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😶 昔書いたやつ HDD整理してたら発掘した。 HDDといえばそうだ、そろそろバックアップを取る季節だね。 ~~~~~~ テーブルトークRPGとは? テーブルトークRPG、あるいはTRPGを定義づけることは、当のTRPGプレイヤーにもなかなかできていないのが現状です。 その原因の一つとして、たくさんの種類のTRPGがあり、それぞれが違う目的を持っていることがあるのです。そして、ゲームをプレイする目的も、しばしば参加者によって違うこともあるのです。そして、「RPG」という言葉も、時代や人によってとらえられ方が違っていたりします。 中世風のファンタジー世界で冒険するゲームや、近代的な世界で恐ろしい現象や怪物の魔の手から生き延びるゲーム、コミックに出てくるようなスーパーヒーローが悪役と戦うゲーム、などなど、たくさんのものがあります。 では、そのようなゲームたちから共通点を取り出して、定義を形作ってみましょう。 一つとしては、ファンタジーやホラー、超能力など、しばしば架空の物事を使ったり架空の世界を舞台としていたり、あるいは架空のシチュエーションを用意していること、 二つ目に、さいころやカードなど、ある程度のランダム要素を使っていること、 そして三つ目に、それぞれのプレイヤーが最低一人のキャラクターを担当し、そのキャラクターの演技をするなり、そのキャラクターの動作を説明するなどして、表現をすること。 まとめてみると、「参加者たちが思い描く世界の中で、さいころを振るなりして出た結果に従い、キャラクターを表現し、全員で物語を作る、即興劇的ゲーム」という感じになります。 これをもっと簡単にしてしまえば、「参加者全員がルールに合意のもと、さいころなどで物事の流れを決めながらするごっこ遊び」といえるかもしれません。 では、それがなぜ面白いのでしょうか。 一つとしては、普段生きている現実とは違う世界を想像上で体感できることです。 参加者みんなで体験する世界を共有し、ともに物語を形作るという楽しさは、ほかの遊びではなかなか感じることはできないかもしれません。そしてその物語は、参加者が違えば全く違うものに十分になりえます。たとえ一つのゴールに向かうとしても、その過程は千差万別でしょう。同じ物語でも、参加者によって話の雰囲気は違うでしょうし、またその流れは全く同じにはなりえません。 二つとしては、ランダム要素をもたらすルールに従うことでしょうか。 例えば、小説を書いたり漫画を描くという行為には、自分の思い通りに結末や展開を用意できる楽しさがありますが、TRPGにおいてはランダム性によって、思い通りにいかない可能性があったり、時には参加者が思うものと違う展開が今っているかもしれません。その、何が起きるか、結果がどうなるかわからない楽しさを、TRPGは持っていると言えます。 その不確定要素がある中で、それぞれが役割や人物を演じ、目的の達成などのために、努力や協力をする楽しみもあるのです。 そして三つ目に、自分とは違う人格を表現できることがあるのではないでしょうか。 通常TRPGの参加者は、最低でも一人の人物を表現することになります。その人物はたいていの場合、現実の自分とは違う境遇だったり、違う人種だったり、違う生業をしているでしょう。もし自分がその人であるならどうするか、ということを考える楽しさは、世界を共有する楽しさと同じように、人によっても千差万別となります。参加者は、自分自身と違う、自分だけの自分を、形作ることができるのです。 つまり、TRPGの面白さは、「ある世界や設定を、キャラクターの目を見て参加者同士共有し、その場で形作られる物語の参加者であると同時に観客となる」という点にあると思います。 まとめますと、TRPGという遊びは、参加者全員が共通の世界で、ある程度の不確定要素やそれぞれの決断により作られていく物語に参加しかつそれを見届け、役者的な楽しみと観客的な楽しみの両方を楽しめる、「ごっこ遊び」的な要素を持ったゲームといえるでしょう。
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