東方TRPGBRP版 世界観セクション 今日の世界の在り方、社会制度、魔法技術

エミリオ(ハウスルール投函者)
エミリオ(ハウスルール投函者)スレッド種別C[web全体で公開] 押されたいいね! 0
登録日:2020/06/29 20:59最終更新日:2020/10/28 10:21

社会制度について

今日の社会に関する制度は以下の通りに挙げられる。大陸別に制度は異なるが、ここでは幻想郷が存在する泰山大陸について述べようと思う

1.都市の在り方と職業区分について

各都市、各地方事に若干の違いはあるが、都市の周辺は屈強な城壁で囲われ、人々はその中で生活することとな

る。社会制度により、人々には国王あるいは地方領主、戦士(公的な賞金稼ぎ)、上級魔導士(公的な作家)、農民(文字通り1時生産者の百姓)その他、機工師(魔導機の扱いを専門にする科学者、建築なども行う)、商人(町で農民やその他武器職人や各地から交易で入手した文物を取引する人々)、猟師(文字通り町の周辺に出て自然の掟に従って狩猟を行う者た

ち)記者(新聞社の労働者、日々情報収集を行い記事を書いている)などが暮らしている。また沿岸部では漁民や船乗りなどもいるが、都市からは大分離れた場所で生活している

各職業ごとに、割り当てられた日課があり、戦士は24時間交代交代のフルタイムで都市とその周辺を警備してお

り、人々が行きかうあらゆる場所は彼らの警備エリアなのである。賊徒の類が発生したら即座に現場に急行!取り押さえる能力は他大陸の人々から非常に評価されるとともに恐れられている。農民は朝の6時から夕方の5時まで外の田園エリアで所定作業(種まき、耕作、水やりその他農作業に必要な各種作業)を行い小休止を挟んで、自らの日課に励むのである。そして夜になると都市の中に帰って余暇の時間を過ごした後就寝するのである。

これは何も都市部の農民だけがそういう生活を行っているわけではなく、地方の農村部など城壁の無いエリアの農民とて、同じ生活を行っているのである。(ただし、城壁がないためよく賊徒や魔獣の類に襲撃され作物が全滅、ということがあるのでその手のエリアの人々は自警団を結成して戦っているのだが)


2.社会制度について

この世界(ここでは泰山エリア一帯)の社会制度については次のとおりである。このエリアで誕生、あるいは永住することとなった者たちは、まず1歳から6歳までは幼年教育を受けることとなる。幼年教育とは言ってしまえば初等教育を受ける前の一通りの教育である。彼ら・彼女らは幼年教育校に自宅から通うこととなり、ここで共通語や世界の在り方などを一通り学ぶこととなる(悪魔でも最も簡単な部類だが)、幼年教育を終えた者たちはすぐに初等教育を受けることとなる。これは、旧世界の小学教育に分類されるもので、ここで成績が良かれ悪かれ6年間過ごすこととなる。その後、中等教育に進み、職業の在り方、世界の成り立ち、共通語を始めとした様々な学問の教育を受け、3年間過ごしたのち、上級教育に進む、ここで職業ごとに色んな場所に進むこととなり、その後、3年間、所定の職業教育などを受けたのち晴れて社会人として職業人の道を歩むこととなる。ただし、一部の者はこの後、選抜試験を潜り抜けた者のみが入門を許される魔導院と呼ばれる教育機関に進むこととなり、ここを突破した者は都市お抱えの上級魔導士や戦士といった公的機関の立場が与えられるのである
(魔導院については、社会人から入門する者達もいる。その場合も、選抜試験が設けられる)

次に、社会制度の扱いだが、大体は次の通りになっている。トップが国王・地方領主、2番目に戦士・上級魔導士、3番目に市民・農民・商人などといったヒエラルキー式社会制度である。ヒエラルキーといったが、実際は制限云々に関してはそこまで強権的ではなく、どちらかというと、緊急出動や対策が必要な時は寸分の狂いもなく上位下達の動きを国民ともに行うが、普段はのんびりゆったりとした生活を行う緩やかな封建制となっている

(最も、この封建制自体を激しく嫌うアヴァロンやユーダリルから常時可笑しいと非難されているが国民と国王と

もに馬耳東風状態となっている)


