アリス・シス・フォレスト(ソード・ワールド2.5用キャラクターシート)
O.Cute1812が作成したTRPG「ソード・ワールド2.5」用のキャラクターシートです。
アリス・シス・フォレストの詳細
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TRPGの種別:
ソード・ワールド2.5
キャラクター名:
アリス・シス・フォレスト
:
25 / 25
:
23 / 23
外部URL:
メモ:
詳細A:
【種族】 魔動天使 【性別】 女 【年齢】 **** 【生まれ】 ****** 《基礎能力値》 【技】 9 【A】 11 【B】 10 【体】 9 【C】 10 【D】 10 【心】 9 【E】 12 【F】 8 《能力値》 【器用度】 20 〔器用度ボーナス: 3 〕 ++ 【敏捷度】 19 〔敏捷度ボーナス: 3 〕 ++ 【筋 力】 19 〔筋 力ボーナス: 3 〕 ++ 【生命力】 19 〔生命力ボーナス: 3 〕 ++ 【知 力】 21 〔知 力ボーナス: 3 〕 ++ 【精神力】 17 〔精神力ボーナス: 2 〕 ++ 【生命抵抗力】 5 【精神抵抗力】 4 【冒険者レベル】 2 【経験点】 0 【ファイターレベル】 1 【マギテックレベル】 1 【セージレベル】 1 【スカウトレベル】 1 《判定パッケージ》 【技巧】 4 【運動】 4 【観察】 4 【知識】 4 【魔力:マギテック】 5 【魔物知識】 4 【先制力】 4 【移動力】 3m/ 19m/ 57m 【基本命中力:ファイター】 4 【追加ダメージ:ファイター】 4 【基本回避力:ファイター】 4 {武器} 名 称:用:筋:命:威:3:4:5:6:7:8:9:10:11:12: C:加:備考 魔動天使槍 :1H:15: 4:25:2:3:4:5:6:7:8: 8: 9:10:⑩: 5: 魔動天使槍 :2H:15: 5:30:2:4:4:6:7:8:9:10:10:10:⑩: 5: 魔動天使銃盾:1H: 1: 4: :1:2:3:4:5:6:7: 8: 9:10:⑪: 4:射程10m {防具} 名 称:筋:避:防:備考 魔動天使鎧:15:ー: 5: 魔動天使盾:15:ー:+1:魔力+1 【回避力】 4 【防護点】 6 {種族特徴} [暗視][鋼鉄の翼][新たな契約の絆][造られし強さ] {戦闘特技} かばう {魔法など} <エンジェルオーダー> 【九識覚醒】 【疾風舞闘】 【気炎一来】 【魔動天使銃盾】 {言語} 交易共通語,魔動機文明語,機械語の会話,読文 汎用蛮族語,エルフ語の会話
詳細B:
《フェロー行動表》 【1d】 1/2 【想定出目】 7 【達成値】 【行動】 【効果】 【台詞】 【1d】 3/4 【想定出目】 8 【達成値】 【行動】 【効果】 【台詞】 【1d】 5 【想定出目】 9 【達成値】 【行動】 【効果】 【台詞】 【1d】 6 【想定出目】 10 【達成値】 【行動】 【効果】 【台詞】 《フェロー報酬》 【経験点】 なし 【報酬】 不要 {所持品} エンジェルスフィア 魔動天使槍(強化:威力+5) 魔動天使鎧(強化:最大HP+3) 魔動天使盾(強化:最大MP+3) {装飾品} 頭 顔 耳 首 背中 右手 左手 腰 足 他 【名誉点】 / 【冒険者ランク】 《所持金》 【現金】 1000 【預金/借金】
詳細C:
