はがねさんの日記

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日記一覧

はがね
はがね日記
2023/01/01 00:50[web全体で公開]
😊 2023年やりたいこととか
あけましておめでとうございます!
今年のことを言っても鬼は笑わないと思うので、今年やりたいこととかを宣言しておこうと思います。

まず、昨年はシナリオ執筆・GMしはじめということでかなりハイペースでシナリオを書いた一年だったなあと思っております。
具体的に言うと、一年で10本くらい。

で、文才のない人間でも一年も続けていればいっぱしにシナリオが書けるようになるわけで、今年は、去年一年で培ったノウハウを元にオリジナリティのあるシナリオを書いてみたいというのが目標です。
2023年末の日記で、『こんなことはがね しかやってないと思います。』と報告できる企画を3つほど、やってみたいところです。

際しましては、過去に同卓して惚れ込んだPLには、人体実験めいた企画にガンガン招待が届くと思います。
お覚悟を。

では(?!)、今年が良い一年でありますように!
またどこかの卓でお会いしましょう。


PS.
真面目に今年の目標

・変わったTRPG関連の企画を3本やる
・電源ゲームの積みをたくさん崩す
・新しいTRPGシステムに挑戦する(エモクロアとかやりたい!……って去年の今日も言ってた)
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はがね
はがね日記
2022/12/31 23:20[web全体で公開]
😆 自作シナリオ大決算! 番外編(DX3rd自作シナリオ所感)
さてさて最後。書き下ろしだったりリメイク中だったりで次の立卓が遠そうなシナリオたちの所感をば。


・ハロウィン!清水野探偵部: 一条 陽海
過去にギャグの波長が合うと感じたPL3人を招待してのハロウィンネタ書き下ろしシナリオ。
前の日記で出てきた少年探偵団の一条 陽海が今回もPC3人を振り回すお話。
今回は6時間のセッションだったのでシナリオは単純でしたが、ボスは色々考えるところのあるように作り、またPCたちも色々な言葉を彼にかけてくれました。
やっぱり、GMとしては、自分が生み出したNPCを愛してくれると言うのは嬉しいものなのです。

実際のセッションでは、支部長以外全員がボケ倒すとんでもない空間でしたが、陽海の生み出す混沌とした雰囲気を期待していたGM的にはある意味理想のセッションでしたね。
そしてやっぱり、ギャグが得意なPL・PCがシリアスにスイッチを入れた瞬間がはがね は好きです。前述のボスとの応酬も、笑っている彼らを知っているからこそ、GMに響きました。

季節ネタということで回すことはないかもしれません。希望があれば…ですかね?


・時喰い様
スプラッタ、鬱気味、侵蝕率に絡む大掛かりなギミックと、かなり攻めた作りとなったバディシナリオ。意欲作、挑戦作であり、普段のはがね シナリオと違いかなりPLに負担のかかるヘビーなシナリオでした。
本来ダブルクロスの持つ二律背反の苦しみ。ロイス、日常を守らなければならないUGNの苦しみ。そんなものを表現するべく、徹底的にPCを叩き落すシナリオで、初回しの時はGMが一番苦しんでいたほどに非常に非情に作り上げた一篇です。

ただし、その分ハッピーエンドは暖かく幸せに、茨の道を進んだ先で掴んだものを描写させてもらいました。
また、NPCたちも、PCと同様の苦しみを抱えるオーヴァードなのだという描写を多く盛り込みました。PLたちに、一言では表現できない彼らの人間性を見せられたのではないかと思います。

このシナリオは完全招待性で二回セッションを行いました。
初回は、かなりGMの想定通りに進んだと感じたセッション。真っすぐな主人公とそれを支える相棒と言う構図が、まさにGMの見たかった美しさでした。
第二回は、GMの描写がかなり走った回でした。ちょっと暴走気味になったところもありましたが、意欲作らしく化学反応を起こし、PCとNPCの感情が溢れるセッションになりました。

