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💀 ある森羅導師の結末 この時期になると思い出す とある卓の話 私がGMをした、とある冒険の話です。 樹海に浸食された遺跡、つまり自然環境相当のダンジョンアタックだったのですが パーティーメンバーの中にドルイドがいました。 当時、まだ登場して間もなかったドルイド いざ卓が始まると自然環境との相性がとんでもなく ウイングフライヤーで軽業と登攀をスキップし パックカモフラージュで隠密し ネイチャーマスターで見識し アナコンダストリクトで敵を封殺し リプロデューサーでヒーラーより低コストで回復する パーティーメンバー全員の見せ場を彼1人の魔法で喰ってしまいました。 結局彼の独壇場でボス戦まで来たのですが、運悪く敵の遠距離攻撃の出目が走り、更に生死判定で自動失敗し、彼は死亡してしまったのです。 普通ならちょっとした騒ぎになる事故のはずですが、他の皆は恐ろしいほど淡々と戦闘を続けました。 事故を嘆くPLも彼の事を悲しむPCもおらず、本当に淡々とボス戦を終える事となりました。 皆の見せ場を奪った森羅導師は、その死を誰にも悲しんで貰えなかったのでした…。 TRPGは他の参加者と共に楽しんでこそ… 「それをやって楽しくなるのか?」 ゆめゆめ忘れぬようにしなければ。私自身も。
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