常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ ノブレスストーリア

書籍説明

常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ ノブレスストーリア システム:

ドラクルージュ

明るい ☆☆☆★☆ ダーク
書籍種類: サプリメント リアル ☆☆☆☆★ ファンタジー
発行年月: 2017-06 直感的 ☆★☆☆☆ 頭脳的
所持する人: 131人 短時間 ☆☆★☆☆ 長時間
コメント数: 2件 初心者向け ☆☆★☆☆ 玄人向け
著者/編集:神谷涼,インコグ・ラボ,晩杯あきら
出版社:KADOKAWA

語り継がれる”伝承”が、唯一無二の騎士を生む。幻想怪奇なる物語、開演!

月下の演目に、さらなる深みと彩りを与える新データサプリメントが登場!

・断片的だった常夜国の歴史や組織を扱う解説に加え、宿命や才能、始祖との絆など、騎士たちにより詳細な設定や能力を与えるデータ“ストーリア”
・“空駆”“船長”“ホムンクルス”“エナメルム”といった新たな道や、追加された強敵たち
・“ストーリア”を使ったサンプルシナリオ

など、多彩なデータを多数収録
さあ、比類なき騎士への道程を、ここより始め給へ

常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ ノブレスストーリアへのコメント一覧

chaika
2. chaika
2017/10/08 19:11
●総評
DRをやるのであれば持っておくとよい本。
PLはストーリアを使用したセッションをやる場合や、追加の「道」をプレイしてみたい場合は買えばよい。
B5版になって価格もこれまでより高くなっているので、購入優先度はそこまで高くない。ただ、それなりにしっかり『ドラクルージュ』をプレイするのであれば、意外と地味なところで遊びの幅を広げてくれるので重宝する。

●上級者向けのオプション
馴れたPLたちにとって、基本の指針通りの脇役では歯ごたえのない幕になりがちだ。
そこで、[大罪]という脇役を強化するルール&データが追加された他、脇役を強化する際の指針も掲載されている。
また予め何らかの具現化効果がエリアマップ上に配置された状態から幕をスタートさせるシナリオギミックが[苦境]という形で整備され、幕のやり取りに「いつもと違った」スパイスを与えることができる。
人格をもたない脇役である[試練]や、サブクエストに相当する[使命]のオプションルールも追加されている。

●端役の簡易化
端役ルールの複雑さは『ドラクルージュ』を敬遠させる原因の1つにもなっているが、ここにきて簡易化のルールが整備された(正直なところ『HN』あたりで出して欲しかった)。
たった8行の記述ながら、私の遊んでいる環境では、端役の簡易化ルールは『基本ルール』のみの環境であっても適用するようにしているほど、重宝している。

●シナリオのフック
本サプリの目玉である[ストーリア]は常夜国で語られる物語の断片で、DRが特定のエピソードを指定して、ハンドアウトと一緒にPLに提示することを想定している。汎用性の高い[逸話]のようにPLが任意で取得できるものではないが、PCを強化するデータである。正式なやり方を採用しない卓では[逸話]のように運用することも可能だが、基本的には、DRがシナリオを着想するのを強力にサポートするシナリオフックの役目を担っている。これは同時に、PLにとってもロールプレイのフックとして活用できるということだ。
これらストーリアによって、常夜国の今まで語られてこなかった裏側を垣間見ることができる。つまりワールドガイドとしても見応えのあるものになっている。誌面の大半がストーリアである。
シナリオ作成という面を考えると、追加で24ものすぐに使える脇役データが追加されている。地味に有り難い。

●被造物のアウフヘーベン
PCの一人が秘密を持った状態でスタートするサンプルシナリオ。
ザスキア卿と、冒涜されし者の物語。
秘密持ちのPCがどのタイミングで秘密を公開するかで物語の転がり方も変わるので面白い。
関連して、ダストハイムの実践探求派関連の異端「造られしもの」の血統データが2種追加されている。
ちなみに、騎士用のデータとして「隠され道」の4種と、「空駆」「船長」も追加されている。
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Nサブ
1. Nサブ
2017/09/10 01:33
・本書には、前サプリヘレティカノワールに続き、騎士・異端それぞれの新しい道や、新たな追加ルールである「ストーリア」、それらを扱ったサンプルシナリオや様々なデータが収録されています。
 タイトルでもある「ストーリア」とは英雄譚の片鱗、因縁や才能や宿命をより強烈に示すルールです。さらにディープな物語を始められるのと同時に、目を通しているだけでも、新しいシナリオのとっかかりにはうってつけです。

・基本ルルブとヘレティカノワールが騎士や異端の詳細、常夜国の風俗や文化といった世界観の確立に終始するものであり、いわば常夜国の精密な絵画であったとするならば、本書はそこから視点を変えて、常夜国の頭上から照らした光、あるいはその側に落ちる影を映し出したものであります。物語に歌われる騎士道は輝かしく、栄光あるもの。とうぜん、その足元の影もまた深く、暗いものであります。
 これまでにも、おぼろげながら示唆されてきた「太陽」にまつわる文章が、新しいルールである「ストーリア」に則って3点、「太陽の使徒」、「太陽の残す傷跡」、「太陽の夢」のページにて説明されます。2000年間に渡り騎士と争う太陽の使徒の卑劣極まりない手練手管、その一部が白日の下となります。
 また、それと同じく、ダストハイム家が管理する常夜国の歴史の闇も窺い知れます。常夜国の黎明期、「かつての太陽があった時代」から「現在の夜だけの世界」に至るまでに何があったのか。セイズマリー公、ザスキア卿らの余人を介さぬ秘話、ホムンクルス、などなどなど……。

・そのほか、名前だけを知らされていた「始祖たち」、欲望のままにいたいけな幼子を籠の中の鳥にする「寵童」、壮大なる「海」などにまつわるストーリアが収録されています。
 個人的には、平穏に生きるグリマルキンなどにうってつけの「平和な過去表」が面白いと思います。

・装丁も本格的?になりました。サイズもB5大で、今までのルルブと並べて本棚に仕舞う時には少し困ってしまうかもしれません。
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