3.産業状態、魔導技術に関して

泰山エリア一帯の産業状態は、1次産業が農作物による食糧生産、2次産業が宝石・鉱石とそれらを加工すること

により作られる装飾品、あるいは調度品、3次産業が沿岸部よりもたらされた海洋資源や、海外との交易により流

通している交易品によってもたらされる外貨といった具合である

産業レベルに関しては、どちらかと言うと強靭な機械やハイテク云々より昔ながらの職人が手作業で通常はなしえ

ない困難な芸術品を作り上げる。といった伝統産業や古くなって打ち捨てられた文物を見事に使えるようにするリ

ストア作業などで成り立っている

魔導技術に関しても西方のそれより進んでおり、現実的な代物より、精神的な代物などに関する理解が速い国民性

もあって様々な魔導技術が確立されている。また彼らはしばしば議論好きでよく魔導院で論争を行う上級魔導士達

はしばしば国民や幻想郷の住民から名物として見られているようだ

4.経済

この世界では、紙幣経済が発達している。これは旧世界と同じだが、違うのはグリニッジドル・グリニッジコインと呼ばれる国際通貨でやり取りすると言う事である(一部地域では独自通貨を使っているが)
この通貨は一応幻想郷でも使用でき、よほどのことがない限りどこでもこの通貨だけで通用する。このため、世界をあちこち飛び回っている賞金稼ぎ達はグリニッジドルを信用することが多いようだ
グリニッジドルは紙幣は1000ドル、10000ドル紙幣から始まり、コインは10、100、500の順に価値が決められている

5.交通

地上では、数多くの5つの大陸と6つの海に分けられており、地上部分は長距離輸送車両(大型カートなど)海上部分は船舶、航空機(と言っても船舶は蒸気船の様な代物で、航空機は飛空艇の様な代物)で各地に輸送を行っている。一応、各国にはガードが巡回しており、賊徒の類に関する取り締まりはしっかりやってるが、それでも辺境の村々に関した場合は賊徒の襲撃などがあり、危険であることには変わりはない。また夜になると魔獣や賊徒、グールの襲撃はさらに多くなり、昼間に比べて危険度は上がるようだ

(だからこそ自警団を結成したり、賞金稼ぎを傭兵代わりに雇っている調査隊や輸送会社なども多いのだが)

6.言語

地上、並びに幻想郷や各地には実に様々な言語がある。交易などで成り立っているこの世界で他の国々との意思疎通を最も容易とするために共通語という言語があるが、他にも魔獣種族と意思相通を図るための物、その土地に伝わる言語、グール共と意思疎通を図り、無駄な戦闘を避けるための物などが存在する。識字率は国によって若干の差はあるが泰山大陸に至っては60%となっており、高い識字率を誇る。これは初めに解説した通り、社会制度によるものが大きいであろう。以下は世界の言語体系である

以下・共通語並びに世界各国の言語

共通語・アヴァロン語・ユーダリル語・マンサムーア語・泰山語・ククルカン語

以下・魔獣種族並びにグール種族などと意思疎通を図る言語

グール語・ドラゴニッシュ語・ニンフ語・ジャイアニッシュ語・オートマトン語・ゴブリン語・ビースト語

デモニック語・セントール語


科学技術・医術

この世界では科学技術は旧世界からの復興という形でそれなりに発展しており、神話や迷信の類は一種の学問体系として、概念のみが伝承され現在に至っている。魔導院や、幻想郷の住民が扱う魔導の類は一種の科学技術として現在の技術革新に一役買っているのである。現実世界での科学・技術レベルはちょうど19世紀の蒸気機関やガスライトなどがそこら中に立ち並び、蒸気船やさる科学者が飛行機を飛ばしていた時代レベル、とでも言おうか。科学者は空飛ぶ船舶の飛空艇を設計、開発し、高炉等による鉄の鋳造による大量生産技術、発達した陸路、海上交通網がもたらす貿易・交易による経済体制などが今日の世界の繁栄を築いているのである。唯一、現実世界と異なる所とすれば、かっての旧世界、高度な文明を築いた古代人共が戦争に次ぐ戦争を行い地上を荒らしまわったため一度世界が崩壊寸前だったこと、彼らが作り出した何か、が大爆発して天変地異が起こり大半の国家が消滅した事、などが立て続けに起こった為、無意味な争いは絶対にしてはならないと世界各国が協調路線を徹底しているという事であろうか?そのため、大規模な戦いが起こった際、すぐさま阻止する事、として各国が取り決めを決めている為、現実世界の帝国主義の様な事は起こらないよう秩序が徹底されているのである。

