【ダブルクロス】『Sentinel:Seto Rim』の内容【TRPGシナリオ・セット】
基本情報
明地シナリオ・セット 2 | |
登録日:2020/10/01 01:43最終更新日:2020/10/01 02:09 |
タイトル: | 『Sentinel:Seto Rim』 |
TRPGシステム: | ダブルクロス |
適正プレイ人数: | 2~3人 |
適正レベル: | なし |
目次・解説など及びシーン情報
目次・解説など:
*ストーリー 瀬戸内海のどこかに実家帰りしていたPC1は、その夜、巨大な怪獣が島々を踏みつぶす光景に遭遇する。同時に謎の巨大ロボ――イェーガーが舞い降りた。イェーガーはUGNがFHから鹵獲していたEXレネゲイド兵器である。これのテストパイロットに選ばれたチルドレンのPC2、その調査をしていたゼノスのPC3もその場に合流し、三人でイェーガーを操って怪獣を退ける。 近いうちに怪獣の第2波がやってくることが明らかになる。PC達の前に現れたプランナーは、ニュートン博士こそが一連の事態を仕組んだ張本人であると告げる。彼の挙動に違和感を抱いていたPC2と3は、調査の末それが事実であることを突き止める。博士は怪獣オタクで、ジャーム化していた。巨大ジャームと巨大ロボットが戦う光景が見たい、ただそれだけのためにFHとのつながりを用いてイェーガーと怪獣を生み出したのだ。 無人機動怪獣の動力源は行方不明となっていた無数のRBであり、一方のイェーガーの動力源は3人の強力なオーヴァードである。これらの効率を分析した博士は、無人制御+手動操縦の最新型怪獣を完成させ、最高のショーを作り上げるため、PC達に戦いを挑んでくる。 ニュートン博士を倒し、瀬戸内海を怪獣の危機から救うことで、本シナリオは終了となる。 *ギミック ①《不滅の妄執》により、"怪獣"は"イェーガー"の攻撃以外では死亡しない。 =「"イェーガー"でとどめを刺すこと」が解除条件である。 ②"イェーガー"は3人乗りの<運転:多脚戦車>。 各種ステータスは『フォールンマシン』のデータに準拠する。 オートで搭乗可能。っていうか戦闘前に演出で乗れる。 *裁定など ・PCたちは全員でフォールンマシンに搭乗しなくてはならない。 このとき、PC1を搭乗者とし、PC2・3を同乗状態とする。 ただし《破壊の戦車》などの効果は"イェーガー"に登場するすべてのPCが受けるものとする。 ・全サプリに対応。でも一人くらいは<運転:>攻撃型でいてほしいかな… PC1:<運転>攻撃 PC2:《ファンアウト》などによるサポート、搭乗状態でないと使えない武器の使用 PC3:《ヘヴィギャロップ》などの白兵 くらいのバランスを想定。 ・もしPC4人で回すってなったら"イェーガー"2機に2人ずつ乗ってほしい(原作再現) *ネタバレ ◆"イェーガー"について ・実際はFHが開発したものであり、UGNはそれを鹵獲、改造したに過ぎない。 主な改造点は「外装」と「3人乗り」 ・侵蝕率に強い影響を与える。搭乗した時点で衝動判定→侵蝕率上昇。 ・本質的には"怪獣"と同種である。あちらは一人乗りだが、こちらは負担を和らげるため3人乗り。 ◆"怪獣"について ・"怪獣"はFHエージェントの「ニュートン博士」が作り出した、巨大なEXレネゲイド兵器。 その動機は「昔見たロボットアニメを再現したかったから」。 ・序盤の怪獣(自動運転)を撃破後、ニュートン博士自身が"怪獣"を操ってくる。 ・"イェーガー"は本来怪獣と同列の存在であったが、 わざとUGNに鹵獲・改造させ「ヒーロー役」に仕立て上げられた。 ・"怪獣"は東に向かって進んでいる。これは東京を目指している。 この先にPC1の実家がある。これはニュートン博士がPC1に戦う理由を与えている。 ◆PC3=ゼノスの目的 ・「ニュートン博士」が作り出した"怪獣"はあまりにも強大であるため、 現状のオーヴァードを淘汰してしまう可能性がそれなりに高い。 ・そこでPC3を送り込み、どうにかして彼を抹殺/せよとの指令を出した。 *シナリオのプロット OP:PC1 ・PC1のOP。夏休みで実家にやってきた。 ・夜、"怪獣"の出現を目撃する。 家族と共に高台に避難するも、踏みつぶされていく街を見て色々思う。 ・思いに応え、空から巨人("イェーガー")が降ってきて… 彼と目が合った瞬間、体のどこかに刻印が現れた。 OP:PC2 ・ちょっと戻って、PC2は広島県海岸沿いの工廠を見学していた。 UGNが整備している"イェーガー"のテストパイロットに任命される。 PC1と同じ刻印を現れ、起動実験を開始する…も、失敗。 「やっぱ二人じゃ足りないか…」と呟きながら博士はどこかへ消えていく。 ・夜、瀬戸内海に"怪獣"が出現。応援に行くことに。 轟音と共に"イェーガー"の姿も消えていた。 OP:PC3 ・ゼノスの「プランナー」から任務。RB行方不明事件に関して、広島県の工廠に侵入してこい。 そこでとある兵器の破壊と、男(ニュートン博士)の抹殺。との指令。 ・その夜、広島県に到着したPC3。 出現した"怪獣"がUGNエージェントを次々と薙ぎ払っていく様を見る。 そしてその目の前に巨人("イェーガー")が現れて… 気が付くと体のどこかに刻印が刻まれている。 M1:PC1 全員登場。 ・現場に到着したPC達の刻印が輝き、同時に"イェーガー"に搭乗。 衝動判定の後にチュートリアルを兼ねた戦闘開始。 ・戦闘終了後、博士が現れPC達を工廠に招く。 M2:PC2 全員登場 ・博士や霧谷から説明。 ・怪獣の第2波が接近中。目的地は東京? ・怪獣に対抗できるのは"イェーガー"と、それを操縦できるあなた達のみ。 ・そのほか質問に答える。 ・デブリーフィングの後、自己紹介や購入判定。 M3:PC3 全員登場 ・博士や怪獣、イェーガーに対する情報収集。 基本的に一段階目の情報のみ。 ・博士:数年前からUGNに勤務する博士。学歴自体はアダムカドモン計画の頃から。 最近、どこかへ出かけることが増えた。 ・怪獣:8月某日、瀬戸内海に出現した巨大ジャーム。 ものすごい装甲と不死性(不滅の妄執)を持ち、"イェーガー"でなければ倒せない。 ・イェーガー:UGNが発見した巨大ロボ。 規格外にデカいが、同時に伸縮性もあり普段は10mまで縮んでいる。 UGNにより3人乗りに改造された。子供しか操縦できない。 ・一通り調べ終わると終了。 M4:PC1 全員登場 ・被災地の日常。 踏みつぶされた街の描写や、PC1の家族、友人などとの会話。 記憶処理が行きわたっておらず、レネゲイド周りを隠したカバーストーリ―が伝わっているのみ。 ・謎の怪獣が出現、UGNは政府機関です など ・他PCも登場可能。エモい雰囲気にして、再起を誓わせる。 ・背後からプランナーに声を掛けられるところで終了。 M5:PC3 引き続き登場 ・プランナーのお話。 ・あれは怪獣などではなく、人為的に(レネゲイドによって)作られたものである。 ・"イェーガー"に乗るのは勝手だが、このままでは黒幕の描く出来の悪いお話の登場人物でしかない ・オーヴァードを淘汰しかねない、ひいてはレネゲイドの進化を止めるほど強すぎる彼を、 どうにかあなたたちで止めてほしい。具体的にはニュートン博士をやれ。 ・みたいなことを話した後、退散。 M6:PC2 全員登場 ・情報収集。 ここから真相ぶっこぬき。 ・博士:既にジャーム化している。討伐された怪獣から、彼が携わった痕跡が確認されている。 また、アダムカドモン計画以後もFHとのつながりがあり、彼と関わったオーヴァードが 多数行方不明になっている。 TRが解放。 >博士完了で解放 ・イェーガー:精密検査の怪獣と同質の存在であることが判明。すなわち人為的に作られた。 製作者はおそらくニュートン博士。 怪獣と違い「電池」は必要ないが、OSにあたるウロボロスのレネゲイドが同質。 ・怪獣:イェーガーと同質の存在であるが、無人活動。 その実態は、無数のオーヴァード・RBを「電池」として動くウロボロスのEXレネゲイド。 また、同質のレネゲイドを宿すことから対抗種と同様に食い合うことで有効打を与えられる TR:PC2 博士②が明らかになることで解放。 ・博士を問い詰める。あっさり自白。 怪獣プロレスが見たかったんだ!悲劇のヒーロー、真面目なヒロイン、謎めいたライバル…最高だ! ・捨て台詞と共に退散。今夜もっとすごいものをみせてあげる。 M7:PC3 全員登場 ・最後の自由行動。情報収集も可能。 ・博士の異常な愛情 博士の計画は2つ。1つは怪獣プロレス、 もう1つは「巨大ジャームを横断させ、覚醒者を増やしさらなる怪獣とイェーガーの建造」 イェーガーの有効性をUGNに示し、怪獣の在外を元に大手を振って建造できると考えた。 ・部屋にわざと残された資料からは、さらなる巨大ジャームを建造していることが分かった。 これは自動操縦+手動操縦式であり、座席は一つだけとのこと。十中八九博士が座るだろう。 ・気のすむまで調べ終わったら、PC達で語り合ったりさせるとよい。 CL:PC1 全員登場 ・その夜、博士の操縦する超巨大怪獣が出現。 PC達は彼を止めるべく――そしてこの狂った寸劇を終わらせるべく挑む。 ・戦闘終了後、役目を終えたかのようにイェーガーは停止する。 ・博士は自動プラントの存在を示唆し、第2第3の怪獣が日本を襲うことを宣言する。 ED:PC3 ・プランナーと事件の振り返り。 自動プラントに関してはUGNと協力態勢を築き、即時破壊を推奨する。 ・あなたにはこれからもPC1と2の監視をお願いします。というわけで引っ越してね♡ ・ところで、先の怪獣に関するうわさが人々に広まっています。 近々新しいRB(われわれ)が誕生するやもしれませんが…、 あの男に関するものはすべて破壊するように。 ED:PC2 ・霧谷と事件の振り返り。 その後もいくつかのプラントを発見し、ゼノスと協力して破壊することができた。 だが、プラント総数は不明であり、依然として警戒態勢を取る必要がある。 ・イェーガーはCL戦闘以降、一度も起動していない。 EXレネゲイドではなく、自我を宿したRBと化している可能性があり、その過渡期の休眠かもしれない ・そのとき、聞きなれたアラームが鳴り響く。怪獣が出現したらしい。 あなたは経験者として現場に駆けつけるが…。 ED:PC1 ・あなたは祖母の実家を離れ、東京に戻ってきていた。 結局、あの2日間の出来事は南海トラフ大地震ということになった。 教室の窓から振り返っているPC。 ・その時、窓の外に怪獣が現れる。あなたがかつて戦った、無人操縦型の怪獣だ。 リアクションに合わせて、PCの元にイェーガーが舞い降りる。 他PCも駆けつけてもいいかもしれない。 ・PCがイェーガーを起動したらシナリオ終了。 *情報収集 ・ニュートン博士 ①UGN6 UGNでレネゲイドウィルスを研究している博士。勤務歴は長く、プロジェクト・アダムカドモンが行われていたころから。研究対象はEXレネゲイドとレネゲイドビーイングに関するもの。特にその発生について興味があるらしい。 FHから鹵獲した"イェーガー"を改造し、3人乗りにした。 シンドロームはブラックドッグ/ウロボロス。 最近、どこかに出て研究室を開けていることが多い。 ②FH9 プロジェクト・アダムカドモンのころの伝手から、FHとの繋がりがある。 彼が討伐された怪獣の残骸から、彼のものと思しきレネゲイドウィルスが確認された。