エルヴィラ・サウエレイント・ヴァナディース・アルマンダル(クトゥルフ神話7版用キャラクターシート)

あかねが作成したTRPG「クトゥルフ神話7版」用のキャラクターシートです。

エルヴィラ・サウエレイント・ヴァナディース・アルマンダルの詳細

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話7版
エルヴィラ・サウエレイント・ヴァナディース・アルマンダル

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キャラクター名: エルヴィラ・サウエレイント・ヴァナディース・アルマンダル
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外部URL:
メモ:
クトゥルフ神話の経験パッケージ使用
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 神官(聖職者) 【年齢】 600 【性別】 女性
【住所】 
【出身】 クン=ヤン

【SAN値】 80 / 80 【幸運】 35

【STR】 90 【APP】 65
【CON】 75 【SIZ】 65
【POW】 125 【INT】 115
【DEX】 70 【EDU】 147

【MOV】 9
【ダメージボーナス】 +1D4 【ビルド】 1

【職業技能ポイント】 588
【個人的な興味の技能ポイント】 230

《戦闘技能》
☑回避      50% ☐投擲      20%
☑射撃:拳銃   65% ☑近接戦闘:槍  75%

《探索技能》
☐応急手当    30% ☐隠密      20%
☐鍵開け      1% ☐鑑定       5%
☑聞き耳     70% ☐精神分析     1%
☐追跡      10% ☐手さばき    10%
☐登攀      20% ☑図書館     90%
☑目星      70% 

《行動技能》
☐機械修理    10% ☐重機械操作    1%
☐乗馬       5% ☐ナビゲート   10%
☐水泳      20% ☐跳躍      20%
☐電気修理    10% ☐変装       5%

《交渉技能》
☑信用      40% ☐言いくるめ    5%
☐威圧      15% ☐説得      10%
☐母国語:ラテン語  99% ☐魅惑      15%
☑言語:アラビア語  80% ☑言語:ギリシャ語  80%
☑言語:英語   80% ☑言語:日本語  65%
☑言語:ツァト=ヨ語  26% 

《知識技能》
☑医学      80% ☐クトゥルフ神話  19%
☑オカルト    80% ☐コンピューター   5%
☐経理       5% ☐考古学      1%
☐自然      10% ☑心理学     90%
☐人類学      1% ☐電子工学     1%
☐法律       5% ☐歴史       5%
☑科学:天文学  80% 
詳細B:
{武器}
素手 1D3+DB 1回
テネブラス・カエデーンス 1D8+2+DB 1回


{装備と所持品}
テネブラス・カエデーンス


【支出レベル】  【現金】 

{資産}



{バックストーリー}
【容姿の描写】
 妖精のように無垢かと思えば戦乙女のように壮麗。

【イデオロギー/信念】
 あなたには祈りを捧げる崇高な存在がある。ノーデンス。

 同族達から『異端』と呼ばれ、迫害された過去。信仰対象は『異端』とされた理由の1つ。

【重要な人々】
 かつて世話になった人物、恩義ある人物。彼らに感謝している。何について?
 数百年前、地中海付近にあったとされる小国ソール。そこの国王『ソル・ヘオーイオ・オリエンス』。クン=ヤンで迫害され、追放された彼女は大西洋を漂流し、偶然が重なり地中海へと流れ着いた。ソルは執務の休みに海を眺めに浜辺を訪れた際、漂着していたエルヴィラを発見した。
 不審な漂着者に護衛の兵士たちは警戒を厳としたが、ソルは衰弱しきっているエルヴィラを見て部下の注意を無視して彼女を保護した。

 小さな国とは言え一国の王として余りに軽率な行動ではあったが、ソルはその優しさから『心王』と呼ばれ民から慕われる人物であり、弱り切っているエルヴィラを無視する事などソルの人間性的に出来ない事だったのだ。

 意識が戻ったエルヴィラにソルは

「なぜ浜辺で倒れていたのか?」

という質問を投げかけた。エルヴィラは全てを打ち明ける事は無かったが、故郷から追放され海を漂流した末にあそこへ流れ着いた、要約するとそう伝えた。突拍子もない話ではあったし、ソルは彼女が全てを打ち明けている訳ではないと分かっていたが、人には人に語りたくない秘密があるのは当然だ。そう考え、それ以上の深く聞く事は無かった。

 ソルはその後場所がないエルヴィラにソールの市民権を与え、幾度もの会話において彼女の医学天文学哲学の知識が当時のソールの水準を遥かに越えるものであったために、宮廷付きの学者の地位を与えたのだ。1441年の事だ。

