リーナ（パスファインダーRPG用キャラクターシート）

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ローグの道を歩むキツネの冒険者、二刀流の使い手。
キツネ特有の俊敏性を持ち、その身軽さと判断力を武器にダンジョンを踏破する。
戦闘では二刀流の剣やネットを駆使し、援護に回る。
普段は人間の姿で街やパーティーに滞在している。
その場所のことは子を見れば分かるを信条としていて、新しく着いた街では孤児院へ赴いたりやボランティアな活動を心がける。

出生はとある地方の森の奥深くで名無しの秘境でこの世界で生を授かる。
幼い頃からとても元気ですばしっこく、様々に興味を持つ探究心の塊で時折、秘境からいなくなる。
そんな時は大概、秘境を抜け人族の街へ出かけ、赴くままに人に化け、子供達に混じり遊びに興じていた。
人族に混じり、興味の尽きない人の在り方を観察し続けていた。
時折力を利用して大人や子供を驚かせたりして遊んだり、狐らしい一面も見せていたが。
秘境と街を往復する生活はあっという間に数年が経過し、彼女は結論付ける。

人族は知識を持つことで、さらに他者との同調や軋轢、道徳心、自尊心、出世欲で他者との関係を取り繕ろうだけで、根源は性悪である。
そうして本質的に、それらは『穢れたもの』だと結論付ける。
これは後にコミュニケートできる種族はそうだと、解釈を増やしていく。
反面に子供は知識がまだ薄く、純然で純真な存在だと感じている。
純真と言えるのは、おそらく子供だけなのかもしれない。
自然と甘くなってしまう、彼女が子供好きなのに特に理由は無い。

当然、自身も綺麗などとは思ってはおらず、他と同じで穢れた者なのだと自覚している。
よって他者を見下すことはしない。同じ貉の穴。
それでも自分だけは信用している、決して自分は自分を裏切ることはないのだから。

普段は殺人や窃盗は好んで行わないが、必要と感じれば一切の躊躇はない。
何故ならその相手の大半の根源は穢れてるのだから、されてされても当然のことに他ならない。

旅に出た最初の頃、小さな村である秘密を暴き、村を巻き込み村人の化けの皮を興味本位で剥いでみたこともある。
疑心暗鬼に陥った村人達は互いに罵り合い、村人によっては武器を手に取る者もいた。
それを遠くから眺めていたが、何故か気が晴れることはなかった。
もっと刺激になると思っていたのに、と今度は逆に人を献身的に喜ばせてみた。
すると彼女は人の笑顔を見て、喜ぶ姿を見て、汚らわしい物を綺麗にするような気分に浸り、何故か嗜虐心が刺激されて興奮した。
この経験があって、普段は人当たりが良く、至って善良に人と接するようになった。
時折、人を惹き付けるために小芝居がかったような台詞や言葉を吐いたりする。

彼女の本心はとても気まぐれであり、時に無邪気であり、時に狡猾に立ち回る。
単刀直入に言えば、自分勝手で楽しく生きようとしているだけに他ならない。

そして人を喜ばせるには手段が必要、その手段を増やすのは金が一番手っ取り早い。
お金稼ぎの手段として彼女が選んだのが、冒険者である。
人同士の関係性が報酬の金銭等で成り立っていて、対等で後腐れがない。
冒険者の関係性も縦ではなく横に広く、それも好みだ。
探究心の塊である彼女は旅にも興味があった。
その中でローグを選んだのはパーティーでは必要不可欠な立ち位置、加えて魔法の会得も無く楽だと思っていたから。
魔法に身を委ねることに良い顔はできず、自身の手で振るう得物だけを信じている。
訓練では大概のことは卒なくこなし、特に俊敏さや判断力に優れていた彼女は一年でローグとしての最低限の技能を習得する。
上を見ればきりはなく、まだまだ未熟であることを自覚しながら、取り敢えずの旅を始めた。

このような心情もあって固定のパーティーは組まずに地方を流離っている。
可愛いもの好き、そして『美しいもの』を好み、見つければ所構わず収集していたりする。

好きな言葉は嘘、欺瞞、偽善。
嫌いな言葉は正義、正善、正当など。
好きなことは毛繕い、子供と遊ぶこと、人を喜ばせること、笑顔を見ること。 正義を語る者が無残に殺されること。 
嫌いなのは街中を歩いている最中に馴れ馴れしくナンパしてくる野郎。

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