シナリオセット【ソード・ワールド2.0】【SW2.0】初期キャラ作成と簡易セッションの内容

基本情報

ソルトP
ソルトPトピックシナリオセット 押されたいいね! 3
登録日:2017/08/22 18:34最終更新日:2017/11/25 13:19

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。
タイトル: 【SW2.0】初期キャラ作成と簡易セッション
TRPGシステム: ソード・ワールド2.0
適正プレイ人数: 1~4人
適正レベル: 2レベル

概要:
下記環境での初期キャラクター作成及び、作成したキャラクターで回せる短時間シナリオを掲載しています。 右も左もわからいけどとりあえずPC作ってみたい人向け体験版と考えると丁度いい感じです。 また、シナリオはGMがいなくても(1人でも)ゲームブック的に体験することが出来る内容となっています。 ○レギュレーション  1~3の改訂版に準拠していますが、全て持っていなくても参照できない技能や種族を外して  作成していくことが可能です。 ○シナリオセットの参照方法  上部メニュー一覧から「ルームに入る」を選択。  適当にルーム名を設定し「作成する」を押し部屋を作る。  室内上部メニューから「設定」を選択。  表示されたウィンドウ上部メニューから「個別」を選択。  「シナリオセットウィンドウ」ボタンを押す。  (読みやすくするためにウィンドウを縦に広くサイズ変更)  「シナリオセットの選択」プルダウンからこのシナリオを選択し「読み込む」ボタンを押す。  次のシーンに進む時は、リストから「開く」選択や「>次」を選択など。 ○キャラクターシートについて  オンセンSNSですと、キャラクターシート一覧(まだ0人かもしれませんが)の  下にある「全てのキャラクターを見る」をクリックするとキャラクターシートの登録画面へ入れます。  また、SW2.0であれば専用シートも用意されていますので、そちらを別のタブで開くなどして  入力や途中保存しつつ作成してください。 ○初心者サポートについて  他にも「このシステムでサポートが欲しい」「GM有りで一通りセッションしたい」などございましたら、  私への直接コメントにてご連絡ください。順次とはなりますが、卓を企画させていただいております。 ○その他  感想やについては当シナリオのへのコメントで、  移動先シーンNoの間違いや誤字脱字などのご連絡は、作者へ直接のコメントにてお願いします。  (その際、シナリオセット名の記載をお願いします) ○更新履歴  2017/08/22 公開  2017/08/23 初心者サポート、その他の内容変更  2017/08/24 シナリオセットの参照方法を追記  2017/09/11 ザコ戦の戦闘難易度を下方修正(所要時間の短縮化)  2017/11/25 コンジャラーLv2ではゴーレム作成不可のため内容修正         上記他作成手順を微調整
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目次・解説など及びシーン情報

下の「クリックで開く」を押して閲覧できる内容はネタバレになります。

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目次・解説など:


            
シーンNo. 種別/発言者 コマンド/説明

1

 

解説

システム

☆SW2.0の世界観
 SW2.0は剣と魔法の中世風ファンタジーです。
 魔法以外にも魔動機とよばれる機械的な代物(原動力は魔力)の研究により、
 実際の文化は現実の中世よりも進んでいると言えるでしょう。
 ワールドガイド的なものも発行されており世界設定は多いですが、
 初めてプレイでも最低限必要なのは下記程度。シナリオに応じて
 分からないところはGMや周りの人に聞けばOKです。
 持ってないルールブックに掲載の設定なんて知らなくて当然。
 必要なのは知識ではなく教えてもらう時の礼儀なのですから。

1.人族と蛮族は創世神話の時代から戦争状態
2.アンデッドや魔神は人族・蛮族共に共通の敵。(悪人が利用していたりはする)
3.ラクシアは世界の名前、テラスティアは大陸の名前
4.ルミエル(一剣)が人族側、イグニス(二剣)が蛮族側、カルディア(三剣)が中立。
5.ルキスラ帝国とは人族側の大きくて強い国のこと。
6.冒険者のよくある仕事は蛮族討伐、過去文明の遺跡探索、護衛や調査辺り

これらを把握したら早速次のシーンへ進んであなたの分身であるPCを作成してみましょう!

