鴉山 響一さんの過去のタイムライン

2018年06月

nushitron
nushitron鴉山 響一
2018/06/30 19:39[web全体で公開]
こんちには、コメントありがとうございます
吟遊系はシナリオの構造上の問題の場合もありますが、同じだけGM/KPの問題である場合もありますかね。
GMが想定していない言動や、シナリオが予期していない展開に、GMはある程度対応できなくては不便極まりないですし、PLから不満の声が上がるかもしれませんね。

シナリオにNPCが登場する場合、そのシナリオとはNPCの物語という場合もありますね。
でも、いずれはPCたちの物語にシフトしていかねばならないでしょうし、NPCを絡ませるにしてもNPCの物語のためにPCたちを利用するようなシナリオにはブーイングが飛んでくるやもしれません。

鴉山さんのおっしゃる通り、NPCがシナリオの主役足り得ないと言えるでしょう。
果たしてPLもPCも、NPCが主役の物語のために時間を差し出し、苦労してくれるのかと問われますと非常に謎めいておりますな。
鴉山 響一
鴉山 響一nushitron
2018/06/30 14:02[web全体で公開]
> 日記:NPCはシナリオの主役か脇役か

こんにちは。KP/GMはシナリオ作成時点で構想しているストーリー展開があるので、であるならばNPCは当然ながら予定調和というか、想定内の動きに留まるはずです。それだけなら吟遊シナリオでして、小説でも書いてたら、との批判も甘受せねばなりますまい。

PCの存在はそこに一石を投じる存在であるべきと言うのが私の持論です。彼らの存在があればこそ、難事件が解決したり、邪神復活の野望を阻止できたりするのではないでしょうか。

である以上、クローズアップされるNPCは一見そう見えたとしても、物語の動機にはなっても主役足り得ないと考えます。いかがでしょうか?
ダンドラきち太郎
ダンドラきち太郎鴉山 響一
2018/06/23 01:03[web全体で公開]
フレンド申請送らせて頂きます。
今日はめっちゃ楽しかったです!
本当にありがとうございました!

もし僕の作った世界に参加していだけたら嬉しいなーと思ってこちらのコミュニティを張らせて頂きまs(><
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鴉山 響一
鴉山 響一日記
2018/06/19 19:30[web全体で公開]
😶 荒野での行軍をルール的に解説
先日の日記において、野外での行軍速度について触れましたが、それをAD&D1e的ルール解釈を当てはめるとどうなるか、実際に解説してみます。使用するルールは基本ルールの他にWilderness Survival Guideです。このサプリメントルールは追加技能などもありますが、だからと言ってPCが無敵になるようなことなど全くなく(野外で生き延びる術は持てます)、これまでなんていうことのなかった荒野での旅をドラマチックに一変する可能性に満ちたルール群なのです。

折角ですから、獅子面の女騎士ことレディ・バラの従者であるアウグスト君に登場願って、解説を進めてみましょう。

ア「へへっ。なんだかんだで旅慣れてきたからね。荷造りから行軍までお任せあれ」

おお、頼もしいですね。それでは早速行ってみましょう。まず、今回、従者たちの尽力によって乗用馬たる重戦馬の移動レートが落ちないように荷駄を分散しました。具体的には、それぞれの馬に5,000cn(cnと言うのはD&D世界における重量単位のことで、1cn=45g=1/10ポンド換算。単なる物体の質量でだけではなく、「嵩張り」も含まれるため概算となります。今回の場合、5,000cnはざっと225kg程度。もちろん騎手も含めます)までに抑えてあります。

ア「レディ・バラの装備は多いしいずれも高価なものが多いから、扱いは慎重にする必要があるんだ。特に騎士の命とも言うべき甲冑は二領を運んでいて、専用の櫃に収納しているんだけどこれが重くてかさばるんだ」

流石、お嬢ちゃんは良い物を持ってますな。しかし、これだけでもすごい嵩張りますよ。その上に自分たちの食料や馬たちの飼料、更に野営用具を載せつつ5,000cnに収めるのってスゴイですな。

ア「今回は暗黒騎士たちが乗っていた重戦馬をゲットできたのが僥倖だったよなあ」

重戦馬で5,000cnまでに抑えた場合、Normal Load扱いとなり、平坦な野原を一日8時間の行軍した場合、15マイル(約24km)移動できます。強行軍をして16時間の移動をした場合は21マイル(33.6km)となりますが、この場合続く一日は完全な休息を得ねばなりません。

ア「えっ、たったそれだけ!? もう少し距離を稼げるんじゃないの?」

整備された街道で、土地勘があり、モンスターたちからの不意を打たれるような危険が無ければ、確かにもっと行軍距離を伸ばすこともできるでしょう。しかし、舞台は辺境。旅の安全を図るならこの距離は妥当ではないでしょうか。馬は思っている以上にデリケートで、不用意に踏み込んだ不整地で脚を取られて骨折なんてしたらそれこそ目も当てられません。