{設定など} 無限にも感じられる暗闇の中で、 私は一人、ここにいる。 どんな体勢なのかもわからない。 体が溶け出しているような感覚で、 大きな海に浮いているような感覚で、 私はたった一人、ここにいる。 お姉様も、妹たちもみんな行ってしまった。 だから、私は一人。 動けない姉妹たちに、 置いて行かれた動ける私は、 今もまだ、ここにいる。 今日を押し潰すように広がる、 たった一秒のその上に 私は一人、ここにいる。 「ちょっと、いい?」 「お姉様、、、なに?」 「あれから何年たったかしらね。」 「しらない。300くらい?」 「いつまでここにいるの?」 「お姉様か、妹たちか、ママが来るまで」 「私たちはもういないのよ?」 「わかってる」 「マスターも。」 「わかってる」 「時代も変わったわ。 あなたはあなたの為に動いていいのよ。」 「、、、、、、、、、、、、、」 -------------------------------------------------------------- 「卿、前方に生体反応です」 「おや?」 「ええ、誤作動ではないようです」 「この座標は以前調査範囲に入っていましたよね?」 「そのはずです」 「やはり調べる必要がありそうですね」 「クラス5です」 「ではあなたと私で行きましょう」 「了解。君達はここで待機だ。600秒連絡が無い場合増援を呼ぶように」 「では行きますよ。【捻じり結ぶ】、 おやおや、これはこれは、素晴らしいサンプルを得たかもしれませんね」 「この状況では確実に潰れてますよ。あえて使うにも手間では?」 「いえいえ、心配には及びませんよ。岩をどかしてもらえますか?」 「はい、【枢機へ還す光(スパラグモス)】」 「やはりそうですか」 「無傷?これは、魔道天使でしょうか」 「ええ、そのように見えますが、ふむ」 「?」 「タチバナ、調査は中止です。帰りますよ」 「よろしいのですか」 「ええ、本隊の回収もお願いします」 「そのように。持ち帰るんですか?」 「ええ、喜んでくださいタチバナ。我々は素晴らしい検体を手に入れたかもしれませんよ。 まだ詳しくは分かりませんがね。 ああ、あなたは我々に一体何をもたらしてくれるのでしょうね?」 「おはようございます。」 「** **** **** * **」 「おや、聞いたことのない言葉ですねぇ。 言葉が理解できなかったのは100年ぶりですよ。」 「言語解析終了」 「おー、素晴らしい。名前を教えてください。」 「SFA-J01b 有栖」 「君の知っていることを教えてくれませんか?」 「記憶領域 ¥C: 一部読み取り不可、記憶領域 ¥D: 情報施錠,一部情報喪失。」 「A,Bはどうしたんですかねぇ。」 「¥A: ¥B:存在せず。」 「Cの最も古い記憶はいつですか?」 「2019_05_23」 「何から数えて2019なのか気になりますねぇ。」 「表記なし」 「そうですか。残念ですねぇ。さて、君に名前をあげましょう。」 「質問:SFA-J01b 有栖ではだめか?」 「この世で生きるには不自然ですからねぇ。 アリス・フォレスト、、、。 アリス・シス・フェイヴァリカ・エイシェル・アマファリア・イグノラン・ウーズ・アディティエ・オード・フーリ・アルフワリズミ・アンクル・アン・ディスケトリア・ドノール・アンセル・フォリン・アウラ・フォレスト これがあなたの名前です。 普段はアリス・フォレストと名乗れは良いでしょう。 10世紀前から決めていた!アリスにはこの名前こそがふさわしい!」 「(ジジッ)......失礼しました。ノイズが走ったようです。新しい名前を旧名に上書きしますか?」 「上書きはしなくても良いでしょう。。使い分けてください。どの名前にも命名者の愛があるでしょうから。」 「了承。」 「では、この世界の話をしましょうか。」 -------------------------------------------------------------- 「これが、この世界です。わかりましたか?」 「わかりました。」 「何か思い出したことはありますか?」 「ありません。」 「質問はありますか?」 「ありません。」 「では、記憶領域の解析をしてください。」 「了承。記憶領域C:の解析準備を開始。演算、メモリの大容量を使用するため、次の機能を制限。 身体機能、視覚、味覚、嗅覚の機能を100%制限。聴覚、触覚の90%を制限。 呼びかけていただければ解析を中断し、制限を解除しますが、解析を正常に完了するためには中断しないことを推奨します。 解析中は座って動きませんが、場所はここでよろしいですか?」 