東方TRPGBRP版 世界観セクション 宿命のタロットカード、遺跡

エミリオ(ハウスルール投函者)
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登録日:2020/07/01 22:14最終更新日:2020/12/20 17:16

ルールブック32
世界観セクション 天文・歴、宿命のタロットカード、遺跡など

宿命のタロットカード

この世界に誕生した者に多大な恩寵をさずけ、時には自らを助ける天啓を与えるとされる22のカード、それが宿命のタロットカードである。これは旧世界で流通していたタロットカードに酷似した22のカードで魔導士、力、節制などその人物の性質を表すとされる絵柄と意味が込められたカードとなる。主に旧世界で占星術や人生の行方を占う目的で使用されていたそれらのカードは、現在では目に見えないように存在し持ち主を見守っているとされる
(ただし、持ち主に危機が訪れた時、呼び声に従い目の前に現れ天啓をもたらすとされる)

タロットカードの種類は以下のとおりである

0:愚者・1:魔導士・2:女教皇・3:女帝・4:皇帝・5:教皇・6:恋人・7:戦車・8:力・9:隠者
10:運命の輪・11:正義・12:吊るされた男・13:死神・14:節制・15:悪魔・16:塔・17:星
18:月・19:太陽・20:審判・21:世界

遺跡・廃砦、並びに自然洞窟や古代人の霊廟、について

この世界には実に様々な遺跡やそれに類する者、自然により作られた洞窟やかつて栄華を誇った古代人が自らを埋葬して貰うために作った霊廟などがある。これらの場所には、魔獣やグール、あるいは遺跡ならばオートマトンや亜人種、盗賊などが生息しており危険に満ちているが、同時に財宝の山や学術的価値のある資料などが眠っている場合が多く、頻繁に賞金稼ぎを雇った調査隊や命知らずの考古学者が挑んでいるのも事実である。以下に各ダンジョンの解説を行う

古代遺跡・廃砦

地上において、かつて地上で繁栄していた古代人が、自らの文明を象徴するが如く建造した巨大都市群がダンジョン化した物、それが古代遺跡である。この、非常に広大な植物で覆われた高層建築物の数々や機械通行用の通路などで構成されたこの遺跡群は、近年古代人研究を行うにあたって非常に有用な物的資料と見なされ、魔導院の研究チームなどが調査隊を率いてやってくる事が多い、しかし、大抵は遺跡に先住していた者たちとの間でしばしば戦闘やもめごとに発展することが多いようだ

自然洞窟

比較的各所において、発見されやすく初級の賞金稼ぎ一行が調査を行っている場所が自然洞窟である。大抵は岩肌などが時間の経過を得て変形しダンジョン化したこの洞窟には主に魔獣や亜人種などが生息している場合が多く、しばしば彼らと一戦交える事となる。洞窟内は比較的居住性、通風性などが良く、場所によっては地底湖や地底庭園などが完成している場所もあり、また野営地にももってこいなので金のない賞金稼ぎ一行が寝泊まりしている場合もある(ただし、先の住民に逆に返り討ちに合って身ぐるみをはがされて追い出される場合も多いのだが)

古代人の霊廟

地上で繁栄していた古代人のうち、何人かの有力な富豪達が寿命を迎えた際、自らを葬ってくれと使いの者に宣言した霊廟が、ダンジョン化したのが古代人の霊廟である。かって富豪に仕えていた者たちも完全にグール化しており、この霊廟に潜る者たちは、相当の手練れでなければ暗い結果が待ち受けているだろう。また、霊廟内には非常に多くの侵入者撃退用トラップが仕掛けてある場所もあり、たとえグール共を倒したとしても今度はトラップで返り討ちに合うと言う事もある。一説によるとここには吸血古代人も生息している。という報告もあるようだ

世界に関することについて

この世界は、いくつもの多次元世界で成り立っているのである。ここでいう多次元世界とはSFめいたそれではなく、いくつもの地上世界に似た場所があると言う事である。具体的には、幻想郷、地上世界、青い月、赤い月、魔人の住まう魔界、グール共の住む地底世界といった具合である。各世界は、それぞれ影響してないようで影響しあっているといった誠に複雑怪奇な状態であり、魔導院の研究者の中には、実は世界は一つにつながっているのではないか?ある場所が別世界のある場所とリンクしているのではないか?など色々な論争があるのである。以下に、世界の内容について説明する

幻想郷

いうまでもなく、全ての妖怪と妖怪に密接にかかわる人間たちの世界である。この世界は非常に魔力に満ちており、長らく外の世界とは結界によって隔離されていた。が、地上世界での謎の何かの爆発事件により、結界の一部が地上世界と繋がる出来事があって以来、外の世界からの客人や観光目的でやってくる者たちなども増え、少々現地住民は困惑しているともされる。主に、力ある妖怪と人間によって構成される評議会が意思決定機関となっており、バウンティハンター協会を設立したのもここが初めてとなっている

地上世界

この世界が旧世界と呼ばれていた頃から存在するとされる、6つの海と5つの大陸に分けられた世界、それが地上世界である。この世界では、非常に多くの時代、血で血を洗う抗争、権力闘争が繰り広げられ、原因不明の伝染病に襲われるなど多くの困難と苦難を乗り越えてきた。非常に多くの国々・言語が存在し、海上交易が盛んで、商取引に強い地上人が主導となって今日の地上世界を支えているのである

青い月・赤い月

かつて月は一つだった。それが、謎の何かの爆発事件があって以降、呼応するかのようにある時二つの性質を持つ月に分離した。一つは理性・秩序をよしとする青い月、もう一つは混沌・勝利感をよしとする赤い月である。二つの月は、相反するように見えて、互いに影響しあっている。片方のある場所で地表変化が起きたら、片方のある場所では湖ができる、片方のある場所で洞窟ができたら片方のある場所で山ができる。住民も相反する性質を持つ者たちがそれぞれ住んでおり、双方とも領分を侵さず今日まで至っている

魔界

魔人崇拝団体が崇拝する高次元の魔人が領域を持ち君臨する世界、それが魔界である。この世界では大気は溶岩のように燃え盛っており、流れる水は全て血のように赤い、植物という植物は生えておらず、おおよそ、剣のように切り立った岩や砂漠が広がるまさに生命の息吹がことごとく消滅したかのような世界である。住民は主に魔人に仕える下級の戦士、闘士達で構成されており、力なきものが踏み込んだが最後、彼らに蹂躙されるであろう

地底世界

この暗く、光すら届かない暗闇と不気味な静寂に包まれた世界はかって栄華を誇った地上人の成れの果てが移住した暗黒の世界である、住民はグールで構成され、彼らを統率するグールキングにより領分を守って生活しているのである。当然、多くのグールは地上からの客人を快く思わず、多くの場合襲撃対象となるだろう
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