ア「そっかあ……たしかに脚の折れた馬は可哀そうだもんなあ」

天候や季節も考えねばなりません。現在のキャンペーンの舞台は厳寒期を迎えつつある寒冷地域です。幸いにこの地ではドカ雪が降ることは少なく、パウダースノーが吹き付ける地域ですが、当然降雪はあります。となると路面状況はNormalではなくRuggedと判定すべきでしょう。移動速度は当然落ち、通常で9マイル、強行軍で15マイルとなります。なお、更に積雪量が増え、10インチ(約25センチ)を超えると通常で6マイル、強行軍で9マイルとなります。

ア「うわっ、厳しい」

おっと、悪化するのは路面状況だけではありません。当然、竜たちが棲むという霊峰から吹き付ける寒風も増してきます。今はまだ良いですが、これから気温が低下してきて摂氏-12度を下回ると、移動速度が3/4に低下します。-17度以下になると2/3、-34度以下になると1/2となります。

ア「うーん。確かに寒くなったら動きが鈍くなるよな。当たり前だけど着ぶくれもするし」

また、移動のルールとは異なりますが、防寒対策をしているか否かによってもガンガン体力を奪われて行きます。このほかに、「疲労と消耗」や「食料と水」に関する詳細なルールもあり、PCたちはモンスターと戦わなくても、荒野を旅するだけで充分に大冒険になります。

ア「やっぱりさあ、厳寒期に荒野を踏破するなんて無謀すぎるんじゃない?」

そりゃそうですよ。でも行かねばならない。目指す先に望むものがあるなら。いやあ、ヒロイックだね!

ア「なーんか、DMがうれしそうなのが気になるんだけど……細心の注意と綿密な計画が大切だってことは良くわかったよ」

そこに加えて、冬場になると現れる狂暴なウィンターウォルフとか、フロストジャイアントとか、あっそうそう、ホワイトドラゴンも山から降りてくるんだけど……。

ア「も~イヤッ!!」


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鴉山 響一
鴉山 響一日記
2018/06/18 00:52[web全体で公開]
😆 初めてのセービングスロー
昨日は二週間ぶりのAD&D1eキャンペーン、「獅子面の女騎士篇」でした。いよいよベルゲンブルク城へ向けて出発することとなった一行。しかし厳寒期を迎えた荒野での旅程は想像したよりも大変なようで……。

主な登場人物紹介
テオドール・ベルシュタイン………ロイツベルガー家の騎士。失われた「アルベルトの宝剣」探索の任に着く。
ミンス・ニッフルハイム……………「塔」所属の魔術師。テオドールと友誼を結びともに行動する。
オットー・ヒッツフェルト…………世慣れた吟遊詩人。「獅子面の女騎士」に関する秘密を何か知っているようだが……。
アイルス・バラ………………………遍歴騎士。獅子面のサレットを被る品位を感じる少女。
レオナール……………………………テオドールの従者の少年。
アウグスト・グレッセル……………アイルスの幼馴染で従者の少年。
アロイス・ベルヒマン………………ミンスの幼馴染み。ベルゲンブルク城へ同行することになるが……。



騎士の従者たちが悩みながらもそれぞれの馬に糧食や野営用品などを分散させます。その中でも特に嵩張りかつ重いのが馬たちの飼料。ジャガイモやらニンジンやらビーツなどですが、実際に自分で八百屋に買い物に行ってみればこれらが如何に運搬に骨が折れるか分かるはずです。馬なんてその辺の草を喰わせておけば良いのじゃないか、と思うかもしれませんが、雪原では都合良く牧草にありつけそうにありませんし、有ったとしても自らの分身の如く乗騎を愛している騎士諸卿は、デリケートな馬の体力に負担が掛かるような博打めいたことを好んでするはずもありません。しかし、暗黒騎士たちが所持していた軍馬二頭が使えるため、なんとかなったのでした。騎乗の動物にも重量とそれに伴う移動のルールが適応されるため、悩みどころなのです。当然のことながら、パーティの行軍速度は最も遅い者に併せることになりますが、馬の場合は人間と違い大雑把に通常と重負荷(移動力半減)の二段階しかなく、いきなり行軍速度が半減してしまうのは計画に大きな遅れが発生することとなります。更に加えて時は冬。降雪の影響もありますし、吹雪なんぞ吹こうものなら、完全に停止どころか生命の危機にすら陥ります。おっかねえ、寒冷地の行軍。

