フォレストさんの日記
フォレストさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2024/11/25 21:33[web全体で公開] |
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2024/08/20 22:22[web全体で公開] |
😶 ヤブ医者 「あなたのキャラクターシートですが、医者なのに[投擲]99%なのはどういった理由ですか?」 「世界サジ投げ選手権で世界記録保持者になりました。世界一遠くまでサジを投げられます」 「とんでもないヤブ医者ですね。ですが投げる物がサジですとダメージは1d2くらいしか認められませんね」 「大丈夫です。最近投げやりの競技にも参加しています」 「そこはせめてやりを投げてください」
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2024/07/27 21:53[web全体で公開] |
😶 長文論破、ダメ、絶対 『いじめがなぜ悪いことなのか? よろしい、それでは説明しましょう! まず、いじめは別に悪いことではありません。その理由から説明しなければなりません。 わかりやすく動物に例えましょう。 あなたのすぐ近くにライオンがいます。そしてこのような指令が下ります。『そのライオンに“勝て”』と そのような状況で、[体を鍛えて正々堂々ライオンに勝つ]なんて選択肢を取る人はいませんよね? 普通は[罠にはめる][毒を盛る][算数のテストで勝負を挑む]とか別の手段をとるはずです。 では次に、あなたの周りにはライオン以外にもゾウやサルやイルカがいます。 そして下る指令は『その環境の中で“優位”に立て』というものです。これはダーウィンの進化論的な原則なので、“優位”に立てなかった場合はあなたは絶滅します。つまりデスゲームです。 当然[罠にはめる][毒を盛る][算数のテストで勝負を挑む]とかの“勝てる”手段をとった人だけが生き残ります。正々堂々と戦っていいのは雛とか小動物とかのあなたが勝てる相手だけです。 ここまで言えばもうお判りでしょう。その“勝てる”手段の技法の一つがいじめや差別です。 例えば運動もできて頭のいい、しかも権威のある教授が相手だったとしても、『だがお前はアジア人だ』と一言差別するだけでその環境で優位に立てることがあります。そして優位に立った方が生き残ります。どんなに才能があろうが優位に立てなかったら絶滅です。 つまりシンプルにメリットの多い行為なのです、いじめや差別という行動は。 とはいえもちろん足を引っ張る人間がいない方が全体の利益になるのは間違いない。 結論を言いましょう。【厳罰】というデメリットがなければいじめっ子や差別主義者の方が進化論的に生き残ってしまう。そういうことです。 つまり全体の利益のために、あなたは罰を受けるべきなのです』 『……長文での説明ありがとう。でも今はクライマックスで、しかも僕は開き直ったどちゃくそ極悪ないじめっ子なので、できれば感情的に[こぶし]を振っていただきたかったです』 『………………うぉぉぉぉ! 論破ァ! 論破ァ”! 論破ワーーーっ!』 『えぇ……っ!?(ドン引き)』
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2024/07/18 23:31[web全体で公開] |
😶 活躍恐怖症 キャラクターへの愛着って難しいですよね。 キャラクターに自己投影できる人はそんな悩みはないかもしれませんが、自分で描いたイラストにすら感情移入できない自分からするとウチの子ヨソの子で妄想爆発できる方々がうらやましくて仕方ない。 まったくキャラクターが好きにならないわけじゃないんですけどね、私が一番好きなものは結局のところ“数字”なんだって最近気づいちゃったわけですよ。 データを読み込んで最高の効率を考察して、シナリオの雰囲気やGMの人となりから予想される危険なコンボへの対策をして、高いDPSと低い被ダメージ率を両立させたうえでどんな状況でも活躍できるよう一部の隙も無く考え抜いたキャラクター。それが、自分が好きになれるキャラクターの条件。 ……ま~、碌なもんじゃないですよね。 別に褒められたいとか無双したいとかは一切なくて、どちらかといえば後々主人公に負ける師匠枠みたいな三番手くらいに収まりたい人間です。 PL側をめっきりやらなくなったのも、考え抜いて作ったキャラクターを参加させると余裕で他の人の活躍を奪ってしまうから。 やりたいんですけどね、PL。考え抜いた強いキャラクターが好きなだけで、活躍はしたくないって贅沢なグチなわけなんですが。(支援型はもうネタ切れ) 結論:よし、KPレスシナリオを作ろう!(突然の発狂) PLやっててもPCのNPC化(接待プレイ)が常態化しつつあるので、だったら最初から接待前提のバディものKPレスシナリオを作ってPLさんたちにわちゃわちゃ遊んでもらってそれを摂取することにしましょう! 感情の起伏がない人間はそうやって皆さんの“楽しい”を摂取しなければ(人間的に)終わってしまいますからな! 無理にでも頑張らねば! ※ちなみにすでに誰でも簡単にGMができるよう調節したお手軽ココフォリアルーム・DX3rd用オリジナルシナリオ“バディミッション・アカデミア”というものもあるにはあるが、諸事情によってフレ限定配布。興味があったらお渡しするので誰か回してログください。多忙すぎて少なくとも一年はGMできない人間ですので( ;∀;)
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2024/06/09 22:25[web全体で公開] |