・冒険者技能から選び始めたい シーン2へ
・種族から選び始めたい    シーン4へ

2

 

解説

システム

☆冒険者技能から選んでみたい(1)
 SW2.0には様々な冒険者技能がありますが、初めての作成であれば
 下記の中からメイン(初期作成ならLv2とする)技能を選ぶのがお薦めです。
 特にファイターは戦闘時に分かりやすく活躍できます。(そしてルールも簡単)
 種族名はそれぞれで適性の高い物を並べています。
 技能を選んだ後、シーン3へ進みます。

○前衛技能(人間、ドワーフ、ルーンフォーク、シャドウ、リルドラケン、ヴァルキリー)
 ファイター:攻守のバランスが取れた前衛職の花形。防御重視も可。
 グラップラー:いわゆる武闘家。防御力は低いが1ラウンドに複数回攻撃が可能。

○魔法技能(人間、エルフ、タビット、ハイマン、ヴァルキリー)
 ソーサラー:攻撃魔法が豊富、他に眠らせたり魔法を感知したりなど。
 コンジャラー:支援魔法によるバフが得意。攻撃魔法もなくはない。
        Lv3以降ではゴーレムというオプションユニットを作成できる。
 フェアリーテイマー:妖精の力を借りて魔法を使う。攻撃支援回復とバランスが良いが、
           WTやEX準拠の際はルールが複雑化するので別技能の方が良い。
           ルーンフォークは取得できないので注意。
 プリースト:回復魔法はもちろんのこと、支援役としても優秀。攻撃には不向き。
       タビットやルーンフォークは取得出来ないので注意。
       宗派で迷ったらライフォス・ティダン・キルヒアがお勧めです。
 マギテック:魔動機を扱う技能。ここではシューター技能と組み合わせ銃使いにする。
       技能が2つ必要なだけあり、銃器は協力なダメージソースです。
       火力重視マギテック2&シューター1が、命中力重視なら
       マギテック1&シューター2がお勧め。

○フェンサー、弓シューター、神官戦士or神官拳士がしたい
 申し訳ございませんが、当サポートでは対象外としております。

3

 

解説

システム

☆冒険者技能から選んでみたい(2)
 次にサブ技能を取得していきます。初めての方向けの技能や組み合わせを並べています。
 シーン2で選んだ技能ややりたいことに応じ、下記の中から技能2つをLv1で取得していきます。
 ただし、銃使いを選んだ場合は1つのみ取得となります。
 銃使い以外で連続して同じPCを使う予定なら、1つだけ取得して
 経験点を残すのもいいでしょう。
 技能を選んだ後、種族がまだならシーン2へ、両方選択済ならシーン5へ進みます。

○前衛技能or銃使いを選んだ。
 エンハンサー:効果は自身のみですが、魔法技能による支援と異なり手番を消費せず、
        通常移動しながらでも使用可能な支援スキルを得られます。
        前衛&火力重視ならマッスルベアー、前衛&防御力重視ならビートルスキン、
        前衛&命中力重視や銃使いならキャッツアイを取得しましょう。

○魔法技能を選んだ
 セージ:魔物に対するデータや弱点を知る際に必要です。

○どちらでもOK
 スカウト:敏捷度が最重要。他に器用度や知力が高くなる種族を
      選ぶ(選んだ)際にお薦めです。

 レンジャー:器用度や知力が高くなる種族を選ぶ(選んだ)際にお薦めです。

4

 

解説

システム

☆種族から選んでみたい
 SW2.0には様々な種族が存在しますが、初めての作成であれば下記の中から
 選ぶのがお薦めです。(一部種族がいないのは初心者非推奨のため)
 特に人間は現実の自分と同じなので演技しやすく、出目操作の種族特徴もお薦めです。
 各種族のページにある"生まれ”については次の項目で扱います。
 なお、データ的な解説に留めていますので、先に各種族の解説ページを読んで
 演じてみたいという種族があればそちらを優先するのもよいでしょう。
 種族を選んだ後、冒険者技能がまだならシーン2へ、両方選択済ならシーン5へ進みます。

○汎用種族
 人間:最も汎用性に富んだ種族です。
 ヴァルキリー:敏捷度や知力がやや低め、他はやや高めの傾向があります。
        騎獣については運用が難しいためここでは扱いません。
        性別が必ず女性となる点に注意してください。