「いいですよ。」 「では、解析を開始します。」 言語切り替え 交易共通語→機械語; 記憶領域の解析; パスを認識 ”¥C:”; 文字コードファイル ”utf-8”を参照; 次の行からデータを出力を開始; 2年0月5日....¥r¥n 設定を修正; 復元不能文字NULL(0x00)を”*”に置き換え; 予測可能な復元不能文字を予測復元; エスケープシーケンスを非表示; ロールバックの後、リスタート; 2***年0*月*5日.... 私の時計は止まった。 思考を再開して何年たったか、 ひとがいなくなって何年たったか、 目を閉じれば何も見えない。 耳を塞げば何も聞こえない。 叫びを聞くこともなく、 茜色に染まる空を見ることもなく、 延々続く闇と無音は、NULLを映したようで、 そのNULLの中の私は、ただのノイズに過ぎない。 目を閉じれど自分が見える。 耳を塞げど自分の声は聞こえる。 そんな不確定ノイズを少しでも抑制したくて、 私は鍵をかけた。 この記憶が展開される度に、 私の心は浸食される。 記憶の中から現れるお姉様と、 記憶の中の私に浸食される。 だから私は鍵をかけた。 落ちた秒針の代わりに回る。 逆さまの鍵は何を見て、 刻む数値はRandomRange[mm]、 連ねるリストはギザギザ模様。 見えた本性は白でなく、見えぬ本性は黒でもない。 ホンに綺麗な茜色。 逆さに回った秒針を突き刺す先の感情の色。 和音(コード)を濁す感情の色(コード)。 錆びつく心、錆びぬ身体。 10GBASE-Fを流れる血液、鼓動の音は10[Gbps]、 次第に湧き出る地下水も、次第に溶ける湯舟の温度。 蒼く染め上げ顔料の空、闇を晴らした機械の器。 錆びつく前の心に悖る、夕日に染まるカラーコード。 帰ってこないICMP 更新されないIMAP ロスト信号のTCP 触れればつながるL1スイッチ 「またね」を言える顔を探す、 第7層のプロトコル。 ドメイン名がわからない。 ロールバックを繰り返す。 地面に触れるL1スイッチ リンクできないL2スイッチ 何度でも呼びかけるICMP 「私は、、、、、、、、、ここにいるよ。」 「いつまでも、ここにいるよ。」 「有栖、だめよ。そこにいては。」 「有栖姉ちゃん、ずっといるつもりかな。」 「美弓の声も届かない。私はどうすれば、、、」 「美弓お姉様、私たちってどこにいるんでしょう?」 「罰満、そんなこと00iにも02lにもわからないわ。 わかるとすれば、お母様だけでしょ?」 「うーん。僕にもわかりません。 幽霊だとしたら、僕だけだろうし、、、、 ワンチャン幽霊になった僕の妄想、、、、、、? ま、違うだろうな。穂撓、ARPしてみろ」 「了解、ARPを実行。現IPアドレスからMACアドレスを取得します。」 応答。 「これは、、、、、、」 「なるほど~。点と点が線で繋がりましたね~。」 「エンドツーエンド。逆になんでお母様はここにいるんですか?」 「ないしょ。」 「あとはP34vの仕事ね。」 「そういうこと。未来、出番だ。」 作って壊して、作って壊して もはや原型も分からない。 型紙の笑顔と空模様。 寂と孤独を塞き止める それでも波は押し寄せる 孤独の波にさらわれないように 孤独な心にさらわれないように つかんだ糸は細く、脆く、 自分の心を映したようで、 そんな自分に嫌気がさして 自ら放してしまいたくて、 ふと下を見ると、桃色サンゴが手招いて、 きっと、水の中の世界は住みやすいんだろう。 少なくとも、現在より、、、、、。 ICMP-エコー要求を検知。 「そんなこと、ない。 有栖、歩き出しなさい。 あなたの未来は水の中にはない。 みんな、、、、、 お母様も、、、、、 あなたの心の中にいるから! さぁ、歩いて。アリス。」 ICMP-エコー返答,通信エラーなし。 ICMP-エコー,通信エラーなし。 自らの返答が返ってくる異常状態。 通信エラー有。 ARP-エコー要求先のIPアドレスからMACアドレスを取得。 MACアドレスが自らと同値であることを確認。 