😶 最高のTRPG仲間を作るやり方 人が孤独感を感じるタイミングは、どんな時か 結論からいえば[自分とは違う世界観の人間に囲まれている時]です。 以外とお一人様というだけでは孤独とはいえず、[集団から切り離されている感]が強くないと孤独とは呼べないのです。 TRPGをやっていて苛立ちを覚えた時、その苛立ちの本質は孤独に対する恐怖、[違う世界観に対する怒り]なのです。 『TRPGの参加者はみんな同じルールブックの世界観を共有しているのだから、孤独は発生しないのでは無いか』、という疑念が生まれるかもしれません。 これから説明する世界観とはルールブックのことではなく、一人一人が持つルールのことです。 しかもそのルールは一つではありません。[全体としての世界観]や[集団としての世界観]、[個人としての世界観]など様々あります。 では、わかりやすく現実に置き換えて説明しましょう。 リアル世界の公式ルールブックといえば、言わずと知れた【六法全書】です。この【六法全書】を[全体としての世界観]とします。 ところが世の中には[法定速度はプラス10キロメートルまでならセーフ]みたいな【卓ルール】が存在します。公式ルールを完璧に守る必要があるのは法廷の中だけで、警察ですら【卓ルール】が蔓延っています。 この【卓ルール】が[集団としての世界観]になります。 皆様ご存知の通り、【卓ルール】は公式ルールより上位のルールなのです。 これは会社に例えると実感しやすいでしょう。よく新入社員が孤独感を感じてしまう原因もこれです。 法律という基本的な法治国家のルールを教えられた後、【卓ルール】の横行する部族社会にぶち込まれるわけですから。『うちの会社では不正は一個までならセーフ』とかいきなり言われても納得できるものではありません。 結論その① 【卓ルール(集団としての世界観)】は極端になると新規を遠ざけてしまいます。身内限定ルールばかりやり過ぎると[大企業病]になることをお忘れ無く。 ですがここで問題なのは、果たして[大企業病]が悪いことなのか。 [大企業病]は古参幹部が会社の発展を妨げている状態。つまり、その古参グループにとって最も居心地のいい環境にしすぎたせいで生まれた停滞現象です。 しかし居心地のいい環境そのものは悪いものではありません。むしろ自分とマッチングする居心地のいい環境を見つけるのは誰にとっても目標でしょう。 その居心地のいい環境に入り込む余地が無くなるのが問題なのです。 ここで発生したのがマッチングの問題です。 企業で言うならば、『自分の才能を活かしたい新人』vs『みんなで協力して無難にいい商品を作ってほしい管理職』。TRPGならば『かっこよく神話生物を倒したいPL』vs『神話生物に喧嘩を売るなと思っているKP』といった具合ですね。 『自分の才能を活かしたい』『かっこよく神話生物を倒したい』といった、そうなりたい自分像[個人の世界観]は、『協力して無難にいい商品を作ってほしい』『神話生物に喧嘩を売るな』といった[集団の世界観]のさらに上位のルールとなります。 例えば困ったちゃんが発生するのは[個人の世界観]でやりたいことが[集団の世界観]に当てはめると“違法行為”になってしまった場合でしょう。 困ったちゃん視点では自分のやりたいことが“合法”となる[集団の世界観]のグループを探しているわけですが、“合法”と判断できなければその時点でマッチング失敗です。 結論その② 個人のやりたいこと[個人の世界観]>集団のルール[集団の世界観]>法律や公式ルール[全体の世界観]。となるのが人間の心理。 なので理想は、個人のやりたいこと=集団のルール≧法律や公式ルールとなっていることである。 ではどうすればそのような理想に持っていけるのか? まず前提として、[個人の世界観]は[集合の世界観]より上位の欲求であることを忘れてはなりません。 [集合の世界観]ばかり優先するとシンプルに“楽しい”という気持ちそのものが減衰します。かといって[個人の世界観]ばかり優先するとまとまりがなくなって、我慢しなければいけない、割りを食う人間がどこかに発生します。 つまりはグループのルールと個人のやりたい事が噛み合わなければなりません。 ここでよくある失敗は、グループのルールと噛み合わない個人をリストラしていけば、自然とグループとマッチングした人材だけが残る。なんて考えてしまうことです。 会社の社長や鯖主の視点だと一見うまく行きます。チームの困ったちゃんを追い出すわけですから。 ところがこれが大間違い。[集団の世界観]にそぐわない人間をチームから追い出すと、残ったメンバーは[集団の世界観]からはみ出さないよう[個人の世界観]を我慢するようになります。 心理的安全性を失った大企業がイエスマンばかりになる原因ですね。 そうなると一番やりたいことである[個人の世界観]を我慢するようになるので、熱意が消えてイノベーション(革新的な進化)も起こらなくなります。 一番わかりやすいのがジブリ作品でしょう。宮崎駿監督の作風を至上のものとしてスタッフの誰もが[個人の世界観]を我慢するようになった結果、ものの見事にイノベーションは起こらなくなりました。 TRPGの場合だと当たり障りのないセッションになってシンプルにつまらなくなります。それは嫌ですよね。 では困ったちゃんがいても受け入れるべきなのか? これも違います。デメリットはやはりデメリットです。 答えは【一度組織を解体して、共通の世界観(目的意識)を持ったメンバーだけで再結成】することです。 結論その③ ルールに従わせるのではなく、そのルールが好きなメンバーだけで再結成しろ。 ……と、ここまではKPや鯖主視点でのお話。 ではPLの『どうやったら自分とマッチングするグループを見つけられるの?』、と言う疑問もあることでしょう。 結論その④ 数をこなせ。もしくは自分で作れ。 乱暴なようですが結局これが最適解です。 色々とその理由も説明出来ますが、まず友達を作るのに理由を考えること自体がそもそもナンセンスなので説明もしません。(あと文字数も足りません。もし友達の作り方がわからない時は、友達を作るプロである“子犬”に学びましょう) 例外的に『一度心を病んだので友達を作れる気がしません。でもTRPGやりたいです』。という方もいらっしゃることでしょう。 その意欲はとても素晴らしいです。TRPGをやりたいと思っている段階で心の傷にかさぶたが出来ているかのような治りかけなのです。TRPGはグループセラピーのような効果もあるのでまさにうってつけかもしれません。 しかしそれは[応急手当]技能のようなものです。しかも誰もが専門家では無いので、初期値の[応急手当]を振ってもらって治してもらうような賭けのような行為です。 結論その⑤ メンタルが弱った時、まずはプロに[医学]と[応急手当]を振ってもらいましょう。その後は数をこなしましょう。セッションはガチャなのでいつかは当たります。 いかがでしたでしょうか? この方法論がTRPG(の運営)に役に立ちそうならば幸いです。役に立ちそうに無いと思われるならばそれはもっと素晴らしいことなので拍手させてください。 TRPGやる時間なさすぎて方法論をダラダラと書き連ねてしまいました。 そんな駄文を最後まで読んでくださったあなたに謝辞を。 ここにいるみんなに良きTRPGライフがあらんことを!
