マスターさんの日記

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マスター
マスター日記
2024/10/15 01:10[web全体で公開]
😶 10/13 新潟BAN-CON21 行ってきました~
 二日目。
 市内でマラソン大会があると聞いて、昨日より早めに出発し、余裕を持って会場に。

 参加者は昨日の47名より増えて65名!

 今日はプレイヤー参加なんだけど、さてどの卓に入ろうか。
 候補はDX3、迷宮キングダム、インセイン、夜のあしあと、の辺り。
 久々にFEARゲーが遊びたいんよ。
 ただ、富山石川の北陸勢の参加が10名を超えてて、なるべくそいつらとは同卓したくないんよ(笑)
 お前らとはいつでも遊べるからな!(笑)

 質問タイムを経て、卓決めに。
 DXの卓を見ると、ごん太さん(北陸勢)が卓の方に向かって行ってる。うーむ、ならDXは避けるか。
 まよキンを見ると既にプレイヤーが4名揃ってる模様。同行の蜘蛛くんもその中にいるし、帰りの車中で話は聞けよう。
なら、インセインかな……ってインセインに行ったらDX卓にごん太さんがいないんでやんのwww 
 卓を通り過ぎてただけだったらしい(笑)

 と言う経緯でインセイン卓に入ったんですが、何故インセインが第三候補になってたのか? 
 それはシナリオタイトルにある。

「八尺様vsアクロバティックサラサラvsダ〇クライ」

 アクロバティックサラサラもダークライも知らん!(爆)
 知らなくても大丈夫ですよ~、とGMは言ってたけど、シナリオ3要素の内2つも知らん要素があるのは不安よね(苦笑)

 PCハンドアウトも決定しPC作成へ……は良いんだけど、自己紹介とか無いんっすかね!?

 今日卓を囲む人の名前がわからんのは困るので、流石に自分から切り出し、自己紹介タイムへ。
 帰宅の車中で同行者と話す機会があった時に「あ、うちもそうでした。卓ついてすぐじゃなくて、セッション開始前にPLの自己紹介&PC自己紹介をまとめてしました」って言われたので、土地柄もあるのかも知れないね。

 個人的には席についたらまず自己紹介! 
 じゃないとプリプレイで話し合いがしづらくてしゃあない。ハンドアウトナンバーで呼び合うのってよそよそしくない?
 特に今回のシナリオってPC全員が友人同士って設定を渡されてるのに、「PC1さん、年齢何歳にします?」って他人行儀な話し合いはしたくないなー、ってお気持ち表明。

 さて、PCのデータも決まり、さて名前どうしようかなって段階になって、そういや今のうちに聞いとかないと、って事でGMに「アクロバティックサラサラってなんなん?」って聞いてみた(遅)
 都市伝説のひとつで寡聞にして知らなかったんだけど、こんなヤツだそうな。

https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%A9?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=article

 よし、ならば名前は「艶神 更紗(ツヤガミサラサ)」でwww
 ダークライに関してはポケモンなのでwikiを軽く見て補完。

「艶神 更紗」
 さらさらの長髪が特徴の、京都からこの村に越してきた内向的な少女。
 親から魅せられたアニメの影響で魔法少女に憧れるも、現実には魔法がない事も判ってる。だから魔法の代わりに医者になって人を助けるのが将来の夢。
 
 …………………………………

「え? マスターさん、大丈夫? ちゃんとやれる?」って自分でも思っちゃうPCが完成!
 関西圏からUターンして幾星霜。久々の関西弁、ちゃんと喋れるかなぁ。(そっちじゃない)



 セッション開始。
 さっそくPC造形が崩壊するwww
 いや、理由があるんだ。理由が。

 今回のPL達、全員インセインの経験者だったんですが、いわゆる「受け身」の方が多かったんですよ。なので、これはちょっと自分から積極的に動いた方が良いかな、と。
 あっという間に「内向的」だったハズが、「内弁慶」にシフトしてガンガン攻めるスタイルに。
 俺のイメージでは射干玉のような長髪の京美人のお嬢ちゃん、だったのにあっという間に殴りツッコミが得意のボーイッシュ少女にw

 ただ!
 それ以外はちゃんとシナリオを回す役として物語をけん引したよ!
 ホントウ。
 他PCとも交流しながら、「友達」との別れを嫌がる、寂しがりの少女のロールプレイを振り切ったと思う。

 ずっと隣にいた「友達」との別れを覚悟して、それでも人を助けたいという気持ちを振り絞って、彼の真名を叫ぶ所が今回のPCのハイライト。
 その後、意外な展開によってボスが倒され、格好よく登場したのにまったく活躍の機会がなかった「友達」とバツが悪そうに笑い合う、ってのもまた「らしく」て良かったんじゃないかな、と思ってる。

 最後のクライマックスフェイズにはちゃんと関西弁が喋れたのもエラかった。(ミドルフェイズはまあ、お察し)

 エンディングでは京都に行きたいとせがんでいたPC4と一緒に京都旅行に行きつつ、過去の自分より少し成長した姿を故郷の京都で示す。という一人の少女の成長をオープニングからエンディングに掛けてしっかり描き切りました。

 最近、こういう「不完全」なPCを使ってなかったので、セッションを通してPCを成長させ「完成」させる作業を久々にやれて満足。
 ホントは「友達」と別れるエンディングを行って「ウチも魔法が使えたら良かったのに」呟いて〆る。ってプランをPC作成時に予定してたんだけど、そうならなかったのは彼女にとって良かったんじゃあないかと思っています。



 卓終了後、他のプレイヤーさんに「いつからTRPGやってるんです?」って聞かれてちょっと困るwww
 そら長い事TRPGは遊んでるけど、遊び始めて〇十年です。なんて答えても困らんか?(笑)
「シノビガミが新書サイズで発売された頃『には』、(既に)やってます」
 ってお茶を濁しておいたwww
 これでも10年なんだから問題なかろう(笑)

 こうして終了したBAN-CON¥21。2日間全力で遊ばせていただきました。
 次、いつ行くかはわからないですが、また新潟に行く機会がありましたら、皆さん、遊んでくださいませ。
 それではまた!
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マスター
マスター日記
2024/10/15 00:59[web全体で公開]
😶 10/12 新潟BAN-CON21 行ってきました~
 皆さん、お久しぶりです。
 艦これのイベントや固定卓の予定諸々ですっかりこちらは御無沙汰、マスターです。
 艦これのイベントで命を削られましたが生きてますw

 先日、新潟で大型のTRPGコンベンション、BAN-CON21が開催されました。
 今回はそちらに参加してきましたよ、ってお話。
 スタッフから「感想なんかをSNSでUPしてね」と言われたので、Xに投降したものをこちらにも。



 BANCONに参加するのは本当に久しぶりで、何年前だったのかも覚えてません。
 今年はわざわざ北陸のコンベンションを主催が回って宣伝しに来たので、その義理を果たす為に参加を決意しました。

 前回行ったのは日曜日の一日だけで、今回は色々あって二日共に参加する事になりました。
 ……という事は1日目、フリーコンベンションに参加できる!

 てな事で今年はGMとして参戦すべく、シナリオの選定作業から始まった訳。
 となると、手に馴染んだ迷宮キングダムか、シノビガミ、インセインが候補なんだけど、まよキンは荷物が嵩むので除外。
 シノビガミorインセインで悩んだ挙句、やっぱ一番「面白い」と自分が思っているシナリオを持ち込む事に。

 意気揚々とGM事前告知欄にメッセージを送って準備完了! って所で気が付いた。
 BANCONの会場終了時間17時! 

 あ、やっべぇ……

 シナリオの想定時間4時間なのよねぇ。
 一般的なコンベンションで考えるなら13時スタートだから終了時間ギリギリ。むしろ馴れてない環境のコンベンションなのでギリギリアウトの可能性が濃厚です。

 と、とりまなんかうまいことやってセッション開始時間を12時半にしよう。そうしよう(無策)

 金曜日の夜に出発し、ホテル着が0時。一晩休んで会場に出発。
 三条燕に宿をとって出発したんだけど、少し道に迷って余裕なく会場に転がり込む形に。
 GM登録をしてシステム名を黒板に書き込んだ段階でようやく一息。

 立つも立ったり14卓!