○前衛向き種族
 ドワーフ:敏捷度と知力がかなり低めですが、器用度や精神力が高く、
      筋力や生命力も平均以上の種族です。
      火属性無効ということからも、防御重視に向いています。
 ルーンフォーク:器用度、筋力、生命力に優れ、敏捷度や知力も及第点の種族です。
         精神力が低いため、慣れない内は魔法使いにしない方がよいでしょう。
 シャドウ:器用度と敏捷度が安定して高い種族です。筋力や生命力も及第点。
      反面知力は低めで精神力は絶望的です。
      魔法への抵抗力自体は種族特徴のお陰で問題ありません。
 リルドラケン:例え裸でも防護点+1、尻尾も武器になる、短時間だが飛べるなど、
        前衛で戦うために存在すると言っても過言ではない種族。
        器用度はやや低く敏捷度も物足りないが、筋力と生命力が高く、
        特に生命力は全種族最高と言われています。
        なお、精神力は並だが知力はお察しの通りです。

○魔法向き種族
 エルフ:器用度、敏捷度、知力、精神力と平均以上の能力値が多い。
     その分残り2つ、特に筋力はソフトレザーが装備できないほど
     低い可能性もある。
 タビット:知力が非常に高く、攻撃魔法やデバフを成功させるのに向いている。
      器用度や敏捷度が低めな点からも、後衛に特化した種族です。
      サンプルキャラには銃使いもいますが、器用度が低いのでここでは
      銃使い以外を推奨します。
 ハイマン:知力と精神力が高く、種族特徴も魔物知識判定で輝きます。
      残りの能力値でまともなのは器用度程度で、特に生命力は
      とても低いので絶対に前に出ないようにしましょう。
      タビットと並び後衛に特化している種族です。

5

 

解説

システム

☆生まれと能力値を決めよう
 冒険者技能と種族が決まったら、次に具体的な能力値を決めます。
 種族の解説ページ(改訂版2があればp.27~29も)参照し、
 選んだ冒険者技能の何れかが初期所有技能に含まれる生まれを選択します。
 もしも選んだ冒険者技能と組み合わない時は、申し訳ありませんが
 別の組み合わせを再度選び直してください。
 逆に複数該当した場合はイメージに合う方を選べばOKです。
 入力し終えたら、前衛技能を取得した場合はシーン6へ、
 魔法技能を取得した場合はシーン7へ進みます。

○技体心
 記載の数字をそのままキャラクターシートに入力します。

○A~F
 選んだ種族が1改訂版のものならP.74、2改訂版のものならP.26、
 3改訂版のもの(ヴァルキリー)ならP.53を参照し、各項目に指定された数の
 ダイスの出目を(+6なども加えた上で)入力します。
 ダイスは 1d6 1d6+6 2d6 2d6+6 など入力・発言すれば振ることができます。

○成長・修正
 今は入力しません。

6

 

解説

システム

☆戦闘特技と装備を整えよう(前衛編)
 選んだ技能に応じて戦闘特技や武器・防具・アイテムを整えます。
 初期作成での所持金は1200Gです。
 これらは選択肢が多岐に渡りますので、取得技能やPCの路線に応じて
 下記内容から選択してください。余りは現金として残します。
 各項目を入力し終えたら、シーン8へ進みます。

○共通
 冒険者セット(100G)

○ファイター(火力重視)
 ・武器(筋力に見合うものを選択)
   11~12:エストック(370G)
   13~16:ロングソード(両手持ち前提、440G)
   17以上 :バスタードソード(両手持ち前提、560G)
 ・鎧(盾は無し)
   ハードレザー(340G)
 ・アイテム
   スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
   それ以外     :アウェイクンポーションx1(100G)
 ・戦闘特技(イメージに合うものを選択)
   回避を捨てる、生命力が高い:《全力攻撃》
   安定性重視、将来高ランク武器を持ちたい:《武器習熟/ソード》

○ファイター(防御力重視)
 ・武器
   14以下:防御力重視に不向きです
   15以上:ヘビーメイス(330G)
 ・鎧と盾(筋力に見合うものを選択)
   14以下:防御力重視に不向きです
   15以上:スプリントアーマー(520G)&ラウンドシールド(100G)
 ・アイテム
   スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
   それ以外     :アウェイクンポーションx1(100G)
 ・戦闘特技(イメージに合うものを選択)
   さらに防御力を上げたい:《防具習熟/金属鎧》
   防御の薄い前衛をかばいたい:《かばう》