【意味のある場所】
 あなたが「イデオロギー/信念」に目覚めた、或いは培われた場所。
 エルヴィラの両親は『ナグとイェブ』と言う、彼女に言わせてみれば『穢わらしい神』と崇拝していた。何度か双子の神を崇める儀式を見学した事があるがその度に「吐き気を催す醜悪な儀」と表にはおくびにも出さないが内心思っていたらしい。

 12歳の時にエルヴィラも自分が奉ずる神を決める事となった。エルヴィラのその肌の色から同族達から迫害の対象だったが、両親はやはり自分の子に悪い感情は持てなかったようで様々な神の名前と自分達が知る限りの知識を与えた。

 『ナグとイェブ』『クトゥルフ』『ハスター』『ハン』『イグ』『シュブ=ニグラス』『ガタノソア』などなど......『クン=ヤンの民』が一般的に崇めている神々について両親はエルヴィラに教えた。

 だがそのどれにも惹かれるものはなかった。彼女は良くも悪くも『純粋無垢』であったのだ。彼女の言葉だけで知る『神』と、教えられた『神』は余りの解離しすぎていたのだ。
 そこでエルヴィラは親からではなく、自分で奉ずる神様を探す事となった。家や図書館の書物を読み漁り、様々な神の知識を得た......が、それどれもが彼女からすれば『穢わらしい神』であり、嫌悪すべき者たちだった。

 しかし1年にも及び新しい書物、何度も読み直した書物からエルヴィラは『旧神』と言う神々が居る事を知った。その者達は『穢わらしい神』と敵対的であり、同じように『穢わらしい神』と敵対している或いは目をつけられている者に手を差し伸べる事もある、彼女が思い描く『神』に近しい存在だったのだ。

 だが『穢わらしい神』を崇拝の対象としている『クン=ヤンの民』からすれば、自分達の奉ずる神々の敵である『旧神』を崇める事など許容する事はできない。そのためエルヴィラはまだ奉ずる神が決まっていない風に装い、『旧神』についてより詳しく調べ始めた。

 しかし『旧神』について調べるのは『クン=ヤン(エルヴィラの住んでいた都市はヨス)』では困難であった。それもそのはずで敵対している神について記されている書物は禁書であり、同族の中でも極一部の者達しか閲覧を許されないのだ。例え『非物質化』をしても『クン=ヤンの民』が最盛期の頃の技術によって作り出された防壁は、『非物質化』した『クン=ヤンの民』を防ぐ事は出来ずとも感知する事ができるのだ。しかも何体もの警備用の合成獣と兵士が徘徊しており、侵入は困難であった。

 そこでエルヴィラは動きに制限のない『ドリームランド』に赴き、『旧神』について調べる事にした。『クン=ヤンの民』はずば抜けた『夢見る人』の適正があるどころか、洞窟の幾つかは『ドリームランド』に直接繋がっているのだ。

 そしてエルヴィラは2年間の瞑想に入り、『ドリームランド』で『旧神』について調べる旅を始めた。そして彼女は『バースト』『ヌトス=カアンブル』『サニド』と言う『旧神』の名前と断片的な知識を得る事が出来た。

 『旧神』の調査を始めて1年と半年が経った時、同じく『ドリームランド』を訪れていた同族がエルヴィラが敵である『旧神』について調べている事を知られてしまい、エルヴィラの逃亡が始まる。

 何年何十年と『ドリームランド』にいる同族と1年と半年しかここで活動していないエルヴィラとでは、『ドリームランド』の土地勘に差があり過ぎで、1月もせずに捕まりそうになってしまう。

 その際逃げ込んだ洞窟は『ノーデンス』に奉ずる『夜鬼』の群れの住処だったのだ。露骨に『旧神』について調べ回っているエルヴィラは『旧神』の一部、特に『ドリームランド』で良く知られてない者達はその存在を噂程度に知っており、『ノーデンス』もまたその1柱であった。

 『ノーデンス』はエルヴィラが『夜鬼』の住処に偶然逃げ込んできた事を知り、彼女の潜在能力的に助ければ有力な信者となり、尚且つ『旧支配者』や『外なる神』の信徒どもの妨害にも十分に使えると判断し、『夜鬼』にエルヴィラを助ける事を命じた。

