06/09 22:00[web全体で公開]
😶 何もGMが全て受け入れる必要は無い
GM。TRPGにおいて必須と言えるセッションという名の舞台の監督。裁定者。ストーリーテラー。
役割が多く責任も多く、時によっては孤立し悩む立場にある、悲しくも楽しい役目。
GMたちは多種多様なプレイヤー達が集まる場で、自分を含めた全員が楽しいゲームとなるように導くのだが……GMだって一人の人間だ。
人によってはどうにも反りが合わない相手もいるし、プレイヤーによってはどうしても対応しきれないこともあるだろう。
「GMだって一緒にゲームする人を選んで良い」というのが私の結論だ。
正直、当たり前と言えば当たり前なのだが。

まぁこれは誰が悪いわけでもなくただ嗜好の違いとも言える、として今回は話す。マナーだの常識だのまでこの話で引っ張り出すとまた長くなるので。
大雑把にマナーだの常識だの絡めるなら、PLの方もGMのゲーム管理に任せて好き勝手暴れるのではなく、セッションに参加する全員に「協力」するスタンスで自分のスタイルを半ば調整した方がいいという話になる。

だが、PLのルーニーやリアルマンやマンチキンやリアルロールプレイヤーといったプレイの趣味嗜好は、度が過ぎれば問題に発展するものの、そこまででない程度であれば、言ってしまえば個人の嗜好に過ぎない。
それを頭ごなしに否定してあれするなこれするなと個人に向けて言うつもりは私には無い。だいたいそれだって一応立派なプレイ嗜好ではあるのだから、個人の意思で頭ごなしに唾棄するのも違うとは思う。

が。GMも個人だ。個人特有の「好み」くらいある。
みんな無茶苦茶してふざけて笑いあうのがいい!といったGMも、心に響くような美しいロールプレイが見たい!といったGMも、その嗜好はまた様々であると言える。つまりそのGMが「どんなPLに出会いたいか」だ。
オンセのセッションを見ていると、シナリオからそういった嗜好がなんとなく汲み取れるものの、やはり「どういった傾向のキーパリングをするか、どう言った傾向のプレイを好むか」というのは曖昧なように感じる。人がいないからフィルターかけたら遊ぶ所でないのでは?と言えばもちろんそうなんだけど。
GMであるからには、いざどのようなPLが来ても対応する必要はあるが、セッションの中で浮いてしまう人に困惑するGMやPLを発生させないようにする予防線は張っても構わないだろう。
合わないPLに対して合わせられないのはKPの甘さだろという意見に関しては、「こんなゲームにマジになっちゃってどうするの」と返させて頂く。何人も遊んでるわけであって接客サービス業してんちゃうんやぞ。

GMもそういった自分の嗜好を書いても全く構わないし、そうすることで合わない人と衝突することもまた避けられるのではないか、セッションに参加する人がある程度制限されるぶん、負担も少なくセッションを守れるのではないかと思った次第だ。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2022/06/08 20:37[web全体で公開]
😶 Not for me
海の向こうにはこんな言葉がある。
「It’s not for me」意訳すると「残念ですが私には向きません」だ。
人には向き不向きがあるのは当然であるから、「いい作品なのかもしれないけど、ちょっと私には向かないみたいだよ」みたいな意味合いで使われることが多いようだ。
で、なんでこんな言葉を出すかというと、「好きと嫌いにも尊重はあるよ」ということを言いたいのである。
私にも好きな作品はあって、その作品をけなされると悲しいことはある。だが「not for me(向きでない)」という言葉を知ってからは多少それがなくなった。
「ああ、あなた向きでなかったんだね」という感じだ。なんだったらその人が言っている好きな作品の悪いところを聞いて自分もそれを知っているなら、眉をひそめてそっと頷くときもある。
作品のいいところを味わうよりも、悪いところにストレスを感じてしまったのだろう。私もそう言うことがないとは言えない。
好きなものに対して妄信しすぎても嫌いなものを全否定しても災いを呼ぶ。かといえ大抵の人間というものは私も含めだいたい「主語デカめ」「誇張デカめ」で好きでも嫌いでもない話でも「言いすぎだろ」みたいなことはよくある。
好きなものは完璧だし嫌いなものは嫌い、といった気持の方が正直生きやすいが。好き嫌い程度で怒らなくて済むようになったとしても、今度は自分が相手の好き嫌いをどれだけ理解しようと相手は平気でこっちの好きなものをこき下ろして来る理不尽にいらいらしなければならなかったりするので。
閑話休題。

