ぱむださんの日記
ぱむださんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
ぱむだ | |
2024/09/30 10:34[web全体で公開] |
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2024/09/30 09:22[web全体で公開] |
😶 白いキリンをさがせ 「白いキリン」を知っていますか?これは特に都市伝説と言うほどのことでもありません。アフリカのサバンナに白いキリンがいるというものです。 実際に2020年に遺伝性の白変種である白いキリンが複数発見され、当局からも密猟対策をとったことがニュースで報じられていますが……「白いキリン」の噂が日本国内でまことしやかに囁かれたのは1980年代。その存在は長い間謎に包まれたままでした。 しかし、1980年代当時の日本のバラエティ番組は何度かこの「白いキリン」を映像に収めています。 これについて、当時の自然保護区で勤務していた人物の証言が残っている。 「日本のバラエティ番組はキリンの子供を捕まえて白いペンキを塗り、それを撮影していた。撮影班に放棄されたキリンの子供は弱って死んだ。」…… 昭和らしい野蛮さ、テレビ局の横暴さ、今よりずっと金持ちで傲慢だった日本人の動物愛護精神の欠如、確かにもっともらしくて印象的な話です。都市伝説としては地味ですが、「いかにもありそうな嫌な話」というラインではなかなかのものじゃないでしょうか。 しかし、昭和の日本人がいくら探しても見つからなかった白いキリンが、なぜ2020年代になって発見されたんでしょうね? 生き物の進化のありようについてはさまざまな議論がありますが……まるでキリンが、「白くなることを覚えた」みたいじゃないですか? 自然界において、白変種は非常に目立ち、仇敵の目を惹きます。実際、この白変種のキリンも、うち2頭が密猟者に射殺されるという末路を辿っています…… キリンにとって、白くなることにメリットなんかありません。もちろんそうですよね。 白いキリンを殺した密猟者がその後どうなったかは、知っていますか? 80年代……1989年の日本のテレビ局は、白いキリンの情報と共に、数々のオカルトを追いかけていました。そういう時代だったんですね。 逆に言えば、その時しか発生しえなかったんじゃないでしょうか? サバンナのキリンと、オカルト的な存在が触れ合う機会は。 あの白く塗られたキリンは、ほんとうにただ弱って死んだんですか? あれはただ、本来あるべきだった、より恐ろしいものに生まれ変わって、今も存在しているのでは? 当時のテレビクルーには、オカルトに造詣の深い人物が不自然に多かったようです。 白いキリンはもっと生まれるようになります。 それがあるべき姿だったのです。 白いキリンが見えてしまったら、もう助からない。
ぱむだ | |
2024/08/23 04:59[web全体で公開] |
😶 旅は楽しい、世界は美しい。ナラティブTRPG「Coda」 Codaは、GM不要のナラティブRPGです。 CodaのPCたちは実在の芸術をモチーフに作り出された、美しく不可思議な「ホムンクルス」です。人類の黄昏において科学技術と神秘を極めた奇妙な大企業が、滅亡への道をひた走る人類の夢を託した存在、それがPCたちなのです。 人類はすでに滅び、都市には美しい建築物と醜い戦争の傷跡が残されています。そんな中、ホムンクルスたちは目覚めて、自然と手を携え、旅を始めます。その先に何があるのか、この度は何のためにあるのか、知っているかも知らないし、知らないかもしれません。 Codaはナラティブにかなり重心を置いたTRPGです。PC同士の対話や思いつきを誘発するシステムがメインであり、戦闘や交渉は発生しません。CodaのPCたちは役割を回り持ちで引き受け、そのシーンにおける描写を協力して紡ぎだします。 一人はウーベルチュール。その場面が五感に訴えるものについて表現します。 「ここは廃劇場だよ。古びた袖幕が繊維ばかりを残して撚れてぶら下がっていて、壊れた天井から光が射しこんでいる。壊れた観客席には雑草がはびこって、草の穂が風に揺れている。ここで繰り広げられた大歌劇も今は昔、埃を被った劇場で、美しいホリゾント幕いっぱいに描かれたキュビズム絵画だけが輝かしく色鮮やかに目に焼き付く」 一人はクレッシェンド。その場面がPCたちに課す課題について表現します。 「廃劇場で演劇をしたい? でも、衣装のサイズが僕たちに合うかな。それに、小道具が壊れているよ!」 一人はクローチュア。その場面を終わらせることを宣言し、ダイスを振って結末を決めます。 「演劇は思ってたよりずっとうまくいったよ。歌声が響くと、廃劇場の中の空気がざわめいたような気がした……」 このゲームの目的の一つは、「世界の美しさを知ること」。