このシナリオについては、二回のセッションの中で少し答えが見えてきた部分があり、自分から回すことはないかもしれません。
誠に勝手ではありますが、是非このシナリオで遊びたいと依頼を受け、かつGMが依頼者にこのシナリオに耐えうるものを感じた場合のみの立卓になるかと思います。


・天啓を受けた男
卓中でついぞ言うことは無かったけど、ペルソナ4とロックマンエグゼにインスパイアされて作った『群像劇』をモチーフにしたシナリオ。
NPCとPCが複雑に関係性を築く展開に、終盤の共闘展開、そしてそれぞれの生活を描いたエンディングと、はがね が、複数のキャラクターで描かれるRPGで魅力だと感じるものをすべて詰め込んだシナリオとなっていました。
個々のNPCはかなり魅力的で個性的に描けたと思っていますし、PCたちとのRPでの絡みも、かなり手ごたえのあるセッションとなりました。

少し反省すべきと感じたのは、やりたいことを詰め込んだ結果、少し冗長で複雑なシナリオになってしまった点。
要素の多さと複雑さはトレードオフ。バランスの取れたシナリオの感覚を常に持っていたいですね。

セッションでは、前述の通りちょっと中だるみして理解の難しいものとなってしまったのですが、PLに恵まれて成功できた、という印象です。
情報をまとめ上げ推理を進め、NPCそれぞれのキャラクターを把握して豊かなRPをして常にセッションを魅力的にしてくれる。熟練のTRPGプレイヤーの剛腕を大きく感じるセッションでした。
彼らのRPの妙もあり、エンディングがどれも印象的で『日常』を描く素晴らしいものになったのも、ただただPLの皆様に感謝です。

このシナリオについては……要素が多すぎるが、要素を削るとこのシナリオである意味がなくなってしまうというジレンマを抱えているので、リメイク予定は今のところないかもしれません。


・凍える街と凍らぬ心
実はセッションは去年だったのですが、これのリメイクは絶対に忘れてはいけないということで、ここに載せておきます。
はがね のオンセン処女作にして、シナリオのアイデアで言えば未だにはがね シナリオトップを争う名作。

魅力的なNPC、単純ではない命題、終盤で明かされる真実とPCたちに迫られる決断……。
処女作がゆえにはがね の好みが詰まっており、処女作がゆえにはがね が得意なハッピーエンドに最も真正面から挑んだ作品です。
また、街が凍るという導入は異常事態ながら情景としては美しく、トレーラーが魅力的であることもかなりお気に入りの一遍。

実際のセッションでは、当時初GMだったこともあり進行は不安定でしたが、各PCも真っすぐにHOと向き合ってくれ、エンディングで感動を伝えてくれたのが本当に印象的でした。
PLたちがそれぞれのシナリオロイスに思いを寄せてくれたコメントをしてくれたのも初GMにして非常に幸せな経験でしたね。

ただ、当時はまだシナリオの書き方の形が掴めておらず、未完成な部分がありました。
ゆえに、いつになってもこれのリメイクを是非したい。そして、シナリオ作者自らが言うものではないかもしれませんが、このシナリオを多くの人に遊んで欲しいのです。
というわけで、厳密には去年のシナリオですがリメイク予定のシナリオでした。


・薄氷と陽炎の狭間で
厳密にはセッションではなく、ある時発生した突発のRPセッション。
以下でリプレイ化されています。
https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic166264254500
主人公をやりたいといったPCのキャラシを読んでシナリオが降ってきたので、即興でシナリオを作ってマスタリングをしました。

はがね のマスタリングは起承転結のしっかりした明確なストーリーをRPやギャグで彩るスタイルなので、意外と即興セッションでもアイデアさえ降ってくればクオリティが変わらなかったりします。

ただ、頭の中で組み立てながらのセッションだったので、いつもにもまして分かりづらいところがあったのかなぁとは。
そこは、剛腕揃いのPLたちの理解力とRP力に救われた部分。

結果的に、大団円かつしっかりと結末へ着地するお話となったので、個人的に自信がついた出来事でもありましたね。
是非上記リプレイを読んでみてください!