フォレスト | |
2024/05/10 12:36[web全体で公開] |
😆 ユーザー満足度 『仕事が忙しいことはストレスにならない。 自分で何も決めることができない状況がストレスになる』 Amazon創業者ジェフベゾスの言葉ですね。 これはTRPGにも当てはまりますねー。 自分はもう忙しすぎてTRPGをする為のまとまった時間が取れないので、代わりに誰でも簡単に遊べるようシナリオとルームを作ることに全力なのですが、この [自分で何も決めることができない状況]にプレイヤーを落とさないことの難しさを実感しております。 そして何より、シナリオクリエイターとしての自分の [いいシナリオを提供したい欲]と、エンドユーザーであるプレイヤーの求めている [自己重要感を満たしてほしい]という需要のバランスが非常に難しい! ルームをどんなGMでも安定して回せるようにするためには一本道シナリオになりがちで、ゲームブックの様な形式にしてもTRPGの[物語の中に入り込む]体験とはかけ離れてしまう。 何より[ルールを超えた活躍をしたい]という需要が満たせない! TRPGが[手軽にできる異世界転生]と呼ばれる現状自体を自分は嫌いと思っていないのですが、それでもシナリオの柔軟性を作るって難しい! だが! 考えるのも楽しい! 結論、頑張るか!(決起)
フォレスト | |
2023/07/31 20:20[web全体で公開] |
🤔 真の弱者ほど助けたくなる見た目をしていない 自分の作品作りにリアル知識が邪魔をしているというお話。 現在、ココフォリアゲームコンテスト向けにTRPGを作成しているのですが、PLをヒーロー側として描いたときに、助けられる存在を弱者として“描いてはいけない”という問題に直面しております。 “黒くて大きな犬症候群”というものがありまして、保健所では黒くて大きな犬はいつまでも残り、白くて小さな犬はすぐに引き取られるというお話。人間社会に例えるなら、小さな女の子の心臓移植には何億円と寄付が集まるものの、成人男性の心臓移植にはそれほど寄付は集まらないという現象ですね。 これだけだと意味が伝わりにくいと思いますが、要するに本当に困っている弱者ほど“可愛くない”存在になっているということです。 精神的に追い詰められた真の弱者は手負いの獣も同じで、救いの手を見かけたら力強く噛みつきます。 比較的ましな部類で例えを出せば、“試し行動”などがそうです。これは自己肯定感の低い、特に女性に多い行動で、初めてできた彼氏などに『私が疲れているのを見ても私の代わりに家事をしてくれなかった』とか『私が辛いのをわかっていても“頑張れ”って言ってくるなんてサイテー』など些細なことで相手に低評価を下してしまう状態です。この低評価の粗探しは相手がどんな完璧人間でもひねり出され、その最終目標は『もう別れましょう!』と宣言することにあります。 愛されているという実感を感じたいがために起こる不条理な行動で、パートナーから『いいや、そんな最低な君でも別れたくない!』という言葉を聞きたいがために起こります。突き放しても戻ってきてくれるならきっと愛。そう感じるわけです。 恐ろしいのはこれを“繰り返して”しまうということです。毎回別れ話までこじらせないと愛されている実感を感じられないので、延々と低評価を繰り返される相手はたまったものではありません。 ……まあ、それを数年続けて治るまでサンドバックである続けるのが≪メンタルケア≫なのですが💦 しかもこれは本当にましな部類。たいていギャンブルや自傷行動をしている場合も多く(自傷行動にはエンケファリンなど脳内麻薬が出るのでギャンブルと同じように依存する)、助けてもらえない状況が長かった人物は本当に救いの手を差し伸べる余地はないほど攻撃的になるものです。 【救世主の与えた救いが足りないとその救世主を殺し、新しい救世主を探しに行く】という話を聞いてすごく納得した覚えがあります。 そんなわけで、多くの人が楽しめるゲームにそんなリアル人間知識はいらないわけで、どんなに描きたい弱者像があっても出てくる弱者は貧乏なロリショタ安定となるわけです。 自分の作品性を切り捨てて作っているので作っていて最高に楽しくないですが、作品作っていて作者が楽しくないのは客観的にプレイヤーが楽しめるために全力で考察しているからであって実にいい傾向です。経験的にも作っていて楽しくないと出来上がった作品はいい作品に仕上がったものですから。 まとめると救われる弱者にも才能とカーストがあるというお話。 ちなみに一つだけ救いのあることを言えば、本当に優しい人と出会ったとき、『ありがとう』と『すみません』を会った時とサヨナラする時に心を込めて言えるようになると一気に良好な援助を受けられるようになります。 リアルだとそれを自己肯定感のない人が口にするのは恐ろしくハードルが高いことなのですが、ファンタジーな世界だと手軽にロールさせることができるので本当に素晴らしい。 とりあえず作成中のランダムイベントにこれらの激重要素の混じったイベント案がそこそこ混じっているので、この日記で吐き出したことで満足することして断腸の思いで削除削除。そして代わりに快刀乱麻なシンプルなイベントに差し替えて、ユーザー満足度を高めましょうね!(自己戒め)
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2023/07/25 22:03[web全体で公開] |
🤔 “飽きる”という視点からの幸福学 ど~にも最近は何事にもテンションを上げにくい。かつてはTRPGセッションはもちろん、ゲーム、漫画、小説、何事にもワクワクできていたというのに、最近は新しいサプリを読んでもヤリタイ欲が湧いてきにくい。どうして自分の感覚がそうなってきたのかとふと考えてみた。 『幸福感とは何か』という問いの答えは主観や分野で大きく変わってきますが、脳科学の分野では“ドーパミン”という脳内物質が主に幸福に関連するといわれています(報酬系の脳内物質はほかにもありますが、シンプルに考えるためドーパミンのみに考察を限定します)。 この“ドーパミン”、褒められたときや目的を達成したときはもちろん、意外なことに肝試しとかで恐怖を感じているときにも分泌されます。恐怖心を感じているのに幸福感を感じる脳内物質が分泌されるとは不思議な話ですよね? かなり大まかに説明してしまいますと、【人はこれまで知らなかったことを新しく知る時に幸福感を感じる】ように作られているわけです。 ギャンブルの成功やツイッターの[いいね]稼ぎなどで幸福を感じてしまうのは、ギャンブル機の確率や他人の評価など、完璧に理解できない要素に幸福感を与えられるから。一日過ぎればまた新しいことが知れる(成功するかも、もっといいねもらえるかもと思える)ので、永久に満たせない幸福感を得られる。 またゲームなどがいつまでも楽しく感じるのは、自分が成長して“よりうまくゲームができるようになった自分”を知ることができるから。これがつまらなくなるのは、“自分の成長速度を知って新しいゲームでも真新しさを感じないから”。 これはクリエイティブな仕事をしている人は実感できるのではないでしょうか? これまでは楽しく絵をかいたりストーリーを考えていたのに、絵師や小説家として給料をもらうようになると恐ろしくつまらなく感じる。これはお金をもらうことが目的の作業になってしまうからですね。新しい技術を身に着けて、これまで知らなかった自分の成長を知るという幸福感が薄れてしまいます。 そういう意味では、この世で最も長く幸福でいられる職業は最先端技術の研究員ということになりそうです。延々と数学の謎に挑んでいる研究者とか毎日楽しんでいるのかもしれません。 長々と書いてしまいましたが、要約すると “新しく知ることは楽しい。知ってると楽しくない”。 つまり今のTRPGに退屈を感じている自分がやるべきことは、新しいことへの挑戦。 ……ココフォリアのゲームコンテストにやはり応募しますかね。 上記の要素を考えたらTRPGプレイヤーに最も需要があるゲームの要素はおそらく……、“ハック&スラッシュ”、“ロールプレイを支える世界観”、“トレーディングカードゲーム”、“楽しめる幅広いキャラクタービルド”。ここら辺を満たせれば多くのマーケット層の需要を満たせるものになるでしょう。逆に“ヒロイズム”とか“極端に個性的な世界観”はおそらく邪魔な要素になると思われるので最初からバッサリ切る。 あとはKP・GM不在でも複数人で遊べるシステムのアイディアがありますので、ココフォリアを半自動化すれば自分が主催しなくても遊べるTRPGが完成する。そうすればわざわざセッションを主催しなくても楽しめる場が提供できるので最大多数の最大幸福を満たせる。 うむ、自分は合理的にいろんなことを考えることで楽しめるタイプのような人間だったようですね(ただし整合性のとれた日記が書けるとは言っていない)! クリエイティブなGMとしてより多くのプレイヤーに楽しんでもらえる準備、頑張らねば!
