布教:赤と黒
トクメー布教[web全体で公開] 2 | |
登録日:2020/07/16 18:09最終更新日:2020/07/16 18:09 |
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コメント一覧
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5. トクメー | |
2020/07/16 19:33 |
非常に独特な世界観とシステムを持った本作、PL自身の知恵とセンスが試されるんじゃないかなと思われますが、ボードゲームやカードゲームなんかのアナログゲームが好きな方には堪らないシステムになっていると思います。 もし、これを見て興味を持たれた方などいらっしゃいましたら、近い内にGMさせて頂きますので、是非ご購入を検討下さい!
4. トクメー | |
2020/07/16 19:29 |
一方キャラメイクはとても簡単です。 このシステムではPCは6つの系譜(役割)に分かれており、それぞれで得意な分野が異なります。 キャラメイクではこの系譜の内一つを選び、その系譜ごとに決められた魔術を習得します。(一部選択式) 以下、ざっくりとした系譜の説明です。 ①追求者 スタンダードな探偵役にして、シンプルなアタッカータイプです。 真実を調査して明らかにしたり、相手をぶん殴る能力に優れます。 ②守護者 イツワリの干渉から現場を護る現場保全や、味方の守護に優れたディフェンダータイプです。 なお、追求者が真実を明らかにするのに長けているのに対し、こっちは真実を捏造する方が得意です。 ③助言者 味方に対する様々な形での支援が得意なサポータータイプです。 調査も捏造もどっちも器用にこなしますが、自分で推理したり仮説を立てたりしないので、あんまりシナリオをグイグイ引っ張ったりは出来ません。 ④逆境者 チャンスと言う独自のリソースを持ち、これを序盤~中盤まで溜め込み、終盤で一気に開放することで戦局を一気に支配する一発逆転タイプです。 調査も捏造も出来ますが、その性質上、ひたすらリソースを貯める必要があるので、そっちに手札を割いてる余裕はあんまり無さそうです。 ⑤破綻者 殺戮や残酷な結末を好む犯罪者予備軍というかもはや犯罪者なヤベー奴らで、自傷アタッカータイプです。 捏造が大得意で、酷いところだと邪魔になりそうな事件関係者を自らの手で抹殺したりします。 戦闘では強力な攻撃を繰り出せますが、デメリットが大きく、自分のHPを犠牲にしたり、下手するとダメージを与えるどころか自爆したりします。 ヤベー奴を演じながらもシナリオを破綻させないバランス感覚と、デメリットの大きい魔術を使いこなす腕、自分の望む結末に向けてポンポン事実を捏造していく発想力が求められる上級者向けの系譜です。 ⑥君臨者 支配者として君臨し、盤面を自在に動かす事を得意とする黒幕タイプです。 妨害から支援まで、多人数を対象としたユニークな魔術を多数所持していますが、これらを使いこなすためには、敵味方のリソースを非公開情報まで含めてある程度推測する必要がありそうで、下手に使うと支援どころか味方の足を引っ張ります。 また本体は非常に貧弱なので立ち回りに工夫が必要な上級者向けの系譜です。
3. トクメー | |
2020/07/16 20:18 |
システムがまた特殊で、面白いです。 まず、このシステムではダイスは使用しません。PC達が持つリソースはトランプと、魔力と呼ばれる数値で管理されています。 シナリオは、宣言局面と呼ばれる所謂調査パートと、告発局面と呼ばれる所謂戦闘パートが交互に、序盤・中盤・終盤と3回繰り返されることで進みます。 宣言局面では、PC達が事件を調査していきます。 この際に、PC達は通常の探偵や警察が行う様な聞き込みや、現場鑑定などは行いません。 彼らは自らの魔術を駆使し、怪しいと思われる人間に証拠固めなどの過程をすっ飛ばして「お前が犯人なのか?」と問いかけ口を割らせたり、凶器と思われる物品自身に話を聞いたり、あまつさえ死んだ被害者本人から事件の内容を聞き出したりします。 この時に発動する魔術のリソースとして使われるのが、自らが持つトランプの手札です。 告発局面では、PC達が事件に寄生したイツワリと戦闘します。 当然イツワリとの戦闘でも魔術を使用するのですが、この際に必要になってくるのは魔術のみではありません。 宣言局面でPC達が探し当てた、或いは作り上げた真実や幻想。これを元に、イツワリが作り上げた虚構を打ち破って行くことでイツワリにダメージを与えていきます。 告発局面で魔術に使用するリソースは、手札のトランプのみならず、宣言局面で得た真実や幻想、そして魔力と呼ばれるリソースになります。 それ以外にも、リソースは局面毎の行動順番決定や、物語の終局で自分たちが作り上げた真実を現実世界に定着させる際に使用されます。 なお、このシステムでのリソースである手札は一部のみしか公開されず、一部は自分のみが知る非公開情報となります。 これを利用して、このシステムではPvEの協力シナリオは勿論、PvPの対立シナリオも可能になっております。
2. トクメー | |
2020/07/16 18:36 |
世界観も独特です。 この世界には「魔力」という現実世界に干渉する絶大な強制力を持つ力を行使することの出来る「魔術師」と呼ばれる存在が居り、彼らはこの世界を通常の人間とは異なる一段高い視野から観測しています。それでいて彼らは神では無く、自らの根源に根ざす原理、欲望を持った人間でもあります。 そして、PL達が演じるキャラクターは、この魔術師達なのです。 そして、この世界は、異なる世界からの侵略者「イツワリ」の脅威に晒されています。 彼らは超常の力を持ち、現実世界を自らの理で上塗りしようと試みますが、イツワリは現実世界内では不安定で力を十全に発揮することが出来ません。 そこでイツワリ達は、現実世界で発生する些細な「事件」に寄生し、限定的な干渉を起こすことで、その事件を超常の力無くしては起こし得ない怪事件へと変貌させ、事件を「迷宮入り」させようと目論みます。 迷宮入りした事件は、イツワリの温床となり、世界の理に空いた穴と化します。そして、イツワリ達は、その綻びを中心に力を強め、最終的に破滅的な事件を世界に発生させます。 プレイヤーの分身である魔術師達は、自らが持つ魔力を以って事件に介入し、時に虚構を暴き、時に真実を捏造し、世界に、超常など存在せず全ては理論で解き明かせるのだと証明していきます。 絶望の虚構を、捏造された真実で砕き、偽りの平穏を維持することが、このシステムの目的となります。
1. トクメー | |
2020/07/16 18:20 |
まだ未プレイの本作ですが、非常に興味深い作品でしたので、近い内に回そうと思います。 付きまして、未プレイなりに、ルルブを読んだ所感を、布教がてら書いておきます。是非是非追記をお願い致します。 まず初めに・・・ このシステムは、非常に特殊なシステムとなっております。 今まで色んなシステムに触れてきたつもりでしたが、類似のシステムはちょっと思い浮かびませんね。 ジャンル的にはミステリーTRPGなので、フタリソウサが近いっちゃ近いとは思いますが・・・ この作品はTRPGでありつつ、中身のシステムは本格的なカードゲーム(トレーディングではない)に近いと思われます。 RP要素も豊富なのでそれは勿論の事、それに加えてこの作品では、シナリオを通してのコスト管理意識・PL、GM間での動きの読み合い・盤面を展開するための発想力・自らの推理に基づいたメタ読みなどが必要となって来るでしょう。 本格的であるため、難易度は高めで、ある程度の頭の回転が有ったほうがより深くシステムを楽しめる作品に仕上がっていると思います。
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