○グラップラー
 ・武器(イメージに合うものを選択)
   命中率重視:ハードノッカー(440G)
   クリティカル率重視:パワーリスト(600G)
   *パワーリストは2改訂版に収録。
 ・鎧(盾は装備不可)
   クロースアーマー(15G)
 ・アイテム
   救命草x5(150G)
   アウェイクンポーションx1(100G)
   *スカウト技能を取得した場合、スカウト用ツール(100G)を追加。
 ・戦闘特技
   《武器習熟/格闘》
   *その他、《追加攻撃》《投げ攻撃》を自動的に取得。

7

 

解説

システム

☆戦闘特技と装備を整えよう(魔法編)
 選んだ技能に応じて戦闘特技や武器・防具・アイテムを整えます。
 初期作成での所持金は1200Gです。
 これらは選択肢が多岐に渡りますので、取得技能やPCの路線に応じて
 下記内容から選択してください。余りは現金として残します。
 各項目を入力し終えたら、シーン8へ進みます。

○銃使い以外共通
*冒険者セット(100G)に加え、状況により下記から1つ選択。(上から優先)
 知力が11・17・23:知性の指輪(500G)
 スカウト技能取得&敏捷度が11・17・23:俊足の指輪(500G)
 レンジャー技能を取得:救命草x3(90G)、魔香草x4(400G)
 MPに余裕がほしい:5点魔晶石(500G)
*指輪を装備した場合、該当する能力値の「修正」欄に1を入力します。

○ソーサラーorコンジャラー
 ・武器
   発動体としたナイフ(130G)
 ・鎧と盾(筋力に見合ったものを選択)
   6以下:クロースアーマー(15G)&バックラー(60G)
     7:ソフトレザー(150G)&バックラー(60G)
   8以上:ソフトレザー(150G)&ラウンドシールド(100G)
 ・アイテム(状況により選択、複数該当で所持金不足の場合は上から優先)
     スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
    レンジャー技能を取得:魔香草x1(100G)
 ・戦闘特技
    ソーサラー:《魔法誘導》
   コンジャラー:《魔法拡大/数》

○フェアリーテイマー
 ・武器
   無し
 ・鎧と盾(筋力に見合ったものを選択)
    6以下:クロースアーマー(15G)&バックラー(60G)
      7:ソフトレザー(150G)
   8~12:ソフトレザー(150G)&ラウンドシールド(100G)
   13以上:ハードレザー(340G)
 ・アイテム(状況により選択、複数該当で所持金不足の場合は上から優先)
      妖精魔法に必須:宝石x4(200G)
    スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
   レンジャー技能を取得:魔香草x1~2(100G~200G)
       筋力13以上:未購入であればラウンドシールド(100G)
 ・戦闘特技
   《魔法誘導》

○プリースト
 ・武器
   無し
 ・鎧と盾(筋力に見合ったものを選択)
    6以下:クロースアーマー(15G)&バックラー(60G)
      7:ソフトレザー(150G)
   8~12:ソフトレザー(150G)&ラウンドシールド(100G)
   13以上:ハードレザー(340G)
 ・アイテム(状況により選択、複数該当で所持金不足の場合は上から優先)
      神聖魔法に必須:聖印(100G)
    スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
   レンジャー技能を取得:魔香草x1~2(100G~200G)
 ・戦闘特技
   《魔法拡大/数》

○マギテック&シューター(銃使い)
  武器
   サーペンタインガン(360G)
 ・鎧(筋力に見合ったものを選択、盾は無し)
   6以下:クロースアーマー(15G)
   7以上:ソフトレザー(150G)
 ・アイテム(状況により選択、複数該当で所持金不足の場合は上から優先)
         基本装備:冒険者セット(100G)
      魔動機術に必須:マギスフィア・小(200G)
     ガンの使用に必須:ガンベルトx2(40G)
              弾丸12発セットx2(100G)
    スカウト技能を取得:スカウト用ツール(100G)
   レンジャー技能を取得:魔香草x1~2(100G~200G)
 ・戦闘特技
  《精密射撃》

8

 

解説

システム

☆入力できる箇所を埋めていこう(1)
 データは揃いましたので、キャラクターシートの空き項目を埋めていきます。
 数が多いので複数ページとなりますが、キャラクターシートの完成は
 セッション参加に欠かせない作業です。
 このシーンの項目を入力し終えたら、次のシーンへ進みます。