フォレスト | |
2023/07/08 16:15[web全体で公開] |
😟 ココフォリアの新機能 ココフォリアのアップデートでマーカーパネルにコマンドが打ち込める新機能が追加されると聞いてわくわくしていたのですが……。 PL側はシーン切り替えの/コマンドが権限がなくて使えないという悲劇。 もしシーン切り替えも可能だったのなら、[右の扉を開く][左の扉を開く]といったパネルを用意するなどしてGM不在でも遊べるゲームブック(『[右の扉を開く]を選んだPLは28ページへ進む』といった感じで展開を選べる本)的な部屋を作れそうだったので非常に残念。 GM不在で遊べる部屋を作りたかったのですが残念。これはアプデ待ちになりそうですな~。
フォレスト | |
2023/06/05 23:56[web全体で公開] |
😶 急にハードボイルドが書きたくなった。(シナリオ没ネタ) 明るく輝いているのに、しかし薄暗い飲み屋街。夜も更けすっかり出来上がった酔っ払いが闊歩し始める頃合いだった。 そんな飲み屋街の水路沿いの裏路地で、直径一メートルほどの下水口から二人の男が滑り落ちてきた。一人は様々な古傷と生傷が入り混じった老兵。もう一人は腹部の銃創から血を流した若い男だった。 二人はお互い助け合いながらドブ臭い水路から這い上がり、死に掛けの体に鞭打って手近なベンチに腰掛けた。 若い男が言った。 「……世界は、守られたみたいだな」 老兵は答えた。 「ああ、そのようだな」 若い男は目の前の落書きだらけのレンガ壁を見て、そして点滅を繰り返すネオンの看板に視線を移し、土気色の顔をしたOL風の酔っ払いを感慨深く眺め、やがて視線を星のない夜空に向けた。 「世界を救ってやったっていうのに、歓迎の出迎えも感謝の言葉もなしか」 「そういうものだ、正義の味方の真似事など」 老兵は渋く重い声で返事を返した。 すると不意に、土気色の顔をしたOLがふらつきながら近づいてきた。OLは体重をかけて勢いよく若い男の太ももに手をつくと、爆発したかのように嘔吐した。 「うわっ! きったねぇ!」 若い男はOLの肩を慌てて押すと、軽い力であるにも関わらずOLはしりもちをついて地面を転がった。OLの酔っ払いは吐いてすっきりしたのか、街路樹に背中を預けて気持ちよさそうに眠り始めた。 「くそっ! 世界を救った報酬がこのゲロかよ!」 「……よかったな。実に正当な報酬をもらえたようで何よりだ」 老兵は穏やかな笑顔で答えた。若い男は苛立ったように返事を返す。 「こんなゲロが正当な報酬であってたまるかよ」 「まあそう言うな。我々はこのクソみたいな世界を救ったのだ。その成果を考えれば報酬としては実に妥当なものだと思わないか?」 老兵は笑顔を目の前の落書きだらけのレンガ壁に戻した。不思議なことにその笑顔には自重じみた皮肉はなく、誇りに満ちた力強いものだった。 若い男は溜息を洩らした。 「は~、あんたの言うこともごもっとも。なんで世界を救おうと思っちまったのかねぇ」 「降りるのなら今のうちだぞ。感謝はされない、報酬はゲロ、行きつく先は孤独死だ」 「そう何度も聞くなよ。もう選んじまった後だぜ。俺たちは世界を守る。今後も俺はグチを言うだろうが……、それでも、守りてぇんだ」 「ふっ……。それを聞いて安心した」 老兵は星のない黒ずんで汚らしい夜空を見上げる。 「どうして誰も世界を守ろうとしないのか。それは誰もが世界が守る価値もないゴミ溜めだと知っているからだ。だが我々は違う。我々だけが、この汚いゴミ溜めが美しい宝石の山に見えている」 「とはいえ俺たちは孤独で、でも敵の破滅思想者はたくさんの信者とパトロンを持っている。多数決なら勝てないだろうな。とてもじゃないが俺たちが正義の味方を名乗れるとはおもえない」 「その通り、正義の味方などおこがましい、我々は狂人なのだ。人類の未来を憂いたあの反出生主義者の男の方こそ正義の味方にふさわしい。世界の改変を認めない我々は狂気の異端者なのだ」 老兵は立ち上がり、若い男に手を伸ばした。 「そろそろ行こうか、全身傷だらけで下水を通ってきたのだ。感染症になる前に闇医者に処置してもらわねばならない」 「泣けるぜ、血を流しすぎて自力で立てないとはな。かっこつけたはずが、これほどかっこ悪い人生を歩むとは思っていなかった」 「やめたいときはいつでもやめられる。君や私の力を欲しがる組織は多い」 「誰がやめるかよ。俺はやりてぇことをやるだけだ」 若い男は老兵の手を掴んで立ち上がり、腹部の銃創を手で抑えながら歩き始めた。 二人の男は街の闇の中に消えていった。その闘いの日々が誰かに綴られることは、これまでも、そしてこれからもなかったという。 ※(上記は今日思いついたはいいが、シナリオ的に使い道のないショートストーリー。ここからストーリーも広げられそうだが、ハードボイルドはTRPGのシナリオに組み込むとPCの活躍を奪いかねないので死蔵。今後とも使う機会はなさそうだったですが、そこそこ出来はいいので日記に残して供養することにしました)
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2023/05/07 11:12[web全体で公開] |
😲 AIを使ってみた。そして驚いた。 線画だけ書いたはいいが色塗りめんどくさくて封印していたキャラ絵。今の時代AIを使えば簡単に線画から色を塗ってくれるやん! と、思ってAI導入して線画をぶち込んだのはいいのですが。 なんでやねん! どうしてマッチョ老人が美少女に変換されるねん! 老人要素を呪文に含めるだけで出力バグるあたり、世の中のハイクオリティなイラストは美少女に偏っているんだな~、と実感しました。 そして自分が書いた線画の方はともかく、出力された美少女イラストは版権を主張できないのでほぼほぼ版権フリーとなっております。今回の作成物でもいいイラストがあれば自由に持って行っていいとなると、自分のような趣味絵師以外の人たちにはきっと厳しい時代になるんでしょうね~。稼働二日目のAIでこのクォリティのイラストができるのだからAIの進化とは恐ろしいものです。
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2023/05/05 20:14[web全体で公開] |
🤔 身内卓と募集卓、どっちがいいか お金で幸せは買えないとよく聞きますけれど、実際その通り。 イメージしてみてください。自分が100歳になって死ぬ間際になった時に、あなたは何を思い出すことができるか? 実際そういう人の何人かに過去を聞いてみると、思い出せるのは誰かと一緒にいて楽しかったことや、もしくは死ぬほど怖かったことばかり。素敵な作品を見て感動した事や高級な車を買った事を思い出せる人はまずいない。 まあそんなわけで、TRPGが1人用ゲームと比べてどれだけ優れたコンテンツかを言いたかったわけですが、 オンセンで募集をかける募集卓と、まず自分のディスコサーバーに集まった人達に声をかける身内卓。どっちに重きを置くかで迷ってしまう今日この頃。 安定して上手いプレイヤーの集まるお誘い中心の身内卓が自分の最近のスタンダードだったのですが、全員の日程調整で長期化しがち。 オンセンでの募集卓ならばGMである限り自分の都合のいい日程でできるが、参加者が集まるかのランダム性と、自前サーバーの人数の肥大化が起こって管理も大変になるという。 しばらく身内卓での長期シナリオだけだったのでいずれは募集も考えているのですが(少なくとも今の長期キャンペーンが終わる数ヶ月後から)、しかし新作シナリオも完成しつつある関係で結局テストプレイは身内で募集するだろうな〜。という。 【結論】 もっと卓できる時間確保できればどっちも成り立たせることができるのに! AIに仕事してもらって週休3日制になる未来、早く来てくれ! もっとTRPGやりたいんじゃい! (なお、産業革命の宿命でAIが進化しまくっても休日は増えない模様。むしろ機械に仕事を盗られた労働者が増えて労働の低賃金化まであるという)