ややこしい話になるがこれは口酸っぱく言わないといけないので何度でも言う。
「自分には向いていない」は「存在すべきでない」ではない。つまり、好きか嫌いかで争う必要は本来ない。
そういう感覚は結構忘れがちで、だから私もいつも偏っている自分の立場を中間あたりに置いてどっちつかずな意見をわざわざ長々と言いながら、一言で終わる結論を説明していたりするわけだが、それはともかくとして。

好きなものは好きでいい。嫌いなものは嫌いでいい。
大事なのは、誰の好きも嫌いも、最低限は尊重されるべきだということだ。

ファンになるのはいいが、狂信者になるのはいけないという意味である。
嫌いになるのはいいが、モンスタークレーマーになるのはいけないという意味である。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)ミニ丸語
2022/06/07 19:40[web全体で公開]
> 日記:クトゥルフ初心者あるある~(大槻班長風に)/長いので畳
確かに初心者あるあるというか動画の影響色濃く残った初心者あるあるというか。
割合殆ど初心者の方に限った話でもない気がします。初心忘るべからずですね、本当に……
要ははっちゃけるにもそれなりの礼儀?親しみ?が必要って事ですかね
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)ミニ丸語
2022/06/07 09:02[web全体で公開]
ですねえ、そういう意味ではほんと楽だと思います〜
みんな最初からともだちです!ってのが多いですねー、それは好きですね
関係性考えるのも楽しいですしネ
ミニ丸語
ミニ丸語温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 23:19[web全体で公開]
> 日記:CoCのキメラ化はあまり問題ではないという話
HOが多いのはやるべきことがある程度KPもPLも把握してKPもやりやすいというのがあるかもですね
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 20:37[web全体で公開]
要は、セッションに集まったKP、PLが自分を押し付けるのではなく、集まったメンバーに合わせて遊ぶのが一番セッションが失敗しにくい方法だと思いますねw
全員がそういうきついセッションを望むのであれば、別にきついルールでもいいですし。あわない人にあわない遊び方を押し付けるのが揉める原因ですねぇ。特にCoC。
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)お賽銭入れ
2022/06/06 20:34[web全体で公開]
CoCの隆盛はCoCが多様化したからとも言えるのでねw
たぶんルルブまんまの感じでみんなが遊ぶことが決定づけられていたらここまでたくさんの人に知られてませんし、今現在までこのゲームが沢山の人に愛されることはなかったと思いますし
そういう意味でも同感です。柔軟に形を変えて楽しめるゲームである事が一番大事です。
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 20:26[web全体で公開]
ですねえ、それを楽しむ人が居るから需要があるわけで
確かに野良卓の悲劇は聞いてて辛いですが、よく考えたら野良卓募集って自己紹介が足りていないのでは?という感じですし
今こそオタク戦士特有の棲み分けが必要なのではないかと!
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 20:13[web全体で公開]
少なくとも人を選ぶような遊び方でスタンダードはないやろ!ってつっこみたいですね。
クソ読みづらいルルブ読めば読むほど、ネットで一般的に認知されているであろう遊び方は、全然ルルブの公式ルールではないですし。意外とルルブの公式のルールはもっとゆるいですからね・・・。
ともあれ、参加者全員が楽しめるか否か、これがTRPGの根底ではないかと思います。
袴
温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 20:09[web全体で公開]
> 日記:CoCのキメラ化はあまり問題ではないという話
武道や学生探索者、幼年探索者など本家本元にはないアーカム計画独自の追加ルールもあるわけですしね
その国、そのコミュニティでの独自性はあって当たり前ですよね
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)お賽銭入れ
2022/06/06 20:08[web全体で公開]
