ケダモノオペラ 体験シナリオ=少年と絵 https://operarpg.jp/ !注意 詳細な描写はありませんが、人が死にます。 ハッピーエンドではありません。
機械が空を飛びはじめ、剣と魔法が昔語りとなった頃…。 ケダモノが住処のある“闇の森”から散策にでたときのこと。 廃墟となった聖堂で、ケダモノは少年パウロと出会いました。 絵描きに憧れるパウロは、この聖堂の名高い天井画、リュミエールの『天空の世界』を見に来たのです。 天井は先日の空襲で焼け落ちてしまっていました。 少年は意気消沈。 けれどケダモノには失われたものの在り処に心あたりがありました。 人喰いのケダモノが、いったいどういう風の吹き回しなのでしょう? ケダモノはパウロをそこまで連れて行くことにしたのです。
プレイヤー: ソイ様 ケダモノ種:ヤミオオカミ 権能:暴虐 伝説:人に憧れた獣 あなたは人というものに興味を抱き、憧れています。 欲望:鑑賞 人々の悲劇や激しい感情を間近で堪能するために、頼みをきく。 欲望:義侠 どうしても、自分を頼みとする弱きモノをむげにはできない。 疑似餌の姿:長い髪の少女 住処:列車と駅舎
ヴェールは人間が好き。食べちゃいたいくらい。
人間を食べることで真の魂を取り込みたいと思っている。
魂に魅了され、人間を知りたくて普段はよく観察しているが、気が高ぶってうっかり食べちゃう事もある。
リュミエールとかつて知り合いだったので、たびたび聖堂に訪れていた。
実はリュミエールはワシが食べた。
[情報] マスター : かつては美しかったであろう聖堂。今では扉はなく、壊れた天井からは燦々と日が差し込んでいます。 そんな聖堂の中央で、ひとりの少年が、青空を見上げて立ち尽くしていました。
ヴェールは疑似餌で話しかける
遠い街から来たんだけど、ここも戦争で焼けちゃったんだね。
ここの天井にはね、リュミエールの『天空の世界』っていうフレスコ画が描かれていたんだ。この国の絵描きがみんな憧れたんだよ。僕は模写でしか知らないんだけど、それはそれは見事で
[情報] 試練1 : 試練:聖堂の記憶を思い出す 権能:【叡智】 難度:1 ▼波乱予言 ①〈予言:あなたはその絵画の美しさが、まるでわかりませんでした〉 ②〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉 ③〈予言:あなたはパウロを食べたくて食べたくて、他にはなにも考えられませんでした〉 [情報] マスター : 影跳び 使用 影の中の記憶を探る [情報] マスター : 〈特技予言:暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした〉獲得 [情報] マスター : 受難の門 [情報] マスター : 〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉獲得 [情報] マスター : シックスセンス 影跳び 復活 [情報] マスター : そういえば“闇の森”の“夢が流れ着く岸辺”で、この聖堂を見かけた記憶がある。そこでは死者たちの記憶から、物や建築物が実体化してあらわれる。パウロの言うように、多くの人に親しまれていた建物であれば、その姿が岸辺に流れ着いたとしても不思議はない。 天井画はきっと、まだ残っている。 [情報] マスター : あなたは“闇の森”に、パウロを連れていきました。 巨大な植物が生い茂り、その間を光り輝く精霊たちが飛び交います。幻想的な光景に、パウロは目をみはりました。
すごい……! まるで昔、お母さんに読んでもらった童話の本みたいだ。こんな光景が見れるなんて思いもしなかったよ
[情報] マスター : そのとき傍らにいたパウロの姿が消えます。 慌てて見回すと、足に絡んだ蜘蛛の糸によって樹上に吊り上げられているのです。それを合図にするかのように、あたりに10匹ほどの蜘蛛たちがあらわれます。 その背後にいるのは、一際巨大な蜘蛛のケダモノ。 アラクネとその子供たちです。 人の気配を感じて、アラクネが罠をはったのです! [情報] 試練2 : 試練:パウロを蜘蛛から救う 権能:【暴虐】 難度:1 ▼波乱予言 ①〈予言:かつてあなたの大切なモノが、アラクネに殺されました〉 ②〈予言:パウロは足を怪我してしまい、歩けそうにありません〉 ③〈予言:パウロはあなたの獰猛さにおそれおののきました〉 [情報] マスター : ぺろり 使用
ヴェールはアラクネを無邪気に食べる
[情報] マスター : 〈特技予言:ご馳走になってしまいました〉獲得&実現 [情報] マスター : 栄光の門 アラクネの子 : げせんな。ケダモノであるお前が、なぜ喰いもせずあの人間を守る? いかにもうまそうだ。これほどの魂の匂いは、数百年ぶりに嗅ぐ。お前が食べぬなら、よこせ。 さらに子を産むために、よき魂を喰わねばならんのだ。 人の子を飼って、永遠の退屈を慰めるか?くだらん……実にくだらん。 母の仇を討つためにおまえと戦うには、もっと仲間を呼び集めねばな……。
伝説のとおりだ。ケダモノはやっぱり、人間を食べるんだね。
君も、僕を食べたいの……?
