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😶 過去のセッション日記 深淵(中編) 後編に続く! と書いてあったな。あれは嘘だ。 調子に乗って書けるところまで書いてみたところ、とんでもなく長くなりましたw (承前)https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=master2000&i=master2000_165530811514 (前編)https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=master2000&i=master2000_165539483638 まずは各人のオープニング。 戦場で死亡し、遺言を残すはずだった前領主クルーゲ。だけど王子タスラン、現在絶賛行方不明中www そこで急遽舞台は平和な頃のバラー領からスタート。 領主としての心構えをタスランに説くはずの領主クルーゲですが……。 「ぶるぅああああっ!」 筋骨隆々のマッチョ領主登場。CVは若本規夫御大だそうで。(坊さんの希望。それをGMも拾っちゃう!) 「領民を支配するのは力だあっ!」 うわ、駄目な領主だwww でも真正面からやりあってこのオッサンに勝てる気がしねぇ。 しかし、そんな領主クルーゲも火神教団を率いる姫将軍・ウルスラの前に戦場で散ることになります。 あのオヤジに勝ったウルスラに勝てる気がしねぇ! ヤツ、ただのボインじゃねぇぞっ!(←魔族です) でも私、今からヤツとやりあうんだぜ。orz 月日は流れ。 神隠しにあったタスランがバラー領に帰ってきます。そこで見たものは、砂漠化した土地、奴隷となった国民。そしてその奴隷達が築きあげた巨大なピラミッド。 「聖帝十字陵かよっ!」 じゃあ盲目の私は仁星のシュウで、って咄嗟に出てこないのが俺クオリティ。もったいない。一発ドッカン貰えたのに。言ってたら死亡フラグだったけど。 行方不明となった17年間の歳月(タスラン自身は1日しか経過していない)で変わり果てた領地に愕然とするタスラン。 そこへ登場するオルクス。 「まさか、タスラン王子? あの頃と姿は変わっていないが、本当にタスラン王子なのか?」 「君は?」 「兵長の息子であったファーレン家のオルクスです。覚えていますか?」 「覚えているとも。ただ、あの時のオルクスは僕よりも年下だった」 「あなたが変わっていないだけです。あなたのいない歳月、全てが変わりました。案内します、こちらへどうぞ」 そうして案内された所は。 THE 奴・隷・部・屋! 「行方不明だったタスランを捕まえたぞー!」 哀れwwwwww その後、敵将・ウルスラがツンデレだったとか、コロナエナがオルクスと少年時代に知り合いだったとか、上手く話を拾いながらオープニングシーンが展開されていきます。 「あの時、オルクスがウルスラからかばった少女奴隷が、実は私だったのです!」 ナ、ナンダッテー! そして私のシーン。 とりあえずガイウスと謁見して、とっととバラー領に向かわんことには話にならん。 ガイウス王は現在魔族と融合し、半人半魔の状態のようです。で。構える城が霧に包まれた幽霊船。うわ、格好いいなー。それじゃ私も精一杯格好つけますか。 「それでは、ガイウスに呼ばれた私は、彼に謁見する為に甲板に向かいます。従者の黒眼の肩に手を置いてここまで誘導してもらったケラススですが、甲板に上がる前にその手を離し、『お前はここまでで良い』と告げ、一人で王の前に姿を現します」 「ああ、良い選択ですね。ガイウスは半魔なので普通の人間が彼に近付くと生気を奪われ死んじゃいますし」 そいつは先に言えwwwwwwwwwwwwwwwwww! 縁故の人間がいきなり死ぬところだったじゃないかあっ! ガイウス閣下からハンドアウトの話を語られ、行って来いと命令される私。 「王よ。