【新CoC】鎧-3
ぶいしむセッション[web全体で公開] 1 | |
登録日:2021/05/28 14:04最終更新日:2021/05/28 14:04 |
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コメント一覧
78. ぶいしむ | |
2021/06/06 20:46 |
>チャックさん チャックさんがそう言うと、マロウン卿は興奮した様子で身を乗り出します。 「いやいや、サンドフォードさん、私は亡霊が憑いていても一向に構いません!アーサーの鎧が、巡りめぐってジェームズの子孫である私のところへやってきた。何か運命めいたものを感じるじゃありませんか!むしろ、益々欲しくなりましたよ」 >フリーダさん 「うーむ、アーサーの墓参りですか。生憎ですが、墓がどこにあるのかまでは分かりませんね」 「書物を見るのは構いませんよ。ただ、アーサーを天国に送ってやる助けになる本があるかというと......いささか自信に欠けますな。どちらかというと、教会に相談した方がよい類いの話ではないでしょうか」 そう言った後、マロウン卿は少し考えるようなそぶりを見せます。 「......そういえば、先代のサンドフォード卿やその前の持ち主は、鎧のことを何か書き残していないのですか?以前にも、同じような騒ぎがあったならば、記録に残っていてもおかしくないと思うのですが」
77. ノルトレフュー | |
2021/06/06 18:56 |
(なんと……そのようなことが) どんな感想を抱いたらいいのか悩ましい。当時の誰にも問題があったといえる。 自分は、チャック様の……旦那様の命に従おう。
76. ガランガラン | |
2021/06/06 16:49 |
「なんとその様な来歴があったとは…。」 チラリと鎧を見る。 「残酷な処刑方法の割には随分と鎧は綺麗な状態で残ったのものですね。 ……イヤそもそも、その様な鎧を残しておいたとは…父上は知っておられたのか…全く。」 ふぅ、と小さく溜息をチャックはついてマロウン卿に向き直る。 「その様な曰く付きであったとは…このままでは卿に売れませんな。 何か対策やら取らねばなりませぬな。」
75. 葉月たまの | |
2021/06/06 16:42 |
============================== なるほど、そういう話だったのか、とあたしは納得する。 今のところ、アレクサンダーさまの話に、矛盾はない。 「なるほど……でしたら、そのアーサーさまを成仏させてあげたいです。どうやったら成仏するのか、調べたいので、この館の書物を閲覧していいですか? あと、お墓もあとで尋ねて、花束くらいは備えてあげたいです」 とりあえずアーサーさまの成仏する方法を調べてあげたいな!
74. ぶいしむ | |
2021/06/06 16:39 |
続きです。下のレスから読んでください。 ============================== 「これには、ジェームズも流石に激怒しました。そのとき、ジェームズは戦場にいたのですが、事が発覚すると、同じく戦場にいたアーサーを自分の元に呼びつけました。そして、敵との内通という罪をでっち上げると、すぐに死刑を言い渡したのです」 「ただ首を切るだけでは気が収まらなかったジェームズは、アーサーを特別残酷な方法で処刑することにしました。大釜一杯に煮えたぎる湯を沸かし、震えるアーサーを鎧ごとその中に突き落としたのです。アーサーは世にも恐ろしい悲鳴を上げながら、生きたまま茹でられ、死んでいったと伝えられています」 「……今日、起こったことから察するに、この鎧にはアーサーの亡霊がとり憑いているのでしょう。長い眠りについていたアーサーの亡霊が、自分を惨死に追いやったジェームズの元に、再び連れていかれると察し、恐怖のあまり逃げ出した――そんなところではないでしょうか。何せ、このマロウン館の敷地には、ジェームズの墓もあるのですから」
73. 葉月たまの | |
2021/06/06 16:34 |
============================== あたしは特に疑念もなく、話を聞いていた。 勿論、アーサーさまの言葉は信じてるけど、それはアレクサンダーさまが悪いというのとはまた意味が別だからだ。 今のところ、あたしにはアレクサンダーさまは好意の持てる人物の気がする。 引き続き、会話には割り込まず、あたしは話をきいて相槌をうつのに専念する。
72. ぶいしむ | |
2021/06/06 16:33 |
「なるほど。やはりそうでしたか......。いえ、鎧の様子と、先ほどのフリーダさんの話とを、併せて考えたときに、少し、思い当たることがありましてな」 「亡霊の正体は、かつて当家に仕えた騎士、アーサー・フレミングかもしれません」 マロウン卿は深いため息を一つつくと、再びあなた方の方を向き直り、アーサー・フレミングの伝説について語り始めます。 「マロウン家は中世以来脈々と続く、この地方の由緒ある貴族の家柄です。マロウン家の男たちは、特に武勇に優れていることで知られており、歴史に名が残る武将を出したことも、一度や二度ではありません。もっとも、私には、その面の才能は全くありませんがね」 「さて、その武勇に優れた先祖たちの中にジェームズ・マロウンという男がいます。15世紀、ばら戦争の時代に活躍した武将です。ジェームズは指揮官として優秀だっただけでなく、戦士としても一流で、特に槍の腕前は素晴らしく、イングランド中の評判だったと言われております。また、愛妻家としても有名で、フランス貴族の娘であるコンスタンスという妻を大層愛し、一緒にいられる時には、いつも傍に置いていました」 「このジェームズ麾下の騎士の一人が、アーサー・フレミングです。アーサーは、今で言うならスポーツ万能の騎士で、剣、槍、弓矢、乗馬、水泳と、何をやらせても中々の腕前を示します。おまけに、類い稀なる美青年で、肉体の方も全身にバランスよく筋肉がつき、均整がとれている」 「騎士としてならば申し分のない男に見えますが、人間誰しも欠点というものがあります。彼の欠点は、無類の女好きというところでした。農家の娘や酒場の女に始まって同僚の妹や修道女まで、まさに手あたり次第。色々な女と関係を持っては、問題を起こしているような男だったのです」 「とはいえ、騎士としては優秀ですから、主君のジェームズもはじめのうちは目を瞑っておりました。争いの絶えない時代、自分の部下には、一人でも多く、強い騎士を揃えておきたかったのでしょう」 「ところが、ある時、アーサーが、あろうことか、ジェームズの妻のコンスタンスと関係していることが明らかになったのです」
71. ガランガラン | |
2021/06/06 12:18 |
「? マロウン卿は亡霊の正体をご存知なのでしょうか。 確かその様な人物だったと思いますが…じっくりと見たわけではないので…。」 チャックは亡霊の事を知ってそうなマロウン卿に対して少しばかりの疑念を抱いていた。 あのアーサーと名乗る亡霊の嘆願もあったが、動くと言って嬉々として調べに行く好奇な性格に対しても不信の念を持ちはじめていたのだ。 情報は小出しにしていくのだ!
