海賊団“蒼き波濤”

トパーズ
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登録日:2020/12/07 03:00最終更新日:2021/06/08 19:27

・リーダー:“朽ちたる波濤侯”オルゼルグ
 (ドレイクマーキス/男/832歳)
・本拠地:“炎と氷の島”あるいは“蛮王の眠る島”エーギル島
 (大きさは四国を二回り小さくしたくらい、季候はアイスランドに近い)
・構成員:数千人以上
 ドレイクやトロールを中心に、マーマンとリザードマン、そして彼らの部下である妖魔たちで構成されている。
 また、人族の協力者も多数存在すると考えられ、ダークナイトやダークドワーフたちの存在も確認されている。

 およそ15年前から活動を始めた、蛮族の大海賊団。

 活動範囲は非常に広く、コルガナ地方北西部からドーデン地方の一部までを幅広くカバーしている。主な活動域が海であることと、本拠地が島であるために「海賊団」という名前だが、海だけでなく内陸でもその活動が確認されている。
 しかし、コルガナ地方北西部で“緋翼”が活動を開始してからは、活動範囲をコルガナ地方北西部に集中しており、その他の地域での活動は大きく減っている。

 主な略奪対象は、普通の民間人では到底手に入れる機会などないような非常に高価な骨董品や危険な力を持った魔剣や魔法の品々。それらの制作時期は魔法文明後期~魔動機文明後期に集中している。
 逆に制作時期が現代のものは高価な品であってもほぼ狙われず、富裕層以外の民間人が被害に遭うことはあまりない(被害が0という訳ではない)。

“緋翼”および奈落教とは明確に敵対しており、特に“緋翼”に対する敵愾心は凄まじいものがある。

 元々は本拠地のエーギル島に存在する“コルガナの蛮王”の陵墓を守護する特別なドレイクの氏族とその部下たちの集まりだったとされ、“蒼き波濤”の目的は、20年前に人族との間で起きた戦争で流出した蛮王の副葬品を全て回収することだと言われている。

 リーダーは“朽ちたる波濤侯”オルゼルグ。
“コルガナの蛮王”の側近を務めていたドレイクマーキスだったと言われているが、300年前の〈大破局〉で起きた人族の勇者と”コルガナの蛮王”、そして奈落から現れた魔神王の軍勢による三つ巴の戦いの末に力の大半を失っている。

 コルガナ地方北西部で有名な大幹部は“波風姫”と呼ばれるドレイク(推定バイカウント)の少女と、“凪の黒影”と呼ばれるダークナイトの青年。
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トパーズ
4. トパーズ
2021/02/01 02:28
“コルガナの蛮王”
(ドレイクデューク/性別不明/享年不明)
 かつて〈大破局〉で蛮族たちを統括していた蛮王の1人であり、コルガナ地方全土を支配していたとされています。
 最終的に、人族の勇者と相討ちとなり、遺体は臣下であったドレイク達のブレスで骨も残らずに焼き払われ、生来の魔剣は陵墓の最奥に安置されました。
 彼の陵墓を守るドレイクの氏族とその部下であるトロールたちが、後の海賊団にして墓守衆“蒼き波濤”となりました。
 彼(或いは彼女)の性格は人族には殆ど知られていませんが、「新たな時代に相応しい新たな可能性の追求」と称してブロークンドレイクやウィークリング、ナイトメア達を好んで重用したとされています。

「陛下の人となりについて、曾お爺さまから聞いた中で一番びっくりしたことがあるんだけど…。あの方、一人称“ボク”なんだそうよ。」byベルセナ

▼NPCとしての機能
 既に丁寧に埋葬を済ませた故人であるため、直接の登場は適していません。
 かつての彼(彼女)の所業や遺品が、なにかしらの事件を引き起こす。といった形でPCたちと関わることになるでしょうり
 
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トパーズ
3. トパーズ
2021/06/08 19:28
“朽ちたる波濤候”オルゼルグ
(タイダルウェイブドレイクマーキス:弱体化/男/832歳)
・データ:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=uGFhEh
「この歳にもなると色々と終わりが見えてくるものでね、最近は人材育成を趣味としている。これがまあ愉しい。」

 海賊団にして墓守衆“蒼き波濤”を率いる侯爵位を持つドレイクです。
 かつて“コルガナの蛮王”の側近を務めていたとされ、コルガナ地方北西部にて絶大な影響力を持っていたと言われています。しかし、300年前の人族の勇者と蛮王、そして奈落から現れた魔神王の軍勢による三つ巴の激突の末に、現在はその力の大半を失ってしまいました(それでも伯爵階級のドレイクに匹敵します)。
 現在は、幹部以外の者に姿を現すことはなく、基本的に峡湾エリアの北西に存在する孤島“エーギル島”に存在する城の奥で、幹部たちを通して部下たちに「“蛮王の遺品”の捜索」と「“緋翼”内部にいる、墓守衆を裏切った者の抹殺」を命じています(“裏切り者”はタイタス本人かもしれませんし、タイタスの腹心のドレイクかもしれません)。
 “緋翼”からは「老害」「元侯爵」と呼ばれており、832歳という高齢とあまりにも姿を現すことがないことから死亡説まで流れていますが、それでも“蒼き波濤”への全面戦争へ踏み切れないのは、単純に冒険者ギルドや壁の守人の横槍を警戒しているだけでなく、雷剣将タイタスがそれだけ彼を警戒しているからという説が確実視されています(無論、タイタスがこのままいつまでも燻っているつもりはないでしょう)。