 こんだけ卓が立ったら流石に不成立卓が発生しやがるよね。暫くぶりの立卓生存戦にいやがうえにも緊張感が高まります。

BANCONの立卓は、
 1、GM紹介でプレゼン時間20秒
 2、その後、各GMが卓にばらけてプレイヤーは5分間自由移動しつつGMへ個別に質問タイム
 3、一次卓抽選
 4、人数に足りない卓、抽選からあぶれたプレイヤーで二次抽選
って感じの卓分け方法。

 「2」の質問タイムで、卓まで来てもらえればシナリオの格好良いセッショントレーラーや、イカシたハンドアウトも見て貰えますが、来てもらえない事には戦う事も出来ない!
 つまり「1」の20秒のプレゼンでいかに耳目を集めれるかに掛かってる、と。

 ふむ。
 つまりキャッチ―な一言を綺麗に決めればいい訳だね。
 任せろ! って事で今回の決め台詞はコチラ。

 富山から来たマスターです。
 今日持ってきたシステムはシノビガミ。シナリオタイトルは「さよならの向こう側」と言うモノでPC達は現代に生きる忍者となり、とある宝石を巡り、争奪戦を行います。
 今日の【プレイヤーの使命】は「2d6で5以上を振って格好良い台詞を垂れ流す事」。
 【本当の使命】は「参加者全員で全力で卓を楽しむ事」です。
 皆さん、よろしくお願いします!

 20秒余裕!
 県外からの参戦でレア感を出しつつ、シノビガミのシステムの根幹である【使命】【秘密】を説明しすぎず織り込みつつ、シナリオの雰囲気も匂わせて簡潔にまとめる。
 自画自賛しても良いよね?w

 卓分け。
 プレイヤーに5人来てもらうという幸運。
 一人にごめんなさいして、無事立卓です。ありがたや。

 プレイヤーは埼玉から参戦した古強者。
 シノビガミ大好き。
 シノビガミ数年ぶり。
 シノビガミ初心者。
 というコンベンションならではのグラデーション。
 こういう初心者~熟練者まで混然となった卓ってやっぱ俺好きだわ。気を使う部分、使わない部分。プレイヤーによってバラバラで、それを探り探り遊んでくのって緊張感があるけど、超面白い。

 PC作成時の一幕。

「(初心者の方に)シノビガミ、初めてなんですね?」
「はい。ちょっと仕事でイラスト描いててそれでシノビガミに興味を持ちまして……」
「? 仕事でイラスト? シノビガミの?」
「はい。このイラストなんですけど」

 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

 メチャ格好良いイラストを描いているイラストレーターさんでした。



 セッションは予定通り12時半スタート(笑)
 ホントはお昼に新潟ならではのモノを食べたかったんですが、仕方なし。
 プレイヤーさんにもゴメン。

 今回のシナリオ。トーキョーN◎VAのリプレイを元にシノビガミに再構築したシナリオなので、とにかく「スタイリッシュで格好良いシノビガミ」を標榜し、セッションも外連味溢れるムーブをGMは期待しているのですが……

 いや、みんなマジで格好良かった!!

 全員が全員一丸となって自分の中の「格好良い」を表現してくれてGMとしては大満足です。
 経験者の二人のみならず、初心者の二人もハンドアウトに振り回されながらも考え、苦しみ、「答えを出す」
 俺はこのシナリオでそんなPC達の「人間」を観たいんだ!!
 卓に一番近い場所で、PC達の人生を観る事が出来、とても幸せでした。

 クライマックスフェイズ。
 敵との決戦。
 PCからの攻撃を受け、敵が倒れる……が、奥義「不死身」!

 まだだ! まだ終わらんよ!!

 ……(コロコロ)ダイス目1!(不死身はダイス目1だと効果を発揮しない)

 終わったwwwww

 セッション終了時間16時40分!!
 不死身で復活してたらアフタープレイが出来なかったので、完璧なタイムコントロール!!ww
 あそこで出目1を出せるのは、まさにGMの腕! と言っても良いでしょう(笑)
 さすがマスターさん、その右腕は歴戦のプロと言って過言ではない!(爆)

 きっちり17時までに各自エンディング→アフタープレイまでやり切って笑顔で解散出来ました。
 ああ、もっと遊びたいなぁ……

 いや、遊べるやん、また明日に!!
 それが新潟BAN-CON21!
 2Dayイベントは最高だなッ!!



 一日目終了後。
 宿まで戻って、そこで白地堂くんと合流。今回の同行者合わせて4人で近所にあるラーメン屋、「らーめんみずさわ」で晩御飯。

 昼はコンビニおにぎりだけだったのでここで貪るように喰う。
 生姜醤油ラーメン、マジうめぇ! 
 腹がちぎれんばかりに喰う。

 昨日の運転疲れやセッション疲れもあり、宿に帰ってぐったり。
 おやすみ~。
 二日目に続く!!
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マスター
マスター日記
2024/07/13 22:15[web全体で公開]
😶 セッションの雰囲気づくり
 たまに。

「自分がGMするとホラーシナリオなのに何故かギャグになっちゃうんですよー」

 なんて事を言ってる人がいます。
 これ、実は原因がありまして。しかもとっても簡単な解決方法があります。
 今回はそんなお話。

 まず、シリアスやホラーなはずのシナリオがギャグになっちゃう原因について考えてみます。
 これ、大体が「勘違い」から始まります。

 セッションが開始されGMが最初に行うべき仕事として、「卓を暖める」というのがあります。最近ではアイスブレイク、なんて格好良い言葉もありますね。
 卓の雰囲気を軽やかにして、プレイヤーの発話を活発化させるというものです。

 初めて卓を囲む人や、システムの初心者なんかがいたりすると特に重要ですね。
 率先して場を盛り上げて、話しやすい空気を作るきっかけを作る。
 プレイヤーとして参加する時も同様に、話しやすい空気を作りに行きたい所なんですが、やはり最初のきっかけはGMが主導したい所です。

 この最初のきっかけづくりに有効なのが、そう。

 「笑い」です。

 軽くジョークで場を盛り上げてセッションの出だしを暖めたい。コンベンションなんかのテーブルトップでは、セッション前に行うプリプレイも使ってその作業をやっていく訳ですが、いかんせんオンセではプリプレイ段階で場を暖める、ってのはなかなか難しい。

 なのでオンセでは導入の段階で軽妙な会話で場を盛り上げようとする。その手っ取り早い方法として「笑い」が使われる事が多いのです。

 で、「笑い」によって場を暖める事に成功した。
 ここまでは良いんです。
 そこで笑って場が暖まった後、プレイヤーが「あ、このセッションは要所でギャグにして良いんだ」って「勘違い」する。

 その勘違いが発生した卓は……どこかでちゃんと修正しない限り、ギャグ方向に転がっちゃいますよねぇ。

 これが原因の一。

 GMは場を活性化するためのコミュニケーション<手段>として「笑い」を取り入れているのに、それがセッションの<目的>にすり替わっちゃう。

 他にも原因はあるのですが、とりあえず先にこの勘違いの解決方法の話をば。

 セッション募集段階で「シナリオの雰囲気」を明記する事。
 この一点を徹底し、プレイヤーにも周知させることで勘違い自体がなくなります。
 シナリオの雰囲気と共に、「セッションの目的」も明記しておくと尚良し。

 このセッションがどんな雰囲気のゲームで、どういう行動が推奨されるのか。
 これが書かれていない募集がなんと多い事か!

 プレイヤーにとってはセッション募集ページに書いてあることが全てです。
 逆に言うならそこに書かれていない情報はプレイヤーが自由に想像し、解釈します。
 プレイヤーとGMが目指している方向性に食い違いがあった場合、そこに待っているのは悲しい現実です。

 また、募集の段階で「このシナリオはホラーです」と言ったように明記しておくことによって、それにそぐわない行動(茶化したり、ふざけたり)をしたプレイヤーに対し、

「このセッションはホラーを楽しむのを目的としたセッションなんだけど、その点を了解していますか?」

と、公に確認する事が出来ます。
 ふざける事自体は悪い事ではありません。笑いも恐怖のスパイスになり得ます。プレイヤー的に目的があって、そうしている事だってあります。
 ただ、度を過ぎた行動に対し、GMが歯止めをかける一手になります。
 楽しければそれで良い。と言う意見もあるでしょう。
 ですが、「ホラーな雰囲気で遊べる」と思って参加したプレイヤーはそれで楽しめるのでしょうか?