ヴェールはあやふやに答えるが、天井画の事は嘘ではないと答える
よかった…。安心したらちょっと疲れちゃった。それにお腹も減ったかも
[情報] マスター : パウロはそう言って、ケダモノにもたれかかります。 言葉以上に消耗していそうです。 ぽつりぽつりと雨が降り始めます。 空を見上げると、雲海があたりを覆っています。遠くからは、雷の轟きまで。 もう少し歩けば、ケダモノの住処があります。 そこまで行けば安全に休息できるでしょう。 [情報] マスター : 住処にたどり着く頃には、激しい嵐が訪れていました。 パウロはふらふらと身体を横たえます。 彼の顔は熱っぽく、なにか尋ねても、うわ言のような答えしかかえってきません。 人の身体にうといケダモノにも、彼の様子がおかしいことがわかります。 [情報] 試練3 : 試練:パウロの手当をする 権能:【慈愛】 難度:1 ▼波乱予言 ①〈予言:あなたの治療は、重い副作用を引き起こしました〉 ②〈予言:あなたは人間をちっとも理解していませんでした〉 ③〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉 [情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用 [情報] マスター : 〈特技予言:死にものぐるいの抵抗が、不意をつきました〉獲得 [情報] マスター : 受難の門 [情報] マスター : 〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉獲得
少し苦戦したものの、パウロは話が出来るまで回復した
僕の町に降り注いだ爆弾には、毒があったんだ。家族も友達も家も学校も、僕がこのスケッチブックに描いたものはみんななくなっちゃった。僕の身体、お医者様にもどうしようもないんだって
だから……だから最期にあの絵がひと目見てみたかったんだ
こんな僕の肉なんて、おいしくないかもしれない。でも、僕あの絵が見られたら、君に食べられてもいいよ……
[情報] 死の予言 : 〈予言:天井画を見上げながら、パウロは息を引き取りました〉
ヴェールはパウロを死なせたくないと思いつつ、天井画を見せた瞬間パウロの魂はどんなふうに震えるのか見て見たくてたまらなくなる
[情報] マスター : ふたたび出発したあなたたちは、思わぬ障害に行き当たりました。通り道をふさぐように、轟々と音をたてて川の水が横切っているのです。 おそらく嵐で、“闇の森”を巡る外つ川が氾濫したのでしょう。 ここを渡らねば、海岸にはたどり着けません。 パウロの身体には、時間がないのです…。 [情報] 試練4 : 試練:川を渡る 権能:【狡猾】【叡智】 難度:1 ▼波乱予言 ①〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉 ②〈予言:川の冷たさに、パウロは凍えてしまいました〉 ③〈予言:パウロは書き溜めたスケッチブックをなくしてしまいました〉 [情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用 [情報] マスター : 受難の門 [情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉獲得 [情報] マスター : 狩人の悪知恵 復活 〈特技予言:標的を間違えました〉削除 [情報] マスター : あなたたちが“夢が流れ着く岸辺”にたどり着く頃には、夜空に満月がのぼっています。 広大な砂浜には、無人の街が広がっていました。 ひとつひとつの建物は見事なものですが、時代も文化もバラバラ。これまで世界に産まれ、死んでいった人々の夢が織りなした、奇妙なオブジェ。 このどこかで聖堂を見たはず。しかし海岸はあまりに広大です。 そのとき背後の森から、無数の影が迫ってきました。 