 エルヴィラは『ノーデンス』と言う『旧神』に助けられた事を知り、彼の存在こそが私が奉ずる『神』であると考え、『ノーデンス』の神官となった。

【秘蔵の品】
 あなたが見つけた何か。ただし、あなたはそれが何であるか知らず、答えを求めている。

【特徴】
 夢見る人。

【負傷、傷跡】

【恐怖症、マニア】

【魔導書、呪文、アーティファクト】
・夜鬼の召喚/従属(P245~P246)
・ノーデンスとの接触(P246)
・肉体の保護(P252)
・破壊(P253)
・被害をそらす(P278)
・精神的従属(P249)
・精神衝撃(P248)
・治癒(P273)
・真実の眼

【遭遇した超自然の存在】
・夜鬼
・深きもの
・赤の女王
・グラーキの従者
・グラーキ
・シャッガイからの昆虫
・イゴーロナク


{仲間の探索者}



詳細C:
 『クン=ヤン』の都市『赤く輝く廃墟ヨス』に生まれる。両親は『ナグとイェブ』の信者であった。エルヴィラ曰く「吐き気を催す邪悪」との事であり、自分に多少優しかったのも家族ゆえではなく、自らが奉じている『穢わらしい神』の信仰を自分に押し付けたかっただけに過ぎない。

 『クン=ヤン』ではその見た目と、エルヴィラ自身は隠していたが周りが彼女は自分達とは決定的に違う価値観の持ち主だと察していた為に迫害されていた。とは言っても直接害を与えるものは居らず、無視された陰口を言われたりと言った感じの事だった。

 しかしその迫害が顕著になった事件が発生する。エルヴィラが『ドリームランド』で『ノーデンス』に助けられ、それによって覚醒した『クン=ヤンの民』があっちの世界での事を吹聴したのだ。それによってエルヴィラは本格的に『異端』とされ、覚醒の世界でも追手からの逃亡を強いられることになってしまう。

 それ自体はエルヴィラは問題にしていなかった。『クン=ヤンの民』の追って逃げては不毛なのだ。かつてほどの技術力がない『クン=ヤンの民』は『非物質化』したものを感知する事は出来ず、察知できる機械は数えれる程しかなく、魔術もそのような術を使える者は数少ない。『ドリームランド』ならいざ知らず、『赤く輝く廃墟ヨス』の土地なら自分も熟知しているのだ。そう簡単には捕まらない自信があった。

 エルヴィラは逃亡と同時にある計画を進めていた。また調教が終わっていない『ギャア=ヨスン』を捕らえ、その体に手に入れた爆破を括り付ける。そして『ナグとイェブ』を讃える儀式の最中にこいつらを離し、一通り暴れさせた後に爆発を離れた場所から爆発させる。そしてその混乱に乗じ、外の世界への逃亡と言う計画だ。

 計画は概ね順調に進んでいた。『ギャア=ヨスン』を放し、十分に暴れさせる。そして鎮圧されそうになったタイミングで爆発を炸裂、儀式を台無しにしたのだ。ただそこで予想外の事態が発生する。儀式を邪魔された事に怒った半ば招来されかけていた『ナグ』が暴れ始めたのだ。

 暴威の余波は十全に儀式の場から離れていたエルヴィラの場所にも破壊を齎したのだ。咄嗟に『非物質化』をして避けようとしたが一瞬間に合わず、彼女は気を失う事となった。そして次に目覚めた時はソールの王宮の中だった。

 その後エルヴィラは宮廷付きの学者としてソールの学問レベル、主に天文学医学哲学の水準を大幅に高める事となった。その活躍は本来なら偉大な人物として歴史書に記されるレベルだが、エルヴィラの名はどんな歴史書にも記されていない。それどころかソールなどと言う国も、殆どの書物にも残されていないのだ。原因は1つ、ソールが滅亡した理由には『神の化身』が関わっており、その存在がソールに関係する記録を抹消したのだ。

 それこそが『赤の女王』。エルヴィラが最も憎悪する存在であり、その憎しみは『例え赤の女王の心の臓を3度貫き、その身を地獄の業火で6度燃やし尽くしてなお尽きぬ』ほどで、もし『赤の女王』が現れればエルヴィラは『赤の女王』を最優先目標にする。

 ソールは『赤の女王』に唆された権力者有力者が反逆をおこし、王自身と王に属する諸侯軍と反逆軍との間で1年間に及び戦が行われた。『赤の女王』のバックアップを受けている反逆軍を相手に王の軍隊が1年も対抗できたのは、エルヴィラが魔術師によるところが多かった。しかしエルヴィラと『赤の女王』ではあらゆる面で差が大きすぎたのだ。相手は『神の化身』なのだから。逆に1年もよく耐えたと讃える程の健闘であった。