【シナリオの雰囲気、書き方の例】
1、「ミザリーって言うおばさんが君の両足をへし折って君を監禁してしまいました。理由は『君が好きだから』。移動もままならない極限状態ですが、ミザリーおばさんはかなりチョロくて騙されやすい女です。いいくるめなどの甘言を弄し、うまく騙して、ミザリーおばさんをぶっ〇す、そんなスラップスティックホラーな雰囲気のシナリオとなります」

2,「両足を骨折して身動きがとれずに遭難した君を救ったのは、ミザリーと言う名の女性だった。移動もままならない重傷を負った君を献身的に介護をする彼女だったが、ある事を境に彼女の狂気が君を苛むようになる。身の危険を感じた君は、彼女の家からの脱出を試みる――移動に極端な制限を掛けられた、サスペンスホラーな雰囲気のシナリオです」

 1と2は同じ「ミザリー」と言う映画を題材にした(なんちゃって)シナリオの概要文章ですが、参加する時の心構えが変わると思いませんか?
 また、1と2ではPCが目指す結果が変わっていますよね。「倒す」か「脱出する」か。「目的」を明記する事によって、土壇場の場面においてプレイヤーが優先するべき行動が変わって来るでしょう。
※余談終わり※



 もう一つは、刷り込み。
 同じシステムを遊んだプレイヤー同士でも、遊んだシナリオは違います。今はリプレイ動画なんかもあって、どういう知見を持っているのかはプレイヤー一人一人が違います。
 つまり、システムについての印象が各々違います。
 その積み重ねが刷り込みとなって「このシステムはこう遊ぶ」と、システムの認識が確立されます。

 ここで困るのは間違った刷り込み。

 例えばシノビガミ。
 大判ルールブックの背表紙のシステム解説に書いてある文章を確認してみましょう。

~引用~
「忍術バトルRPGシノビガミは、様々な秘密を抱えた忍者となって、闇の戦いを繰り広げるTRPGだ。真実を暴き出し、機密文書や秘伝書、時にはヒロインの心すら奪い合う忍者同士の血戦が君を待っている。謎と陰謀、そして儚くも美しい愛憎劇が渦巻く忍びの世界へようこそ」
~引用終わり~

 これがシノビガミの基本的な遊び方と言っても良いのではないでしょうか。少なくともギャグを意図しているようには僕には読めません。さらに言うなら最初に発売されたリプレイでも作者の河嶋先生は「シリアスを指向している」と書いてます。

 ただ、忍者と言う存在が「バカフレーバー」と極めて相性が良い、という困った存在でしてwww

 そのバカフレーバーが悪目立ちして、触れたプレイヤーに間違った刷り込みをしてしまうのが現状、と言って過言ではないのが困りもの。
 シノビガミでも、CoCでも、どんなシステムだって触れてきたシナリオによってシステムの印象は各々違います。その前提で不特定多数に向けて参加を募るのであれば、「シナリオの雰囲気」を最初に打ち出す事の重要性も分かっていただけるのではないでしょうか?

((本来システムが想定していないシナリオを遊ぶことを否定している訳ではないんです。自分もシノビガミで書くシナリオの半分は「コイツ、頭おかしいやろ」って中身です。
 ただちゃんとそのシナリオの「遊び処」を把握して、ギャグならギャグ、シリアスならシリアスとメリハリをつけよう、って話でさぁ))

 セッションの雰囲気はGMである自分が、このセッションをどういう方向性で遊びたいかと言う道標です。
 この部分でGMがブレているようでは、参加するプレイヤーもブレるのは当たり前です。

 重ねて言いますが、プレイヤーにとってはセッション募集ページに書いてあることが全てです。
 逆に言うならそこに書かれていない情報はプレイヤーが自由に想像し、解釈します。
 「空気読め!」って情けない言い訳をするくらいなら、GMがちゃんと

 「空気を作れ!」

と強く主張して、この話を〆たいと思います。



【卓宣伝】
現在、3卓の募集を行っています。
興味ある方は是非、参加してやってくださいね。

インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000
あと1名で立卓です。タイトルの緩さに似合わない、ちゃんとしたインセインらしいホラーシナリオです。
インセイン好きなら是非遊んでみて下さい。

インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000
あと3名募集中です。PSゲーム「SIREN」をベースに構築されたシナリオですが、元ネタ知らなくても楽しめます。元ネタを知らない俺がシナリオを改稿したから間違いない(笑)

シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000
日程調整卓で募集中です。7月後半から8月前半に遊びたい!
みんなで一幅の絵画のような極上のセッションを練り上げていきましょう♪
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マスター
マスター日記
2024/07/11 19:20[web全体で公開]
😶 今回のふぃあ通で一番刺さった言葉【最後卓宣伝】
色々あって視聴が遅れたんですが、今回のテーマは「トラブルを呼ぶプレイヤーの行動とは?」


という少々センシティブな問題。
「あ、私やっちゃってるかも」って方よりも、「俺、大丈夫だし!」と思ってるヤツが見るべき動画ですねw

今回のお話で自分に刺さった話があります。

「気合入れてダイスを振るのは1セッション1回まで」

これ!

テーブルトップでTRPGを遊ぶ時が特にそうなんですけど、実は「判定でサイコロを振る」と言う行為は地味に時間が掛かります。オンセだったらコマンドポチ―ッ! で済む行動ですが、実卓だと、

1,GMが行為判定の目標値を宣言
2,PLが能力値を確認。必要なダイス目を計算する
3,ダイスを転がす
4,ダイス目を確認し、達成値をGMに宣言する

という行程になります。3~4が実卓とオンセで変わる所かな? オンセだと全部計算してくれるしぃ。
当然、僕たちは判定が成功するように祈りながらダイスを振る訳ですが、この「3」の行程で手のひらでジャラジャラと弄んで、いつまで経っても振らないプレイヤーがいるんですよねぇ。

このジャラジャラ行為。
特に戦闘がメインのシステムだと洒落にならないくらいの時間のロスになります。

GMをやってる時は「はよ、振れや」って内心思いながら見てるんですが。その反動か、自分がPLになった時、なんの感慨もなくダイスを振っちゃうクセがついてしまいました。
時間効率的には良いんですが、ちょっとした寂しさもあります。
セッション的には良い行動なんだけど、自分のPCに寄り添ってないというか……わかります? 

そんな時に示されたのが、冒頭の

「気合入れてダイスを振るのは1セッション1回まで」

というお話。
なるほど!
1回1回ダイスを振る度にジャラジャラジャラジャラやるんじゃなくて、ここぞ! のセッション1回だけなら、確かに他のプレイヤーも容認してくれるよね。

次のセッションからはちょっとだけ、PCに寄り添いながらダイスを振ることが出来そうです。

【卓宣伝】
現在、3卓の募集を行っています。
興味ある方は是非、参加してやってくださいね。

インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000
あと1名で立卓です。タイトルの緩さに似合わない、ちゃんとしたインセインらしいホラーシナリオです。
インセイン好きなら是非遊んでみて下さい。

インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000
あと3名募集中です。PSゲーム「SIREN」をベースに構築されたシナリオですが、元ネタ知らなくても楽しめます。知らない俺がシナリオを改稿したから間違いない(笑)

シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000
日程調整卓で募集中です。7月後半から8月前半に遊びたい!
みんなで一幅の絵画のような極上のセッションを練り上げていきましょう♪
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マスター
マスター日記
2024/07/05 23:06[web全体で公開]
😶 【卓宣伝】明日から3日間
 明日からワタクシ、旅に出ます。
 去年の呉に続き、鎮守府巡りツアー第二弾横須賀編を楽しんで行きたいと思います♪

 で、なんでこんな事書いているのかと言いますと、オンセン、Xの反応が悪くなるので、「せっかくセッションの参加希望出したのに無視された!」って思われるのがイヤだからwww
 そんな事はないとは思うけど一応、ね?

