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2021/05/28 01:16
😍 【DX3】《リミットブレイク》!すごい!本当にすごいんだ! 初めましての方は初めまして、ウバと申します。 前回の日記でビルドについて思考を纏めるのが楽しくなったので、今回はまた違った趣旨でPCのビルドについて考えてみたいと思います。 先の日記では、最初から全力を出せますが爆発力が不足しがちなクイックスタートビルドと、爆発力はあるものの大器晩成で思うように動けない時間が多いスロースタートビルドを紹介しました。勿論あれはある程度ビルドの傾向をわかりやすくするためにあえて二極化したものです。名前も超適当。 本来DX3のプレイ経験を積んで慣れたPLの方は100%を超える前と超えた後を意識して、強力な制限エフェクトを切り札としてバランスよく構築しているものです。 ですが、スロースタートビルドのように制限エフェクトを取得しながら、クイックスタートビルドのように最初から全力を出せる夢のようなビルドの草案があるので、ちょっとご紹介をさせてください。 これから長々書き連ねるビルド案を一言でいうなら、ピュアブリード専用Dロイスで取得できる《リミットブレイク》を取得したビルドになります。 《リミットブレイク》は、Dロイス:申し子で1つだけ取得できる専用エフェクトの1つで、シナリオLV回、組み合わせたメジャーアクションで「エフェクトの侵蝕率制限を無視して組み合わせる」ことができます。簡単に言うと侵蝕率100%未満のサラマンダーが《プラズマカノン》を撃てます。 注釈を入れると、このエフェクトが登場したのはDロイスを掲載した上級が初で、その時点では決して強いエフェクトではありませんでした。ただ様々なサプリが出る中で、《リミットブレイク》は中々に刺激の強いエフェクトになりました。 端的に言うならアージエフェクトとウロボロスの登場が原因です。 アージエフェクトは、本来ジャームぐらいしか使えない(踏み倒す手段がないわけではないですが)120%エフェクトをPC向けに調整したものです。 アージエフェクトはコストこそ重めですが、120%を超えてたら端から連発できたものじゃないと想定したためか回数制限がないものが多くあります。《リミットブレイク》は当然、アージエフェクトにも有効です。 つまりPCの侵蝕率が30だろうがなんだろうが、《リミットブレイク》の回数制限さえ残っていればアージエフェクトを組み合わせることができます。 本来申し子の前提となっているピュアブリードの難点はエフェクトの幅が狭くなることですが、ウロボロスに限って言えばそのデメリットをかなり抑えられます。 100%エフェクトのうち、回数制限がない代わりに性能がやや下がるエフェクトも、ウロボロスでコピーする際に基本侵蝕率に跳ね返ってこないことを考えれば悪いことばかりではありません。 オススメのアージエフェクトもいくつか挙げておきます。シンプルにオススメなのは、衝動:破壊のエンハイアージエフェクト《天砕く光》です。端的に言うならカバーリングとガードを封じるエフェクトで、範囲攻撃が条件ながら侵食率上昇値はたった3、ウロボロスでコピーしたとて5です。範囲攻撃手段さえ用意してしまえば、後は圧倒的な火力でカバーリングによるダメコンすら許さずに敵を殲滅することができます。 もしRCや射撃を行うならウロボロスではなくエンハイピュアもオススメです。衝動:殺戮のアージエフェクト《ストライクミラージュ》も、ウロボロスでコピー運用するよりもずっと軽く扱えます。 その他、《プラズマカノン》や《マスヴィジョン》といった代表的な高火力エフェクト、《始祖の血統》といったダイスを大幅に増やすエフェクトも、《リミットブレイク》に組み合わせるのに適しています。 侵蝕率が80にすら満たない時に、本来120%を超えなければ扱えないエフェクトを自在に操る姿はまさにレネゲイドの『申し子』と言えます。 ―――と、ここまで《リミットブレイク》の利点ばかり書き並べてきましたが、ちょっと冷静に考えてみてください。 今まで皆さんが参加したセッションで、このエフェクトを何度も、頻繁に見たことがあるでしょうか?ぶっちゃけ《時の棺》の方が多いんじゃないでしょうか。 単に評価されていないわけでもありません、実はこのビルドはいくつかの無視できない欠点を抱えています。欠点を挙げないわけにはいかないと思い涙を呑んで書き並べます。 その欠点とは、ミドル戦闘のような侵蝕率が低い状況下の戦闘がなかったという、一番《リミットブレイク》を使って活躍したい時が来なかった場合、《リミットブレイク》のために払ったリソースは完全に無駄になることです。 勿論取得エフェクトが制限エフェクトに寄っているため、序盤の戦闘がないシナリオとの相性は良いです。が、《リミットブレイク》のためにタイミング:メジャーアクションの制限エフェクトを優先して取っているので、強力なタイミング:メジャーアクション以外の制限エフェクト(例えば時の棺)を用いるスタンダードなスロースタートビルドよりも総合力は低めです。 また当然の話ですが、制限エフェクトはどれも重いため、それらが組み合わさったコンボも激重です。 念願叶ってミドル戦闘で活躍できたとて、1人だけ完全独走のクライマックスな侵蝕率になって実際のクライマックスフェイズには省エネにならざるを得なくなり、せっかく《リミットブレイク》を取得したのに、「ただミドルとクライマックスが入れ替わっただけ」という憂き目に遭うこともあります。 結論を言うと、《リミットブレイク》を使用してクイックスタートとスロースタートのいいとこどりをしようとすると、メリットと一緒に双方のデメリットを抱えることになります。 ただ従来のルールを飛び越えたビルドを考えるのは非常に楽しい時間にもなります。実際にセッションでちょっとだけ侵蝕率が足りず、しかしマイナーでジェネシフトをする余裕もないという困った事態に遭遇したことがある方ならば、爽快感を覚えることでしょう。 ここでは具体的なビルド例はあげません。これを読まれた方が、自分だけの《リミットブレイク》ビルドを考えてくださればそれ以上望むことはありません。 最後までお読みいただきありがとうございました。
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2021/05/28 01:16
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