この世界においては火薬の類も勿論発明されており(と言っても、旧世界の頃の様な高性能爆薬や高性能火薬の様に非常に強力な性能には到底及ばないが)
大砲や銃の類はあるが火薬自体、最近発明されたばかりであり、まだまだ未知数な分野とされている為若干取引額が高価である

医学的な知識や技術に関しては旧世界の医療体系で解明した範囲の技術と魔法を組み合わせた医学が発達しており、医者達は各種薬草を用いたエリクサーや、魔法と医術を組み合わせた医療技術で病気を治療しているのである。そのため、衛生観念も非常に発達しており、現実世界の中世の様に劣悪な衛生環境ではない
(ただし重病や未知の病気というのも出現しており、医者達はこれらの病気と最前線で戦っているのも忘れてはいけない)

魔法

今日の世界では魔導は現実に行使できる自然現象として、一つの学問体系として成立している。魔法とはどの様なものなのか?一般的に魔法を行使する者達はどの様に見られているのかなどについて説明する

現在利用されている魔法について

今日の世界で使われている魔法は古代人の遺跡から出土した魔導書などを長きにわたり解読・復元・研究を行う事によって、誰でも行使できるように学問体系として成立させた成果となっている。魔法は大きく分けて4系統に分けられることとなる

回復魔法

これは、医学を志す者が学ぶことが多い学問系統である。主に自然界に存在する精神エネルギーを自らの治療や病気の治療、能力値や魔法攻撃に対する耐性を増強する魔法などが該当する。一部では低位の魔物を消し去る魔法なども含まれており、その性質上非常に多くの人々から尊敬を受ける魔法系統である。魔法書の研究で最も初めに確立された魔法系統である

破壊魔法

これは、作家などが最も得意とする、魔法書や自然エネルギーを護身用として駆使するあるいは自らの敵を打ち倒す事に特化した魔法系統で、火・水・風・大地のエレメントを自由自在に行使し眼前の敵を叩き潰す、焼き払う、冷却する、打ち倒すといった具合に行使するのである。また、一部にはエレメントの外套を身に纏い、近づく敵に反撃する魔法も揃っており、扱いが注意な魔法系統だが、作家などからは広く支持されている

変性魔法

3番目に発見された最も謎の多い魔法系統、それが変性魔法である。この魔法系統は物質世界の原理や性質を組み替えて全く別の性質に変えてしまう(本来なら水中呼吸できない種族に魔法の膜を張ることによりあたかも河童の如く水中で活動できるようにする。足に魔法のひれを出現させ水面を自由自在に動けるようにする。装備品にエレメントを付与して対象エレメントの攻撃を吸収して傷を回復する。部屋の鍵を自由自在に開け閉めできるようにするなどが該当する)物が多く揃っており、その不可思議な原理を追求しようと日夜科学者達は研究に明け暮れている

幻惑魔法

魔法系統で最も最後に発見されたのが幻惑魔法である。この怪しげな魔法系統は、主に敵の知覚や精神状態を操り術者の意のままに操ったり、身体的な能力を一時的に低下させたり、状態異常を引き起こす現象を操作するといった怪奇現象を操る魔法系統である。性質が性質の為、疎まれている側面もあるが、非常に強力なため進んで研究する者達もいるようだ

魔導士の組織

一般的な魔法を扱っている店などについては、割と気さくに賞金稼ぎ達に対応しているが、研究以外に頭の無い者達に至っては、部外者に対して快く対応はしないだろう。彼らは、人里離れた険しい山岳や、非常に視界の悪い森林地帯など人が寄り付かない場所にこもり、少数の集団を作って生活しているのである。彼らは非常に秘密主義であり、何らかの魔人崇拝を行っている者達もおり、自分たちの秘儀や技術を軽々しく外部に提供することを快く思っていない。時折、彼らの一団に加わりたいと訪問する者達が居るが、その場合は組織が定めた掟と、入団試験という物があり、これを突破しない限りまず一団には加えてもらえないだろう