 はい。と言う訳で現在マスターさん、3つの卓の募集をかけています。

7/22(月) インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000

 こちらは現在2名の参加者が決定していてあと1名で卓成立となります。(最大4名まで)
 昭和の頃に流行った「ダジャレ怪談・きょうふのみそしる」を題材にした「ホラー」シナリオです。
 日常がふとしたきっかけで非日常に反転する、インセインらしいシナリオとなっています。

8/3(土) インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000

 こちらは現在1名の参加者が決定していてあと3名の募集となっています。
 PSの名作ホラーゲーム「SIREN」と言うものがありまして。
 そのSIRENクラスターの間では8/4に「宮田先生のジャガー炎上祭り」と言うモノが毎年開催されているそうな……。
 それを題材としたSIRENベースのシナリオとなっています。SIRENが好きな人にはSIRENの二次創作シナリオとして、SIRENを知らない人には不気味なホラーシナリオとして楽しめる、そんなシナリオとなっています……って言うかそういう風に改稿した(笑)
 ジャガー炎上祭りの前夜祭として楽しみましょう!(ちなGMはSIREN未プレイ)

【日程調整卓】シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000

 7月後半~8月前半のセッション開催を目指して募集中です。
 コンセプトは「格好良いシノビガミ」!
 2d6で5以上を振って、ただただカッコイイセリフを垂れ流すシナリオとなっています。
 「自分ギャグキャラしか出来ないし……」と不安になっているそこの貴方!
 それは気恥ずかしさからくる萎縮ですッ!! 卓の皆が「格好良い」を目指しているんだから、恥ずかしがることはありません。
 恥ずかしいと思うくらいなら同卓している連中全員、君の格好良さで尊死させれば、君の熱くて格好良いロールプレイの目撃者はいなくなるので問題ありません!!(暴論)
 初心者対応いたします。シノビガミの面白さが濃縮されたシナリオですよ。


 皆様のご参加の程、お待ちしております。
いいね! 10
マスター
マスター日記
2024/06/15 01:49[web全体で公開]
😶 久々に発売が待ち遠しいシステム
それはそうと「悪役令嬢LV99 TRPG」が狂おしいほどに発売が待ち遠しいです。
オンセンの柱の書影を見て、自分の気が触れたのかと三度見したわwww
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マスター
マスター日記
2024/06/15 01:34[web全体で公開]
😶 男はプリキュアになったらあかんのか?
 ちょっと最近、立て続けに俎上に上がった話があったので今回はそのお話。

 地震があって、ネットだけでなくTVからでも情報を求めなきゃいけなかった正月の時分、衝撃を受けたCMがありました。

 漫画の背景だけ描かれたページにセリフだけが表示され、最後に「聞こえたのは男の声でしたか。女の声でしたか?」って表示される、あのACのCM。

 え? 
 みんなの脳内ではあのセリフって女性の声だったり男性の声だったりで再生されてるの!?

 自分にとってはこの事実がかなり衝撃的で「嘘やん!?」ってなりました。

 漫画の登場人物の前後を類推し、このセリフは誰それが喋ったセリフってのは判断できるけど、なんの脈絡もなく背景にセリフだけの表示で男の声か女の声か読み取るのって無理じゃね? ってなった訳ですよ。
 もう一つ言うと、セリフが「女性の声or男性の声」で再生されるって感覚が自分にはない、って事も。

 アニメになった漫画のキャラのセリフが漫画を読んだ時にその声で脳内再生される、って事はありますが、アニメ化されていない漫画のキャラのセリフが「声となって再生される」って事は、自分にはないんですよね。
 あくまで「女性のセリフ」「男性のセリフ」(〇〇ってキャラクターのセリフ)で自分は認識「だけ」していて、「声」として脳内で再生されるという発想がなかった。

 いやあ、びっくりびっくり。

 さて、翻ってTRPG。

 一時期、マスターさんはキャラクターロールプレイの幅を広げようと、「女PC強化期間」を設けていました。
 男性であるマスターさんは御多分に漏れず女性キャラクターのロールプレイが気恥ずかしく、プレイヤーをする時は男性PCしか遊んでいなかったんですよ。
 昔は特にそれで問題はなかったんですが、FEARゲー以降、PCの「キャラクター性」にスポットライトが当たるようになったゲームシーンにおいて、女性キャラクターのロールプレイって言うのは「GMを行う上で」急務の課題だったんですね。(キャラクター性に注目されるPCに対し、それに関わってくるNPCにもキャラクター性が重要視されるようになって来たためです)

 と言う訳で、「ここ1年はPCは女キャラしかやらんから」と周囲にも広言し、積極的に女性PCを遊んでいました。

 最初の頃はやっぱり恥ずかしさが勝ってたし、「俺みたいな人間が女PCやってもキモいだけやん」とも思っていたんですが……。

 ある時、気付いたんですよ。

 他のプレイヤーは俺を見てないって事に。

 いや、キモい男が痛い女性PCをやっている事実に周囲が目を背けている、って事じゃないですよ?www

 他のプレイヤーは、俺の発言や行動を見て、聞いて、それをちゃんとフィルターに掛けて自分の中で脳内変換してくれているんですよ。

 キャラクターの行動、発言、所作を描写し、キャラクターの解像度を上げる事で、自分の背後にいる「PC」を他のプレイヤーは汲み取ってくれます。
 自分が思っている「女性キャラ」をロールプレイする事で、他者がそれに共感し、さらに解像度を上げた状態で、勝手に脳内変換してくれるんですよ。(ちょっとアレな言い方をすると、「見たいキャラを勝手に妄想」してくれる)

 それに気づいた時、肩の力がスッと抜けましたね。

 もう女性PCを使おうが、薄幸の美姫をシナリオに出そうが気恥ずかしさはなくなりました。

 卑近な例を出すなら、CoCで怪我をした探索者に対して<応急手当>で治療を行った時。僕たちは<応急手当>の判定を行いますが、具体的にどういった治療を施したのかは「特にロールプレイしません」
 自分を含めた他のプレイヤーは「なんかいい感じにそういう治療をした」と勝手に脳内で補完します。
 でも、「特にロールプレイしない」部分を描写する事によって、その解像度はあがります。(傷口に酒をぶっかける、と、服の裾を破って簡易的な包帯を作る、では受ける印象が変わりますよね?)
 それと一緒。

 声や外見ではない、所作や思考、そういった部分をちゃんと表現する事によって、卓の仲間はちゃんとそこにフォーカスを当ててくれます。

 それくらいは一緒に卓を囲む仲間を信じても良いのではないかな、って僕は思う訳ですよ。
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マスター
マスター日記
2024/06/12 01:48[web全体で公開]
😶 根性論は良いから具体的な技術を!
 わたくしマスターは「みんなにお役立ち情報を発信したい」って思いながら、気が向いた時に日記を書いている訳ですね。
 キャリアだけは長く遊んでいるので、そこで身に着けた知見のおすそ分け、的なものです。
 日記を書く時気を付けているのが、「根性論は書かない。なるべく具体的な方法も書く」。
 思想だけ書いて具体的な方法がない、ってのは俺自身嫌いなんで。

 そんなこんなでオンセンに登録してからもう……え? 7年?? 
 日記で書いているので記載が過去に流されて、検索するのが面倒。ってのもあり、使えそうな日記はトピックに収納するようにしていました。

 ……そう、過去形! 2019年からまったく更新していなかったッ!!

 こんな事じゃいかん!! って事でこの度、一念発起して現在2024年までの参考になりそうな(?)日記をトピックに収納しました。
 2019年以降、日記更新頻度が落ちて、「大した分量書いてないからいつでも良いや」と思って放置してたら、なんだかんだでそこそこ溜まってた模様です。

 もし気になるトピックがあれば摘まんで行ってやって下さい。
 皆さんのTRPGライフが豊かになりますように!

トピック「色んなテーマの種」
https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic155524980496
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マスター
マスター日記
2024/06/11 22:21[web全体で公開]
😶 今日勝ちたい! と、これが出来たら強いよね
 特にオチもないボンヤリ日記です。一応TRPGの話。

 ストリートファイター6が二年目を迎え、格ゲー業界が盛り上がっていますね。
 僕もスト6を遊んでるんですが、それと一緒にyoutubeで活動している格闘ゲーム系ストリーマーの配信とかも楽しく見てます。

 一度は絶滅寸前まで追い詰められながらも盛り返す、って言うのはTRPGにも過去あった歴史でして、格ゲーおじ達の話は地味にTRPGに通ずる所も結構あったりします。
 そんでもって、物事に対する言語化が上手い、ってのもTRPGおじと共通する特徴でもありますね。

 んでまあタイトルについての話です。

 Vtuberが参加するスト6の大会では、そのVtuberにプロがコーチングするって流れが今あるんですけど、そのコーチングではやっぱり「今日の大会に勝つためのコーチング」という事で、強い行動やハメに近い連携をプロが教えていきます。
 実際、実戦値の高い行動なので、準備期間の短い大会において、始めたばかりのVtuberが目覚ましい成長を遂げ活躍します……が、あくまでも「今日勝ちたい!」でしかなく、後日ランク戦で勝てなくなったりします。で、辞めちゃう。

 逆に、「これが出来たらとんでもなく強いんだけど、理論値なんで理想よね」と言う行動を愚直に繰り返し、練習するプロだっています。
 こちらの方は今勝つ事は出来ないんだけど、「誰かがいつか辿り着く理想」にいち早く辿り着くことが出来る「可能性」があります。
 学ぶべき事が多すぎてシンドイ時もあるけど、逆に言えばいつまで経っても学ぶべきことがあるので、長く携わることが出来るんですね。

 結構TRPGに通じるものがあるなぁ、って思うんだけど、どう?
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マスター
マスター日記
2024/06/10 00:39[web全体で公開]
😶 モノトーンミュージアム 人生初TRPGプレイヤーを迎えて
(本日記はXのポストの加筆修正となります)

 本日は地元のTRPG定例会でモノトーンミュージアム改訂版(以下「モノミュ」)のGMを遊んできました。シナリオはルルブ付属のサンプルシナリオ。
 オリジナル版のモノミュは欲しい! と思った頃にはサプリが重くて「ま、いっか」になっていましたが、改訂版を機に購入。
 久々のSRS。
 やっぱSRSは良い!
(モノトーンミュージアム公式サイトリンク↓)
 https://www.fear.co.jp/mono/

 今回の卓では人生初TRPGと言うプレイヤーが参加してくれました。「シナリオタイトルが格好良かったから」というのが参加理由。
 ……やっぱタイトルってのは大事なんやなぁ、と。
 タイトルセンスのないワタクシメは汗顔の至り。
 それと共に「CoC立ててなくてスマヌ!」という気持ちもw
 また今度、ね?