というわけで、今年書いた・回したシナリオの振り返りはここまで!
もう年が開けそうなので、来年の抱負は来年に!
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はがね
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2022/12/31 21:46[web全体で公開]
😍 自作シナリオ大決算! part2(DX3rd自作シナリオ所感・宣伝)
さてさて続いて参りましょう。夜が、年が明けてしまう前に。
…何故突然ちょっとエモい台詞回しをした?


・TRESORへようこそ!・ep. 1(メアリミードにて)
TRESORシリーズ最新作。
シリーズの舞台のTRESORって紅茶珈琲、西洋家具とイギリスを意識した支部だし、イギリスを舞台にしたシナリオが作りたいよね!というところで作ったシナリオでした。
そしてイギリスと言えば推理小説!ということで切り裂きジャックの匂いのするシナリオに、構成としても伏線を強めに貼った推理劇風味のシナリオに仕上げました。

ついこの間セッションが完了しましたが、ミドルがちょっと寂しいのと、エンディングでもっとポップなイベントを起こしたいという課題がかなり明確に出たところ。
尤も、シナリオの方向性としては納得が行っていますし、伏線もギミックもしっかり機能したしTRESORシリーズを経験したことがあるPLならニヤリとする要素もニヤリとしてもらえたので、微修正して早々に第二回を開きたいですね。

さてと、セッションを行った感想としては、PCの個性の強さに尽きますね…。
あとは、思いのほかボスのキャラクター性が高評価なのが嬉しかったところでしょうか。
今回のボスはかなり意志の強いキャラクターだったのですが、PCが様々に意志をぶつけてくれたのがGM冥利に尽きました。


・参上!ユニバーサル少年探偵団
エイプリルフールネタシナリオ。高経験点+はっちゃけ+やりたいこと全部乗せのシナリオ。
『嘘』をテーマにするということで、自称名探偵のポンコツ少女、一条 陽海に振り回されるUGNチルドレンたちのお話。
過去に色々あったチルドレンたちがわちゃわちゃしてるてぇてぇが見たい!!!!!ということで、HOにて、チルドレンかつチルドレンに馴染めなったという過去を指定するという強欲ぶり。はっちゃけただけあってGMはとても楽しかったです。

『嘘』がテーマなこともあって内容に触れるとネタバレになってしまうのですが、ギャグ、裏切り、シリアス、逆転、再び平和と、はがね の好きを存分に詰めたシナリオになったかと思います。
細かいミスと情報量の多さこそあったものの、一発本番でかなり納得の出来でした。

次回開催は……高経験点で詰め込んだセッションですし、招待に近い形ならある…かも?

セッションは、珍しく厳しめに選考をさせていただき、身内に近いメンバーでの立卓。
登場キャラや情報量の多いシナリオで難解だった気もするのですが、見事に探偵団を真実へと導いてくれました。
また、実質HOなしのシナリオだったにもかかわらず各々のキャラクターが立っており、ギャグでもシリアスでも各々の色が存分に発揮されていました。
RPでもセッション進行でも、PLの能力に助けられたセッションでもありましたし、個人的に納得のいくシナリオでもありました。PLの皆様に感謝感謝です。


・昼行燈UGN教官: 辻本 幸信
『一日でダブクロテキセをやりたい!』というところから出発した単発シナリオ。
…ですが、短編ではあるもののかなりお気に入りになった一篇。

ストーリーとしては、昼行燈なUGN教官の元で訓練を行う、一芸に特化したチルドレンたちのお話。少年探偵団と同じく、チルドレンたちのわちゃわちゃが見たかったというもの。
主要NPCの辻本には元ネタPCがいるのですが、彼は不思議の持ち主で、シナリオの内容も辻本を起点にしたところ、4~6時間シナリオとは思えない程笑いあり感動ありの作品に仕上がりました。

辻本ののほほんとしたギャグから始まり、シリアスがあり、そしてエンディングで……短いシナリオゆえすぐネタバレになってしまうので、是非遊んで確かめてください!