NPCとしての機能
▼依頼者・協力者
 はっきりと適していません。彼がPCたちへ依頼や協力を持ちかける可能性があるとしたら、敵対勢力の“緋翼”を壊滅させるためにPCたちを利用する場合くらいでしょう。
▼敵対者
 明確に適しています。積極的に敵対してくるというよりは、事件の裏で手を引いていたり、強大な敵として立ちはだかることでしょう。
▼やられ役・かませ
 意外なことに適している。高齢かつ弱体化したドレイクであるため、より強大な敵の前座として扱うことも可能です。
 また、「実は既に死亡しており、ベルセナ達幹部が影武者を立てていた」という展開も可能です。
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トパーズ
2. トパーズ
2021/01/08 20:01
“凪の黒影”ヴェントス
(ダークナイト/男/46歳)
「『なぜ頭脳面で劣る相手の合理的に見えない意思を尊重するのか』だと?それが理解できないのなら、お前は三流にも劣るな。」

データ:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=gkNFqz

 海賊団“蒼き波濤”の大幹部である、ダークナイトの青年です。
 コルガナ地方北西部のボスンハムン出身であり、多くのナイトメア同様、出産時に母親が亡くなったことが原因で周囲から忌み子として虐げられ半ば奴隷のような扱いを受け続け、9歳の頃に父親に峡湾エリアに捨てられ凍死しかけていたところをベルセナの両親に拾われました。以来、蛮族たちの集団の中で実力を示し続け、“蒼き波濤”の大幹部へと上り詰めました。
 ベルセナとは、彼女が生まれた頃からの付き合いであり、団内部における地位こそ対等なものですが、恩人の忘れ形見である彼女に対して絶対の忠誠を誓っており、なにかと甘さの目立つ彼女を補佐し、必要であれば非道な手段も実行します。
 なお、彼の中では忠誠と盲信は別のものであり、ベルセナが感情的で無茶な行動に出た時は、呆れ、苦言を呈し、ぞんざいな態度を取ることも多々あります。

NPCとしての機能
▼依頼人・協力者
 あまり適していない。
 蛮族陣営の要人であり、「反応:敵対的」な彼が人族陣営のPCたちに依頼したり協力することは非常に稀でしょう。
 彼に協力を求め、説得するのであれば、(実質的な)主人であるベルセナを説得する方が有効です。
 依頼者・協力者としても、必ず裏があると見た方が良いでしょう。
 例外的に、ベルセナに危機が迫り、PCたちが彼女を助けようとするのであれば(警戒こそ怠りませんが)全面的に協力します。
▼敵対者・ライバルとして
 ベルセナ以上に適している。
 ダークナイトである彼の胸には、人族に対する深い失望と憎悪の念が渦巻いています。それらを表に出すことが無いのは飽くまで、ベルセナや“蒼き波濤”にとって不利益になる可能性が高いからです。
 敵対するのであれば、狡猾な策略や危険な罠の数々がPCたちに立ちはだかるでしょう。
▼やられ・かませ役
 適している。共に行動する機会の多いベルセナ共々、より強大な敵の力をPCたちに見せつける上で有用です。
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トパーズ
1. トパーズ
2021/01/11 01:45
“波風姫”ベルセナ・ヴィンドクラウ
(ブロークンドレイク/女/20歳)
「ひいお爺様の悲願の為にも、陛下の遺品は必ず取り返して見せる!」
 データ:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=uWNbEG

“朽ちたる波濤候”オルゼルグの曾孫であり、“生来の魔剣を持たない”ドレイクの少女です。
 幼い頃は周囲から「出来損ない」扱いを受け蔑まれながらも、血の滲むような鍛錬によって才能を開花させ、わずか20歳という驚異的な若さで子爵位のドレイクに匹敵する力を得て、海賊団“蒼き波濤”の大幹部にまで上り詰めました。
 性格は直情的かつ好戦的、そして負けず嫌いであり、戦いの場でなくてもふとした拍子に誰かと競い合おうとします。
 一方で通常のドレイクよりも穢れが少ない影響か、寂しがり屋で、身内や好感を抱いた相手を見捨てられない性分です。
 また、幼い頃に魔神によって両親を失った経緯から、魔神に襲われている者を見かけると例え相手が人族であっても助けてしまう“悪癖”があります。

NPCとしての機能
▼依頼人・協力者
「反応:中立」であり比較的人族に好意的なスタンスをとっているとはいえ、彼女は飽くまでも蛮族陣営の要人であるため、人族陣営のPCたちに積極的に依頼を持ち込んだり協力してくることはあまりないでしょう。
 ただし、利害の一致による共闘や、“蒼き波濤”にとって明確な不利益にならない範囲(対“緋翼”、対魔神・奈落教など)での人助けであれば、その限りではありません。
 本人の性格上、依頼人・協力者としては誠実な傾向にあります。
▼敵対者・ライバルとして
 非常に適している。人族たちに好意的とはいえ蛮族陣営の要人である彼女は、自らの使命でもある蛮王の遺品を巡る戦いであれば、私情を抑えてPCたちと敵対することは少なくありません。
 また、負けず嫌いで何かと張り合おうとする気質であるため、競争系のミニゲームの敵役として登場させることもできます。
▼やられ・かませ役
 こちらも適している。高レベルの蛮族であるからこそ、ドレイクカウントである“雷剣将”タイタス、ドッペルゲンガーであるリラなどの、より強大な敵の恐ろしさを引き立てる上で有用です。
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