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2023/04/26 19:57[web全体で公開] |
😢 うーむ、PLをやりたいが…… このところGM専になりつつあるフォレストです。 セッションをする際の時間の都合の問題もありますが(日程を自由に調節できるのがGMの強み)、しかし最近はPL側になることにどうも引っ込み思案になっております。 やりたいとは思っているんですがね? PL側で好きなキャラクターで好きにロールしたいと思うこともあるわけですよ。 しかし自分がロールしたいと思える愛着の持てるキャラクターというのが、[長時間考え込んで、極限まで効率を高めた“最適解”ともいえる性能のキャラクター]なんです。 ルールブックの中にある数学的パズルを読み解いて、最高と思えるキャラクターを作り上げた結果がそうなるわけで。それなので別に強いキャラクターで無双したいとかそんなことはまるでないのですが……、まあ、結果そうなるわけです。 そんなキャラクターが同卓した初心者のPCの攻撃を見て『なんと見事な攻撃、才能だけでこれほどとは』と称賛したりするのですが、“お前その初心者の五倍くらいのダメージ出して回避もして支援もする余裕があるのに、このダメージで褒めるとかどんな嫌みだ”となってしまうわけです。 かといってサンプルキャラクターのような効率のかけらもないキャラクターをロールするのは違和感しか感じないわけでして……。 うーむ、そもそもキャラクターに数学的美しさを求めるのは間違っている。しかし考え抜いたキャラクターでないと愛着は持てない。かといって特化型やロマン型だと機能不全に陥るか卓崩壊レベルの性能を発揮したりする。 性能の高いキャラクターを使っておきながら活躍したくないという贅沢な悩み。 いや、多少活躍する分にはいいが、せめて他の人の活躍を奪わないようにしたい。 おとなしく支援特化型だけやるべきですかねぇ……。効率を考えると支援一点特化は悪くない選択肢なのですが、しかし流石にそればかりやってきてそろそろ飽きてきたわけでして。かといってアタッカーをすれば目に見えて性能が高い。 何とか強いキャラクターで参加しても舐めプをせずに活躍を平等に分け与えることができないものか。 TRPGによくある、PCが成長しすぎてセッションに二度と持っていけなくなる問題に通じる悩み。私もいつか、お気に入りのキャラクターで大勢でわいわいできるセッションを楽しめるようになりたいですね。
フォレスト | |
2023/04/08 12:35[web全体で公開] |
😶 ダブルクロス3rd初心者、及びGMに知ってもらいたい基礎知識 【異能力バトルもの】ダブルクロスというシステムは人気だが、ルールが難解でとっつきにくいというなんともチグハグなTRPGである! 基本的なルールすら難しいが、それらはルルブを読みながら優しいGMに聴くのが一番なので、あえてここでは説明しない! 初心者は「なにこれ訳わかんない」と頭を抱えながらGMに聞いてね! なんならGMですらルールを完璧に把握しているのは稀だから! そのかわりと言ってはなんですが、ルールブックに載っていない良きキャラクターの作り方、良きエネミーの作り方を説明しましょう! [目次] ・【ダブルクロスの真のHPは侵蝕率】 ・【初心者はアタッカーをしよう!】 ・【行動値(速さ)は大事】 ・【実は高経験卓ほど敵が弱くなる?】 ・【初心者には強すぎるデータをGMは教えてあげましょう】 【ダブルクロスの真のHPは侵蝕率】 ダブルクロスにおけるHPは飾りです。他のゲームに例えるならば[シールド値]のようなもので、どれだけ減ってもキャラロストしないですし、後でいくらでも回復できます。 逆に侵蝕率は上がると間違いなくキャラロストします。そのためロイスを守るのですが、等倍振りで帰還すると考えるとロイス一個あたり期待値5.5しか回復しません。つまりロイスを6個残してバックトラックしても、等倍では133%が帰って来られるラインとなります。 つまりたくさんエフェクトをとるほどロストしやすいキャラクターになるということです。強いほどジャーム化しやすいとは恐ろしい話ですね。 【初心者はアタッカーをしよう!】 と、言いますより、初心者は間違っても回避型とかガード型とか回復型とかデバフ型とかを選ぶべきでは無いといいますか💦 自分は初心者救済用バディNPCで攻撃もカバーも火力支援もしてくれるバランス型を作ったりしますが、それは極限まで効率の良い構築をしているからです。それで初心者にバランス型が強いと勘違いさせてしまうことが多々あります。 これもひとえに侵蝕率というシステムのせいです。相手の攻撃を回避しても、それで侵食率が5以上も上がってしまえばロイスを使って復活した方がお得なのです。 なおデバフ型は文字通り特殊で、敵のダイスを1〜9個減らした程度ではダメージなんてほとんど変わりません。逆に慣れるとエネミーに一切攻撃させないようなデバフ型も作れますが、それだとシンプルにGMが泣きます。 [役立たず]になるか[GM泣かせ]になるか。中間を作るのが非常に難しいのがデバフ型。 ダブルクロスはアタッカー至上主義。アタッカーにしろ支援型にしろ、とにかく火力を盛りましょう! 【行動値は大事】 ダブルクロスの基本はやられる前にやれ。回避とかガードをするより、先に敵を減らして攻撃回数を減らす方が生き残りやすくなる。敵より早いということは二回行動と同義 そのため、サプリの少ない時ほど〈射撃〉〈RC〉アタッカーが強いと言われるわけですね。【感覚】【精神】が上がって行動値が高くなるのでたくさん攻撃できるゆえに。 まあ、基本的に近接アタッカーが不遇すぎるだけなのかもしれませんが💦 【実は高経験卓ほど敵が弱くなる?】 正確にはエネミーはタフになるが、攻撃自体はそれほど強くならないという。 何故かって? 経験点がたくさんあるとエフェクトが増えて侵蝕率が高くなるのです。セルフ飛び上がりジサツは珍しくありません🤣 そのため、高経験卓ほどエネミーの殺意が減る。といった逆転現象が起こることがある訳です(笑) 【初心者には強すぎるデータを】 [サイレンの魔女][常勝の天才]など、サプリが少なくとも一線級のエフェクトは結構あります。そしてそういったエフェクトはクリティカル値の計算が要らなかったり、自分のダイスを振らなくても活躍できたりとシンプルでとっつきやすいのです。 あまり人のキャラシにとやかくいうのはよろしく無いので程々にですが、さりげない強化の助言で救われるキャラシがあるのもまた事実。強いデータはぜひ使いましょう! 無論、その強さに合わせたエネミーHPの調整も忘れずに! と、自分が思う初心者に向けた助言はこれくらい。 偉そうに助言するのは自分の目指す方向性ではありませんが、毎回解説しているので日記に覚え書きとしてぶっ込み! この日記が役に立つかは分かりませんが、参考になれば幸いです。 皆様の今後にも、良きTRPGライフがあらんことを!