 CoCの動画を見てテーブルトップのセッション会に来てくれる人がいるのは嬉しい限り。
 それと同時にルーインブレイカーズといい、モノミュといい、尖がったタイトルを持ってきた時に限ってそういう人達が参加してくれるタイミングがあるのが、なんか「持ってるなぁ」って感じw

 と言う訳で、今日のミッションは「TRPG初体験のプレイヤーに意地でも『楽しかった』って言わせる事」だああああああああああああああっ!!!

 ……はい、さっそく空回りです。orz
 PCハンドアウトを選んだ後にサンプルキャラを提示しつつ「このPCに出来る事」を「データ的」に教えるというミステイク。
 ホントはもっと外堀りから埋めていくのが良いんだけど、モノミュ初GMってのもあって俺自身もちょっとテンパってたかも。

 とはいえ助かったのは初体験PLさんが「ちゃんと質問してくれたこと」
 分からない事をちゃんと「わからない」と声を挙げてくれたのでデータの説明をしながら、わからない事をかみ砕きながら説明できたのでギリギリ、セッション開始前に建て直せたのはホント、助かった。
 スンマセン、精進します。

 セッション開始。
 今回はサンプルシナリオなんでまあ、4時間もあれば終わるだろう、と考えてたんですが、状況は変わった。
 初体験PLの為に閉会時間いっぱいのプレイ時間(5~5時間半)を目途に切り替える。
 ゆっくりしっかりと世界の解像度を上げる描写をする事を念頭に、セッションをスローテンポで回していきます。
 御標の絶対感を強調し、多少誇張気味に御標を描写する事に。

 「ここではない異世界の住人」であるPCに、異世界とPLのいる現実とを隔絶する要素として御標を使わせてもらったよ。
 これによりプレイヤーの物語への没入感を深める事を意図したんだけど……多分上手くいったんじゃないかなぁ。

 ファンタジー世界の「ここではないどこか」を感じさせるのに御標はとても良い要素だと、セッションを通じて気付かされたね。
 初体験のプレイヤーさんにファンタジー感を感じて欲しくて、苦肉の策的にやったんだけど良い発見でした。


 さて。
 それでは彼の初プレイはどうだったかと言いますと――



 モ ノ ミ ュ の 全 て を 体 験 し て い き ま し たwww



 本当。
 ほんとう。
 ホントウ。

 オープニングでNPCと交流し親睦を深め

 ミドルフェイズで逸脱能力を使うも、異形にその力を打ち消され驚愕し

 戦闘で敵の攻撃に慄き

 自身の回復能力の高さと攻撃力の高さに瞠目し

 御標に翻弄されるNPCに同情し

 ベテランプレイヤーのロールプレイに舌を巻き

 ボスの火力に絶望し

 祈りながらダイスを振り 

 祈るようにGMのダイスが低くなるよう念を送り

 逸脱能力込みで12D6という大量のダイスを振れる事実に狂喜し

 ボスにトドメを刺し

 ヒロインを救い出し

 そして――

 闇 堕 ち し ま し た !www


 嘘やろ!?

俺ちゃん「1d6振った分、剥離値が減少して9以下になれば戻って来れるよ。経験点1点払えば追加で1d6」
初PL「1d6で2以上かぁ……(悩)」
他PL「経験点使っときな」
初PL「ま、いけるっしょ……あ」

 こうして。
 花籠の国を救った偉大な僧侶は自身が憧れ、紡ぎ手になるきっかけとなった人物を永久的に忘れる事で、なんとか異形にならずに還ってくる事が出来ましたとさ、めでたしめでたし……?
 慢心、ダメ絶対。

 初体験のプレイヤーさんにスポットを当ててセッションを振り返りましたが、他の2名の参加者の盛り上げもあり、本当に良いセッションになったと思うな。
 参加者全員にありがとう!
 モノトーンミュージアム初GM、良いスタートを切れました。

 初体験プレイヤーさんにも「このPC、他のモノトーンミュージアムのセッションでも使えますか?」って聞かれたんで楽しんで貰えたと信じよう。

 めでたしめでたし。



※追記※
 手前味噌なんですが、俺ホントGMが上手いね。

 最後の攻撃。ここの攻撃を外したらヒロイン死亡、ってタイミングでのボスの回避ロール。
 6ゾロ以外はボス回避失敗でハッピーエンドの場面。

(コロコロ)

 同時に振った2つのサイコロ。
 ひとつのダイスが先にピタリと6の目でとまり、残りひとつがクルクル回り……クルクル回り……1の出目!

 歓声!!

 ここぞという時にダイス目でショウアップし、かつPLに花を持たせるこのダイスロール!
 熟練スーパー上手いGMの俺じゃなきゃ出せないね! (6の目が出た瞬間『やベッ』って焦ったのは内緒だぞw)
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マスター
マスター日記
2024/05/08 20:23[web全体で公開]
😶 クトゥルフ神話TRPGプレイングガイド(ダイマ)
 クトゥルフ神話TRPGプレイングガイド。
 とりあえずサプリ出るみたいだし、買ってみるかーと思ってなんの考えも無しに買ったんだけど、これ、良いよ!
 シナリオとか世界観のサポートなんてのは二の次として、1章のKP TIPSだけでもCoCユーザーのみならず、「TRPGゲーマー全員」は買う価値があると思う。

 とりあえず目についたひとつだけを途中まで引用。

・雰囲気は非常に重要だが、笑いの重要性を過小評価してはいけない。(以下略。この後に何が書いてあるかは自分で買って確認してくれ)

 こういう格言めいた有用なTIPSが本の半分(ゴメン訂正。約1/3でした)を占めているのは古今東西のプレイヤーにとって非常に有用だと思う。

 分かっている事、
 知らなかった事、
 分かっているつもりだった事、
 知らずに実践できていた事。

 そんな諸々の事を言語化し、認識する助けとなる本。
 ぼんやりと「もっと面白いゲームがしてぇなぁ」と思っている人にとっての道標になり得るでしょう!

 それがたったの3000円! 
 2024年時点でのTRPGユーザーの知見がギュッと詰まった本書が3000円!
 10年は愛読するだろうコスパの良い本が3000円!(実際「なぜなに未来侵略 TRPG編」は2016年初版でまだ俺は読んでる)

 奥さん! 今なら本屋だって密林でだって、どこでだって買えますよ!
 絶版になっちゃう前に是非!!


関連日記
・オススメのルールブックと困った時に読む本
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=master2000&i=master2000_151317551604
・「みんな楽しく」の正体
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=master2000&i=master2000_154275804020



追記
 ……本当に。
 こういう本はもっと出回って欲しいと思うんだよ。セッション事故なんてものは見たくもないし、経験もしたくないからね。

 だけどね。
 こういう本は売れないんだよ。マジで。
 シナリオも載ってない、追加データもない(プレイングガイドには追加データ的なものはちょっとあるけどね)、言ってみればただの啓蒙書であり、参考書だからして。「趣味」で遊ぶのに参考書なんて要らんでしょ、って意見も分かる。

 それでも俺は主張するよ。
 この本にお金を使う事で君のTRPGライフは格段に豊かになる!

