●冬仲町(ふゆなかちょう) 人口六万。 平安の世に開設された居住地。鎌倉時代には源氏の寵愛を受けていた。 南北朝時代のころは様々な略奪行為があったとされる。 しかし、開国に伴う混乱と、令和までの紆余曲折はあったが、おおむね平和だった。 現在は、観光目的で、再開発の機運が高まっている。大きな動きは見られない。 〇冬仲町内会 現在、春田町長が運営する町議会の集まり、議会は秋津議長が仕切る。 大抵は春田と秋津が、議長と町長を持ち回りにするのが慣例となっており、議会は飲み会の為の前フリとまで言われている。 〇二十一世紀記念病院 二十年前に出来た病院。 名前は偉そうだが、大抵の機材は中古の払い下げである。 院長の一ノ瀬氏は、議会の町長に立候補したがっている。 〇町立グラウンド 幼稚園児から老齢まで広く使われているグラウンド。 サッカーチームと野球チームが使用権をかけて争っている。殆んどのメンバーはかけもちではあるが‥‥。 〇三津国寺 江戸時代に作られた真言宗の寺院。裏には墓場があり、肝試しスポット。 幅広い年齢層を集め、心身ともに健康になるという主旨で、剣道の道場を開いている。流派は新陰流だそうだ。 〇八幡院神社 鎌倉時代に作られた神社。源氏の武運祈願を願って建立された。 現在でも女性を中心に、弓術の道場を開き、秋には奉納行事を開く。 正月はにぎわっている。武運と恋愛祈願に利益があるとされている。 〇一潟記念館 昭和に作られた美術館。名士であった、故一潟家が集めた和人形などの品を公開している。別館には刀などが集められており、少し前はにぎわっていた。 現在は一潟氏の傍系が運営している、 〇メゾンモーメント 平成に作られたマンション。当時は新参の住人と、町民の間で摩擦が絶えなかったが、夏の祭りで意気投合した‥‥とされる。 現在も新住民が絶えず、もっとも人口拡大に貢献しているとされる。 〇江口学院 明治に開設した中高一貫の共学の学校。学ラン、セーラー服が制服である。 寮も設置されており、独立心を養うためにかなりの割合で入寮を選ぶそうだ。ただし、寮のメシの不味さは、戦前から伝説的な不評を買っている。 〇町立義仲小学校 大正に開校の小学校。一応、男女ともにセーラー服が標準服である。 新しもの好きの校長により、もろもろの変革がされ、開かれた学校運営がされている。ただし、町議会からの風当たりも強いようだ。 〇馬宮山 義仲小学校の裏山。 登山道を行けば、小学校低学年でも山頂の祠まで行ける。 しかし、登山道を外れると、狸や狐に悪さされるという噂もある。 〇ラーメン自慢:轟雷軒 江口学院の近くにあるラーメン屋。男女問わずに、学生の胃を掴んでいる。 代々続く、こだわりのメニューはチャーハン、ギョーザ、醤油ラーメンのみっつしか出さない。最近、店主が結婚し、後継者も期待されている。 〇オバケ山 バブル末期、観光を誘致し、大規模に開発された地。 山や丘陵地を切り崩す、中途半端な開発のまま、バブル崩壊で開発は中止された。現在に至るまで立ち入り禁止。
コメント欄:(最大1000文字)
※投稿するにはこのコミュニティに参加する必要があります。
スレッド一覧に戻る
まだレスポンスがありません。