都市には10のシチュエーションと、12のトラマ(イベント)が用意されています。ホムンクルスたちはまだよく知らない自分たちの生みの親について、滅んだ都市の景観を通して知っていきます。あるいは、誤解していくのかもしれませんが……とにかく、ホムンクルスの旅は、そのまま彼らの人生でもあります。 様々な場所で様々な経験をするたびに、PCたちは少しずつ「最後の選択」へ近づいていきます。 それは楽しい旅の終わり、そして何かの始まりを意味します。 滅んだ世界を歩きながら交流する、というゲームの内容に、自分たちが生み出された理由も知らず、本当の人間たちの生活すら知らないまま生まれたホムンクルスたちが無邪気に遊んだり探索したりする光景が重なり、なんとも言えず美しいゲームです。 誰にとっても楽しい旅であってほしいな、と、一応進行役として参加しながら(本来はGMの出番がないゲームなんですが)なんだか切ない気持ちになっていました。
ぱむだ | |
2024/08/06 11:15[web全体で公開] |
😶 かつての友と戦場で出会うロボTRPG「Spectres of Brocken」 ロボットは今も昔も人気の題材で、国内外に様々なTRPG作品があります。 同じロボットを題材にしたTRPGでも、ロボットのどんな魅力に注目するかによって、その描かれ方は大きく異なります。私は正直、ロボットについては門外漢もいいところなので、詳しい話をすると何が何やらという感じですが……ただ、いいゲームはジャンルを超えて楽しめるというのも事実ですね。 「Spectres of Brocken」は、PCがロボットのパイロットになって対立する物語を演出する、ストーリーテリング系のTRPGです。 この「対立する物語」っていうのが結構大事な要素です。PCたちは同じ学び舎でロボット操縦の訓練を受けた、いわば学友です。それが運命のいたずらで対立することが、このゲームで最も大事な要素になります。 ゲームの前半は「アカデミーフェイズ」。PCたちは同じ学校に通って青春を過ごし、お互いのことを知り、友情を深めていきます。殴り合ったり、学校行事に参加したり、お弁当を作ったりします。学校をさぼって遊んだ思い出の川、ワッフルが美味しかったカフェ、決闘した河川敷。具体的であればあるほど、ゲームとしては有利です。そして、絆を結びます。 具体的にこの学校がどういう理由でどのようなロボットの操縦技術を教えているのか自体については世界設定によって大きく異なるんですが、若者はどんな世界でも青春を楽しむものです。 アカデミーフェイズはPCで回り持ちをしながらシーンを演出してムーブを誘発し合い、プロンプトに答えることで関係性を変えていく、あっさり風味ですがかなり濃密に青春らしいことをやれる構造になっています。 PC全員が何かしらの関係を築いたり、あるいは強い個性を得たりすると、アカデミーフェイズを終えることになります。 アカデミーフェイズが終わると、時間を大胆に数年飛ばして「コンフリクトフェイズ」が始まります。 つまり、身も蓋もなく戦争が起きます。 「あの時代は終わった。」 「あの頃は私たちは世界について何も知らなかった。」 「今は、よく知っている。」 「私たちは、勝たなければならない。」 「そう、友の屍を越えてでも。」 離れ離れになったPCたちは、戦場で再会します。 PCたちはそれぞれの勢力のエースパイロットになっています。PCたちは必ず対立し、出会って戦うごとに誰かが大事なものを失います。戦場は混迷を極め、いくつものありふれた悲劇の中でPC達は銃を向け合い、その巨大な機体を駆るパイロットがかつての友であることに気づきます。 コンフリクトフェイズでは〔blood〕という要素があり、これがプールされる数が増えれば増えるほどシーンは血なまぐさく、危険で、悲劇的になっていきます。希望を掴むためにあがくのも、戦場の死神となって友の命すら奪うのも、全てはプレイヤーの決断次第です。 カッコよく決断すると、キャラクターごとに決めたテーマソングが流れます。 はい、なのでPC作成段階でちゃんと決めておきましょうね。あなたのテーマソング。 「キャンペーンしたいとか、勢力間構想のシミュレーションをしたいとか、細かいロボのデータを組むとかじゃなくて、こういう作品の長期の人間関係をさくっとエモくプレイしたいんだ!」という、わかりやすくて潔い構造のゲーム。 参考作品にロボットアニメの名前と共に「NARUTO」と「ファイアーエムブレム風花雪月」が挙がっているのも納得ですね。 基本ルールだとダイスが不要な、まさにストーリーテリングに特化したゲームです。(ダイスは使っても良いみたいですが、自力で選ぶことに意味がある場面が多いのであんまりお勧めしたくないなあと思います) こういうゲームよく読むけど遊んだことないので、いつか機会が欲しいですね!
