ドワーフ

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツスレッドモンスター&NPC[web全体で公開] 押されたいいね! 5
登録日:2017/05/12 21:40最終更新日:2017/05/12 21:40

技術点7 体力点7

とにかくこのおっさんらである。「火吹き山の魔法使い」で最初に見たときは何だこの人たち、と思った。オークと骸骨男だらけの迷宮の奥で、小部屋に閉じこもってわいわいとカードゲームをやっているのである。

当時、ファンタジーなどよく知らなかったわたしにとっては衝撃的な初体験であった。だからわたしにとってのドワーフのイメージは指輪物語のギムリやトーリン・オーケンシールドのような強靭な小人の戦士でもなく、ハイホーハイホーと働くディズニーの勤勉な妖精でもなく、

「差し迫った危険など忘れたかのようにパイプふかして酒飲んで現実逃避をしているおっさん四人組」

なのである。

基本的に人間の戦士が冒険するファイティング・ファンタジーのゲームブックでは、「気が短くけんかっ早い正義の戦士だが、善戦するやられ役」をもっぱら担当しており、「運命の森」「盗賊都市」「雪の魔女の洞窟」「モンスター誕生」「蘇る妖術使い」とロクな目にあっている記憶がない。

良くも悪くも、こういう味がこのファイティング・ファンタジーの背景世界「タイタン」なのであり、イギリス人の感覚なんだろうな、と思う。

シナリオに登場させるには、

普通のドワーフ 技術点8~6 体力点 9~7 
指導者のドワーフ 技術点10~8 体力点11~9
英雄のドワーフ PC作成のルールで作る

あたりが妥当なところだと思うけれど、まあここはタイタンだ、何が起こるかなんてわかりゃあしない。

アランシア北方にある黄金を戴いた山ファングセインの地下に巨大な地下都市を築いているこのおっさんらについてはそりゃあもう語ることは山ほどあるのだが、ワールドガイド「タイタン」の著作権侵害をしてもなんなので、知りたい方は古本屋をまわってゲームブックを探してください。読むだけならば、たまに「社会思想社の本を全巻購入」している大学の図書館なんかに、ゲームブックが全巻そろって眠っていたりするので、あきらめるのはまだ早い。健闘を祈る。
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コメント一覧

ポール・ブリッツ
5. ポール・ブリッツ
2017/05/13 07:32
ありがとうございます~(^^)

ゲームにおけるイメージはトールキンのドワーフでしょうね。旧版のD&Dではけっこういろいろとコンパニオン以降で新機軸を打ち出そうとしていましたが、トールキンのイメージを脱することはできなかったような。

いちばんすさまじいドワーフはRQだな。前に雑誌でリプレイを読んで悶絶しました(笑)
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Ququ
4. Ququ
2017/05/13 07:16
加入させていただきました。
「火吹山の魔法使い」なら、再販版を購入した経験があります。
(どこいったかな…^^;

しかしながら…ドワーフと言えば、最近図書館で、R.A.サルバトーレのD&D小説を読んでしまったので、そちらの印象が強いですね…
知性に頼らない(脳筋?)に振舞いますが愚かではなく、武勇に優れた種族…とてもかっこいいと思っています^^

それ以前はトールキンのドワーフの印象でした。こちらが由来なのかとは思いますけど。
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ポール・ブリッツ
3. ポール・ブリッツ
2017/05/13 00:49
「ドウォーフ」は創元版ですね。社会思想社の「モンスター事典」と「タイタン」ではドワーフ記載です。

どちらを優先させるかは好みの問題でしょうね(^_^)
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えぢ
2. えぢ
2017/05/13 00:11
ど、ドウォーフ……
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蘇民將來
1. 蘇民將來
2017/05/12 23:28
ストーンブリッジを丘トロールの脅威から守り抜こうとする誇り高きものもいれば、市井の徒となり人間以上に欲にまみれたものもいる。
ファイティング・ファンタジーのドワーフは、一筋縄ではいかない曲者といった印象がありますね。

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