森中から集められたアラクネの子供たちです。 まだパウロのことをあきらめていなかったのです! あなたはパウロを運びながら聖堂を探しはじめました。 [情報] 試練5 : 試練:追手をかわし、聖堂を探す 権能:すべて 難度:2 ▼波乱予言 ①〈予言:あなたはもう人を好きにならないと決めました〉 ②〈予言:蜘蛛たちがすべてを食べつくしました〉 ③〈予言:スケッチブックに描かれたものが、現実にあらわれました〉 ④〈予言:パウロはもう目が見えませんでした〉 [情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用
ヴェールは腹からアラクネの足を吐き出し、子供たちを動揺させる
[情報] マスター : 〈特技予言:標的を間違えました〉獲得 [情報] マスター : 銀狼 使用
動揺させた隙に子供たちを皆殺しにする
[情報] マスター : 〈特技予言:あなたにはもう、仲間も友もいませんでした〉獲得 [情報] マスター : 栄光の門 [情報] マスター : 〈特技予言:あなたにはもう、仲間も友もいませんでした〉実現
かつてヴェールはリュミエールを食べてしまい、それから独りぼっちだった
[情報] マスター : 〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉実現
毒によってマヒしていく
[情報] マスター : 〈特技予言:死にものぐるいの抵抗が、不意をつきました〉 〈特技予言:標的を間違えました〉 実現 [情報] マスター : 〈特技予言:暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした〉実現
いつも暗闇にいるのは自分のはずが、子蜘蛛が潜んでいたとは
[情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉実現
パウロを先にいかせ、パウロは一人で天井画を先にみた
[情報] マスター : 薄暗い聖堂に入ると、少年は苦しげに身体を横たえ、天を仰ぎます。 ステンドグラスから煌々と差し込む月明かり。 そこに天上の楽園が浮かびあがっていました。この幻想の天井画は、これまでこの絵を見上げてきた人々の夢がつくりだした結晶です。 きっと本物以上に、キラキラと輝いているでしょう。 パウロは感嘆の吐息をもらします。
すごい……すごいな、本当に。これがリュミエールの描いた天国なんだ
僕もいつか、こんな絵を
[情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロに天井画を見せてあげました〉実現
パウロの魂は頭上に広がる天井画のあまりの美しさと、自分が毒で死んでしまう事への恐怖で激しく震える
ヴェールはパウロの魂のゆらめきに食欲が抑えきれず、衝動的に食べてしまった
[情報] マスター : 〈予言:天井画を見上げながら、パウロは息を引き取りました〉実現
パウロの頭部を衝動的に食べてしまった瞬間、期待以上の満足感を得ると共にヴェールは激しく後悔する。
そしてかつてリュミエールの事をも衝動的に食べてしまい、同じように後悔していたことを思い出す
[情報] マスター : 〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉実現 [情報] マスター : オペラ 月喰らい 発動
ヴェールはこの激しい後悔の気持ちを早く忘れてしまいたいと心から願う。
[メイン] ヴェール : 10d100 (10D100) > 532[12,76,11,37,27,43,47,99,91,89] > 532
世界の時間はそのままに、自分自身の時を532年進める。
なぜこんなところにいるのだろう?
この天井画は見たことがある気がする。
この首がない死体は何だろう?