ぱむだ | |
2024/08/02 02:16[web全体で公開] |
😶 えっ、今日はいっぱい意味ありげなこと言っていいのか! アルシャードffのキャンペーンにオラクルで参加したので、常にわかったようなわからないような意味ありげなことばっかり言っています。 もうそんなに大したこと言ってなくても「意味ありげ…」と言われるくらいキャラそのものが意味ありげになってしまいました。 困ったことに、今回予告とハンドアウトのシステムがあるアルシャードffのキャンペーンにおいて、意味ありげなことは常にいくらでも言えてしまいます。 違うんだ……私は、PCどうし楽しくやりたいんだ…… 自発的に意味ありげなキャラという位置づけに一度上ってしまった以上、うまく下りられるかは重要な問題です。 いつ下りるか、どうやって下りるか。 その選択が、私の導くべきクエスターたちにどのように関わってくるか。 それこそが、輝きの騎士の運命を左右することになるでしょう…… これをやめたいって話じゃなかったっけ。 ともかく、アルシャードffは楽しくていいゲームです。どんどん遊びたいな。
ぱむだ | |
2024/08/01 13:50[web全体で公開] |
😶 ルッキズムとリアリティ TRPGプレイヤーの一部には、なぜか「容姿がいいとあらゆることがうまくいく」という信仰じみた信念を持っている人が一定数います。 回避判定に成功して「イケメンだから当たりませんでした!」って笑い飛ばしたりするような、「分かっている」方向性じゃなくて、何かしら行き詰まると「あとは顔の良さでどうにかなりませんか?」と真顔で言いだす感じです。 現実に生活していて、綺麗な人を目にすることはしばしばあると思います。 綺麗な人は綺麗であることで確かに得をしていると思いますが、その利点が常にその人本人のコントロール下にあるかというと疑問です。 それに関しても「(生まれつき可愛いから)自分の可愛さをよく知ってる」という設定を山ほど見てきましたが(これなんでみんな同じ書き方するのか不思議なんですが元ネタかなんかあるのかな)、それはかなり一元的な……つまり、可愛くない人から可愛い人を見たときの、可愛い人への偏見を含んでいる物の見方だと思います。人はどこまで行っても自分であり、自分から逃れることは出来ませんが、だからと言って知り尽くし、使いこなしているということにはならないはずです。 容貌について明確なデータがあるゲームであるGURPSでも書かれているように、美しい容姿であれば人さらいに目をつけられたり、あるいは顔を怪我してせっかく支払ったCPをむざむざ失う危険が常に付きまといます。そうでなくても、単純に顔を覚えられやすくなることがゲーム的に不利に働くこともあるでしょう。 こういったゲーム的な要素を一旦抜きにして考えるとしても、現実社会で「大した交流もないのに顔がいいからえこひいきして便宜を払ってくるやつ」はたいていろくな人間ではありません。そのえこひいきに乗ってうまい汁を吸えば、いずれそれ以上の代償の支払いを求められるでしょう。 以前、学校の先生や用務員さんとの交渉を、容姿の良さでなんとか通したい、と言われたことがありました。 そもそもシナリオではこのNPCたちとの交渉は想定されていないのですが、この時点で知ってることに対して隠す必要があるわけでもなく、敵対もしていないので、先生たちは生徒の疑問には答えられる範囲で答えるはずです。 ダイスを振る必要はなく、何を聞きたいかを具体的に口頭で伝えてくれれば、NPCがどんなふうに反応するかわかりますよ、と返したのですが…… PL「でも、顔が良かったら態度は変わりますよね?」 私「確かにあなたは可愛いですが、可愛いからと言って態度を変える先生ではなかったようですね」 PL「普段見せない可愛い顔を見せて誘惑する!