マーナ（ケダモノオペラ用キャラクターシート）

ケダモノ名:マーナガルム（マーナ）
ケダモノ種:ヤミオオカミ

権能:叡智
・知識の広さや発想力、記憶力を示す。

欲望:鑑賞　
・人々の悲劇や激しい感情を間近で堪能するために、頼みをきく。

疑似餌の姿
・荒野の蛮族戦士
　黄金色の長い髪を靡かせた長身の女性
　肌は色白　双眸は紫

住処：円形闘技場
・森の奥、木々の間、円形闘技場の遺跡の地下にある古代の図書館
　折に触れ集めた書物のコレクション
　嘗て自身が見て来た事象や、聞いた話を記録した書物も収めてある

群れ:水場の群れ（ブドウの血の聖女）
設定:塒の傍にある水場で時折顔を合わせるマンドラバラがいる

群れ:庇護の群れ（百年にも満たない話）
設定:成り行きで助けることになったヒトの仔


●伝説
・終わりなき使命
伝説予言:あなたはなんらかの使命をおっています。そのために永遠を生きています。
使用:

・少年と絵
伝説予言:あなたはパウロに天井画を見せてあげました
使用:

・ブドウの血の聖女　　
伝説予言:あなたは聖杯を持たせ、テレーズを無事に帰しました
使用:

・百年にも満たない話
伝説予言：あなたはシルヴァに、三度、ほしがるものをあげました
使用:

●オペラ
⓪月喰らい
条件:月光のもとで心から願う
使用:光を喰らうことで、月齢を変え、時を操る
オペラ予言:
・あなたは月光を喰らい、時間を操りました
・他者と違う時の流れが、あなたを孤独にしました

●特技
①影跳び　　 C ⚅
使用:影から影へと飛び込み、影海の中に身を潜める能力
特技予言:
・置いてけぼりにしてしまいました
・暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした
　
②咆哮　　 C ⚅
使用:オオカミの声や言葉は、あまねくものを戦慄させる
特技予言:
・その声は居場所を皆に教えました
・皆、恐怖を忘れることができなくなりました

③狩人の悪知恵　　 B ⚅⚅
使用:頭と勘が冴えていなければ、狩猟者はつとまらない
特技予言:
・死にものぐるいの抵抗が、不意をつきました
・標的を間違いました

④ぺろり　　 B ⚅⚅
使用:大きな口で吞み込む。食欲を我慢できるなら、人を安全に隠しておくこともできる。
特技予言:
・ご馳走になってしまいました
・それは身を滅ぼす毒でした

⑤銀狼　　 A ⚅⚅⚅
使用:月光を浴びると、その毛皮が白く輝き、魔力を増す
特技予言:
・あなたにはもう、仲間も友もいませんでした
・あなたは罪なきモノたちの返り血に染まりました

●アラクネとの因縁
むかし、むかし。
ケダモノがまだまだ若く、力も弱かった頃。
外で出会った、ヒトの仔がいました。
疑似餌を通してではあったけれど。
暫くの間、共に旅を重ね。
何の因果でしょうか。
闇の森へと、共に入ることになった人物でした。

それは、魔術を操る女性で。
ケダモノよりも、力を持つ存在だったのです。
ですが――彼女は、闇の森で。
アラクネに、喰われてしまいました。
それも、アラクネに狙われたケダモノを、かばうような形で。
若く未熟だったケダモノは。
死に物狂いでアラクネに抵抗し、逃げ出すのが精いっぱい。
そして。ヒトの仔の魂はアラクネのモノとなり。
遺骸は、アラクネの疑似餌の一つにされてしまったのでした。

●円形闘技場
闇の森。外つ川の支流も近い場所。
木々に囲まれ、円形闘技場の遺構がありました。
何故、そこにあるのかは分かりません。
いつ頃からかそこに住み着いたケダモノは。
闘技場の地下に、蒐集品を納めていました。
蒐集した品の殆どが本。
数多の場所、数多の時より集められたそれらは。
整然と、設えた書棚に並んでいます。

●蒐集物
闘技場地下の蒐集庫には。
ヒトの仔が『財宝』と呼ぶものも収められています。
書籍のついでに、時間をかけて集めた品は。
ケダモノにとっては、我楽多と然程変わらないものでした。
大小様々な我楽多を集めたケダモノは。
中でも『家具』と呼ばれるものを組み合わせ。
ヒトの仔が住まうような部屋を、作り上げます。
疑似餌の姿でヒトの仔の暮らしの真似をし。
書物を記し。あるいは、読み。
そうすることで、無聊を慰めたのでした。

●塒に集う精霊
数多の精霊が棲む、闇の森。
ケダモノの塒である円形闘技場の付近にも精霊が集っています。
小さな光を纏った精霊たちは、気ままに建物の周辺を飛び。
あるいは、建物の地下まで入り込んでいるものもいます。
ケダモノはそれらを特に追い払うこともせず。
好きなようにさせているようです。

●上級精霊の影
数多の精霊達が集うケダモノの塒ですが。
ある時を境に。
上級精霊の姿が見え隠れするようになります。
大体、ヒトの仔の姿を取っているのですが。
ケダモノが留守の時は、銀の靄になって漂っているようです。