 王であるソルの最期は『赤の女王』による処刑であった。『赤の女王』のオーラに当てられたエルヴィラ含む臣下たちはそれを見てる事しかできなかった。自分の意識すら希薄な臣下とは違い、エルヴィラは行動は制限されていたもののその強靭な精神力によって、意識を保ててはいた。故に、それ故に何もできない自分に憤慨し、『赤の女王』への憎悪の念をより増大させた。

 その怒りと憎しみはソルの首を落とされた時に最高潮に至り、その肉体の自由を取り戻すほどの力となった。エルヴィラは『非物質化』させていた斧槍を『赤の女王』に振り落とした。『赤の女王』とて自らの呪縛から自力で解き放ち、自らに斧槍を振り落とす者が居ると言うのは想定外だったのだろう。

「この恨み!この憎しみ!この怒り!」
「忘れんぞ『赤の女王』!『混沌と破壊の使者』!!」
「何年何十年何百年何千年とかかろうがこの怨み必ずや晴らす!!」
「我が名はエルヴィラ!エルヴィラ・アルマンダル!!」
「忘れるなこの名を!忘れるなこの顔を!!忘れるなこの声を!!!」
「いつの日か貴様の死神となる者を!!!!」

 太陽の火の様に熱く怒り狂おうともエルヴィラは冷静だった。今の自分では『赤の女王』に勝ち目はない。だが自分には永遠ともいえる時間がある。ならば爪を研ごう。こいつの首を斬り落とし、地獄の業火が生温いと感じる程の灼熱の火に、永遠にも等しい刻をくべるために。エルヴィラは斧槍を振り切ると『非物質化』し、その場から逃亡した。彼女の耳には高笑いする『赤の女王』の声が国境を超える時まで聞こえていた。

 それからエルヴィラは世界を回った。その中でも彼女は大航海時代、自分が選び抜いた船員と共にクトゥルフ神話的な伝説・幻の島や大陸の痕跡を消していき

「伝説は所詮伝説であった」

と国々に伝えていった。その活躍によりクトゥルフ神話の事象は人々の社会からゆっくりではあるが、確実に離れていった。時には海賊や夜盗となり神話的物品を手に入れた類は持っている船を襲撃し、遺物の処理を進んで行っていった。だがそれも一世において活動できるのはせいぜい20年であり、それ以上は人間であるメンバーの老いの為に活動は出来なくなっていった。

 15世紀となると魔女狩りが盛んになり、当時は旅の占い師兼医師として世界を巡っていたエルヴィラもその対象となった。彼女は先々で『治癒の魔術』で人々の怪我や病を治す白魔女として生きる傍ら、魔女裁判の時代最も強力だった『ニャルラトホテプ』の信者『ケザイア・メーソン』と熾烈な戦いを繰り広げながらも、教会の追手からは逃げると言う生活を強いられていた。

 『ケザイア・メーソン』との戦いは実に2世紀にも渡って続き、エルヴィラは自分の捕まえようとする異端審問官を『ケザイア・メーソン』の場所に誘導する事でこの戦いは幕を閉じた。捕まった『ケザイア・メーソン』は獄中内で『門の創造』を使う事で時空の彼方へと逃げおおせてしまったが、地球から追い出す事には一応成功したのだ。それは勝利とは言えないかもしれないが、敗北とも言い難い決着だった。

 魔女裁判が落ち着いてきた17世紀末期ともなるとエルヴィラが人々に『治癒』を使う事も少なくなった。それは世界的に科学が発達し、神秘はより遠いものとなったからだ。しかしあくまで使う機会が少なくなっただけで、『治癒』は過去も現在も使っている。

 『ケザイア・メーソン』との戦い以降エルヴィラは主な活動の場所をアメリカとイギリスとしている。それ以前はヨーロッパからアラブ世界全域と言う広大な範囲を活動の場にしていたが、アメリカとイギリスには神話的存在・事象が多いこと、そして『イェグ=ハ』の封印の管理をする為である。しかし600年と言う年月において世界を一通り見て回っており、日本にも何十回か足を踏み入れている。

 日本に最初に訪れたのは室町時代中期1482年、秘密裏に日本の土地に足を踏み入れた。当時は世界各国の神話的存在を調査しており、その一環で約1年間日本で調査をしたのだ。その中でどの国の神話存在とも違う『妖怪』と言う者達とも邂逅し、その中には『穢らわしい神』と敵対的中立的な立場を取っている者が居る事を知ったりした。

 その際に『宵暮』と言う姓を持つ鬼の一族と関係を持つ。『宵暮の一族』はエルヴィラが日本に滞在している間の衣食住を提供し、その代わりにエルヴィラは調査をしつつ『宵暮の一族』の医師として一族からの信頼を得た。