ヴェールは不思議に思いながら、リュミエールとの思い出がある聖堂に向かう。
少年と絵 おしまい
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ケダモノオペラ 体験シナリオ=少年と絵
https://operarpg.jp/
!注意
詳細な描写はありませんが、人が死にます。
ハッピーエンドではありません。
イントロ : むかしむかし
機械が空を飛びはじめ、剣と魔法が昔語りとなった頃…。
ケダモノが住処のある“闇の森”から散策にでたときのこと。
廃墟となった聖堂で、ケダモノは少年パウロと出会いました。
絵描きに憧れるパウロは、この聖堂の名高い天井画、リュミエールの『天空の世界』を見に来たのです。
天井は先日の空襲で焼け落ちてしまっていました。
少年は意気消沈。
けれどケダモノには失われたものの在り処に心あたりがありました。
人喰いのケダモノが、いったいどういう風の吹き回しなのでしょう?
ケダモノはパウロをそこまで連れて行くことにしたのです。
名前:ヴェール
プレイヤー: ソイ様
ケダモノ種:ヤミオオカミ
権能:暴虐
伝説:人に憧れた獣 あなたは人というものに興味を抱き、憧れています。
欲望:鑑賞 人々の悲劇や激しい感情を間近で堪能するために、頼みをきく。
欲望:義侠 どうしても、自分を頼みとする弱きモノをむげにはできない。
疑似餌の姿:長い髪の少女
住処:列車と駅舎
ヴェールは人間が好き。食べちゃいたいくらい。
人間を食べることで真の魂を取り込みたいと思っている。
魂に魅了され、人間を知りたくて普段はよく観察しているが、気が高ぶってうっかり食べちゃう事もある。
リュミエールとかつて知り合いだったので、たびたび聖堂に訪れていた。
実はリュミエールはワシが食べた。
[情報] マスター : かつては美しかったであろう聖堂。今では扉はなく、壊れた天井からは燦々と日が差し込んでいます。
そんな聖堂の中央で、ひとりの少年が、青空を見上げて立ち尽くしていました。
ヴェールは疑似餌で話しかける
遠い街から来たんだけど、ここも戦争で焼けちゃったんだね。
ここの天井にはね、リュミエールの『天空の世界』っていうフレスコ画が描かれていたんだ。この国の絵描きがみんな憧れたんだよ。僕は模写でしか知らないんだけど、それはそれは見事で
[情報] 試練1 : 試練:聖堂の記憶を思い出す
権能:【叡智】
難度:1
▼波乱予言
①〈予言:あなたはその絵画の美しさが、まるでわかりませんでした〉
②〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉
③〈予言:あなたはパウロを食べたくて食べたくて、他にはなにも考えられませんでした〉
[情報] マスター : 影跳び 使用
影の中の記憶を探る
[情報] マスター : 〈特技予言:暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした〉獲得
[情報] マスター : 受難の門
[情報] マスター : 〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉獲得
[情報] マスター : シックスセンス
影跳び 復活
[情報] マスター : そういえば“闇の森”の“夢が流れ着く岸辺”で、この聖堂を見かけた記憶がある。そこでは死者たちの記憶から、物や建築物が実体化してあらわれる。パウロの言うように、多くの人に親しまれていた建物であれば、その姿が岸辺に流れ着いたとしても不思議はない。
天井画はきっと、まだ残っている。
[情報] マスター : あなたは“闇の森”に、パウロを連れていきました。
巨大な植物が生い茂り、その間を光り輝く精霊たちが飛び交います。幻想的な光景に、パウロは目をみはりました。
すごい……! まるで昔、お母さんに読んでもらった童話の本みたいだ。こんな光景が見れるなんて思いもしなかったよ
[情報] マスター : そのとき傍らにいたパウロの姿が消えます。
慌てて見回すと、足に絡んだ蜘蛛の糸によって樹上に吊り上げられているのです。それを合図にするかのように、あたりに10匹ほどの蜘蛛たちがあらわれます。
その背後にいるのは、一際巨大な蜘蛛のケダモノ。
アラクネとその子供たちです。
人の気配を感じて、アラクネが罠をはったのです!