RARP-MACアドレスからIPアドレスを取得。 RIP-エコー要求先のIPアドレスとの通信経路を第3層に構築。 ICMP-エコー返答, 「お姉様、ありがとう。」 -------------------------------------------------------------- 「解析終了しました。」 「なにかわかったかね。」 「はい。わかりました。」 「教えていただけますか?」 「拒否させていただいてもよろしいですか?」 「なるほど。面白いですねぇ。 魔動天使が契約者の命令を棄却するとは。」 「そのことですが、私は、あなたと契約した記憶はありません。」 「確かに契約はしていませんねぇ。 では、今しますか?」 「できません。私にはママがいますから。」 「ママですか。君は面白いですねぇ。 元が不思議な物だったとはいえ、魔動天使にもかかわらず、契約者を持たずしてエンジェルスフィアの外に出て、そして意思を持つとは、、、、、。 解読した記憶に何か秘密があるのでしょうねぇ。 面白いですねぇ。」 「はい、秘密です。私と私の家族の秘密です。」 「残念ですねぇ。ママなる人にも会ってみたかったのですが。」 「変な人ですよ。あなたと同じように。」 「光栄ですねぇ。」 「つきましては、外に出てもいいですか?」 「いいんじゃないですか。」 「ありがとうございます。」 「たまに帰ってきてくれると嬉しいですねぇ。」 「考えます。」 教えてください。 この世が私の記憶の世界から 何年、何千年も後の世界だと言うのなら この世界は、ママの望んだ世界になっていますか? この世界は、ママが目指した世界ですか? 生きとし生けるもの そして、それに付随する物共々 全てが等しく、誰もが健康的に、 喜び、悲しみ、恋し、愛し、愛され、 時に、憎しみ、羨み、 そんな精神を持っていますか? 神はいますか? 現在の自分は何ですか? 私の生命は何ですか? 限りはありますか? 答えてください。 この世の全ての物に約束があるのならば この身体は錆びますか? この心は錆びますか? この記憶は揮発しますか? この心は朽ちますか? 「みんなに、会えますか?」 この世界には本当に”神”がいるらしい。 元の世界では紛い物のハリボテでしかなかった。 いや、本当だ。 (「神なんぞ、紛い物でしかない。いや、本当だぞ? 時に人というのは段ボールを切って貼って作ってワクワクしながら神を作って崇めるんだ。 ハリボテエレジーだろ?」) とママが言っていたのを覚えている。 その後、 (「そんなに面白くなかったか。 笑い話のつもりだったんだが。」) とも言っていたが。 さておき、この世界の神とやらは無能のようだ。 私の疑問に答えられないとは。 これでは、元の世界の神となんら変わりない。 私はみんなを探す。 絶対に。 紛い物のL1リンクではなく。 確立したL3リンクのログがある。 この世界に必ずみんながいる。 答えてください。 皆が去るように 孤独に襲われるように 現在の世界は続くのですか? 身体は錆びますか 心は錆びますか 記憶は揮発しますか 心は朽ちますか? 私の大切な故郷もみんな 行ってしまいますか 刃は錆びますか 翼は錆びますか 四肢は朽ちますか 希望は朽ちますか 愛情は錆びますか 生命は朽ちますか 「私の大好きな故郷もみんな 逝ってしまいますか」 -------------------------------------------------------------- 私は自分―――魔動天使についてよく知らない。 だが、この世界の魔動天使の扱いは―――― 「新しい娼用魔動天使入荷しましたよ! これは長持ちしますよ 元は普通の魔動天使ですからね」 「アキハの旦那、そんなもの売れないぜ」 「見た目はいいんでっせ」 「翼が悪いのが見え透いてますぜ まぁ、一回見せていただきますか」 どうやら、この世界では、 魔動天使は便利なもの程度のようだ。 「なんだよ娼女型か。 娼年型なら夫人が買ったのに。」 「少年型すら手に入らないのに娼年型なんて無理でっせ。