【D&D5版】英雄叙事詩・草稿1

ポール・ブリッツリプレイ  7
登録日:2018/01/22 00:40最終更新日:2018/01/23 01:16
(駆け出し吟遊詩人「北風のシャイド」が書いた名前のない英雄叙事詩の草稿。冒頭部と思われる)


 ここは小さな酒場宿 リュート爪弾き歌いおる
 わたくし詩人の目の前に さて集いたる英雄は
 まずはリアンよ 不屈の戦士
 次にピーター 弓負う野伏
 そしてヴァルティン 竜のシャーマン
 モンクのユザレも 竜の拳士よ
 僭越ながら小生が 杯の音頭を取りまして
 英雄たちの物語 これより始めにございます

 役人どものいうことにゃ 道には危険がたんとござる
 手付の金貨をはずむので 町の顔役ゴースより
 証書をもらってくれまいか 印章押すのもしかと頼む
 むろん彼らもからっけつ 一も二もなくうなずいた
 町へと続く道すがら ゴブリンどもが襲ってくると
 役人どもは警告したが そんなの気にするやつらじゃない

 道は静かでどんどん続く ふと目の前に煙が立つ
 聞こえてくるは野蛮な叫びと 命も危うき旅人の悲鳴
 英雄たちは駆けつけて 始まりましたは剣戟の音
 ゴブリンたちが群れを成し 商人たちを襲いしか
 ユザレの杖がゴブリンを一撃 ヴァルティンは呪文で凍てつかせ
 ピーターの矢は防具を貫き ゴブリンどっと大地に倒れる 
 それでもゴブリンただではやられず リアンめがけて深手を負わせ
 そして奥ではただ一人 麗人剣士が必死の防戦
 相手はまさに小山のような それは醜きゴブリンの頭領
 詩人は歌で剣士を守るが ああ麗人の命は危うし
 されど剛毅な英雄たちは ひるむことなく吶喊し 
 杖と剣をば振り回し 獅子奮迅の大暴れ
 不逞な賊のゴブリンどもを 一匹たりとも生きて帰さず
 焔の眼をした麗人剣士 キーシャの深手を歌で癒やすと
 怯える商人を助け起こして 威風堂々街へと進む

 ひと仕事せし英雄たちは 心も軽く身も軽く
 リュートの弦をかき鳴らす 詩人の指には指輪がきらり
 これこそ魔法の守りの指輪 されど危難はまだまだ去らぬ
 さてさていかに相成りますか 続きはまたのお楽しみ
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コメント一覧

7. ポール・ブリッツ
2018/01/23 01:16
>蘇民さん

少々悪乗りが過ぎたかな、とも思いましたが、喜んでくださって何よりです(^^)
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6. 蘇民將來
2018/01/22 21:42
>ポールさん
吟遊詩人としての観点から旅の総括をして下さり、ありがとうございました。
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5. ポール・ブリッツ
2018/01/22 09:23
>イズミさん

聴衆にウケたら続きを書くしかないですねこのへっぽこ吟遊詩人も(笑)。

がんばります(^^)
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4. イズミ
2018/01/22 08:03
ポールさん

確かに、市販されてる公式シナリオとかは、ネタバレになっちゃうのでまずいとおもいますが、
オリジナルで、キャラが見聞きしたことをこんな風にリプレイを作成するのは、
アリだと思うのですが、マスター次第ですかね。

個人的には、非常に面白くて、文章も凝っていて良い趣向だと思うので、
是非、続けて欲しいのですが。
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3. ポール・ブリッツ
2018/01/22 07:36
いっぺんやってみたかったんですよ。こういうリプレイ書くの。せっかく吟遊詩人になったんだから、思い切り楽しまないと(笑)

問題はGMがどこまで書くのを許してくれるか、ですね。公式シナリオではネタバレするわけにはいかないし、オリジナルならさらにネタバレできないかも……などと。

悩ましいところです。
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2. レーヴァ
2018/01/22 01:03
おー、すばらしい
自分のキャラの活躍が詩になってるとなんだか立派な冒険者になったっぽい
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1. イズミ
2018/01/22 00:51
短時間で、これだけの文章を書きあげるとはすごいですね!!
きちんとハードの詩になってるところが良いですね。

次回もこの調子でお願いします。
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