こう言っちゃなんですけど色々言い訳を付けて自分の知っているCoCこそがスタンダードだとか思いたいだけで、割とそこに論理とか根拠とか具体的な提案とか確かなものはないですよね(自己分析)
まぁ避けて通る権利はありますけど…
いつまでも気持ちは新しい気でいました、最近は厄介な古参にはなりたくねえなぁと思う次第です
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 19:56[web全体で公開]
> 日記:今日のよもやま~速さが足り過ぎた話~
どんな部屋か今から楽しみですなぁ。
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 19:47[web全体で公開]
> 日記:CoCのキメラ化はあまり問題ではないという話
原作スキーとかでも結構ルルブ無視して遊んでますからね(SAN0でロストもそう)。結局正解らしい正解なんてCoCには元から無いです。
システム
システム温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/06 15:08[web全体で公開]
新しいセッションを作りました。
温森おかゆ(まんじゅう)さんは06月10日21時00分に開始予定の新しいセッション:
【クトゥルフ神話TRPG】【参加者決定済】絶望の孤島を作りました。
//trpgsession.click/session-detail.php?s=165449570087117okayu
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/05 08:58[web全体で公開]
修羅というかジャンキーというか。
わかるんですよ!気持ちは!やりたいのも!!
でも、それで他者に迷惑をかけることもあるし、決して良いことではないっていうことは忘れないでほしいんですよね。
そんな無理無茶はいつまでも続けられないですし、いずれは事故を起こしますからね・・・。
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)お賽銭入れ
2022/06/05 08:52[web全体で公開]
> 日記:たまに思うことだけど笑い事ではないです(注意喚起系)
卓修羅って言われる人の事ですかねぇ
それで流れてしまう卓もあるとかないとかでちょっと悲しみを生んじゃう時があるタイプですね
誇るように語ることではないというか〜そもそもあんまりやんない方がいいよ〜みたいな事ですよねぇ、卓修羅嫌う人は嫌うし
楽しそうな卓がいっぱいあるのは分かりますけど
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/02 20:59[web全体で公開]
ファッ?!(二度見
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)おーじ
2022/06/02 19:04[web全体で公開]
その辺りは話の趣旨とはまた別だからとちょいと適当すぎましたか
その後で説明されているように、プレイヤーは基本的にKPの「ゲーム管理」に従うというTRPGの基本ルールのことです。
「卓」で従うべきは基本的にKPだよ、という意味です。
勿論KPの采配がまずい時は物申しても構わないと思っています。
「人」としてならKPだろうがPLだろうが偉い偉くないの優劣は全くないです。
書き直しておきます
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2022/06/02 18:25[web全体で公開]
😶 TRPGに関する創作スキルの重要性
誤解がないように言っておくが、創作ができる人というのは非常に素晴らしい。
確かに強い。絵が描ける、音楽が作れる、文字が書ける、etc...
それら全て、生半可な知識量ではできない技術だ。

だが結論を言おう。
それが「TRPGを囲む人間」の優劣を決めるわけでは決してない。
TRPGは結局ゲームだ。絵が描けることは確かに凄い。だが、マジな話、ゲームにおいて重要なのは得てしてそういうサブスキルではなく、プレイヤーとしてのマナーや「上手さ」だと思っている。

というのも結構前であるが、某SNSでどこかの自作立ち絵師プレイヤーが「絵が描ける」ことを理由にKP含むプレイヤー全員の中での優劣を決めてしまったという話を見てしまったため、今一度反面教師兼覚え書きとして書いている。
正直事実であってほしくは全くないし、いっそ完全な釣りであった方が心は穏やかだが……その騒動を完全な外野から眺めつつなんとも言えない気持ちになっていた。