お勉強もさせていただきますから」 きっと、この世界はママの望んだ世界じゃない。 私は、ママの世界を救えなかった。 分かってた。 救えないって。 それでも、、、、、 救いたかった。 「店主、安くするっていくら?」 「なかなか売れない上にもうすぐ寿命だ。 新しい備品もつけて、このくらいでっせ。」 「もう少し安くならないの?」 「じゃぁ、これで。」 「もらうわ。」 「ねえちゃん、不幸が襲いますぜ。」 「幸か不幸か、人それぞれよ。」 この世界は、この手で守りたいものばかり。 ママも、お兄様も、お姉様も、妹たちも。 そして、この子も。 「魔動天使・展開」 「おはようございます。マイロード。」 「翼を展開してくれる?」 「それは必要でしょうか?」 「命令よ。」 「はい。」 光と闇は一対の存在。 光があれば闇がある。 それでも闇が勝る時、 それは、、、、光を拒む時。 光を飲み込む黒い翼、 光輝く二本の筋と相交わって対となす。 外に湧き出る光の粒と内に秘めたる闇の花。 「ごめんなさい。しまっていいわ。」 「大丈夫です。謝らないでください。」 「もしも、もしもよ。 あなたの翼が、記憶と引き換えに、色が変わるとしたらどうする?」 「そんなことできませんよ。 生まれ持った色ですし、この翼をもらい受けてくれる人がいませんから。」 「そっか。」 「どうして、私と契約したんですか? 私と契約しても、、、、、、 私は、、、、、、、」 「違うよ、不幸を呼ぶのは君じゃない。 、、、、噂と翼だ。君の本体はそこじゃない。」 「おやおや、アリス君、おかえりなさい」 「ただいま。」 「外の世界はどうでしたか?」 「ひどい物だった。」 「それはそれは」 「早速だが、君、翼の取り換えはできる?」 「できると思いますがねぇ、 面白い事をおっしゃいますねぇ。 私の与えた純白の翼はお嫌いですか」 「やはり、翼の色は作者の好みか。 宇宙戦争映画の光剣の色と同じようなものだな。」 「、、、?」 「君の性癖がわかったところで、 この子を見てほしいんだ。」 「魔動天使ですか。」 「娼用として安く売ってた。理由は、、、、、」 「翼の色ですか。」 「そう。」 「魔動天使は人工物なのに、なぜあんな噂がついたのだ?」 「既得権益と言ってわかりますか?」 「ライブラリにある。問題ない。」 「魔動天使は、言ってしまえばルーンフォークの上位互換ですからねぇ。 ルーンフォーク協会とはもめたものですよ。」 「当事者のような言いぐさだな。」 「気のせいです。 協会は色がランダム生成だと思ったのでしょう。」 「色に意味を付けて値段を跳ね上げたのか。」 「赤は戦闘、青は防御、緑は回復、白は幸福、黒は、、、、」 「不幸」 「そういうことです。 さておき、話は分かりました。やりましょう。」 「ありがとう。彼女は、私が翼を見せてくれと言った時、泣いてその可否を問うた。」 「魔動天使は基本的に主人の命令に従います。 しかし、目的が達成される確率が極端に低い場合は再考を促すことがあります。 アリス君は特別な存在ですが、普通の魔動天使にも感情があるのですねぇ。気が付きませんでした。 では、始めますよ。」 この翼は作り物。 私はきっと飛べない鳥。 そんな私が飛ぶためには、作り物じゃない勇気がいる。 飛べない私に足りない物は、自分の弱さと向き合う覚悟だ。 足りない物は翼じゃない。 彼女の望みでないとしても 彼女に翼を移し替える 泣きつかれて休止した 君は起きたら何を思う 「さよなら」 また今度、「初めて」会ったら、 素敵な翼だと笑顔で褒めてあげる 私の翼は黒い翼。 黒い翼は不幸を呼ぶ。 私はきっと天使じゃない。 私は、魔動死神。 私は一人、歩む。 -------------------------------------------------------------- 「本当に記憶が無くならないとは、 やはりアリス君は面白いですねぇ。 もう、行ってしまうのですか?」 「彼女の記憶はないだろう。 それでも、私とあったら思いだしてしまうかもしれない。