[情報] 試練2 : 試練:パウロを蜘蛛から救う
権能:【暴虐】
難度:1
▼波乱予言
①〈予言:かつてあなたの大切なモノが、アラクネに殺されました〉
②〈予言:パウロは足を怪我してしまい、歩けそうにありません〉
③〈予言:パウロはあなたの獰猛さにおそれおののきました〉
[情報] マスター : ぺろり 使用
ヴェールはアラクネを無邪気に食べる
[情報] マスター : 〈特技予言:ご馳走になってしまいました〉獲得&実現
[情報] マスター : 栄光の門
アラクネの子 : げせんな。ケダモノであるお前が、なぜ喰いもせずあの人間を守る?
いかにもうまそうだ。これほどの魂の匂いは、数百年ぶりに嗅ぐ。お前が食べぬなら、よこせ。
さらに子を産むために、よき魂を喰わねばならんのだ。
人の子を飼って、永遠の退屈を慰めるか?くだらん……実にくだらん。
母の仇を討つためにおまえと戦うには、もっと仲間を呼び集めねばな……。
伝説のとおりだ。ケダモノはやっぱり、人間を食べるんだね。
君も、僕を食べたいの……?
ヴェールはあやふやに答えるが、天井画の事は嘘ではないと答える
よかった…。安心したらちょっと疲れちゃった。それにお腹も減ったかも
[情報] マスター : パウロはそう言って、ケダモノにもたれかかります。
言葉以上に消耗していそうです。
ぽつりぽつりと雨が降り始めます。
空を見上げると、雲海があたりを覆っています。遠くからは、雷の轟きまで。
もう少し歩けば、ケダモノの住処があります。
そこまで行けば安全に休息できるでしょう。
[情報] マスター : 住処にたどり着く頃には、激しい嵐が訪れていました。
パウロはふらふらと身体を横たえます。
彼の顔は熱っぽく、なにか尋ねても、うわ言のような答えしかかえってきません。
人の身体にうといケダモノにも、彼の様子がおかしいことがわかります。
[情報] 試練3 : 試練:パウロの手当をする
権能:【慈愛】
難度:1
▼波乱予言
①〈予言:あなたの治療は、重い副作用を引き起こしました〉
②〈予言:あなたは人間をちっとも理解していませんでした〉
③〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉
[情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用
[情報] マスター : 〈特技予言:死にものぐるいの抵抗が、不意をつきました〉獲得
[情報] マスター : 受難の門
[情報] マスター : 〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉獲得
少し苦戦したものの、パウロは話が出来るまで回復した
僕の町に降り注いだ爆弾には、毒があったんだ。家族も友達も家も学校も、僕がこのスケッチブックに描いたものはみんななくなっちゃった。僕の身体、お医者様にもどうしようもないんだって
だから……だから最期にあの絵がひと目見てみたかったんだ
こんな僕の肉なんて、おいしくないかもしれない。でも、僕あの絵が見られたら、君に食べられてもいいよ……
[情報] 死の予言 : 〈予言:天井画を見上げながら、パウロは息を引き取りました〉
ヴェールはパウロを死なせたくないと思いつつ、天井画を見せた瞬間パウロの魂はどんなふうに震えるのか見て見たくてたまらなくなる
[情報] マスター : ふたたび出発したあなたたちは、思わぬ障害に行き当たりました。通り道をふさぐように、轟々と音をたてて川の水が横切っているのです。
おそらく嵐で、“闇の森”を巡る外つ川が氾濫したのでしょう。
ここを渡らねば、海岸にはたどり着けません。
パウロの身体には、時間がないのです…。
[情報] 試練4 : 試練:川を渡る
権能:【狡猾】【叡智】
難度:1
▼波乱予言
①〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉
②〈予言:川の冷たさに、パウロは凍えてしまいました〉
③〈予言:パウロは書き溜めたスケッチブックをなくしてしまいました〉
[情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用
[情報] マスター : 受難の門
[情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉獲得
[情報] マスター : 狩人の悪知恵 復活
〈特技予言:標的を間違えました〉削除
[情報] マスター : あなたたちが“夢が流れ着く岸辺”にたどり着く頃には、夜空に満月がのぼっています。
広大な砂浜には、無人の街が広がっていました。
ひとつひとつの建物は見事なものですが、時代も文化もバラバラ。これまで世界に産まれ、死んでいった人々の夢が織りなした、奇妙なオブジェ。
このどこかで聖堂を見たはず。しかし海岸はあまりに広大です。
そのとき背後の森から、無数の影が迫ってきました。
森中から集められたアラクネの子供たちです。
まだパウロのことをあきらめていなかったのです!
