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😶 廃墟シナリオ考 昨日作った廃墟シナリオの舞台が現代でないので、今日も授業を受けながら廃墟のことを考えていました。 ダムに沈んだ街、閉鎖した鉱山の街、バブルが弾けて開発の頓挫した街、事件や事故で人々が立ち去ってしまった街、色々なネタがあるけれど、どれが1番自分の好みなのかな? 気付いたら突然見知らぬところにいました、でなくて、探索の延長で辿り着いたような流れで廃墟を出したいな。 古いポスターや人形や遊具がそのままだといいな。植物が生えてて青空がキレイで。社会風刺や過去の社会問題も加えて肉付けしたいな。 色々考えて、そこでハタと疑問に思ったこと。 自分は廃墟の何が好きなのだろう? 色々考えましたが、結論として、人の営みの過去が錆びつき苔むし朽ちていきながらも、しかし、光は充ちて緑が新たに息づいていく、死と再生が融合している様が好きなのかなと思いました。 確かに人が住んでいた、でも人は何故か生活の面影を多く残して消えてしまった、伽藍として虚しいはずなのに変わらず世界は回っている。 生活や文化、喜びや悲しみ、人間の人生そのものを突き放し、平等に無意味なものとするような、歴史にすらなれないような、そっけないその虚無感がたまらないのかなと。 そう合点しました。 そしたら途端に筆が進まなくなりました。この虚しさを共有できるような物語がこの世にあるだろうか、と。 なんというか、エンディングが無いのです。ただ、廃墟をプラプラして、誰かが残す気もなかった遺物を辿るだけのシナリオが面白いだろうか。 そもそもクトゥルフじゃないだろう、と。 ということでシナリオはポシャンしました。自分の好きな廃墟を心に仕舞うことにしました。 いつか不意に良い感じに熟成されて現れるのか、別システムとマッチして現れるのか、このまま自分と共に朽ちるのか分かりませんが。 気長に考えようかなぁ、そう思います。 こういう気分は置き去りにするくらいが丁度よいのです。
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