若輩者さんの日記 「「マイナー邪神を流行らせたい」 “凍れる北方に眠る恐怖”ノフケー」

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2021/07/27 22:01[web全体で公開]
😶 「マイナー邪神を流行らせたい」 “凍れる北方に眠る恐怖”ノフケー
このグレート・オールド・ワンは深い白毛に覆われ、一本の角を額から生やした六本の手足を持つ大型の人型邪神です。

「あれ? ノフケーは上級の独立種族では?」と思った方はいらっしゃると思うのでお答えすると、そちらは「ノフ=ケー」としてクトゥルフTRPGに置いては別データとして分けられている神話生物です。
というのもこの邪神は原作クトゥルフ小説が複数の作家が登場させたため、作家同士で微妙に設定の食い違いが発生した結果、一個体名だったノフケーが実は種族全体の名前になり、ラーン=テゴスの化身であったり、クトゥルフの化身であったりと、ニャルラトホテプ以上に混沌とした設定をしています。

マレウス・モンストロルムには『クトゥルフ神話における一つの謎である』とそれらしい言い訳が項目の一番最初に来ていますが、意訳すると「この無茶苦茶になった設定に整合性を付けるのは無理だよ」となります。
『本書では個別のグレート・オールド・ワンとして記載するが、KPによってはクトゥルフやラーン=テゴスの化身として扱っても良い』と完全に登場させるKPに設定を丸投げしているのがその証拠でしょう。
吹雪を吹かせる攻撃や姿形、その生息地までノフ=ケーとほぼ被っているので、いっそ同じデータにして『KPの判断で上級の独立種族か、グレートオールドワンか選んでもいい』とするか、どちらかを「グノフケー(表記揺れ)」にした方がよかったのではないかと思えるほどです。

北方の地域を訪れるシナリオや、ノフケーはクトゥルフやラーン=テゴスの化身という理論のKP様は登場させても良いのではないのでしょうか?
これだけ公式が適当な設定を見るに、シナリオを製作する上で多少神話生物がデータとの差異が発生しても許されるのではないかという安心感すら伝わってくる素敵な邪神です。

詳しく知りたい方はマレウス・モンストロルムのP229(ノフケー)、P91(ノフ=ケー)をご覧ください。
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