70. ぶいしむ | |
2021/06/06 07:53 |
「ありがとうございます。何か起こったら、頼りにしておりますよ」 そう言うと、マロウン卿は箱から鎧のパーツを取り出して、一つずつ丁寧にあらためていきます。最初のうちは、ウキウキと楽しそうに作業にあたっていた卿ですが、兜を見、胸甲を検討した辺りから、口元の笑顔が消え、次第に真剣な表情に変わっていきました。そして、全身のパーツをくまなく調べてしまうと、鎧の前に陣どったまま、腕を組んで考え込んでしまいます。 「......一つ尋ねたいのですが、鎧が動いたとき、どなたか兜の下の顔を見ましたか?もしかして、金髪で青い目の非常な美青年ではなかったでしょうか?」
68. ぶいしむ | |
2021/06/06 00:38 |
「ありがとう。では、見てみるとするかな......」 マロウン卿は鎧に手をつけようとしますが、チャックさんの忠告を聞くと、動きを止めて振り向きます。 「なに、どうせ老い先短い身の上です。好きな古物に殺されるなら、むしろ本望。お気遣いは無用ですよ」 卿はニヤリと笑うと、鎧の方へ向き直ります。
67. 葉月たまの | |
2021/06/05 23:27 |
============================== あたしはチャックさまとエルドレッドさまに会話の主導権を任せて、大人しくしていることにする。 相槌をうちつつ、みんなの会話に耳を傾けていた。
66. ガランガラン | |
2021/06/05 21:37 |
「ふぅむ、しかしいきなり動く危険性があるので些か危険ですな…。 万が一マロウン卿の御身に何かあればと邪推してしまいます。 どこか安全に見れる場所などがありますでしょうか?」
64. ぶいしむ | |
2021/06/05 15:01 |
「ほほぅ、それは面白い!」 フリーダさんの説明を聞いたマロウン卿は目を輝かせます。 「私も、鎧姿の何者かが走り去るところは目にしていましたが、まさか中に誰も入っていなかったとは!」 「......いやはや、益々あの鎧に興味が出てきました。見せてもらうことは可能ですかな?私の目で見れば、何か分かることがあるかもしれん。古物の鑑定にかけては、これでも一端の専門家のつもりでおるのですよ」
63. 葉月たまの | |
2021/06/05 00:42 |
チャックさま、情報共有ありがとうございます! 情報共有、大事です! ============================== 「初めまして、マウロンさま。フリーダです、よろしくお願いします」 あたしはアレクサンダーさまにお辞儀をした。 「もしよろしければ、あたしの口から、何が起こったのか、説明させていただきますね。えっと、その……多分、信じられない話ですし、もしかしたら、何か、トリックがあるのかもしれないですけど……」 と前置きして、あたしは、どのようなことが起こったのか、話はじめた。 電車の前の出来事。鎧が熱かったこと。 電車の中の出来事。駅員さんが怪しい人を見て、貨物車にいったら、そこでポルターガイストら巻き込まれたこと。 そして屋敷について、鎧が突然逃げ出したこと。それを追跡して、皮を泳いで、鎧を追いかけたこと。 「それで、川を出て、あたしたちは鎧を捕まえました。という次第です」 あたしの口からは、鎧の素性がアーサーさまだということと、とチャックさまにアーサーさまが取りついたらしいこと、は言わなかった。 話していいことなのか分からないので、あたしからは言わないことにする。必要があるなら、チャックさまかエルドレッドさまが、説明してくださるだろう。
62. ガランガラン | |
2021/06/04 19:43 |
「そうなのですか…何か曰く付きの一品かと思っておりました。 着たものは皆死んでいるとか、悪魔に憑かれているとか、高名な騎士が悲劇的な目にあったとか…。 まぁ物語の様な事などそうそうありはしないと言うことですかね。」 チャックは嘆息をついた。 ホントに詳しくないのですかねぇー? 怪しさしかない…。
61. ぶいしむ | |
2021/06/04 17:47 |
「来歴?」 マロウン卿は眉根を寄せます。 「......私に分かるのは、あの鎧がおそらく15世紀の後半、ばら戦争時代に我が国で作られたものであること、貴族か富裕な騎士のためにオーダーメイドで作られた一点モノであること、くらいですな」 「意匠のデザインが優れていることから、高名な職人の手になるものに間違いないと思うが......それ以上のことは分かりません」