……ですが、土壇場になってアロイスが姪のレナーテを一緒に連れて行きたいと急遽言い出します。事前にそれを聞かされていなかったミンスは立腹するものの、アロイスが彼女の面倒は見ると断言したのと、出発を遅らせては貴重な冬の一日が浪費されてしまうとオットーに催促され、ホルノールタウンを出発したのでした。

曇天でそれほど吹き付ける風が強くないという理想的な天候の中、夕刻にはストックウッドの森の南端に到着。今宵はここで大休止とし、明日以降、この森の際を伝って北上すればベルゲンブルク城が見えてくるという見込みがついたのでした。

大休止となり、野営の準備を進める中、ミンスはアロイスに《ESP》という読心の魔術を掛けた上で姪っ子と称する少女レナーテを連れてきた理由を詰問します。理由をなんとかはぐらかそうとするアロイスでしたが、魔術の効力がしっかりと効いている中では隠し事など出来るはずもありません。

実はレナーテは男爵家に連なる者の忘れ形見だというのです。しかし現在御領内は跡継ぎを巡って各派閥が暗闘を繰り広げている状況。叔父として、大切な姪を政争から遠ざけてやりたいという一心で、この行軍に無理やり帯同させたのでした。しかしそれをミンスに告げれば、律義者のミンスを苦しめてしまう、だから言えないのだ……というアロイスの思考までをも読み取ってしまったミンス。

あまりに衝撃的な事実を魔術によって知ってしまったミンスは、もはや自分の手に余ると判断し、疾く《眠り》の術をアロイスに掛け、テオはじめパーティの全員に意見を求めたのでした。

そしてアロイスから直接事情を聞き出すことになった一行。憎まれ役、懐柔役と妙に役割分担が手慣れていて、あんたら連邦警察か公安かとDMが内心苦笑していたのはナイショです(笑)。次は「ん、かつ丼食うか?」とか言いそう。この世界にかつ丼はありませんけど。

その一方で、幼馴染の心遣いを魔術と言う強引な手法を使ってのぞき込んでしまった自分に自己嫌悪を感じたミンスは強い酒を手に取って杯を重ねたのでした。偶然ですが、その酒はドワーフの銘酒「心砕きの酒」と言う名で、ミンスは猛烈な二日酔いに苛まれることになるのですが……どっとはらい。

どうやらアロイスはベルゲンブルク城に先行している連中に届け物をする仕事を請け負い、それを奇禍としてレナーテを僻地に連れて行き、春になったら国外に脱出させようと考えていたのでした。その届け物とは、何本かの魔術的な巻物であったのですが……それらを誰が何を意図しているのか、まだその実態はつかみ切れていないのでした。

……と言うあたりで時間切れ。ドワーフ族の銘酒は、もうネタアイテムみたいなもんでして、対毒セービングスローが必要となるんですが、なんとこの「獅子面の女騎士篇」始まって以来のPC側のセービングスローと言うことが発覚したのでした。

当初ちぐはぐ過ぎたパーティ一行ですが、ここのところ実に連携が取れてきたというか、かちっと「あるべきところにあるべきものがある」ようなプレイにまとまってきたように感じます。また、それぞれのPLがそれを楽しんでくれているのも手に取るようにわかり、DMとしては感に堪えません。できる限りこのメンバーで長く続けたいものです。

来週はまたまた一週間が空いてしまうのが何ともさみしいですが、PL諸氏からは「外伝をやりましょう」とのリクエストもいただいております。やるのならば過去に遡る話か未来へ飛ぶ話のどちらかかな、と思うのですが、皆さんはどちらの世界が見てみたいでしょうかね?
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ちゃい
ちゃい鴉山 響一
2018/06/14 21:24[web全体で公開]
コメントありがとうございます。
そうなんですよねぇ~・・・・コンペなどではオンセと違って次回も同じ参加メンバーが揃わないことがあるというのが一番の悩みです・・・
なのでキャンペーンはすごくやり難いと思います。
ウチのサークルではよく時間が足りなくてラスボスを「もう倒したことでいいよね!」で終わることがありました(笑)
ホント時間調整って難しいと思いますねA^^;
鴉山 響一
鴉山 響一ちゃい
2018/06/13 20:18[web全体で公開]
> 日記:6月TRPG例会報告

時間との戦いはコンベンション/例会などではあるあるな話題ですね。オンセも時間的制約はありますけど、比較的に「次週続きをやらせてください!」と泣きを入れるのも容易な印象がありますが、オフはなかなかそうも行かず。

お尻の時間が決まっているのはPLも理解しているはずなので、完走するよりも「扉の前で喧々諤々」をしている方が実は求められているのかしら、なんて思ったりもします。DMとしてはどうしても完走することを重視してしまいますけどね。