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2023/03/25 01:24[web全体で公開] |
🤔 バディNPCとの恋愛から考える、GMが恋愛をうまくロールするための学習 現在私がGMやっているバディ物のキャンペーンシナリオ。10人いるNPCバディから一人を選び、二人一組で難事件を解決するDX3rdのアカデミアステージシナリオなのですが、女性PLと男性NPCバディの組み合わせになった場合に超高確率でエンディングには恋愛関係に発展するため、より良いロールの為に女性の恋愛心理について学習を始めました。 とりあえず女性向け小説から読み進め、恋愛小説なども読了していったのですが……、『んん? そこの心理描写いる?』とかついつい思ってしまうのですね。てめぇ恋愛小説から恋愛要素ぶっこ抜こうとするとか正気かよ、と、後で気付くのですが、完全に作者目線で思索する癖がついてしまっているのでもう自分は学術書から知識を集めたほうがいいのかもしれませんねw (参考文献:“薬屋の独り言”、“私の幸せな結婚”、“君の膵臓を食べたい”、“二度目の夏・二度と会えない君”、“時をかける少女”、それと最近の傾向を知るために“転生したらスライムだった件”、口直しに“ドグラ・マグラ”) そしていろいろと恋愛について考えた結論がこちら。恋愛について断言するような物言いになりますが、あくまで大まかなくくりであり、万人に適用されるものではないと前もって宣言しておきます。 ①【男女の恋愛は終着点が違うことに気を付ける】 近年、恋愛対象が複数登場する作品(ハーレム物)はライトノベルの傾向として一般的ですが、ここで登場する恋愛候補には男女に明確な違いが存在しました。 ・男性向けの作品の場合、“恋愛対象となる女性は社会的地位・社会的責任を持たない場合が多く、また人脈がない、もしくは少ない。主人公より弱く守るべき対象であることが大前提となる” ・女性向けの作品の場合、“恋愛対象となる男性は高い社会的地位・社会的責任を持つ場合が多く、また人脈が非常に豊かである。主人公より強く、頼りにできるだけの[武力・財力・人脈]持っていることが大前提となる” 当たり前といえば当たり前の違いだが、ここには明確に恋愛に求める男女の差異が現れているといえるだろう。 これを生物学的に身もふたもない解説をしてしまえば、恋愛は種の保存本能からくる根源的な情熱である。 ・[男性の恋愛の最終目的]男における恋愛の最終目的は“エッチ”である。より多くの女性を妊娠させるという合理的かつシンプルな結論であり、男性向け作品に登場する主人公はすべからく“他の男性に比べても強靭で優秀な遺伝子を持っている”要素を持つ。ここで決定的に女性と違うのは、“幸せな結婚生活”を連想させるような描写を極力排する傾向にあることだろう。 ・[女性の恋愛の最終目的]女における恋愛の最終目的は“安心で安全な育児生活”である。女性向け作品を見るとわかるのだが、主人公と恋愛対象、必ずどちらかが[武力・財力・人脈]など“安全”を保障する要素を持たないと成立しないのだ。例えば主人公か恋愛対象が奴隷階級だとしても、どちらかがその将来に対する不安を取り除ける要素を持たなければ恋愛には発展しないのだ。 ②【男性は主人公の“個人の強さ”が褒められることを好む。女性は主人公の強さよりも“培った社会的地位と人脈”という後ろ盾の方を褒められることを好む】 これはまさにそのままである。 男性はシンプルに強さを褒められることのみを好む。まさに野生の本能であり、たとえ仲間であっても自分より強い同姓が褒められることは非常に嫌う傾向にある。 女性は本能的な社会性の高さが現れた結果といえるだろう。どれほど強い女性主人公であろうと、[妊娠]という致命的弱体化(妊娠しても強いままという設定は本能的にあり得ないと考えてしまう)という関係上、弱っていても助けてくれる“社会的地位・財力・人脈”という自分の力ではない力に頼ることを至上としており、そんな“評価される後ろ盾”を見せつけて敵対的な同姓に示威行為をすることに本能的・根源的な感覚を感じるのである。 ③【見た目は気になる? 気にならない?】 実は男女ともに、“見た目”は重要ではなかったりする。 もちろんブサイクは嫌だと皆さん思うかもしれませんが、意外と“イケメン・美少女”描写が無くても、“清潔感”を感じさせる描写があれば恋愛対象になりえるのだ。 なぜ人は顔鼻立ちが整った相手を好むか。端的に言ってしまえば[ブサイク=病気・悪性因子を持っている]という直感が本能的に働いているからだ。要するに清潔でないと思ってしまうのだ。 『あなたの前に愛の告白をしている相手は、よく手入れされた髪から清潔な香りを漂わせる、塵やほこりを寄せ付けないような清涼さをもった礼儀正しい人物だった』 この描写だけでイケメンが相手だと連想してしまうことだろう。顔についての描写など一切していないのに、だ。 以上が自分が思った男女の持つ恋愛感覚の差異である。 漢はシンプルだ。布面積の少ない、弱弱しい女の子を渡しておけばそれでいい。 しかし女性の場合、その恋愛対象のロールをする場合はかような注意を重ね、繊細な描写を守らなければならない。褒めればいいというものではない。 女性の言う『普通の男性でも結婚相手として満足』という言葉の“普通の男性”とは、“ミスをすることが極端に少なく、満足できるだけの財力があり、趣味よりも自分を優先してくれて、ふけの一つもない清潔な男性”ということだ。『そこまで求めていない』という言葉は信じてはいけない、自分自身も信じてはいけない。女性は最終目標のハードルが男性よりもはるかに高いのだからしょうがないのだ。 逆に女性は意外と“モテる”必要がないというのも意外なところだろう。なぜなら、“モテる”必要がある相手は、“自分が一生を共にしたいと思える”相手にだけモテればいいわけなのだから。 恋愛に関してはこれからも考察と知識収集を続けねばならないだろう。今回は性別で大まかに分けただけなので、個別の精神的特徴に対応できるような恋愛考察ではないからだ。もっとも、“目安”としては記憶の片隅に残しておこうと思う。 【結論】 ・上の自分の考察を全否定するが、倫理的にならず感情的なロールプレイを心がけましょう。こんなん考えているから恋愛描写に困るんだよ!