 良いセッションが遊べた日。
 困ったことが起きた日
 上手い立ち回りが出来なくて臍をかんだ日。
 楽しいセッションが永遠に続けばいいと思った日。

 そこに10年以上寄り添う事になるであろう本書が。
 きっと
 きっと
 君の糧になる。これはそうなる可能性を秘めた本だ、と主張して終わります。
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マスター
マスター日記
2024/01/24 22:46[web全体で公開]
😶 生きてます(迫真)
 いやぁ。地震がさぁ。

 一番被害の激しい能登住みではないので今回のタイトル通り生きているんですが……怖いね地震。
 激しい揺れで身動きが取れないなんて経験は初めてでした。
 
 家屋倒壊とかはなかったんですが、ご近所で電線に引っ掛かって辛うじて持ちこたえてる所とか、家がぺちゃんこになってる所とか。
 一番厳しかったのは断水。
 大晦日で一族郎党全員集合だったので飲み物、食料はしこたま備蓄されてるのですが、トイレの水や生活に使う水が使用できないのは大変でした。

 20日も過ぎてようやく僕の住む地域は日常を取り戻しつつありますが、まだまだ渦中の方々もいて(知人にもいる訳で)「遊ぼう!」なんて気分にはなかなかなれないのが現状。
 ホントは松の内開けたらオンセの予定も入れようと思ってたんだけどね。

 21日にようやく本年初セッションを終え、気持ちが前向きになり始めてきたので、遅ればせながらご挨拶です。

 本年もよろしくお願いします。(ちょっとあけおめ、って気分にはならんね、今年は)



 余談ですが、地震のあと家の片づけをやってる最中、沈痛な面持ちで兄貴がやってきて。

「なあ、弟。倉庫にあるお前の本棚なんだけど……ちょっと悲惨な事になってるわ」
「え、マジかー」

 悲惨な事……どんなだ? おっかなびっくり倉庫に向かう僕。
 
「なん……だと……?」

 そこには、地震前と全く変わらない状況の本棚がありましたw
 整理整頓してない野生の本棚でスマン、兄貴www 
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マスター
マスター日記
2023/10/07 20:01[web全体で公開]
😶 最近、ちょっと行き詰まり感がある
ちょっと愕然としたんだけど。

自分、過去の日記でTRPGに関するプレイエイド的なモノをいくつか書いてるんですよ。
時たま、自分で読み返して自戒したり、思い出したり、「この人、なんてスゴイ文章書いてるんだ」って自画自賛してたりするんですけど。
最近、全然こういうの書けてないなぁ。と気が付く。

マスターさんのプロフィールの自己PRの所に日記をまとめたトピックのURLを貼ってるんですけど(https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic155524980496)、一番最後に更新されてるのが2019年……ッ!
もう4年も前っすわ。
つまり、4年も新しい技術の更新が出来てないッ!!

去年に「事前準備が7割」ってヤツを書き始めたんだけど、結局それも途中で止まっちゃってるしなぁ。

自分の伸びしろ、もうないんじゃない? ってなってます(苦笑)

自分の成長率に絶望はしてるんだけど、TRPG自体は楽しいのよね。ただ、昔みたいに遊べば遊ぶだけ自分の力量が上がってる、って実感がないのがちょいとばっかり辛いのよねぇ。(むしろ下手になってないか?)

最後にこの日記を書くきっかけになった過去日記のURLを再掲して今日は〆ます。
自分で言うのもなんだけど、めっちゃ良い事書いてると思う。

「みんな楽しく」の正体
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=master2000&i=master2000_154275804020
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マスター
マスター日記
2023/09/16 22:47[web全体で公開]
😶 艦これイベント終わりました(最後、ちょっとだけ為になる話)
最後は地獄を見ました。
朝日掘り60周キツカッたデス……orz

これでようやく身体が空いたのでまたボチボチ卓を立てていきますね。
とはいえあまり無理せず一週間に1卓ペースくらいで。それくらいだとプレイヤーに呼ばれた時にも即対応できますし。誰か誘って~。

いつものインセインに加えて、新クトゥルフのシナリオ集「ビブリオテーク13」を立てたい所。ビブリオの方、テーブルトップのコンベンションで消化していってる友達がいて、俺がテーブルトップで立てる機会がないのよ(笑)
なのでオンセの方でシナリオを消化していこうかな、と。

インセインの方は「ブラックデイズ」のシナリオも良いんだけど、「ディオダディ荘の怪奇談義」収録のシナリオを立てたいなぁ、と。今やると「んんん?」ってなるシナリオも「かなり」あるんだけど、これはこれで味がある。
だから誰か代わりに「九龍熱」か「イービル・ブッダ」を立ててくれんかね?(切実)

さて、これで終わっても良いんだけど、少しだけ実のある話を。

TRPGを遊んでる人には知って欲しい事があります。

それは、「ブレインストーミング」と言う打ち合わせ方法です。
テーマに合わせてお互いに自由な発想で意見交換しながら、新しいアイデアを産み出す手法です。
TRPGではこれを覚えて実施する事によって、よりセッションが盛り上がります。

https://boxil.jp/mag/a1607/(ブレインストーミングについてのリンク)

上のページでは4つの重要なポイントがありますが、僕はその中でも「相手の意見を否定しない」「質より量を重視する」の2点が特に重要だと思います。
意見を肯定し合う事で、気分が上がってセッションはより盛り上がります。色んなアイデアが交錯する事によって、より面白い展開が生まれます。
とてもTRPGに通じていると思わないかい?

僕自身はTRPGやってる人間は知ってて当然だろー。と思ってたんですが、よくよく考えるとそうでもないよな、と思い至り、改めて周知の為にこれを書きました。

特にTRPGユーザーなんて厨二病罹患者ばかり(偏見)なので、うっかりすると「いや、それは違うやろ」と否定的な入り方をしがちです。(経験者語る)
TRPGはマウントを取り合うゲームではなく、お互いに楽しむゲームだという事を忘れないようにしましょうね。
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マスター
マスター日記
2023/09/03 18:01[web全体で公開]
😶 病魔の気配が後ろから……
8月に予定されていたセッションがプレイヤーの急病で延期になった。
そして昨日、延期になっていたセッションが別のプレイヤーの急病で延期になった。
……次は、俺、か?

コロナのせいで、突発的に倒れるってのが日常茶飯事になってるのでマジ明日は我が身。
避けようのない事もありますが、TRPGは身体が資本!
健康にはお互い気を付けましょう!!

実際、TRPGを一番濃密に遊んでいた頃、自分が一番気を付けていたのは体調管理でした。
オンセがなくても毎週休日にはコンベンションに出かけてテーブルトップで卓を囲んで、帰りに他のコンベンション参加者と飯喰って駄弁ってまた来週~! ってな生活を続けてた訳なんですが、風邪なんか引こうものならゲームが出来ない! 他人にうつすなんて言語道断!! 
そら、体調管理にも人一倍留意するってもんでさぁ。ゲームしたいからね。

体調管理ってのは自分の為だけでなく、一緒に囲む人たちの為にも必要なんですよね。オンセで人にうつさないから大丈夫って意見もあるかもしれませんが、それは違うと思うな。
病気で落ちたパフォーマンスでの参加って、つまり、自分の100%を見せれてない訳じゃないですか。それってどうなの? 病み上がりでゴホゴホ咳してるプレイヤーと卓を囲んだら他の人だって全力で楽しめないよ。

万全の健康と、体調を持ってセッションに挑みたいものです。
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マスター
マスター日記
2023/08/12 01:23[web全体で公開]
😶 たった一つの冴えたやり方
 ってSF小説があるんですが。自分、この小説を読んだ記憶があるのですが、内容をさっぱり覚えていません。この本を初めて手に取ったシチュエーションさえも覚えているので、買って読んだ、と言う事実があるにも関わらず、登場人物や物語をかけらも覚えていないのです。
 何故だ!?

 なんで唐突にこんな書き出しをしたかって言うと、自分のTRPGプレイヤーとしての性質を考えた時に「たった一つの冴えたやり方」がキーワードとして挙げられるんですよね。

 皆も好きだろう? 絶体絶命の危機に陥った時、プレイヤーの閃きによって状況が打破される瞬間。シナリオには書かれていない解決法によってすべてが綺麗に収まり大団円を迎える瞬間。
 僕がTRPGをやっているのはひとえにそういう瞬間が大好きだから、なんですよね。

 なのでノッテる時(キレテる時?)のマスターさんがプレイヤーとしてセッションに参加すると、死亡するはずだったNPCが生き残ったり、対立要素が解消されてクライマックス戦闘が無くなったり……します。
 いや、毎回の話じゃあないからね。レアケースが発生しやすいって事だよ?