魔導院

広く、魔導の道を目指す者(社会人上がり、作家・科学者・好事家など)または、上級教育を終えて、選抜試験を潜り抜けた学生上がりの者達が入る教育機関、それが魔導院である。
各、学派・学科事に特化した教育内容を課すこの教育機関は、非常に課題が多く、一切の隙が無いスケジュールと教育内容で有名であり、ここに入学した者達は、教授陣共が課す気が狂ったか?もしくは非常に無理難題な課題、講義に頭に血が上りっぱなしで、常時、神経と頭脳を尖らせているのである
(講義と課題を3回さぼったら有無を言わせず強制退学させられるからである)
この生活は4年間続き、4年見事突破したら晴れて上級魔導士並びに戦士としての地位が約束されるのである
その課題地獄、狂乱じみた講義内容から、学生たちは、あれは教育内容じゃない狂育内容だ!と悲痛な叫びをあげているとか何とか

魔導士は一般人からどう見られているか?

魔導士(作家・科学者・好事家など)に対する立場はその職業によって異なるが、共通しているのは、超自然の現象を操る者達、あるいは胡散臭い実験を行っている者共、学問を修めた者達などとして見られている。例えば、作家は書籍に宿る様々な魔力を引き出し、それらを用いて超自然現象を駆使する畏怖すべき者達で、科学者は胡散臭い物品を作る魔導と科学の申し子であり、好事家は幻惑を用いて次々と困難を口八丁手八丁で潜り抜ける手品師という事になるだろう

符術された武器・防具・道具

この世界では符術された武器・防具は古代人の遺跡から発掘されるかもしくは魔晶石という魔力を帯びた石を使用して自ら制作する事ができる代物となっている。これらは、容易に制作並びに発見できる代物から、アーティファクトとも言える貴重極まりない代物まで実に様々で、街の武器・防具・道具店などで買う事ができるが、通常より値段は張り、特にアーティファクトクラスになると値段は付けられない位高価な代物である
魔晶石については、世界各国に採掘鉱山があり、日夜炭鉱夫がそこで採掘作業を行い市場に届けられるが、こちらも値段は張る。なぜなら採掘鉱山は限られた場所にしか存在せず、取れる数自体も限られているからだ

巻物・並びに魔力を帯びた道具

巻物や魔力を帯びた道具は一般流通しており、魔法に縁のない者達でもこの道具を用いれば容易に魔法を使う事ができるようになる。ただし、一回きりの使い切り型で一度使用したらこれらのアイテムは消滅する事となる

符術された武器・防具

この世界では様々な魔法の武器や防具は実に様々な代物が存在する。多くは魔導の心得がある者の手製だったり、古代人の地下墳墓から出土された代物、もしくは魔導院謹製の代物だったり、などである。作る者の技術によっては非常に強力な代物が完成する事があり、それらは何の変哲もない鈍ら物のコンバットナイフを名刀クラスの性能に早変わりさせるほどである。だが、それらすらはるかに上回る代物が、地下墳墓にて発掘されるアーティファクト(通称AF)と呼ばれる代物であり、扱いを間違えると町一つが吹っ飛ぶ程の代物も存在するとされている。これらのAFに関しては古代人がいつ、何の目的で作り上げたか?については誰も知らない。一説には戦いに備えて製造していたとされているが、本当の所は不明である

宗教云々について

この世界では古代人の旧世界の様に、代表的な宗教があって、それぞれの領分に従って…といったことが無く、人々は各自の目的に沿って日々生きている。というより、もはや神格やら何やらがあまりにも多く誕生しすぎて把握しきれないほど生活、行動している為、もはや、代表的な宗教云々が効果をなさない位、様々な神格や崇拝が広まっているのである。何の変哲もない賞金稼ぎが実はとある神格だったり、迂闊に喧嘩を売った相手が大層な神格の人物でその者の一喝で天地が裂け、悪党共が消滅して、なんてことが普通にあるのである。ただし、魔人崇拝団体の中には頭のネジが飛んだ者達も居るようだ
いいね! いいね!  0

コメントを書く

※投稿するにはこのコミュニティに参加する必要があります。

スレッド一覧に戻る

コメント一覧

まだレスポンスがありません。