このシナリオは、招待卓で2回セッションを行いました。
初回は、かなり辻本の色の強いセッションでした。全体的にギャグの勢いが強く、しかしだからこそ、彼らのシリアスで見せる顔にGMも心を打たれました。凄い笑ったのに凄い感動した、印象深いセッションでした。PLたちがNPCを気に入ってくれたのもGM冥利に尽きます!
第二回は、打って変わってPCの色の強いセッションでしたね。PCたちが、数日で作り上げたとは思えない深い感情で繋がっていたのが印象的でした。GMも精一杯のTRPGで応えさせていただきました。


…さて、残りはおまけ編ですね。ラストスパート!

なお、シナリオの概要とトレーラーへのリンクを貼った以下の日記(冒頭のものと同じ)に記載のシナリオは、リクエストがあればGM依頼も受け付けております。今後もGMはがね をよろしくお願いいたします!
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=metallunataler&i=metallunataler_165029032299
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はがね
はがね日記
2022/12/31 20:40[web全体で公開]
😊 自作シナリオ大決算!(DX3rd自作シナリオ所感・宣伝)
どうも。
大晦日の挨拶ってありそうでないなぁと思っているはがね です。

さて、年の瀬と言うことで、宣伝も兼ねて今年はがね が執筆・GMをしたシナリオのひとくちまとめなどして参ろうと思います。なお、システムは全てダブルクロス the 3rd editionです。
なお、この日記はGM感想がメインです。各シナリオの特徴などは、以下の日記にまとめてありますのでそちらも参考のほど。
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=metallunataler&i=metallunataler_165029032299

年明けまでにこの日記は投稿されるのだろうか…?
では参りましょう!


・TRESORへようこそ!・第一幕(ドワーフの盃)
はがね がオンセンで書いた2本目のシナリオであり、複数回回した初めてのシナリオ。
身内卓、処女作含めやりたいことを詰め込む作品が増えてきたことを感じ『出来るだけシンプルに』をテーマに作成した本作。
主人公とヒロインの関係性と特殊ギミックだけでほぼ構成されたシナリオはあっさりし過ぎかとも心配しましたが、むしろシンプルがゆえにRPを挟む余白も大きく、全二回のセッションはどちらも好評を頂く自信作となりました。

セッションにおいて面白かったのは、二回のセッションがそれぞれ全く違う趣になった点。
第一回は、真っすぐな主人公と、癖が強めの仲間たちによるセッションのテーマ通りの王道展開。
第二回は、主人公を始めとして全員の個性が強く、PC色に染まるセッションでした。

シナリオ作者・GMとして一皮むけることとなった本シナリオですが、今見てみるとやはり内容の充実はもう少し行いたいところ。
具体的に言うと、PC2のモチベーションと、黒幕への掘り下げを行いたいところ。
当時の新鮮なアイデアと今の技術を以てリメイクを……来年行えれば良いですね。


・TRESORへようこそ!・第 I 章(遺跡と剣)
第一幕の時点でシリーズものにする予定はあったTRESORシリーズ目の二作目。
探検譚チックなシナリオが作りたいと言うことで、テキストベースではあるもののダンジョン探索をモチーフに作成したシナリオ。
シナリオ内容としても、判定や戦闘にかなり重きを置いたシナリオでした。

…ただ、今考えると、自分はRPが好きなGMで強みもそこなので、自分の良さを潰してしまうモチーフだったかなあと思ったりも。
もっとも、ギミックや戦闘、それに重きは置いていなくともシナリオやキャラクターには輝くところがあるので、もしかしたらガッツリはがね シナリオらしい良い話にテコ入れしてのリメイクがあり得るかも。
自分の良さを潰さず、テーマに沿ったシナリオにする。難しいけど大事なことです。

このシナリオの立卓は一回。PC同士の仲の良いセッションだったと記憶しています。
あとは、敵方のキャラクター造形が好評だったのもとても嬉しかったですね。


・TRESORへようこそ!・第1話(実験体の二人)
TRESORシリーズも慣れてきて、ちょっと派手なテーマに着手したいということで執筆した一篇。
かなり大掛かりなシナリオですがストーリーとしては一直線。しかしながら、システムを交えた終盤の要素回収に自信のある一作。
ちょっと雰囲気が暗いのと情報量が多いのが難点ですが、愛してやまない問題児とでもいいましょうか、そんな魅力のあるシナリオです。