本人にはその気はないけど誘惑してる!」 私「先生はごく普通の先生なので、生徒の悪ふざけにはいちいち取り合わないですよ」 PL「でもふつう、特上の美少女が身近にいたら……」 私「いたら、その可愛さにもすぐに慣れっこになって、普通の反応をするようになるでしょうね」 ちょっとした押し問答になって、結局他のPLが質問する形になったんですが…… もちろんこれ、PLの気持ちも分からないではないです。「NPCに聞くことを具体的に言う」というのは、部外者に言うべきでないことを言ってしまって不利な状況を引き起こすトリガーになりかねないからです。先生を篭絡して黙らせ、自分に都合の良いことしかしない状態にしたいというのは、まあ自然な心理である気もします。先生は敵対してないから答えられることには答えてくれるよ、とここまで言えばPLの疑心暗鬼を引き起こすことにはならなかったかもしれません。 ただ、私としては意地悪をしたつもりはありませんでした。他者との情報のやりとりには常にリスクが存在するし、絶対的な安全圏から情報だけを獲得できる権利なんてどんなビルドをしたPCにもありません。単に「質問したいことを口頭で具体的に明言する」というのは、ゲームを冗長にするほどのリスクとは言えないでしょう。 容貌がいいことが有利に働くことはもちろん現実にありますが、ゲーム的な利点として常に活用できるほど有利かというと、様々な要素から疑問があります。 しかし、上の例でもあったように、容貌が良いことにこだわるPLは「こんな美人がそばにいたらふつう~」という言い方をよくします。 対人的な場においては、常に美人が理不尽なほど得をするのがリアリティがある、というわけですね。 正直、今の若い世代にとってはそれがリアルなのかもしれない、とは思っています。 様々なメディアの普及からごく普通の中高生まで容姿を常に評価され、見定められる時代になり、ルッキズムは苛烈で極端なものになっています。顔さえよければ全部うまくいってるのに、あいつ顔だけなのにうまくやりやがって、と思いながら生きてる若いPLが実は多いのかもしれません。 しかし、ある程度生きてきた大人からすると、そんなことはないから大丈夫だよ、と言いたくなります。 少なくとも、ゲームの中ではその極端なルッキズム世界観で生きて行かなくていいんだよ。 容貌のデータがあるゲームでも、それが判定に影響するかどうかはGM(KP)が決められるから、常に容姿で評価されることに怯えなくていいんだよ。 美形も不細工も、化け物はみんな頭からぺろりといったりぐずぐずに溶解させたりひき肉にしたりしてくれるから大丈夫だよ。 ゲームの中の世界で、その報われなかった世界の「ふつう」にこだわらなくていいんだよ。 リアリティというのは、生きる世界によって異なると思います。 人は見たいものしか見ないので、全く事実ではないことを「ふつう、こうだ」と思い込むこともありえます。 たまに、その「リアリティ」に、その人が抱えている傷が見えた気がして、ちょっと胸が痛むことも……
ぱむだ | |
2024/07/29 05:37[web全体で公開] |
😶 ハシラノカミ タワーディフェンス系のTRPGって海外にはあったと思うんですが(私の大好きなBlack Well writerさんも作ってます)、日本では聞いたことないジャンルだったのでかなり気になってます。 キャラクターシートが公開されてますが、見ても全然どんなゲームなのかわからない……d10を使うのは分かるけども! カローン・サンクションズとどっちを買うかしばらく迷うと思いますが、遅かれ早かれ入手したいと思ってます。 はたして数字に弱い私がやれるゲームなのか? 不安は尽きません…
