うま骨さんの過去のタイムライン
2018年12月
システム⇒うま骨 | |
2018/12/31 11:01[web全体で公開] |
うま骨 | |
2018/12/22 20:45[web全体で公開] |
😆 【SW2.5】バードについての一考察④~正統派編~ さて、それでは前回(過去日記に①~③があります)に引き続きまして、バードについての考察を進めていきます。 今回のテーマは「正統派バードを活躍させるには」です。 いくつかポイントごとに章立てて自論を展開していきますので、興味を持っていただけた方は是非お付き合いください。 ※なお、ここではひとまず、呪歌で楽素を溜めるタイプのバードを便宜的に「正統派」と定義しておきます。 あくまで呼称を簡潔にするためですので、あらかじめご了承ください。 【ポイント1.正統派は終律だけに終わらない】 バードに終律という派手でわかりやすい戦闘手段が実装されたことで、呪歌をまるで、楽素を溜めるために挟まざるを得ない、一回休みのようなものとして捉えるようになってはいませんか? 終律は、あくまでバードの新たな一側面でしかありません。魔法ダメージを出す手段としては、他の技能に比べると融通が利かない点で特に不利です。 終律特化の殴られ型と差別化するためにも、終律と対を成す呪歌を活かす道にこそ、正統派バードの活路があると言えるでしょう。 【ポイント2.メインにすえるべき呪歌】 もっとも、大半の呪歌の効果は、はっきり言って地味です。何かの判定値を+1したり-1したりがせいぜいでは、添え物に見えても仕方ないというもの。 その上効果時間も、原則1ラウンドになってしまいました。一度かければ手放しでいい支援魔法と比べると、実際心もとないのは事実です。 ただ、効果時間が1ラウンドになったことで、強化というか、ほとんど別物の存在価値を手に入れた呪歌が一つあります。 そう、”ララバイ”です。 【ポイント3.”ララバイ”の使い方】 2.5での”ララバイ”の効果ですが、わかりやすく表現するとこうなります。 「2ラウンドに1回、敵のラウンドのみをスキップさせる」 これが一体どういうことか、今から順を追って説明していきましょう。 ①”ララバイ”を、他のデバフ系呪歌と同様に、PCラウンドの最後に使用する。 ②次のPCラウンドでは逆に、最速で”ララバイ”以外の行動をする(基本的には終律でいい)。 ③更に次のラウンドでは①に戻って、以下繰り返す。 こうすることで、味方を行動不能にすることなく(※重要)、敵の行動だけを1回分スキップすることができました。 もちろん敵の抵抗を抜けていればですが、上手く決まれば相手はこちらの半分しか行動できないわけです。言うまでもなく、これは圧倒的なアドバンテージになります。 それに何より、これはバードにしかできないユニークな役割です。 同じような効果の真語魔法”ナップ”と違い、”ララバイ”には補助動作で起こせるとは書かれていません。 たとえ抵抗した敵がいても、誰かを起こすのには主動作が要ります。結局行動できる人数は変わりません。 そして効果範囲も最初から前衛後衛無差別、鷹の目要らずです。 【ポイント4.実際にはどういうビルドになるのか】 敵の精神抵抗力を抜いていかなければならないので、7レベルで必ず【スキルフルプレイ】を取りましょう。 判定回数が2回になれば達成値はかなり安定します。”ララバイ”の準備段階で楽素を溜める際の事故も減らせて、一石二鳥です。 当然ながら能力値は精神力特化。スカウトを並行して【ファストアクション】も是非取得しておきたいところ。 ということは種族は……はい、グラスランナーが最も適していますね♪(隠しきれない贔屓) 【ポイント5.戦闘時における各ラウンドでの行動シミュレート】 1ラウンド目に【ファストアクション】で、『ミューズのホルン』を使用しながら”ブレイク”と”アトリビュート”を演奏、鎮静4と魅了4の楽素を一気に溜める。 2ラウンド目は、『安寧のリュート』に取り替え(ミューズのホルンは歌唱不可)つつ、ラウンド最後に”ララバイ”。 3ラウンド目は、最速行動で”終律:蛇穴の苦鳴”。