ゲームを遊びに卓を囲むにあたって、絵が描けるってのはそれ自体で凄いことではあるが、TRPGにおいては少々花を添える程度だ。悪く言いたいわけじゃない。「別」だと言いたいだけだ。
だから、絵が描けるだの描けないだので勝手に人間同士に優劣を決めるのは、いかに素晴らしい創作者であっても、人としては全く凡愚のすることだ。
それは創作者ではない人にも言える。創作者者であるにせよないにせよ、一人のプレイヤーとしての誇りと矜恃はしっかり持っていて欲しい。
そりゃ自分で何かを創れるというのはすごいことだ。褒められていいことだ。
だがそれで人間の上下を決定する根拠には全くなり得ない。なってはならない。
せいぜい自作立ち絵作ったところでキャラクターの解像度がすげえ上がる程度のことなのだ。それがすげえんだけども。だけども。

で、ここまで当社比で言うととても丁寧にフォローを入れつつ懇々と「創作スキルがあるからって人間の優劣を決めてはならない」とは言ったものの、ではそれとは別にTRPGをするにおいて重要なスキルと言ったらなにか?
という話でさっき「プレイヤーとしてのマナーや『上手さ』」という話を出した。

誤解されるような言い方をして申し訳ないけれど、これもまた、「人間同士の優劣」を決定する材料にしてはならないので理解して欲しい。
なんにせよ、TRPGの円卓に座る身なら「一番ゲームの裁定に関する権利があるのはKP」であることには変わりない。PLは卓に座る以上、KPの話をよく聞いて、そしてよく従い、KPの裁定に疑問が生じたりした時にはよく話し合う必要がある。
だからと言って、一人一人別の人間としてはキーパーが偉いわけでも、プレイヤーが偉いわけでもないのだ。
そこまでいくともうただのイジ〆か差別あたりに繋がってしまう。

閑話休題。
いつもよりも注意深かったせいでいつもよりややこしい話になってしまったが……。
では「TRPGというゲームをする上で重要なスキル」の話に戻ろうと思う。
まずマナー。端的に言えば「相手を不快にさせない礼儀」だ。そう、言っちゃ悪いが少し前にテレビで見られたマナー講師の方々に半端じゃなく欠けていらっしゃったものだ。あれは寧ろ、綺麗な反面教師だと思っている。
その辺は少し考えれば分かると思うし、わかって頂きたいし、マナーに関してここで説明するとハチャメチャに冗長になるので各自ご一考頂きたい。

で、次に「上手さ」だが……こちらは少し細かくなってしまう。
端的に言えば「ゲームを円滑かつ、楽しく進めるやり方」のことだ。
これに関しては説明している自分が耳の痛くなる話であるのだが、例えばレスポンスの速さ。PL同士の場での「社交」スキル……有り体に言えば「コミュ力」だろうか……そして、「自分の入力が終わったことをテキセで周囲に知らせる合図をロールプレイの末尾につける」「ロールプレイとは別に、プレイヤーとしての考えをきちんと共有する」などの小さな配慮のこと。
これに関しては一朝一夕で得られるものでもないのは言うまでもない。
ここには挙げるが、だからと言って今からこのスキル身につけて行けなどと無茶振りをするつもりは無いので、そういうのも大事だと思われることもあるんだな、みたいなことを頭の4畳半の片隅にでも片付けて置いて頂きたい。

結局何が言いたいかと言うと、TRPGは人と人が平等に協力するゲームであることが殆どである。対立型であろうとも、「人」同士最低限の礼儀を忘れるようではいけないだろう。
親しき仲にも礼儀あり。
礼儀は大事だ、いついかなる時と場合においてしても。
いいね! 25
温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)お賽銭入れ
2022/06/02 12:15[web全体で公開]
ありがとうございました
その節は大変お世話になりました、そしてお疲れさまでした!
老婆心でも、結果としてとてもいい時間になったこと喜ばしいことと思います。
KPのもちゃんと別でご用意いたしましたのでついったをご覧ください……^^
お賽銭入れ
お賽銭入れ温森おかゆ(まんじゅう)
2022/06/01 03:44[web全体で公開]
> 日記:楽しかった冬山ホラーインザナイト
お疲れ様でした~!!
出すぎたまねですが、楽しんでいただけたようでよかったです。
記念絵がまたいいんだなこれが。

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