 おそらくFEARゲーが大好きなマスターさんは

「世界を救うか、それともヒロインを救うのか? バカ野郎! どっちも救うんだよ!!」

 って思想が魂レベルで刷り込まれているためだと思われます。
 「とりあえず」無理かも知れないけど考えてみる。がクセになってるんでしょうね。
 あと、思いついたアイデアは「とりあえず」卓に提案してみる。も、習慣になっているのもあるのかと。

 この時、重要なのは「卓全体で相談する」事だと思います。どんな良いアイデアだとしても、GMや他のPLが納得していないのは駄目です。それはただの独り善がりなので、そもそもそのアイデアは通りません。
 自分のこのアイデアが通った時にはこんな未来があるんだけど、採用は可能ですか? また、シナリオとはこんな矛盾が発生しそうなんだけど、GM的には問題ないですか? その矛盾を解決できるアイデアがあれば助けて欲しいな。

 「たった一つの冴えたやり方」はあくまで提案です。なので、それは自分だけのアイデアではなく、卓全体が共有するべきものです。
 それが参加者全員で共有された時に、初めてそれはシナリオに書かれていないもう一つの未来になり得ます。

 セッションは一人ではできません。だからこそ、卓全体を巻き込んじゃいましょう。



 さて。
 ここまでは障りの良い言葉を書き連ねてきましたが、当然、障りの良い言葉には裏があります。

 「たった一つの冴えたやり方」を実際に行った場合、それは大概シナリオに書いてあることを逸脱します。
 シナリオって言うのは有体に言えば「線路」。この線路に沿って進んでいけば駅(シナリオクリア)に着きますよ、という保障です。その線路から脱線してまで違う到達点に着こうと言う訳ですから、シナリオが担保している「面白さ」を捨てる行為です。
 では、その「面白さ」は誰が替わりに担保してくれるの?
 それは提案者である自分であり、それに乗っかった卓全体です。

 ちゃんと自分たちで卓を盛り上げる事!!

 もっと言うならGMに頼るな! テメーが提案したんだから責任もってテメーが盛り上げろ!! って事っスね。

 シナリオを逸脱して面白くないセッションをする、なんて事態になるくらいなら素直にシナリオのレールに乗っかりなさいwww
 いわゆるルーニープレイヤーが嫌われるのは、適当な発言をぶっ放すだけぶっ放して責任を持たない点にあります。(ウケを狙ってシナリオの世界観を壊すような発言をして、そのまま放置するルーニー……見た事あるでしょ?)



 で、実際の話。
 シナリオのもう一つの未来を提案したい場合、ベースがないとそんな提案自体が出来ない訳ですよ。
 もう一つの未来を描く力を養うにはどうするのか。

1、創作物に触れる
 たくさんの創作物に触れましょう。無から有を創り出すのは不可能です。色々な物語の派生をインプットする事がアウトプットするための第一歩です。TRPGばっかりやっててもTRPGは上手になりません!(笑)

2、シナリオに触れる
 シナリオを読もう。シナリオを読む事でシステム(クトゥルフとか、ソードワールドとか)が求めているシナリオの基本が掴めます。基本を熟知する事で、基本から外れる提案が出来るのです。これを軽視してはいけない。

3、GMをやる
 まあ、せっかくシナリオ読んだんだからついでにGMやろうぜぇ。(笑)
 GMをやる事によって自動的にシナリオも読み込む事になります。読み込んでいくと、シナリオの「if」も思い浮かぶものです。その「if」こそが、シナリオからの逸脱になっていくわけですね。

4、シナリオを書く
 シナリオを書く作業ってのは「いろいろ起こり得る未来を削って、一つの結末にもっていく」作業でもあります。一応自分が「これが一番良い」と思って書く結末ですが、参加したプレイヤーが必ずしもそう思うとは限りません。それが高じて「たった一つの冴えたやり方」が提案されれば、ある意味そのセッションは成功と言えるでしょう。

 1~4を見て貰えれば分かるように大事なのは「インプットとアウトプット」。自分が取り入れたモノを出力する行為に「慣れる」必要があります。
 どれだけ良いものを自分の中に蓄えても、それを表現する力が無いとダメですし、表現する力があっても、そもそもアイデアが無ければ役に立ちません。

 良いものを取り込み、それを人に伝える。

 まったくもってTRPGと言うゲームの基本、「コミュニケーション」が詰まった結論じゃないですか!(話の切り処を見失ったので強引に終わらせる)
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マスター
マスター日記
2023/06/15 01:12[web全体で公開]
😶 「先生のジャガーが燃えた」ってシナリオがあるんだけど……
インセインのシナリオなんっすけどね。
タイトルでピンときた人は、ハイ正解。
あの有名ホラーゲームのオマージュシナリオなんですわ。

毎年のように行われる宮田ジャガー炎上祭りにかこつけて、7~8月あたりで毎年1卓は立てるのが粋だと俺が勝手に思ってるんですが、今年はまだ募集がないようで。。。

そういや去年、日程合わなくて参加出来なかったプレイヤーさんもいたよなぁって事を思い出したので日記に書いてみました。
俺が遊ぶとしたら前夜祭として8/3確定となりますが(延長順延一切なし!)、さて、立てた方がいいんじゃろうか??
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マスター
マスター日記
2023/06/10 23:31[web全体で公開]
😶 明日はコンベンション【雑談】
最近オンセの卓を立ててないんですが、お久しぶりです。

久々にシナリオ作成してて卓を立てる余裕が無かったってのが真相で、それもようやく完成。明日のコンベンションで立卓してきます!
シナリオの着想が1年前でそれが上手く形にできずに放置して、それが先月、フッと筆が進むようになりあれよあれよと完成しちゃってねぇ。Twitterでやりたいやつおる? って聞いたら速攻でオンセ卓は成立したものの、日程合わせが難航して、結局明日の地元のコンベンションが初お目見えとなる訳ですよ。

シナリオは5月に完成してたんだけど、せっかく新作シナリオあるのに他の卓立てるのもなぁ、ってなってたんですよね。この気持ちわかってくれる人はきっといるハズ!w
だからと言って、11、17、18日に同じシナリオ3回やるってのはどうかと思うケドナー。

そうそう。コンベンションと言えば。
ようやく地元のコンベンションの動きが活発になってきました。とてもとても嬉しい。
今月は近隣のコンベンションが11、17、18、24、25日と目白押し! ……まあ、俺は事情によってほぼ行けないんですが。orz

とはいえ卓上セッションでリズムを掴む身としては「テーブルトップ」で「ホームセッション」でない場でGMをやるってのはこの上ない刺激になるんですよね。月に1回、それもホームセッションだけ、とかテンション上がらんわ。


ままま。これでほとぼりが醒めると思うので、オンセの立卓もぼちぼち始めますね。
今のところ

クトゥルフ6版
・ひいてけの海(シナリオ集「七つの怪談」収録シナリオ。発売がもう15年以上も前なんですって!)
・ナギサの物語(クトゥルフのシナリオとしては珍しい時間制限付きのシナリオ。たまに時間制限無しでやってる人がいるけど、時間制限付きで遊んで欲しいな)

インセイン
・忘霊(夏が近づくとなんかやりたくなるシナリオ。なぜかはわからん)
・インセイン学園Z(これは夏までに一回やっとかなきゃならないシナリオ)
・呪いの人形~Cursed Doll~(こいつが今回の日記にある新作シナリオです)

シノビガミ
 なんか手持ちのシナリオ(オンセのフリー卓はちょっとアレな方が多いので友人、もしくは友人の紹介限定にすると思います)

 辺りっすかね。候補は。
 やりたいのがあったらコメントしてください。優先的に立卓しますよ。
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マスター
マスター日記
2023/03/28 19:56[web全体で公開]
😶 永い後日談の後日談(ちょっとだけセッションのネタバレ有り)
 日記を〆たは良いんだけど、「あれ? これじゃセッション自体が面白くなかった」って誤解されるな。って思ったんで、永い後日談にもうしばしお付き合いを。




 セッション自体は楽しく進行しました。
 勢い余って記憶のカケラ『プロ集団』を渡しそうな方向性のセッションでしたが。(笑)

 いや、一人軍曹様がいましてねwww

 最終的にはかなりみんなが洗脳されて『デザートスコーピオン小隊』が何故か馴染んでしまったと言う小惨事に。(笑)

 原因の一翼は俺。
 このゲームのコンセプトとして『PC達は姉妹となって荒廃した世界を旅します』と言うのを忘れてたのね。
 でも、『対話をする事によって絆を育みながら物語は進行します』とは説明している。
 最初のお約束を言い忘れてたが為に、プレイヤーの中の『絆』の育み方が、姉妹のそれではなく軍隊のそれになった訳です。(爆)
 いやあ、コンセンサスを取るって重要なんだねー。(棒)
 ままま、面白かったからそれも良し!