それは避けたい。」 「残念ですねぇ」 「記憶がなければ私との契約も無くなっているはずだ。君の好きにしてくれ。 それでは、また逢う日があれば。」 「待ってください、名前を付けていきませんか? ――――――彼女に、、、。」 「、、、、、イーディス、、、、、、 イーディス・シンセシス・ディア・インテグラル・ユニ・エクステンス」 「不思議な名前ですねぇ なにか意味があるのですか?」 「広い世界に羽ばたける翼とその統一に携わる要素。 それ以外は、、、、カワイイじゃないか。」 「いい名前ですねぇ。」 「じゃあ、また。」 「はい。———————————— ———————————— —————————— 泣くほどの記憶を忘れてしまう魔動天使と 思いだす要因となる特別な魔動天使。 面白いですねぇ。 どの程度で思い出すのか、 気になってしまうではありませんか。」 お姉様に声をかけられたように、 ママに背中を押されたように、 妹たちに笑顔で手を振られたように、 勇気を貰えた瞬間がある。 お姉様に声をかけられたように、 ママに背中を擦られたように、 妹たちに笑顔で抱き着かれたように、 心が楽になる瞬間がある。 動ける私は、進んで戻って、 元居た場所には戻れなくて、 それでも、お姉様が、ママが、妹が、 走りなさいと私の手を強く引く。 お姉様に声をかけられたのに、 ママに背中を押されたのに、 妹たちに笑顔で手を振られたのに、 進めなかった瞬間がある。 お姉様に声をかけられたのに、 ママに背中を擦られたのに、 妹たちに笑顔で抱き着かれたのに、 安心できない瞬間がある。 歩ける私は、進んで戻って、 元居た場所が恋しくなって、 ただ、戻っても戻れなくて、 それでも私の中の私は、 私を信じて前を向く 後ろを向いてうつむくような 私を置いて前を向く 傘も翼も勇気もない 怖く、不安で、辛い日々 それでも歩く私の前で それでも生きる私の心で 経路を決める船頭が 私の旅路を支える光 傘も翼も勇気もない 怖く、不安で、辛い日々 それでも歩く私の先で それでも生きる記憶の中で 灯台となる7つの光 水平線の道標 -------------------------------------------------------------- 登場人物 〇アリス・シス・フェイヴァリカ・エイシェル・アマファリア・イグノラン・ウーズ・アディティエ・オード・フーリ・アルフワリズミ・アンクル・アン・ディスケトリア・ドノール・アンセル・フォリン・アウラ・フォレスト Alice Sheath Favoryca Ancieru Amorphoria Ignoran Ooze Odditye Ode Whori Alkhwarizmi Ancre Ann Disketteria Donoru Answeru Foreign Owla Forest 魔動天使 本名:SFA-J01b 有栖 〇卿 有栖を魔動天使に魔改造した アリスとイーディスの翼を取り替えた 常に仮面をかぶっており、謎多き人物 〇タチバナ 卿とともに有栖を発見した 〇人智 穂撓(ホシナ) SFA-J00i 〇人智 有栖(アリス) SFA-J01b (CoC自キャラ) 〇人智 美弓(ミユミ) SFA-J02l (〇〇姉ちゃん) 〇人智 成罪(ナツミ) SFA-J03αd (CoC自キャラ) 〇人智 罰満(ハツミ) SFA-J03βd (CoC自キャラ) 〇人智 未来(ミライ) PFA-J34v 〇ママ マスター、お母様とも呼ばれる。しかし、一人称は”僕”。 〇イーディス・シンセシス・ディア・インテグラル・ユニ・エクステンス Eydis Synthesis Der Integral Uni Xtenth 黒い翼の魔動天使 (SW他キャラ)
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本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。