そして、雰囲気の暗さの通り戦闘も難易度がやや高めです!…と言っていたけれど(言ったが故に?)二回開催したセッション共に強めに作ったボスがねじ伏せられた思い出…。

初回セッションは、かなり手探りでしたがPLさんがかなり熱を入れてRPしてくれていた思い出がありますね。エンディングでわちゃわちゃ出来たのが救いになっていて楽しかったのも印象的。
第二回は、PCたちがかなり濃い味だった記憶があります。対抗して?!NPCのRPにも気合が入り、アイドルになった彼女とか情報屋の彼とか実質ヒロインになった彼とか、PLさんからも沢山お褒め頂く、GMとしても会心のRPが出来た回でした。

このシナリオは、やるたびに粗が出てくるしGMとしてもカロリーを消費するし大変な卓なんですが…。それでも数か月するともう一回チャレンジしたくなってしまう魔性のシナリオ。
多分来年も微修正を加えて募集をするのでしょう。


・TRESORへようこそ!・第一頁(少女と妖刀)
オンセンシナリオ8作目、オフ卓も合わせたら13作目?くらいではがね に舞い降りた会心の一撃。
今まで作ったシナリオが悪いとは言わないけど、個人的には初回しの時点でほぼ直すところがないと感じた自信作。
ヒロインと、結構RPに自由度がある脇役と、そしてはがね の大好きな王道展開な決断。そんなものを詰め込みました。

シナリオとしては、かなりオーソドックスなボーイミーツガール。ギミックも終盤に一つあるくらいでシンプル、謎解きもちょっと探索ゲーチックだけど割と明快とコンパクトな作り。
しかし、シンプルがゆえにはがね らしさが良く出ているのかな、と。

王道展開で、TRESORシリーズだけどPC1、2は地方支部出身だから癖がなく、ちょっとスプラッタホラー染みたドキドキ感もありシリアスなところはシリアスでギャグも挟みやすい……GMとしてはマスタリングしやすくかつしていて楽しいシナリオとなりました。

完成したのは半年前なのですが二回セッションをしており、両方ともかなり印象深いセッションな思い出です。
初回はシナリオ通りの超王道展開。主人公とヒロインが試練に立ち向かい、支部長がそれを支え、TRESOR組がその裏にある真実を追う…GM的にもやりたいことが(ギャグも含め)全部できたセッションでした。
第二回も王道展開でしたが、このセッションはPC同士の絡みも非常に濃密であった記憶があります。GMもNPCとして時に楽しく、時にシリアスにRPが出来て非常に充実した時間でした。


…文字数が凄いことになってきたので続く!
なお、シナリオの概要とトレーラーへのリンクを貼った以下の日記(冒頭のものと同じ)に記載のシナリオは、リクエストがあればGM依頼も受け付けております。今後もGMはがね をよろしくお願いいたします!
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=metallunataler&i=metallunataler_165029032299
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はがね
はがね日記
2022/12/28 12:05[web全体で公開]
😊 探偵?と記者?とUGNと(DX3rd『TRESORへようこそ!・ep. 1』GM所感)
今回は日記が早いぞ。

というわけで、2022年がもうあと数日となった一昨日12/26、はがね GMのダブルクロス the 3rd editionセッション『TRESORへようこそ!・ep. 1(メアリミードにて)』がエンディングを迎えました。

イギリスはロンドン郊外、メアリミードという町で繰り広げられる姿の見えない通り魔を追うオーヴァードたちのお話。
物語の構成としてはシンプルながら、上手い事透けない塩梅で黒幕の正体を追うまさに推理小説らしい仕上がりになったのではないでしょうか?
また、今回はガッツリオリジナルのアイテムをシナリオに絡め、ギミック面でも新鮮なシナリオを見せられたかと思います。
ちょっと惜しいと感じたのは、サスペンスにシナリオを寄せたためはがね シナリオらしいエンディングのわちゃわちゃが少なかったところでしょうか。次回シナリオを回すときは、色々な平和なイベントの引き出しを用意したいところです。