(鎮静6→3、魅了5) 4ラウンド目はまたラウンド最後に”ララバイ”。 5ラウンド目に”終律:蛇穴の苦鳴”を使うと次ラウンドに”ララバイ”が使えなくなるので、他の終律などでお茶を濁す。 →2ラウンド目に戻ってループ 【ポイント6.想定される弱点とその対策】 ”ララバイ”特化といっていいので、”ララバイ”が絶対に効かない「精神効果属性無効」の敵とは、非常に相性が悪いです。 何も考えず終律砲台に徹しようとしても、鎮静系統の呪歌はデバフに偏っているため、呪歌を使うラウンドはむしろ味方の邪魔にしかなりません。 逆に高揚系統の呪歌は、バフ効果が敵に及ばない分、むしろ他の敵より得意と言えます。 そこで、”モラル”と高揚系の攻撃用終律1つ、そして『激情のリュート』を用意しておくことで、何の対策もないよりは少しだけ有利に立ち回れると思います。 (『激情のリュート』に関していえば、魅了の楽素だけで”終律:夏の生命”が使用できるようになるため、鎮静系をメインにしているバードでも用意しておく価値は元々あります) さて、見てきてどうだったでしょうか。 正統派バードの有用さを、少しでも示せたでしょうか。 でも実は、もう一つ紹介したい型がでてきたので、バード考察はまだ続きます。 それが終わっても、今度は呪歌一つ一つを分類&評価するのもやっておきたいと思っていたりしますんで……目標は、Ⅲが出るまででしょうか。 と、できそうにない予告をしたところで、続く!
うま骨 | |
2018/12/15 23:20[web全体で公開] |
😊 善と正義の話 ちょっと流行に乗り遅れ気味なので、他の皆さんの考え方の感想がてら、少し別方向からの見方を一つ落としていきます。 善と正義を同一視して語られている方が多いように感じました。 その考え方を否定するわけではないんですが、そのせいでいささかわかりづらくなっているように思います。 単純に字のごとく、正義を「正しいこと」、善を「善きこと」と定義すると、 『正義であれば善である』も『善であれば正義である』も直ちに成り立つとはいえないのではないでしょうか。 たとえば、「国を守るという正義のため、敵軍の進路にある村の井戸に毒を投げ込む」というように、自分の信念から行けば正義であっても、自分の倫理感からは悪行と感じながらする行いも想定できます。 また、「道に迷っている人を道案内してあげたら、到着した先で自爆テロが起こった」といった場合、善行のつもりでした行為であっても、後からやらなければよかったと悔やむことに不思議はありません。 善≠正義だとして個人的に定義するなら、普遍的な善は存在せずとも、絶対的な正義もまた存在しなくとも、絶対的な善は存在しうると私は考えます。 なぜなら、私の考えでは善悪とは好悪に近いものであり、そして人に評価されなくとも成り立つ性質のものだからです。 自分の価値観に基づき、善を為そうとして善を為したのならば。それは等しく善と言って構わないと思うのです。 その行為を嫌うものもいるかもしれない、結果が伴わないかもしれない。独善や偽善と言われることもあるでしょう。 しかし善き行いをしようとして為したその意志には、きっと絶対的な価値があります。 そこだけは、外から後にどう評価しようが、決して覆すことはできません。 対して、正しいの対義語は間違いであり、ゆえに正義と結果を完全に切り離すことは困難です。 結果論から間違いと断ずる向きも必ず一定数存在します。勝てば官軍、勝たなければゴミ、みたいな。 (もちろん結果が出なくとも正義は正義という考え方もありますが) そのため余計に、普遍的な正義、絶対的な正義というのは難しい。存在し得ないというのもわかります。正義の反対は別の正義だ、という言葉も有名ですね。 ただ、逆説的にですが、もし正義の味方という存在がいるとするなら。 自分の正義に対する正義の存在を認め、悪と呼ばれることを覚悟しながらそれでも自分が正しいと信じることをするもの。 そこが最低限のラインではないかと思ったりするのです。 なんて、ちょっと自分の考えの覚書のような気分で書き連ねました。 ・・・さっさとSW2.5のバード考察の続きを書く作業に戻ります。