それに関しては私、少々面白い話を聞きました」 「なんだ?」 「かの国では17年前、行方不明となった領主の息子がいたそうですが、その息子が帰ってきたと言う話。それも17年前から姿を変えずに」 「それは本物なのか?」 「その者が本物なのか偽者なのかはこの際、瑣末な事でございます。その者が存在していることによって、元バラー領の民がどう動くか、と言う事の方が私には興味をそそられますな。 あわよくば、事が大きくなる前に全てが終わるやも知れません」 「ふむ。お前に全て任せる。吉報を待つ!」 「はっ」 よし! とりあえず他のPCに渡りがついた。 あとはこのPCを利用して・・・・・・。 ケラススの青写真はこんな感じ。 ・タスランをそそのかし、奴隷達を煽動する。 ・奴隷が内乱を起こし、火神教団と戦えばどちらが勝利しようとも疲弊する。 ・タスランとオルクスを対立させ、どちらかが死亡する(相打ちならなお良し) ・タスランがしねば、ウルスラを倒した後土地の支配者がいなくなるので併呑しやすくなるし、オルクスがしねばウルスラは右腕を失うことになる。 ・内乱の事も併せれば、どちらにしてもガイウスが軍を動かし易くなる事は請け合い。 ・理想はタスランがオルクスを倒し、さらにウルスラまで倒してくれれば言うことなし。最後は私がタスランを殺害すれば良い訳だし。 おお、悪人だ。まごうこと無き悪人だー。 失敬なっ! ラルハースの国を繁栄させる「正義」じゃないかっ! さあ、行きますよ黒眼。 火神教団の連中を深淵の底に叩き落しに。クックック・・・・・・。 ゲーム本編に突入。 ああ、ウルスラさんが巨乳&ツンデレに加えて良い人フラグまで立ててきたwww。 ウルスラの呼称が、ウルスラ→ウルスラさん→ウルスラ様になって行くwww オルクスが傾倒するのも判るなぁ。 タ、タスケテー。 でも負けない! どうせウルスラと真正面から殺り合うのはタスランだ! 奴隷に身をやつしたタスランは、慣れない肉体労働の為、熱を出し倒れる。 夜。タコ部屋で寝込むタスランの前に、蒼き影が姿を現す。 「あなたがタスラン王子ですか」 「あなたは?」 「私はケラスス。あなたに手を貸す者、とでも言っておきましょうか。以後、お見知りおきを」 「手を貸す? 僕は何の力もない奴隷だ」 「何の力もない? いえ、あなたは御自身の力に気付いてないだけです。あなたは宜しいのですか。この自国の惨状をこのまま見ているだけで? 奴隷となった臣民をこのまま見捨てても宜しいと?」 「良い訳ないじゃないか。だけど、僕に出来る事なんて……」 話を聞いていた奴隷の一人が異議を唱える。タスラン王子は17年前に行方不明となった。確かに面差しは似ているが、今生きていたとしてもこの年齢ではない。 「……! 君は、ハイド。ハイドなのかい!?」 うお、名もないNPCにいきなり名前が付いたwww タスランは語る。ハイドとの親交を。それはハイドとタスランにしか知りえない話。 「タスラン王子。まさか・・・本当に!?」 「そう。僕は間違いなくバラー家のタスランだ」 「よくぞ・・・・・・ご無事で・・・っ!」 「長い年月が流れても、殿下。こうしてあなたを慕う人々がいるのです。あなたがその想いに応えなくて、どうするのですか。 あなたは信頼できる仲間を集めて下さい。それが大きな力となり、火神教団を駆逐することになるでしょう。 その時こそ、ラルハースの国全てを持って、力を貸しましょうぞ」 「ラルハース? 何故君達が力を貸す?」 「ラルハースが信奉する水神は火の神とは滅法相性が悪い、そう言う事ですよ。 何よりこの地には昔、水があり、緑があった。その姿を火の神より奪還したいのです」 そう言い残し、再びケラススは闇の中へと消えてゆく。 「タスラン――思ったよりも有能な駒かもしれませんね」 呟きは、「タスラン帰還」――その歓喜の声に掻き消される。 「悪い人だ」「悪役だ」「黒幕だ」 テーブルの方々からそんな声がw 挙句の果てにGMのメモ書きに「KUROMAKU」と明記される始末www ならば黒幕は黒幕らしく、しばらく場の状況を静観しますか。 