さて、そんな当シナリオに参加してくれたPCたちは…
PC1は明るさと冷徹さを併せ持つUGNエージェント。
印象的だったのは、オープニングからかなり、ヒロインとのやりとりにのめり込んでくれたことでしょうか。
UGNとして綺麗事では割り切れない現実を知りながら、それでも守りたい日常への一貫した想いの強さが印象的。ボスと主人公である彼の意志が交錯するクライマックスは見ごたえ充分でした!
戦闘面では、ヴィーグルを用いての範囲アタッカー。火力役であると同時に、情報収集能力の高さでもPTを引っ張っていました。

PC2は某名探偵に憧れる自称名探偵のイリーガル少女。
破天荒なまでの明るさと名探偵リスペクトマシマシなキャラ設定でPTの明るさ担当
…と思いきや、終盤では彼女の純粋な正義感がボスとの対話で遺憾なく発揮され、第二の主人公となっていました。彼女の明るさは、きっと誰かを救っていくことでしょう。
もちろん、明るく可愛らしいRP(と強烈なキャラ設定)も印象的!
そして戦闘面では、バフ判定補助攻撃なんでもござれなサブアタッカーでした。

PC3は飄々とした雰囲気の新聞記者だけどその実体は…な姐さん。
事件を追う過程でもそれ以外でも、相方であるNPCの刑事とのやりとりが抜群に上手く、GMも終始ノリノリでイチャ…舌戦させていただきました。
基本は飄々として緊張感を感じさせない彼女ですが、随所で年長者らしい気配りの効いた言動が見られるのが、HO3にハマっておりました。
また、言及はしないけれど自身のバックグラウンドを感じさせるような台詞回し立ち回りが秀逸で、キャラクターの質感が抜群でしたね!
戦闘面では従者を操ってのアタッカー兼盾役。侵蝕率がヒヤヒヤでしたが攻防で活躍していました。

PC4は食えない表情と不思議な言い回しが印象的なUGNレネゲイドビーイング。
英国メアリミードと日本大倉の橋渡しをするHOにおいて、両支部長の理解者として、そしてレネゲイドビーイングらしい観測者的立ち回りが印象的でした。
彼女には秘めた目的があり、まだまだキャラクター的にも謎めいた部分がありますが……いつか明かされる日が来るのでしょうか。
戦闘面では、PTの火力を引き上げる補助役を努めていました。

そして今回、全体的に良い話が多いはがね シナリオにしては珍しく、シナリオボスは自分なりの大義/信念を持ったキャラクターとなっていました。
この手のキャラクターはセリフに重みが出る一方で、ただ倒すことが正解ではないという大団円の実現を難しくする要素を孕んでおり、セッションに際して少しばかりの不安がありました。

そんな不安を他所に、今回はNPCのRPをかなり魅力的に出来た回だったかと思います。
PC1はヒロインをかなり気に入ってくれたため、ボスの意見を真っ向から否定するRPで自分の信じるエンディングへと邁進してくれましたし、一方でPC2が学生のイリーガルらしく、全員ハッピーなエンディングを信じてボスに言葉をかける。
主人公二人が上手くお互い、そしてボスとの対比構造になってくれてGMも迷いなく演出を行えました。

…でも、一番記憶に残ったのは飄々姐さんとやさぐれ刑事の漫才だったような……。違うんだ!PL3とのRPが楽し過ぎるのがいけないんだ!(?)
もっとも、ボスも印象的で好きだったと感想をいただいております。全員良いキャラでした!ということでひとつ。

さてそんな魅力的なキャラクターによって織りなされた当シナリオ、好評をいただいた一方課題も大小さまざま明らかになりました。より練度を高めて、またいつかこの魅力的なキャラクターたちのシナリオを開催したいですね!
そして、同様に魅力的なPCを演じてくれたPLの皆様に改めて最大級の感謝を!