怪獣とイェーガーを作り出したのは彼で間違いないと考えられる。 また巧妙にごまかされていたが、侵蝕率から推定して彼はすでにジャーム化している。 RB行方不明事件の犯人も彼であり、FHと結託して各地からRBを集め、それを「電池」に加工していた。 また、研究室から"怪獣"と"イェーガー"の稼働効率から逆算した新型怪獣の設計図が残されている。 ・"イェーガー" ①知識:機械工学7 UGNがFHから鹵獲した巨大ロボ。サイズは可変であり、非戦闘時は10mほどにまで縮んでいる。 レネゲイドに感染したEXレネゲイド兵器であり、未成熟だが自我を持つ。そのため誰彼かまわず操縦できるわけではなく、何らかの基準で彼が選んだ者(適合者)でなくてはならない。 適合者は全員刻印が刻まれている。 シンドロームはウロボロス。 ②知識:レネゲイド9 その正体はニュートン博士が作り出した怪獣と同型の兵器が、EXレネゲイド化ではなくレネゲイドビーイング化したもの。人間と同等の知能と自我を持ち、自身の力を悪用しない者を選定して刻印を与えていた。 素体となったレネゲイドはニュートン博士のものだが、RB化したことにより独自の変化を遂げている。怪獣とは異なり、「電池」を必要としないかわりに搭乗者からレネゲイドを供給されることで動く完全手動操縦式。 同質であるがゆえに"怪獣"の不死性を無効化でき、現状では唯一の対抗手段である。ただしそれはあくまでもニュートン博士のおぜん立てに過ぎない…。 ・"怪獣" ①UGN5 8月某日、瀬戸内海西部に突如として出現した巨大ジャーム。 凄まじい装甲・破壊力・不死性を備えており、"イェーガー"でなければ対抗できない。 (《不滅の妄執》とその対抗手段:"イェーガー"に搭乗した状態での攻撃のみとどめを刺せる) EXレネゲイドであり、シンドロームはウロボロス/キュマイラ。 ②知識:レネゲイド8 その正体はニュートン博士が作り出したEXレネゲイド兵器。巨大だが、動力源としてRBから効率よくレネゲイドを吸収できる「電池」を供えている。無人機動だが、信号である程度行動を制御できる。 "イェーガー"とは機動方式が有人か無人か、「電池」を必要とするかどうかの違いしかない。 「電池」の仕組みは、そこに収容されたRBをこの怪獣のOSであるウロボロスが食らい、エネルギーを発生させる、というもの。自我はなく、怪獣ともどもジャーム化している。 ・エクストラ:博士の異常な愛情 ①任意8 博士の目的は2つある。 1つは瀬戸内海に無敵の怪獣による甚大な被害をもたらし、対抗手段としての"イェーガー"建設をUGNから補助させるというもの。既に"怪獣"に関しては各地に自動建造プラントを設けており、彼の胸先三寸で新たな怪獣が現れるようになっている。 もう1つの目的は、怪獣とイェーガーの戦闘が激化することによって各地で発生する怪獣バトルを鑑賞する、というものである。彼の衝動が怪獣マニアな本性を刺激し、こうした凶行に走らせたのだ。 ②任意8 瀬戸内海上で博士の姿が確認された。それから三時間後、新たな怪獣の出現が確認された。 前回のものの倍以上の大きさの、超巨大怪獣だ。 レネゲイド反応から、内部で博士が操っていると考えられる。 超巨大怪獣はゆっくりと瀬戸内海を東進している。このままでは進行方向の東京をも踏みつぶすだろう。
シーンNo. | 種別/発言者 | コマンド/説明 |
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シーンは設定されていません。 |
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本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。