東方アルカナクエスト 幻想郷内部の世界(幻草原)

エミリオ(ハウスルール投函者)
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登録日:2022/03/29 12:06最終更新日:2022/04/30 07:14

東方アルカナクエスト ルールブック37
世界観設定(幻想郷内部・幻草原)
ここでは、世界観設定(幻想郷)の紹介を行う。ただし、結界や幻想郷に入るための入国ゲートなどはあるが、外の世界が大崩壊後の世界なので、内部世界も影響を受けているのである。ここではまず幻草原を紹介したいと思う

幻草原

かっては人間の里の郊外一帯に広がる巨大な草原・平原地帯であった。だが、大崩壊後、外からの行商人や人々、さらには人里から商機をつかむために大勢の人間が移住した結果、幻想郷で交易の中心地として栄え、現在に至る。変容した幻草原の現在は次のとおりである

河川と街道

かっては草木が生い茂り、自然の赴く側に広大な草原が広がっていたが、人々が移住して交易都市として発展するに従い、道が舗装され、風車などが増設され移動用に河川には石橋がかけられたのである。これらの街道と河川は幻想原の血管ともいえる要素であり、この街道を通じて魔法の森、妖怪の山、迷いの竹林や地霊殿などに通じているのである。また幻想郷内部は森林地帯と山脈などが多く、至る所で河川にぶつかるため、要所要所で渡し船の停留所があり、料金(25GD)さえ支払えば目的地へと連れて行ってくれるのである

また、外の世界ほど危険という事はないが、いまだに無法な人間や妖怪も出没する事がたまにあり、隊商は必ず、傭兵などを連れて歩き、野営の際は厳重な見張りをたたせているのである。ちなみに、その野営は24時間交代で行われる

朝露城(中原要塞)

幻草原の中心都市であり、数多くの旅人や賞金稼ぎ、隊商などが行きかう交易都市である。市の紋章は名前にもなっている朝露草を携えた白鳥である。戦闘用の城塞ではなく、生活や交易の拠点となっているので屈強な城壁や戦闘兵器の類はそこまでないが、それでも最低限の防衛設備は整っているようだ。政治の中心は妖怪と人間からなる議会で成り立っており、数年に一度、交代の会議が行われ代表者を決めることとなっている。現在の主導者は妖怪の夕凪源九郎、鎌鼬の青年である

街並みについて

外の世界と幻想郷の文明がまじりあってできた新しい集落なので、道にはガスライトが立ち並び、レンガ式の建築物と幻想郷式の日本家屋が立ち並ぶ中、蒸気機械の電力供給所などがあり、旧世界の19世紀のとある国に似た街並みとなっている。人々の服装も洋装と和装を着こなす人々やそのまま和装を着ている者たちもおり、様々な文化が入り乱れている。そのためか、外の世界から来た人々などとも友好的だろう。ただし、治安を乱すとお約束通り朝露城の地下牢に入れられる事となる

幻草原郊外の村について

幻草原には朝露城の他様々な村落が各地に散らばっている。大体の構成は母屋の周りに倉庫・家畜小屋・薪小屋などがあり、近くにそれぞれの家の畑や菜園がある。村の有力者は大抵は大地主が多く、朝露市だけでなく、隊商などにも商売を行っているが、この地主連中はなかなかのやり手で、毎回商品の相場をすぐ見抜き、売れるときに一瞬で売って利益を上げるという商魂たくましい者たちである
耕作地については、幻草原一体の広い平原地帯をそのまま畑などに流用しており、飛竜などで上空から見下ろすと、家が何件もたつような広大な畑が広がっているのである。主な栽培植物は、米・粟・麦などの日照国由来の物から、外部との交易で手に入れたカボチャの木・ジャガイモの木・トマトの花などである

また農業において彼らは一番の相棒となる家畜、地底龍や馬といった騎乗動物を使いこなし困難な作業に取り組んでいる。主な用途は馬は移動用、地底龍は耕作地の整備や作業用といった具合である

気候と地形について

幻想原は温帯に属しているが湿度は低く、年がら年中快適な風と温かさに満ちており、常春の地、といった方が近いような状態となっている。北西部・南東部には鉱山を有する山脈があり破軍湖を始めとした場所から四方に川が流れ出しているのである。また、広大な針葉樹林も広がっており、そこには遺跡や祭壇、また旧世界からもたらされた遺物などをたたえる廃砦などを有している。他には、あちこちに自然洞窟などもあり、そこには天然の宝石や鉱石が鉱山ほどではないが算出されており、よく炭鉱夫や冒険者が収入目的で潜りに行くことが多いようだ
(そして、多くの場合魔獣と遭遇してひと悶着が起きるのだが)