では、またどこかの卓でお会いしましょう。
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はがね
はがね日記
2022/12/21 22:21[web全体で公開]
😆 言葉に賭けて戦う人々(非TRPG・M1グランプリ2022ネタバレ)
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)
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はがね
はがね日記
2022/12/02 12:53[web全体で公開]
😍 妖怪たちの百鬼夜行なんですよ!!!(DX3rd『ハロウィン!清水野探偵部: 一条 陽海』GM所感)
すっかり投稿したつもりで忘れてた……!

というわけで11/19の日曜日、3週間に渡ったダブルクロス the 3rd editionシナリオ『ハロウィン!清水野探偵部: 一条 陽海』がエンディングを迎えました。

ハロウィンだし騒ぎたい!でもちょっとエモい展開にはしたい!
というところで、レネゲイドによる百鬼夜行の謎を解くというシナリオに、NPCとしてポンコツ猪突猛進自称名探偵の一条 陽海を突っ込んでみました。
序盤は陽海のキャラパワーで暴れ回り、終盤には異能の存在意義という、ダブルクロスならではの哲学を示すことができたのではないでしょうか。

NPCに関して言うと、陽海に関してはPLに気に入られる自信があったのですが、思いの外黒幕のキャラクター性がPLに刺さっていたようで作者冥利に尽きましたね。
はがね なりに異能の哲学を喋らせたつもりですし、その在り方が、何人かのPCと共鳴した一面もあったのでしょうか?
クライマックスでの応酬では、PCの意志も引き出せたのではないかと思います!

さてそんな、愉快なハロウィンパーティに参加してくれたPCたちは……

PC1は、探偵に憧れる暴走しがち少年と共生レネゲイドビーイングの相棒タッグ。
一人でボケツッコミが出来る(物理)PCでしたね!
陽海よりちょっと大人だけど一緒に探偵団をしてくれる友人、そしてその探偵への憧れには深い過去が結びついている…かなり深みのあるキャラクターでしたね!
性能面では、汎用判定能力のあるアタッカー。PTの隙間を埋める活躍でした。

PC2は、
お節介焼きでポンコツな陽海に振り回される役としてこれ以上ないキャラクター像だったと思います。でも最後までデレなかったね…。
チョロさが見え隠れして、実はPTのアイドル枠でもあったのかもと思っていたのは内緒。
性能面では、超高速アタッカーに棺にと大活躍でしたし、クライマックスでの芯をくった台詞の応酬も痺れました!

PC3は、そんな探偵部の面々のリードを握る(或いは引きずられる)苦労人系いかつめ高校生支部長。
保護者ポジでありながら、実は結構陽海とイチャイチャしていたような…?GMとしても、陽海への理想のツッコミ役だったと思います!
そしてPLのシナリオの流れに乗る能力の高いこと高いこと。
性能面では、殴っても強いバッファと支部長らしい性能でした。

こうやってみると、本当に陽海を動かしやすいPCたちでしたね。
一番楽しませてもらったのはGMなのかもしれない。

余談ですがこのPT、全員仮面ライダーが元ネタだったそう。
……が、GMは一切ライダー未履修だったのだ!
『ライダー未履修GMの回すライダー卓』うーん字面よ。

と、さておき。
前回に引き続き、シナリオに真正面から向き合い、そして全力で楽しいRPをしてくれるPLたちと楽しい卓を囲むことができました。
改めてPLの皆さんに最大級の感謝を!