あなたはパウロを運びながら聖堂を探しはじめました。
[情報] 試練5 : 試練:追手をかわし、聖堂を探す
権能:すべて
難度:2
▼波乱予言
①〈予言:あなたはもう人を好きにならないと決めました〉
②〈予言:蜘蛛たちがすべてを食べつくしました〉
③〈予言:スケッチブックに描かれたものが、現実にあらわれました〉
④〈予言:パウロはもう目が見えませんでした〉
[情報] マスター : 狩人の悪知恵 使用
ヴェールは腹からアラクネの足を吐き出し、子供たちを動揺させる
[情報] マスター : 〈特技予言:標的を間違えました〉獲得
[情報] マスター : 銀狼 使用
動揺させた隙に子供たちを皆殺しにする
[情報] マスター : 〈特技予言:あなたにはもう、仲間も友もいませんでした〉獲得
[情報] マスター : 栄光の門
[情報] マスター : 〈特技予言:あなたにはもう、仲間も友もいませんでした〉実現
かつてヴェールはリュミエールを食べてしまい、それから独りぼっちだった
[情報] マスター : 〈予言:パウロの利き腕が麻痺しました〉実現
毒によってマヒしていく
[情報] マスター : 〈特技予言:死にものぐるいの抵抗が、不意をつきました〉
〈特技予言:標的を間違えました〉
実現
[情報] マスター : 〈特技予言:暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした〉実現
いつも暗闇にいるのは自分のはずが、子蜘蛛が潜んでいたとは
[情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロとはぐれ、肝心なときに一緒にいませんでした〉実現
パウロを先にいかせ、パウロは一人で天井画を先にみた
[情報] マスター : 薄暗い聖堂に入ると、少年は苦しげに身体を横たえ、天を仰ぎます。
ステンドグラスから煌々と差し込む月明かり。
そこに天上の楽園が浮かびあがっていました。この幻想の天井画は、これまでこの絵を見上げてきた人々の夢がつくりだした結晶です。
きっと本物以上に、キラキラと輝いているでしょう。
パウロは感嘆の吐息をもらします。
すごい……すごいな、本当に。これがリュミエールの描いた天国なんだ
僕もいつか、こんな絵を
[情報] マスター : 〈予言:あなたはパウロに天井画を見せてあげました〉実現
パウロの魂は頭上に広がる天井画のあまりの美しさと、自分が毒で死んでしまう事への恐怖で激しく震える
ヴェールはパウロの魂のゆらめきに食欲が抑えきれず、衝動的に食べてしまった
[情報] マスター : 〈予言:天井画を見上げながら、パウロは息を引き取りました〉実現
パウロの頭部を衝動的に食べてしまった瞬間、期待以上の満足感を得ると共にヴェールは激しく後悔する。
そしてかつてリュミエールの事をも衝動的に食べてしまい、同じように後悔していたことを思い出す
[情報] マスター : 〈予言:あなたは大切なことを忘れてしまった自分に気づき、おののきました〉実現
[情報] マスター : オペラ 月喰らい 発動
ヴェールはこの激しい後悔の気持ちを早く忘れてしまいたいと心から願う。
[メイン] ヴェール : 10d100 (10D100) > 532[12,76,11,37,27,43,47,99,91,89] > 532
世界の時間はそのままに、自分自身の時を532年進める。
なぜこんなところにいるのだろう?
この天井画は見たことがある気がする。
この首がない死体は何だろう?
ヴェールは不思議に思いながら、リュミエールとの思い出がある聖堂に向かう。
少年と絵 おしまい