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2023/02/26 00:09[web全体で公開] |
🤔 正義が悪を倒すというストーリーの違和感。 TRPGでいろんなシナリオをやってきましたが、勧善懲悪で奇麗なストーリーはどうにも物足りなさを感じてしまう今日この頃。 年々ニュースや世界情勢、歴史など、知識が増えていくにしたがって“事実は小説より奇なり”という出来事をたくさん知ってしまったからですかね?(例えば敵に“世界を更新したい最悪のテロリスト”が出てきたとしても、『“ポルポト政権”の下位互換かな?』とか思ってしまったり) まあ、シンプルに自分が刺激に慣れすぎてしまって、ただただもっと強い刺激を求めているだけなのですがw しかしながら、主人公側チームがいかにも正しい事をするかのように悪党を倒す構図は年々違和感を覚えてしまいます。 ウクライナ戦争を見てわかる通り、 “愛”、“勇気”、“希望”で助けられる人はびっくりするほど少ない。 逆に“金”、“権力”、“暴力”で助けられる人たちは驚くほど多い。 “奇麗事”を言うことでできるのは、【救済と平和】ではなく【煽動と戦争】。 聞こえてくるのは『私たちは一切悪いことはしていない! 悪いことを先にしたのはあいつらだ!』という主張ばかり。 今でこそ大悪党とされるナチスですら、もともとは優れた政治手腕で貧困にあえぐ国民を救済した実績があり、合法的な投票で正しく議席を増やした結果、莫大な額の賠償金でドイツを苦しめたヨーロッパ諸国という“悪党”を成敗する“正義の味方”だったという過去があります。 まあ要するに私が思うのは、“世界の存亡をかけた戦い”だけのストーリーでは作者が思うほどプレイヤーが盛り上がれない。真に邪悪な存在は“悪”であってはならない。“悪党”という存在はチープであり、どうせなら最後に戦う相手は“善人だった”存在でなければどうしても物足りないのだ。(いえ、自分が刺激慣れしすぎているだけなのですが💦) なので自分がシナリオを作るときはそこら辺を注意していきたいところ。 とはいえ悪役が元正義の味方設定だけでは食傷気味になるでしょう。 ……結論から言うとですね、【バイオレンス】と【悲劇】サイコー! 敵対NPCはこの世の不幸を全部背負って滅ぶべし! 慈悲はない!
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2023/01/28 13:55[web全体で公開] |
🤔 哲学的観点から見る、信念のある悪役の作り方 前回の心理学的観点から見るいいシナリオの作り方の日記が結構人気でしたので、さらにGM/KP向けにネタ提供。ついでに人生について考える。 信念のある悪役とは何か。それは自分の信条が命(自分・他人・世界)より上位に来る存在である。 つまり“自分の人生の集大成”が目的であると一貫性のある悪役になるのだ。例えば悪役として世界的な人気を誇る、バットマンの映画【ダークナイト】に登場する[ジョーカー]。彼は行動に一貫性はないが、自分の人生の集大成として“悪人である”という目的をもって世界を混沌に落とそうと企んでいる。 ではここで【人生の目的】とは何か? 昔から哲学者が頭をひねらせてきた難題だが、少々イメージしやすくするため定義してみようと思う。 とはいえ難しく説明してはイメージなんて湧かないでしょう。過去の哲学者は[人の生きる目的は人類に尽くすことだ]だとか[人生に意味はない]とか、[最大多数の最大幸福]とかいろいろと結論付けてくださっておりますが、全部割愛。と、いいますかここら辺を詳しく知ってもおそらくニーチェの言葉を引用するような悪役ができるだけなんで、現在皆さんが作られている悪役に深みをつけるにはちょっとパンチが足りない。 それでは自分流の人生の目的の見つけ方ですが “理想的な自分のお葬式”を考えてみましょう。 イメージできましたか? 誰が参列していました? どんなものが飾られていました? 自分の作品が飾られている? 多くのファンが押し寄せてくる? 孫に囲まれた家族葬? もしかしたら社葬とか国葬をイメージされた方もいらっしゃるかもしれません。 思い描いた“理想的な自分のお葬式”にあったものが、あなたの人生の価値です。あなたの人生の目標はその理想的なお葬式になるように努力することです。 これは悪役にも言えます。悪役が最後に滅びるのはたいてい確定事項。しかし、本気で悪事を成し遂げようとしている割に妙に知性の低い行動しかとっておらず、ただサンドバックになるためだけのキャラクターになってしまうのは、そのキャラクターが理想となる自分の葬儀のために行動していないからです。 “死んでもいいから大切なあの人を蘇らせたい”とか、“迫害のない差別のない世界を作りたい”とかのキャラクターも、その最終到達地点である葬儀までイメージすると感情を爆発させたセリフがとってもイメージしやすくなります。つまり信念の芯が作者にもわかるようになるわけですね。 ご一読いただきありがとうございました。 さ~て、自分も日記を書くなんて行為に逃げるのはやめて、そろそろシナリオの続きを書かねば💦 シナリオを書く手が止まると日記を書く手が超はかどる現象、不思議ですね~w
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2023/01/25 21:03[web全体で公開] |
🤔 心理学的観点から見る、良いシナリオを作るための備忘録 どちらかといえば自分の為の備忘録に近いが、雑記として日記に残しておこうと思うシナリオを作るうえでの心得。 ぶっちゃけ長い上、自分の主観だらけで参考にならない可能性も高いので説教臭いのが苦手な方は読み飛ばしてください。 まず、シナリオを作るうえで重要なのはターゲット層(PL)の欲求を理解しているかということ。具体的にはマズローの五段階欲求を満たすものであることが望ましい。 ▼第一段階:生理的欲求▼ 三大欲求[食欲・睡眠欲・排泄欲]を始めとする、これしなきゃ死ぬぞ? っていう基本的な欲求。シナリオで例えるならば“突然始まる無人島生活”のようなものが該当する。食料や水、体温の確保等をイベントで成功させるたびに安心感を得られるようになるシナリオ。“ゾンビ映画”的なものも当てはまるが、それはどちらかというと後述の【安全欲求】の方が主軸となる。 ちなみに三大欲求は排泄欲が性欲と表記されることもあるが、厳密には性欲は第一段階の欲求ではない。広義的に含まれてしまっているだけなので注意が必要である。 この段階が満たされると、第二段階へと進む。 ▼第二段階:安全に対する欲求▼ 読んで字のごとく、暴力、病気、飢餓など死にかかわるものを遠ざけようとする欲求。ホラー系シナリオやクローズドなクトゥルフ系シナリオは大体ここが主軸となる。シナリオを作っていてホラー感や危機感が出せないと思ったら大体この欲求に対する刺激が足りていない。具体的には“未知のなにかによるPCの死の可能性の示唆”が足りていない。『薄暗い地下牢にあなたたちはいた』では恐怖感を感じないが、『あなたは棺桶の中にいた、ライトをつけると天板には無数のひっかき傷と血まみれの剥がれた爪が突き刺さっていた』という演出ならば恐怖感を感じることとなる。 ▼第三段階:社会的欲求▼ 何かに所属したいという欲求。学級、会社、組織。