「近視/遠視」(-10cp) 自家版ルナル世界では魔化が発達しており《視力矯正》の魔化がされたメガネをペローマ神殿か魔化魔術師から買うことができます(学識があればペローマへの信仰を勧められるでしょう)。 価格は100ムーナほどで貧困家庭であれば無料で貸与されます。 魔力に頼らないドワーフのデルバイ神殿が作ったガラスのメガネもあります。 こちらは高級品ですが同じように矯正可能です。 「技術に対する敬意」(-5cp) ドワーフは職人の技術に対して敬意をはらう習慣があります。 技術の使われた工芸品や芸術品、建築などを壊したり不当な扱いを行いません。 同時に職人の技術に正当な報酬を払おうとします。 技巧の用いられた料理などにも敬意をはらい残さず食べる習慣があります。 PLが望むならドワーフ種族特徴の「くいしんぼう」の特徴をこれに置き換えることができます。 「好戦的」 -5cp 「残忍」の限定版です。あなたは「戦闘」ができる機会を見逃しません。ただし気絶した相手にとどめを刺す必要はありませんし、降伏した相手を捕虜にすることもできます。 しかしドアの向こうに待ち構える敵を見逃したり、見張りを穏便にやり過ごすのには自制判定が必要です。 4版の場合は「残忍」と「好戦的」は別の特徴として扱います。 「好色」 さまざま ルナル世界には多数の種族が存在します。 嗜好や美的感覚は種族ごとに異なるため対象が狭い場合は獲得できるCPは減らしても良いでしょう。 あるいは種族を超えての好色であれば、獲得できるCPはさらに増えるかもしれません。 GMは自己のセッションに合わせて基準を決めてください。 ルナル世界において、人間から見た一応の基準を決めておきます。 人間の場合、同種族のみが対象になる場合、獲得できるCPは-20%になります。あるいは近い外観の場合、獲得できないようにしても構いません。 また特定の異種族のみに反応する好色(要するに変態ですね)は、その種族との接点にもよるでしょう。 ドワーフなら-20%、エルフのみに働く好色は-30%程度でしょう。 翼人なら-40%、多足のものや、グルグドゥなら-60%程度が妥当でしょう。 人間に近い外観を備える:好色の対象になる(CPそのまま) 人間、エルファ(ラルファ、ゲルーシャ)、ドワーフ、トロール 人間的外観を一部に備える:好色の対象になりにくい(獲得CP+20%) 人魚(海ギャビット)、フェリア、シャロッツ、ギャビット 少し変わった性癖です。あなたの性癖に気づくと多くの場合、反応に-1の修正があります。 人間から見れば動物的に見える:普通は好色の対象にならない(獲得CP+50%) ミュルーン、ニュール、ディワン、ゴブリン、ホブゴブリン、オーク、爬虫人(シェクラシュ)、翼人、オーガー、その他の獣人など ※これらに性欲を抱くあなたは「異種族愛好」を持っていることが普通でしょう あなたの性癖に気づいた相手は反応に-2の修正をうけます。 人間から見れば怪物まで含む:まずもって好色の対象にはならない(+100%) 多足のもの、グルグドゥ、ほとんどのモンスター ※これらに性欲を抱くあなたは「異種族愛好」あるいは「怪物愛好」を持っていることが普通でしょう。 あなたの性癖に気づいた相手は反応に-4の修正をうけます。 「嫌な行動/黒色趣味」(-5cp) ルナル世界においては「黒の月」があるため黒色の衣服や装飾を過剰に身に着けるのは多くの場面で悪趣味、失礼、悪目立ちするといった評価になります。この特徴の持ち主は、黒髪に染め、日常的にこういった衣類や装飾品を身につけることをしています。これにより多くの場面で反応に-1の修正がつきます。場面によっては黒月信者と疑われることもあるでしょう。(実際の黒月信者が黒色の衣装を過度に纏うことは希です) 「放浪癖」(-10cp) 彷徨いの種族に多く見られる特徴です。一定の場所に長期間、留まれない性質です。多くは季節の変わり目などに移動を繰り返します。特に理由が無いなら一ヶ月ごとです。その場に留まるには自制判定が必要です。何らかの理由で1年以上留まる場合、この特徴は失われます。 「エタンの気質」(-15cp) ゼクス共和国に住む草原の民の気質です。 前述の「放浪癖」の特徴を部分的に含みます。 彼らは一つどころにとどまらず季節に応じて移動します。 そのため馬(および馬車)で運べるだけの財産しか持ちません。 あるいは自分で動ける財産(要するに家畜および奴隷)だけです。 価値が高くても売ることもできず運ぶのに手間ならそれは置いていくでしょう。 しかし裕福なエタンがいないわけではありません。「羊三千頭」はしばしば大ハーンを表す表現です。 エタンの民は現金を得てもすぐに生活に実用的な品物に換えてしまう傾向があります。土地を買う、といった概念もありません。 一族同士の結束はありますが、あくまで生活のためであり成人すれば、お互いに過剰に干渉しません。自由を認めると同時に、自由には責任が伴う、という考えです。 「迷信」 -1cp~-15cp これは「妄想」の一種ですが、個人の「妄想」とは異なり特定の集団での共通認識になっています。 特定の部族や地域などで信じられている事柄や禁忌を決めてください。 その内容や制限に応じて獲得できるCPを決まります。 冒険に大きく関わらない可能性があるなら癖レベルです。 例:故郷の村にある一番大きな木には悪魔が住んでおり近づいてはならない、は、その村の木が大きくシナリオに関わらない限り-1cpでしょう。 しかし黒い木には悪魔が住んでいるため近づいてはならない、は黒い木が全て対象になるので-5cpとなります。 「迷信」の中にはある種の科学的な根拠に基づいたものや、経験則、過去にあった事実から来たものもあります。 「妄想」とちがい実際には、それらが事実である場合もあるでしょう。GMが自由に決めてください。 それらが事実であっても周囲から奇異な目で見られている間は、買い戻す必要はありません。 「猫は悪魔の使いだ」(-5cp)という迷信を信じている村の住人は、猫を村には入れないでしょうし、猫には近づきません。猫の飼い主を悪魔使いとみなすでしょう。 しかしルナル世界では過去に猫に化ける悪魔がいたかもしれませんし、悪魔ではありませんが猫モドキという怪物が存在します。 有名な迷信にはフェリア族に伝わる「蛾の羽をもつフェリアは悪魔の使い」(-1cp)があります。 クティクティ自体が希少で、さらに蛾のフェリアは滅多に生まれないため癖程度の扱いです。 嫌な行動/異国かぶれ -5cp 特定の外国の文化や風習を過剰に評価、心酔しています。 具体的な内容はGMと相談してください。 その多くは、その国の文化の表層をなぞった薄っぺらいものです。 以下に一例をあげます。 カルシファードかぶれ(-5cp) 鎖国されている遙かなる異国、カルシファードの文化に心酔しています。 この特徴の持ち主が実際にカルシファードについて熟知していることは滅多にありません。 「ゴザル」などの独特のカルシファード語尾をつけて喋り、「カンジ」「ヒラガナ」などと呼ばれるカルシファード文字が入った衣類を着たりします。 もし戦士ならカルシファードブレードの入手にこだわり、魔術師なら「マキモノ」と呼ばれる魔術書にこだわるでしょう。 カルシファードに関わる物品などには好奇心があるかのように興味を持ちます。 多くの場面でカルシファードかぶれの行動は反応-1になります。 カルシファード人があなたの誤ったカルシファード文化を観た時の反応は-2になります。あるいは別物すぎて気づかないかもしれません。
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