 そしてもう一つ。
 戦闘がマジしんどかった。

 もうこれ全滅じゃね? ってくらいシナリオ1、2でPC達はズタボロになりましたよ。
 
 胴体全損やらたからもの破損。脚は吹き飛び、めだまはもげる。なかなか凄惨な戦闘となりました。
 いやぁ手数が多いってホント、怖いですねぇ。
 ゴライアスさんの一撃で「じゃあ肉弾攻撃の5点ね」って言った時のプレイヤーのポカーンとした表情が忘れられませんwww

 シナリオ2の注釈に「切断をもったドールがいるのが望ましい」って書いてあって、そこまでは読んだんだけど、その下に書いてある「全体攻撃が勝利の行方を左右するでしょう」って文言を見落としてましたwww

 全体攻撃なんて誰も持ってNEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 最初の1ラウンド目はマジで全滅するかと冷や冷やしました。
 しかし、一回盤上が引っくり返ってからのPCの無双っぷりでプレイヤー達もかなり溜飲を下げたことでしょう。

 あ、あと今回の俺的ファインプレイ。

アリア:「(プレイヤー本人がおやつののど飴を取り出し舐め始める)あ、ポケットの中を探ったらお菓子が出てきましたよ。みんなにもあげよう。(そう言って他のプレイヤーにのど飴を配る)」
ネオン:「ありがと」
ユン:「いただきます」

 みんなで飴を舐め始める。

NC:「飴を貰って舐め始めた君達だが、甘いはずの飴。しかし舐めても舐めても味がしない。君達は自分の身体の異変に気付き、とても恐ろしい考えが脳裏をよぎった。さあみんな、狂気判定だ」
一同:「ちょwwwww」

 ネクロニカ。油断も隙もないゲームである。
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マスター
マスター日記
2023/03/28 19:42[web全体で公開]
😶 昔話。永い後日談の地蔵プレイヤー
 『永い後日談のネクロニカ』の話をしようと思う。

【永い後日談のネクロニカとは】
 人類の叡智と愚かな人間の歴史、その繁栄の「後」の物語です。
 滅びた世界には赤錆色の空と無人の荒野、そして永い時間だけが残されました。
 プレイヤー達はそんな絶望郷に覚醒させられた「少女ゾンビ」となり、物語を紡ぐことになります。

 世界は歪んでいます。
 その歪みはあなたの分身であるドール(PC)を狂気で蝕み、やがて心を壊すでしょう。
 ドール達は心に灯したわずかな希望と、傍らに立つ姉妹(他PC)との絆を縁(よすが)に、悪意に満ちた世界に立ち向かわなければならないのです。

 キャラクターロールプレイ重視のシステムです。他のプレイヤーさんとの会話を楽しめない方には致命的に向いていません。
 ルールは簡単。10面ダイスを振って6以上なら成功ってのが基本にして全てです。

 特殊な世界観ではありますが、死んだ世界でなお強く生きようとする少女たちの魂の賛歌をみなさんと共に創り上げていく、そんなゲームです。

 ↑がコンベンションで立卓する時に、俺が卓紹介のプレゼンで使う文章です。
 その日、とあるコンベンションでネクロニカを立てた訳ですよ。

 で、その日は

>キャラクターロールプレイ重視のシステムです。他のプレイヤーさんとの会話を楽しめない方には致命的に向いていません。

 大事な事なんで2回言いました。
 それでも……それでも来るのか……KBッ!!

 当時のコンベンション界隈でその地蔵っぷりで名を馳せた男、KB。彼が今日のコンベンションに来場していたから「卓に来て欲しくなかった」ので、卓紹介で俺は2回、言ったんだようorz

 ナンデ!? 意味ワカンナイヨ!!

 さすがにワタクシ、困り果てて彼に言ったサ。
 お互い……いや、俺の心の平穏のために。

「KBさん。このゲーム、会話出来ないと駄目なんだけど、大丈夫? 本当に?」

 暗に「オメーじゃ無理だ止めておけ」ってニュアンスを含めて。

 なのに……なんでここに居座るのよおおおおおおおおおおおおっ!?

 卓を確認しに来たコンベンション主催のNさんが参加者を一瞥し、

「あ、じゃあ僕もこの卓に参加します」

 か、神よっ! あなたの御慈悲に感謝しますぅ。
 と言う訳で参加プレイヤーは最終的には3人になった訳ですが。(Hさん、Mさん、Nさん、あと俺管理じゃない地蔵と言う名のNPCが一体)
 いやあ、なんとか成立してよかったなぁ。

 ウチらの界隈で地蔵と言えばKB、そう言われるほどに有名な彼ですが、今回も象徴的な出来事がありました。
 まあ聞いて下さいよ、奥さん。

 KBは今回「ベスティア」と言う名前のキャラクターを使用していました。愛称は「ベス」。本人が「愛称はベスです」と言ったんでこれは公認。
 今回、サンプルシナリオを遊んだんですがちょっとだけネタバレをしますと、登場するNPCの名前は「エリザベス」と言います。こちらの愛称も、もちろん「ベス」。

 お、何と言う偶然。この偶然を利用しない手はないよね? 100人GMがいて、おそらく100人はこれを利用出来ないかと考えることでしょう。

 で、シナリオの流れ上、NPCのエリザベスがPC達に自己紹介をするシーンがある訳ですよ。

「私の名前はエリザベスです。ベスって呼んでね♪ お姉ちゃん達のお名前は?」

 って感じ。
 まあこんな感じで聞いてくる娘さんを無下にするPCはおらんわな? みんな順々に自己紹介を始めます。
 俺も会話の繋ぎ的にベスティアの自己紹介が最後に来るようにする訳ですよ。だって会話を膨らます絶好のチャンスやん?
 あなたもベス。私もベス。凄い偶然ね♪ みたいな。

「私の名前は灯日ネオンよ。よろしくね」
「はいよろしくです、ネオンおねえちゃん」
「ユンチュエよ、ユンって呼んでね?」
「はい! ユンおねえちゃん」
「私はアリアよ。よろしくね、ベス」
「アリアおねえちゃんですね。(ニコニコ)」










「………………………………」










 途切れんのかよっ!!

「え、なんか言わないの?」

 あんまりにもびっくりしたんで聞いたサァ。

「いや、だって、何言って良いか判らない」

 ですって、奥さん。



 もう降参。
 自己紹介、それも自分の名前すら言えないってどうなのよ?



 さて、ネクロニカを遊んだ方ならここで疑問を感じることでしょう。

 「自己紹介も出来ないのに対話判定どーすんの?」って。

 このゲームのPC達は狂気点と言うのを持っていまして、それが溜まってゲーム中、どんどん狂気に向かって行きます。死体を見ては狂気に触れて、戦闘しては気が触れる。
 そして発狂し、精神崩壊を迎えてしまう訳ですが、その狂気を軽減する為に他のキャラクターと会話をする訳ですよ。お喋りをする事で他者の存在を認識し、絆を深めることで危うい正気を保つ訳ですね。

 これが『対話判定』と呼ばれる行為で、これはPC間で能動的に会話をしないと発生しません。

 またGMから「対話判定して」と促すことも基本的にはありません。PCが会話を行い、プレイヤーが「対話判定しても良いですか」とGMに申請するのが基本なのです。

問い:会話が成立しないKB。その対話判定をどうしたのか?



































答え:どうもしなかった。

 シナリオを2本遊んで、KBの対話判定は1度も発生しませんでしたwww

 ナ、ナンダッテーーーッ!

 いや、俺が根負けして1、2回やらせたかもしれんが、少なくとも能動的な対話判定と言うモノは存在しませんでした。orz

 それで精神崩壊しなかったのが今回のセッションでのミラクルッ!!(笑)
 自分からは何もしない、喋らないと言う典型的な地蔵のクセに狂気判定だけは成功するってどんなハードラックだよwww

 もう一回言うぞ。

 俺はKBにこの卓に来るなと暗に忠告はしたんだよっ!

 ……ごめん。次からはキッパリと断るよ。
 もう無理です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 以上が「地蔵」と言う存在を忌み嫌う要因となったセッションです。
 いや、なんか地蔵プレイヤーの話題でちょっと盛り上がってたので便乗しようかと。(笑)

「あれ、自分が思い描いていたイメージ通りにロールプレイ出来ないぞ!?」

 ってなって黙っちゃうってのは往々にしてある。でもそれって「プレイヤー」が喋らない理由にはならないのよね。
 いつもなら「地蔵プレイヤー」に対するフォローや改善案的なモノを書いて日記を〆るんですが(批判だけなら誰でもできる)、地蔵プレイヤーに対するヘイトが高い僕ちゃんにはちょっと難易度が高すぎじゃったwww
 スマン。

 はじめまして。のあいさつからはじめればいいんじゃないっすかね?
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