ぱむだ | |
2024/07/28 04:41[web全体で公開] |
😶 キズナバレット遊びたい 先日キャラメイクだけやりましたがすごく楽しかった!!! やりてーよーーーーやれますよ月曜日に遊ぶ予定です! でももっとやりたいよ!! 古いルールブックをいくつか発掘して手元に置いているので、所持ルールブックを更新しました。
ぱむだ | |
2024/07/23 17:54[web全体で公開] |
😶 反魔法のひとびと。反○○なひとびと?「MAGI」 この前から読んでる「MAGI」というゲームについて、考えさせられることがあったので紹介します。 MAGIの舞台はテクノロジーが発達した近未来です。 そして、PCたちはDNAに5番目の核酸塩基を持つために超自然的な技術である「魔法」を使用できる能力者、いわゆるマギです。 科学技術が人類の発展を支えている未来に、マギの居場所はありません。 マギは激しい弾圧を受けています。 とはいえ、マギは非常に便利な力であり、役立てる方法を考えれば人類の発展に寄与することに間違いはありません。 マギの実態と活動が広く知られ、普及するにつれて、世論はマギに傾きつつあります。 そんな傾向に対抗するように、反マギ運動はますます先鋭化しています。 マギを抑圧する人は、「マギは死者を蘇らせて使役する汚らわしい術を使う悪人だ」と喧伝します。 マギはそれに立ち向かいます。 これは何を描いたものかというと、QUEER、性的少数と社会との戦いをゲームに落とし込んだものだ、と作者さんは主張しています。それは製作者が明言していることなので、真実なのでしょう。 しかし、私の視点からはもう少し違った形に見えます。 便利な技術を使用して役立てようとしている人たち。 それにヒステリックで全く筋道が通っていない言い訳……人権侵害だとか絵柄窃盗罪だとか児ポだとかの難癖をつけて騒ぎ立てる人たち。 その技術を使った問題が起きると、その技術そのものを悪にしたくてここぞとばかりに活気づく卑しい人たち。 どんなに喚きたてても、仲間内で気炎を吐きまくっても、それに全く構わずかなりの速さで「それを役立てる方」に流れていく世間…… 反AI(のみならず、新たな技術に対して弾圧を始める集団)を描いたものとして見ると、とてもしっくりきます。 反AI運動をしている方々はAIの性能を異様に高く見積もりがちでたぶん魔法かなんかと勘違いしてそうなのも含めて、そっくりなように思われます。 もちろん、このゲーム自体にその意図はありません。前述のように、これはもともとは性的少数を弾圧する人々をモチーフにしているのであり、ゲーム自体は魔法で差別主義の悪人をさっくりぶちのめせる爽快なゲームです。 優れた文芸作品は見る人によって姿が変わり、「これは私のことを描いた作品だ」「私の身近な問題を描いた作品だ」と思わせるものです。それはゲームでも同じなのだなあと感じました。 余談ですが、ゲームの世界を身近な問題に落とし込むと、敵のロールプレイがしやすそうっていうのがかなりいいですね… 資料はたくさんありそうです。 例えば、PCが魔法で治療したおかげで怪我人が助かった時… 怪我人「僕を治した魔法は、死者を蘇らせるような怖い魔法じゃなかったよ」 反魔法「その魔法を生み出した技術の過程で、死者を蘇らせる汚らわしい魔法が使われているに違いない」 反魔法「もし治療魔法が汚らわしい技術ではなくクリーンな技術のみを組み合わせて作られているなら、使用時にその魔法が生み出されるまでの過程を全て公開し対象に承諾を得るべきだ」 反魔法「魔法には原罪がある。たとえ直接禁呪を用いてなくても、禁呪を含んで発展した技術なら同罪である」 いくらでも言えちゃうな…こういう系統の人って多分どこの世界にもいそうだし