では、またどこかの卓でお会いしましょう。







以下蛇足。
短編シナリオシリーズ、前回の辻本、今回の陽海は、共に『ズルい』キャラクターだなあ…と改めて思いました。
強烈な個性とボケ能力を持っていていつでも物語の起爆剤になるのに、暗い過去を乗り越えた背景が見え隠れするからただ軽薄なだけではない。
絶対人に好かれるキャラクター、なんですよね。

やっぱり、過去が暗くて現在が明るいキャラクターには、特有の魅力があると思います。

惜しむらくは、元ネタがPCの辻本と違い、陽海は元ネタシナリオがあるのでアフタープレーで設定を開示できなかったことでしょうか。
『参上!ユニバーサル少年探偵団』……いつかまた回したいなぁ…。
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はがね
はがね日記
2022/11/18 22:23[web全体で公開]
😍 5か月ぶりらしい。(a.k.a. DX3rd卓募集のお知らせ)
招待卓とかやってた影響もあるけど、公開募集のシナリオを書きあげるのは6月以来らしい。
その理由は……色々あるけどそんなことはどうでも良くて、

ダブルクロス the 3rd edition シナリオ『TRESORへようこそ!・ep.1(メアリミードにて)』の募集を行っております!(1名招待で、3PLの募集です)
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=166877715415metallunataler

このシナリオは…舞台がイギリスです!え?一作(3年)古い…?
レネゲイドに関わる物品”アイテム”で姿を隠してオーヴァードを襲う犯人を追いかける刑事ドラマチックなお話で、PCの3/4が英国在住歴があるというちょっと変わったお話…。

ちょっと普段のダブルクロスと違う雰囲気ながら、はがね シナリオ特有のちょっとしたギャグと伏線要素も詰め込んだ自信作となっております!

締切日曜日、セッション水曜日とややタイトなスケジュールになってしまい申し訳ないですが、この日記や、トレーラーHO読んで魅力を感じたら是非奮ってご参加ください!
いいね! 11
はがね
はがね日記
2022/11/07 13:57[web全体で公開]
😰 違和感(a.k.a. Twitterでやってろ系話)
前の日記を見てて思ったけどもしかして…
『感想を送るのおこがましいかなと思って見てるだけだった推し創作者が突如更新停止して後悔する』
って、だいぶ老人にしか伝わらないあるある…?
いいね! 14
はがね
はがね日記
2022/11/06 23:07[web全体で公開]
😆 褒めることは特殊能力である(雑記)
注記:
『はがね は小学生向けゲームや児童文庫で涙腺が緩んで感想長文をTwitterにぶちまけるような人間です。』
という文言で、涙腺緩すぎない?と思わない方にのみ、この日記は共感していただけると思います。
いるか?そんなやつ。



先日投降した、『推しには好きを伝えろ』という日記に結構いいねをいただきました。
が、オンセンで一年半ほど活動する中で、『好き』『良い』『エモい』といった言葉をより詳細に説明することは、誰もができることではないということにも気づいていました。
つまり、推しに好きを伝えるのは、結構難しいのです。

ここまで日記を読んでいる方の中には信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、漠然とした好意、感動を文章という形に纏め、率直に誰かに伝えるという『褒める』という行為は、案外取得者の少ない特殊能力なのです。

比較的文化人の多いであろうTRPGプレイヤーですらも、キャンペーンなど思い入れの強いであろうシナリオ以外の感想をまめに書いている人はかなり少人数だと感じています。
言語の遊びであるTRPGの場においてすらも、多くの人がTRPGシナリオの楽しさを…感じていないことはないでしょうが、漠然とさせたまま、言語にすることが出来ずにセッションを終わらせているのです。

何故、少人数であるのか?
この褒める…つまり感動の具体化という能力は、沢山の良い文章、物語、映像などに触れ、それを自分なりに表現しようと試み、その良さを誰かや製作者に伝えようと奮起し、自らがより好む作品を見つけようと思索する中で身に付くものだと考えています。
そして、そのような経験をすることなく生活してきた人も、決して少なくないのでしょう。

もし貴方が自分の感じた作品やキャラクターの良さを文章として表現する能力の持ち主であれば、その能力は多くの創作者に喜ばれる希少なものであることを知り、存分に活かしてあげていただきたいです。

皆がお互いを『褒め』あえるような卓をいつも囲えることが理想ではあるのですが、前述の通りこの能力は希少です。
なればこそ、自分を理解してくれる友人は大切にしたいですね。
いいね! 30