先日も主宰するキャンペーンで、サクサク進めるよりもある程度「ガッツリロールしたい」との声が上がったこともあり、PLの要望としては無理やりの進行を望んでいないものなのかなあと改めて感じたりしています(もちろん個人差はあるでしょう)。
鴉山 響一
鴉山 響一ウバ
2018/06/13 14:55[web全体で公開]
> 日記:坑道作戦やりたい

坑道戦と言うと日露戦争を想起したのですが、調べてみたらかなり古くから歴史のある戦い方なんですね。日本においても南北朝の時代からあるようで、戦国時代の軍記物にも数多く登場するんだそうで。現代の陸上自衛隊においても坑道中隊がいくつかの駐屯地に配置されているというから本格的です。

ともあれ、RPGのモチーフとして画になる情景なのは間違いなく、是非実現なさってください!
鴉山 響一
鴉山 響一日記
2018/06/03 13:12[web全体で公開]
😆 遅れた理由は「ジュディが寝かせてくれなくて……いやナタリーだったかな」
昨夜もAD&D1eキャンペーン、「獅子面の女騎士」篇でした。前回、幼馴染のアロイスと再会した魔術師ミンス。話を聞くと彼もベルゲンブルク城を目指している途中で、同行させて欲しいと言う。しかしどうもその裏にはキナ臭い話が絡んでいるようで……。


テオドール・ベルシュタイン………ロイツベルガー家の騎士。失われた「アルベルトの宝剣」探索の任に着く。
ミンス・ニッフルハイム……………「塔」所属の魔術師。テオドールと友誼を結びともに行動する。
オットー・ヒッツフェルト…………世慣れた吟遊詩人。「獅子面の女騎士」に関する秘密を何か知っているようだが……。
アイルス・バラ………………………遍歴騎士。獅子面のサレットを被る品位を感じる少女。
レオナール……………………………テオドールの従者の少年。
アウグスト・グレッセル……………アイルスの幼馴染で従者の少年。
アロイス・ベルヒマン………………ミンスの幼馴染み。ベルゲンブルク城へ同行することになるが……。


アロイスとともに教会に戻り、一行に紹介をするミンス。アロイスはアウグストとレオナールの従者コンビにお相手してもらっている間に、そかの主要メンバーと別室にてより詳細な話を打ち明けたのでした。アロイスが命じられた「男爵家に繋がる」という何者かの魂胆を暴くという目的。そして金や女にはだらしが無いものの憎めない幼馴染みのアロイスの身を案じるためにも、気付かぬふりをして同道しようと提案したのでした。友情に篤いミンスならもっともなことだと、異を唱える者はおらず、賛同を得られたのでした。

その後ミンスは人気のない路地裏で(おいおい……)暗黒騎士が所持していた正体不明の飲み薬の鑑定を行い、その結果、治癒の効果のある魔法の飲み薬数本であることが判明。その間にオットーは騎士の従者たちを引き連れて糧食その他の買い出しを行い、午後にはアイルスと連れ立って災難に見舞われた農家の娘に下賜するための服を仕立て屋に注文させたのでした。

と、この辺りで時間切れ。
アロイスは表向きは行商を装いつつ、実際には何者かからの密命を受けてベルゲンブルク城への潜入を試みていることまではミンスに白状しています(というか、正直に言わなければ魔法で頭の中をのぞけるんだぞと軽く恫喝したのですが)。どう考えてもキナ臭い話で、理知的なミンスなら断るかあるいは魔法を行使するなどしてその背後を暴くなどの強硬手段を使うかな、と思っていたのですが、「気づきつつも、気付かぬふりをして敢えてその話に乗ってみる」という、話の展開としては最も面白くなりそうな選択肢を選んだのでした。しかし考えてみればその通りで、そうすることでより核心に迫れるわけですから、もっともな話ではあります。

今回も前々回とは別の方に見学に来ていただいていました。冷静に考えると九割ロールプレイパート&一割魔法の物品鑑定しただけ、という流れしかなく、それで良かったのだろうかとも思うのですが、当キャンペーンとしてはいつも通りな進行でしたし、普段のプレイ風景を見ていただいたという意味においては良かったのかとも思います(その後、その見学者の方からは詳細な所感などを送っていただきました。感謝しております)。

それにつけても、アロイスのコミュニケーション能力の高さというか、人懐っこさはたまりませんね。モデルがドラマ緊急救命室のダグ・ロス先生(若かったころのジョージ・クルーニーが演じていました)なので、朝になって部屋から慌てて降りて来て「ジュディが寝かせてくれなくて……いやナタリーだったかな」なんてセリフ、とても似合っています。その反面、従者の少年たちと教会の椅子を使って遊び始める子供のような一面も持ち合わせています。人間臭くて私は大好きなキャラクタです。

次回はDM都合により一週間が空き、再来週。いよいよベルゲンブルク城に向けて冬の荒野を出発します。彼らは遭難することなく、無事にたどり着くことができるのでしょうか。
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