 幾度目かの来日の時にエルヴィラは親友である『宵暮カエデ』と『宵暮イブキ』の2人から子供が生まれる事を告げられ、その時の産婆を任せられる。エルヴィラは当時の医学水準では考えられない高い効果と少ない副作用の麻酔を用いて、『宵暮 ツバキ』の出産に貢献した。エルヴィラは産後のカエデの体調の管理などのために予定よりも長く日本に滞在する事となった。

 そして日本を去る当日、エルヴィラはカエデとイブキの2人から「もし自分達に何かあったらこの子を頼む」とお願いされ、それを承諾して日本を後にした。

 次に日本を訪れた時『宵暮の一族』は里ごと滅びていた。たった1人の娘『ツバキ』を残して。エルヴィラは日本各地で情報を収集し『ツバキ』を探し出し、親友との約束を守るために彼女の前に立ちふさがった。戦いはエルヴィラの勝利となり、その後は彼女が立ち直る43年間献身的にサポートし続けていた。一般常識を教えたりもした。ここ最近だと伝手を使って仕事を斡旋したりもした。

 18世紀19世紀もエルヴィラは名立たる神話的存在に対する作戦に従事していた。インスマスの襲撃、暗黒のファラオ団の複数の支部の壊滅、銀の黄昏教団及び未来に目を向けよと言った教団の計画の阻止など、その活躍を挙げればキリがないほどだ。その数々の金星がエルヴィラに隙を作ったのだろう。

 1953年の春、エルヴィラは敗北した。惨敗だった。エルヴィラは敵の服に汚れをつける事も叶わず、一方的過ぎる戦いだった。敵の名は『アルジス』、600年と言う彼女の人生の中で『最も強い相手』であった。『アルジフ』はエルヴィラに対して

「たった532年でその境地に至ったのは感嘆に値する」
「それに『邪神』に対するその憎悪の念もまた素晴らしい」
「私が『邪神』に挑む時、貴女となら共に歩めるだろう」
「ただその慢心は感心しないな」

そう言うと『アルジフ』はエルヴィラの殆どの力を吸い取り、世界各地に散り散りに撒いたのだ。

「初心を思い出しながら力を取り戻すと良い。そうすれば貴女は更なる高みに行ける」
「待っているよ」

 それによってエルヴィラは蓄えてきた力を失った。膨大過ぎる神話魔術知識を、増幅した精神力を(本来ならクトゥルフ神話技能80%、邪神に関係しない一通りの呪文、POW40、無数のAF)。

 エルヴィラは自身の叡智を奪った『アルジフ』に対して怒りの感情を向けているが「奴の言っている事にも私も同意だ」と思っている。しかし力を取り戻した暁に真っ先にぶん殴ると決めている。


『テネブラス・カエデーンス』
 エルヴィラが持つ強大な力を持つハルバードのAF......だったもの。『アルジフ』によって力を封印されており、今は異常に頑丈なだけのハルバードになっている。名前の意味は『闇を斬り裂く』。


『アスプク』
STR:60 CON:75 POW:50 DEX:80 SIZ:90 INT:20
HP:16 MP:10 DB:+1D4 MOV:7
装甲:2ポイントの皮膚
近接戦闘45%:1D4+DB
捕まえる:mnvr
くすぐり35%:1D6+1ラウンド行動不能
回避35%
隠密90%

 550年近くエルヴィラに仕えている夜鬼。エルヴィラの移動手段として使われたり、前衛を任せられることが多い。基本的にエルヴィラが『非物質化』させて傍に控えさせ、何か起こった際すぐに『非物質化』を解除できるようにしている。その手段で偵察に行かせ、テレパシーでやり取りをしたりしている。結構仲良し。
マクロ:

マクロ名|実行コマンド

SAN値チェック|1d100<=#SAN値 SAN値チェック

知識|1d100<=#EDU 知識

幸運|1d100<=#幸運 幸運

応急手当|1d100<=#応急手当 応急手当

医学|1d100<=#医学 医学

精神分析|1d100<=#精神分析 精神分析

聞き耳|1d100<=#聞き耳 聞き耳

鍵開け|1d100<=#鍵開け 鍵開け

図書館|1d100<=#図書館 図書館

目星|1d100<=#目星 目星

言いくるめ|1d100<=#言いくるめ 言いくるめ

オカルト|1d100<=#オカルト オカルト

クトゥルフ神話|1d100<=#クトゥルフ神話 クトゥルフ神話

回避|1d100<=#回避 回避

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キャラクターID: 162798048107mokotanzea2002

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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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