とりあえず少年・タスランとは友好的(笑)な関係を築きあげたのですが、さて次はどうしよう。 騎兵・オルクスを悪者に仕立て上げなきゃいけないので(笑)、ならば翼人のまじないし・コロナエナを味方に引き入れたい所です。 しかしコロナエナさん、電波全開です。 死人喚びが出来る人で、姉のフレアエナが死してなお彼女に寄り添っていると言う設定。しかし彼女にしかフレアエナの姿が認知できないwww 宿の台帳に2人の名前を書くとか。(当然宿代も2人分払う) 食事も2人前頼むとか。(当然以下略) 彼女に問いかけると、 「姉さんならここにいるじゃないの。失礼な人ね。行こう、姉さん」 傍から見たら何もない中空に向かい、独り言をブツブツ言い続けるアブない人です。(しかも際限なく!) な、仲良くなれるかなぁ。(汗) 静観しているうちにオルクスとタスランが接触し、協調路線を築き上げる。 うーん。マズイなぁ。 シーンに登場して強引に引き裂いても良いんだけど、それは印象が悪すぎる。これは上手いこと立ち回られた。 コロナエナも梟に変身して情報収集を継続している。 私は昼に動き回るとどうも目立ってしまいそうなので夜まで待ちますか。 夜。 コロナエナがまず動く。 オルクスの寄宿舎にまで侵入し、彼との再会を果たす。タスラン王子の居場所を聞き、彼に導きの水晶を渡す為に。 しかし、オルクスが身にまとうは火神教団の鎧。 「『幼い頃、私を助けてくれたあなたが何故ウルスラの手先になっているの!?』 そう言って短剣を構えてオルクスを睨みます。『タスラン様は一体何処にいるの!?』」 う。これはマズい流れだ。 オルクスの出方次第ではコロナエナもオルクスと協調行動を取り始めるぞ。口説き文句は全く固まってないけど、ここは邪魔しとかないと! 「あなたのようなか細い腕では彼を斃す事は出来ませんよ」 女の背後、気配なく忍び寄った私は彼女からその短剣を取り上げる。 「誰だ!?」 「名のるほどの者ではありません。特にあなたのようなウルスラの走狗にはねっ!」 剣を右手に構え、左手で女を背中に押しやりオルクスと対峙する。 「渡したい物があるのでしょう? タスラン殿下は向こうの奴隷小屋にいます。見張りは私が倒しておきました。お行きなさい!」 見張り倒されてるwwwww ケラスス、お前凄いなぁ。 なぁに、TRPGの世界では良くある事サ。 これでコロナエナがタスランの元へ向かい退場。あくまでオルクスさんには孤立してもらわないとね♡ オルクスと対峙した私は暗に敵対行動を仄めかせ、一触即発のムードを漂わせながらも斬り結ぶ事なく退場。 ちょっとミスった。 最後まで名前を名乗るの忘れてた。orz オルクス的にはシナリオ最後まで名前も判らん男って事になっちまったよ。 あと、1ラウンドくらい戦闘しとけば良かったかも。手札の循環って言う意味で。ちょっと使いづらい手札状況なのよ。 惜しい事をした。 コロナエナは一路タスランの元へ。 さしたる障害もなく(笑)、無事タスランと再会し、姉より託された導きの水晶を渡す。しかしそれは同時に姉との決別をも意味する。 その導きの水晶を受け取ったタスランは圧倒的な幻視をする。 何故、自分は森の妖精(これも魔族)に神隠しにあっていたのか。この水晶の役割は。そして身の内から湧き上がる大いなる力は。 タスランは気付いてしまった。 「僕の血には、水の魔族の血が流れている・・・・・・」 雨が降る。 砂漠と化して久しいこの土地で、数年ぶりの雨が。 タスランと水晶。共鳴する力が天をも動かす。 (注:水の魔族の血を自覚したタスラン、って今読み返してみるとこれ坊さんのアドリブなんだよな。別にGMからそんな指示があった記憶ないし。今更ながらにトンデモない人だなぁ)
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