周辺諸国

幻想原は幻想郷の中央に位置するため各地方の交通・通商上の要衝となっている。そのため、今日でも幻想郷内部の人々を始めとして、外の世界やその他の地域の者たちが数多く行きかうのである。幻想原には次の地域がある

黒檀砦

幻想原の東、地霊殿領と領邦を接する付近にある巨大な要塞は黒檀砦と呼ばれる。名前の由来は砦に使われている石材が全て黒檀により作られているからである。この砦を守護するのは黒曜石の鎧に身を包んだ屈強な戦士達であり、何かと騒動が起きている地霊殿領付近の住民の生活と安全を守護している

白檀砦

幻想郷の南東、なだらかな山脈地帯を有するこの地に住まうのは、巨大な騎馬民族が住まう白檀砦である。黒檀砦と対をなすこの砦は南東付近の要衝として栄えている

金剛石要塞

元は東部炭鉱地帯にあった寂れた田舎の炭鉱街であった。しかし、最近近くの鉱山で宝飾細工などに使われる紅玉が大量に発掘されることが知られると多くの人々が集まりあっという間に要塞化された。元は炭鉱街だけあって、多くの飲み屋などがある事でも知られている

緑野城

中央平原地帯(東より)にある温暖な農村地帯、この地域で最も広大な農地を有しており、幻想原地方の農作物の生産地であると同時に各地域(外の世界含む)への輸出地点でもある

血玉髄要塞

南寄りのこの要塞は、近くに大河をと水源を有しており、中央平原地帯以上に肥沃な大地である。主な生産物はトマトなど、かつてはこの辺りは建物一つすらない見渡す限り水平線が見渡せる平原であった

緑玉髄要塞

北西よりの湿地帯地域にあるこの地は、幻想原地方で最も穀物や米といった作物の生産が盛んな地域である。水源が最も豊富である反面、陸路では非常に長旅となるため、要所要所に休憩所がある事で知られる。また近くに破軍湖がある関係上、亜人の生息圏でもある

西の山岳地帯

幻想原の西側は険しい山岳地帯になっている。地霊殿領の領域であるこの地は、入り組んだ地形、交通の難所となる洞窟、下手に進むと迷う山々などから相まって、旅をするのは非常に困難を極める。行商人がたまに交易に訪れる以外は、一般人が滅多な事では旅をしないこの地域は、幻想原とは全く異なる生活様式などを持った諸国などがある


幻想原地域ガイド

幻想原地域ガイドでは幻想原にある様々な里や遺跡、鉱山などを紹介する

人間の里(地域) 人口20万人

旧世界崩壊以前から幻想原にある人間たちの里、かっては人間と妖怪しかいなかったが、現在では外の世界の住人などもよく行きかっており、それなりに賑やかである。ただし、たまに以前からいる住民とひと悶着起きる事もあるのだが

黒鉄鉱山(地域) 人口8万人

最近になって発見された地霊殿領と領邦を接する付近にある巨大な鉱山、昔は鉄が多少とれる程度で、鉱山としても全く注目されてなかったが、建材の黒檀や武器防具の材料になる黒曜石が深部で発見されたのをきっかけに多くの炭鉱夫がこぞって仕事を求めにやってきた。今では幻想原随一の鉱山地帯である。南東部の紅玉鉱山とは商売敵で、どちらがより多くの利益を出せるかで競争しているようだ

朝露鳥の安息所 (地域)

人間の里の北にある巨大な鳥の巣、この地域のシンボルである朝露草を携えた白鳥が決められた季節に舞い降りるとされる場所である。普段は鳥は舞い降りないので、周辺住民が協力して清掃している

日の入り祭壇 (地域)

近辺の森人僧が瞑想などに用いる祭壇、周辺は強い魔力で満ちており、ここに来ると自然と一体化する事ができるとの事だ。ただし、森人僧以外からすれば単に景色がいいだけの場所に過ぎない。またここで見る日の入り光景は非常に素晴らしく。それ目当てでやってくる者たちも後を絶たない

共鳴する自然 (地域)

日の入り祭壇がある付近に存在する巨大な自然洞窟、内部は外見とは裏腹に遺跡のようになっており、壁には森人文字で何かを伝えるような文章や壁画が描かれている。また内部はゴーレムや、魔法生物(自然系)の生息地点となっており無用の者が無暗に立ち入ろうとするとたちまち彼らから反撃されるだろう

名もなき戦士の墓 (地域)

人間の里並びにその付近が見渡せる丘にひっそりと建つ墓、墓の墓碑銘は名もなき戦士、ここに眠る。とだけ書かれており、一体だれが埋葬されているのか?などは現在も謎とされている。ただし、夜になると、戦士の亡霊が墓から出てきて、何かもの言いたげに周囲を見ていた。とも誰かを待っていたとも目撃情報が出ており、更に謎を深めている
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