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😶 何のためにバックストーリーを作る? 特に面白みのないチラ裏ですが。 いい機会なので少し振り返ってみようと思います。 また続けるうちに変わる事もあるでしょう。 思い直す事もあるでしょう。 でも今はこれが私の気持ちなので、素直に綴ります。 重ね重ね書きますが、面白みの無い話です。 私はPCのバックストーリーを作るのが好きです。大好きです。 人によっては、「みんな他のキャラのバックストーリーなんて読まない」なんて言いますが、同卓PCのバックストーリーを読むのも大好きです。 一度、「これで完成で良くない?」と読んでくれた友人に言われたことがあるのですが。 やっぱり、そのバックストーリーでは未完成なんです。 できる限り説得力のあるPC像を作りたい。 けれど、どんなに練り上げても、それだけでは彼らは「私一人の世界で作られた存在」に過ぎないのです。 私は悩みやコンプレックス、後悔や嫉妬、羞恥心や劣等感など、負の感情を抱えたPCを作るのが好きです。 一つは、私が感情移入できるから。 そしてもう一つは、これからシナリオや他PCと出会うことで、何らかの変化を期待できるから。 きっと「変わりたい」と願っているから。 人は人と関わることで変化していきます。 だから私は喧嘩が好きです。 負の感情に向き合った時の方が、破る殻も大きいのです。 そのドラマをセッションにも見出したいのです。 勿論自分一人で決めた世界ではありませんから、何処に流れるかは解りません。 ハッピーエンドにならないかもしれません。 苦渋の決断で、辛い現実を背負う事を選んだ子もいました。 思うよりも暖かい物語を紡ぐかもしれません。 あれほどシビアに生きていたのに、人への情を取り戻した子もいました。 現実においてその人がどんな問題を抱えているか。どんな過去をあゆみ、どんなものを背負っているか。 それは人それぞれ持つものです。 けれどその心がどんな風に導かれていくのかは、何を見て誰に出会って如何様に変化するのかは、未知で、そしていつでも、予想もしないものです。 いえ、そう信じることにしています。 私がとある人に言われた好きな言葉です。 「思い通りになる人生と、思った以上のことが起こる人生、どちらがいいですか?」 私はそんな人が生きる道の面白さに、血の通った物語に触れたくて、今日もPCに魂を分け与えています。 自分に似ているところと、自分が持っていないもの。 それを気まぐれな配分で混ぜながら。 セッションが始まる時に、その地に降り立つのもいいでしょう。 そもそもダイスの神様がいらっしゃる時点で、シナリオの製作者の方にすら運命は読めないのです。 動かして初めて彼らがどんなものか決まるという事は、心に留めずとも逆らえない事です。 ただ私は、そこから風景が始まるのではなく、今まで彼らが歩いてきた道の地続きに、そのシナリオが存在している光景を見たいのです。 人が何かを感じて変化する瞬間を目の当たりにしたい、彼らに与えたい、同じ視点で体験したい。 生きる全ての人がそうであるように。 だから過去を作るのです。 他者と交わったときのドラマが、一層奇跡的になるから。一層心に焼き付くから。 一言で言うならば、他者性の担保。 恐らく、それが私のキャラクターメイクの動機です。
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