『日本に生まれ、日本人であることに誇りを持つ』みたいなのもこれ。孤独感から遠ざかろうとする欲求。たいていのPCは最初から何かには所属しているので関係はないが、ここには宗教団体や政治団体が含まれるのでどちらかといえばエネミー側に関係してくる。 “いじめられて不登校になっていた子供たちにスーパーパワーを与えて学校法人をすべてめちゃくちゃにする”みたいなシナリオがおおよそこの欲求を満たす。有名な手法として、宗教法人がよく使う『あなたは特別な存在です、私たちと一緒に神を信じれば孤独ではありません』といった話術、陰謀論系がよく使う『世界の真実に気付いたあなたは他の一般大衆より優れている。この事実に気付かない他の一般人は危機感を持つべきだ』という終末論。こういった甘言でその他大勢のエトセトラが敵に回るものとなる。 あと普通にPL自身が孤独感を感じてTRPGを始めていることもある。社会的孤立感から自分でも仲良く楽しめるグループに帰属したいという欲求。たぶん全員持っている。この欲求の解決方法は普通にTRPGを楽しむことなのでシナリオ制作に関係してくるような要素はない。もしシナリオに役立てるなら『私たちと一緒に“レジスタンス”をやらないかい!』みたいな展開だが、……普通に必須イベントの範囲だと思われるので割愛する。 ▼第四段階:承認欲求▼ 要するに“褒められたい”という欲求。TRPGに限らず、現代人は大体これが不足している。TRPGでシナリオを作るうえで最も重要な要素といっても過言ではない。特にTRPGは“手軽にできる異世界転生”と言われるくらいにはプレイヤーに優しい。また優しくあるべきだと私は考える。 ただし注意点として、雑に褒めるようなセリフをNPCに言わせるだけでは効果が薄い。NPCが褒める言葉を使うことは重要だが、PL次第で褒めてほしいポイントが結構違ったりする点に注意すること。例えば“ロールプレイで場をにぎやかにした自分のキャラクターを愛してほしい”、“ぼくのかんがえた最強のキャラクターの強さに驚いてほしい”、“このシナリオに必ず必要な存在として周知してほしい”など様々である。 これらを個別に対応して褒めるのは精神分析の専門家であるメンタリストの仕事であり、普通の雑多なGMでは対処不能なうえ、4~5人を同時に分析するのはメンタリストでも禿げ上がる。なので“褒める”気構えは本当に心構えとして覚えて置く程度でいい。“褒める”行為は人間関係を潤滑にする、他者尊重はTRPGの最終目標地点と考えてもいいと私は思う。 ……ヤバいのは、“褒める”という行為を忘れてシナリオを作ってしまうことだ。ようするに“こんなすごいシナリオを作った私を褒めて!”ってGMがなってしまうことには注意しなければならない。 これはシナリオに限らず漫画や小説でもそうだが、たいていの場合読者側が楽しめない内容になっていたりする。褒めなきゃならない対象がPLじゃなくてGMになっているのだから当然だ。 【作り手が作っていて楽しくなかったら、読者が楽しんでくれる作品になっている】というのがクリエイターの基本となる。むろん、読者も作者も楽しめるのが一番だが、PLが楽しんでこそのTRPGなので、GM側は滅私奉公の気持ちを忘れるべからず。 ▼第五段階:自己実現欲求▼ なりたい自分になろうとする欲求。皆に褒められて承認欲求が満たされた後、“アイドル”だったり“ヒーロー”だったり夢として思い描いていた存在になろうとする欲求。 ぶっちゃけここまでくるとキャラクターのエンディングかアフターの話なのでGMが用意するようなことはない。好きに夢をかなえてほしいところ。 (おまけ)▼第六段階:自己超越欲求▼ 五段階欲求って名前なのになぜかある六段階目。 夢をかなえて“アイドル”だったり“ヒーロー”だったりになった後に得られる欲求。すべての欲求を満たした後、自分の限界を超越して世界全体を良くしたり、世界から貧困をなくそうと考えたりなど、多くの他者や世界を救済しようとする欲求。 そう、いわゆる敵側の思想である。“世界を変えたい”という漠然とした思想をもった敵は、意外なことに第五段階までのすべての欲求を満たしているハイスペックな存在である可能性が高いのだ。 ただし世界を変えたいエネミーがすべてそうとは限らない。たいていの場合不条理な社会に対するルサンチマン(妬み、嫉妬心、強者に対する不平等感)を爆発させただけの存在であることも多い。両社の違いは世界のルールを破壊した後、“王”となって責任を取るか取らないかだ。 だが、私個人としてはこの自己超越欲求をシナリオに組み込むことは推奨しない。 小説家スティーブン・キングの言葉だが、『矮小な人間ほど、壮大な物語を作りたがる』という話がある。 “エモ”を求めるならば、敵側に“憐憫”や“小物に対する怒り”の感情を向けたほうが記憶に残りやすい。人は身近な感情や道理性がないとリアリティを感じられないようになっているためだ。 少々長く書きすぎてしまった……💦 しかしこれで自分がシナリオ作りに困ったときはここを読んでアイディアをひねり出せることだろう。 もしこの日記を最後まで読んだ物好きな人がいれば、ぜひ[行動経済学]や[犯罪心理学]で実際の事例を調べてみよう! 心理学はシナリオのネタの宝庫! お勧めしますぞ! (*’▽’)
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2023/01/24 00:20[web全体で公開] |
🤔 自分のキャラクターに愛着が持てるか、という話 キャラ絵の自作を初めていて思ったのは、自分ってめっちゃ自分のPCに愛着持ってないな〜、って。 セッションでいいロールプレイ出来たキャラクターもありますし、他プレイヤーからの高い評価をもらったキャラストーリーもありますが……、やっぱり継続で使おうとはなかなかならない。 多分間違いなく少数派なんでしょうけれど、自分は根っからのGM型なのかもしれませんね〜。データやエモい演出が主体で、自己投影はありえない、PCでもNPCと同じ感覚で作っているという。 TRPGは手軽にできる“異世界転生”である。という考えがありますが、多くのプレイヤーは主人公・登場人物視点で作るものです。……が、自分は作家側視点。クリエイター側である事が染み付いている💦 実際GMやる時はロールプレイに便利なんですけどね〜、NPCのロールにGMの感情がのらないので安定するという。とはいえPLやるなら自分だけの愛着の湧いたキャラクターを長く使ってみたいところ。 むしろ世の中の皆さんはどうやってキャラクターに愛着を持つことが出来るんですかね? ソシャゲとかのキャラクターとかアイドルとかに“推し”をあまり持つ事が無い人間としましては、キャラクターに愛着を持つやり方をぜひ知りたいところ (完全に無いとは言わない。なぜなら、【アーマードコア】というゲームでは、私は純然たる“タンク脚“推しなのだからっ……!) おそらくみなさんが愛着の湧くキャラクターを作れているのだとすれば、それはきっと“理想の〇〇”、になっているんですよね〜。“理想の自分自身”、“理想のバディ”、“理想の悪役”、“理想の名脇役” 結局のところ自分がキャラクターに感情移入と自己投影が出来ていないことが原因か💦 感情の起伏が乏しいのはセッションを楽しむにも人生を楽しむにもよろしく無い。 自分のキャラクターにロイスを結ぶ事ができるよう頑張らねば!(DX3民並感) ᕦ(ò_óˇ)ᕤ