○キャラクター名、種族、性別、生まれ、年齢
 各設定を決めて入力します。「生まれ」は出身地ではなく、
 「傭兵」などシーン5で決めた内容のことを指します。

○HP、MP
 HPには「生命力+冒険者Lvの3倍(このサポートでは6)」の数値を、
 MPには「精神力+魔法技能(*)Lvの合計を3倍」の数値を入力します。
 *魔法技能とは、ソーサラー、コンジャラー、フェアリーテイマー、
  プリースト、マギテックの5種類が該当します。
  このサポートでは、マギテックをLv1にした際は「精神力+3」点、
  それ以外の魔法技能を取得した場合は「精神力+6点」になります。

○生命抵抗力/精神抵抗力
 それぞれ「修正」には0を入力します。

○経験点
 0を入力します。銃使い以外でサブ技能を1つのみ取得であれば500を入力します。

○冒険者レベル
 2を入力します。

○種族特徴
 各種族解説ページのものを入力します。

○技能
 取得した冒険者技能をプルダウンから選択肢、横にその技能のLvを入力します。
 2つめ以降の技能は「技能を追加する」ボタンを押して枠を増やします。

○戦闘特技
 取得した戦闘特技を入力します。

○錬技/呪歌/馬術
 エンハンサー技能を取得した場合、選択した練技を入力します。

○言語
 「交易共通語(会話/読文の両方)」に加え、改訂版1のP.82~83を参照して
 種族や冒険者技能毎に覚える言語を入力します。
 また、地方語についてはセッションの舞台に合わせたものが無難でしょう。
 (この後の簡易セッションはザルツ地方のルキスラ帝国が舞台です)
 セージ技能による言語取得はリストから好きな物を選べますが、
 「汎用蛮族語の会話」が使用頻度も多くお勧めです。

○所持名誉点・合計名誉点・穢れ値
 全て0を入力します。

○魔物知識
 下にある「基礎」には「セージ技能Lv+知力ボーナス」の数値を、
 「修正」には0を入力します。
 セージ技能を未取得の場合、知力ボーナスの値を問わず0を入力します。

○先制力
 下にある「基礎」には「スカウト技能Lv+敏捷度ボーナス」の数値を、
 「修正」には0を入力します。
 スカウト技能を未取得の場合、敏捷度ボーナスを問わず0を入力します。

○制限移動
 初期値の3のままにします。

○移動力
 「基礎」には敏捷度を、「修正」には0を入力します。
 指輪で敏捷度が増えている場合、+1した後の数値を入力します。

○全力移動
 「基礎」には移動力の3倍を、「修正」には0を入力します。

9

 

解説

システム

☆入力できる箇所を埋めていこう(2)
 前シーンの続きです。このシーンの項目を入力し終えたら、次のシーンへ進みます。

○基本命中力、追加ダメージ
 それぞれプルダウンから自分が取得している技能を選択し、隣にLvを入力します。

○武器
 シーン6orシーン7で選択した武器の情報を入力します。
 《武器習熟》を持つ場合、追加ダメージが増える旨も入力しておくのがお勧めです。
 *入力例(剣Bとは「Bランクのソード」、「2H」は両手持ちの意味です)
  【剣B】バスタードソード(2H):必筋17、命中0、威力27、CT10

○基本回避力
 それぞれプルダウンから自分が取得している技能を選択し、隣にLvを入力します。
 プルダウン内の技能はどれも未習得(左側を未入力)の場合でも
敏捷度ボーナス分の値となりますが、この状態での基本回避力は0が正しいです。
 (登録ページの使用上、計算結果が0にはなりません)

○防具
 シーン6orシーン7で選択した鎧や盾の情報を入力します。
 《防具習熟》を持つ場合、防護点が増える旨も入力しておくのがお勧めです。
 *入力例(非Bとは「Bランクの非金属鎧」という意味です)
  【非B】ハードレザー:必筋13、回避0、防御4、340G

○回避力
 「基本」には基本回避力を、「修正」には装備による修正値を入力します。
 「その他の修正」は戦闘特技による修正を入力しますが、
 今は該当する特技を取得していないため0と入力します。

○防護点
 「基本」には0(リルドラケンを選択していれば1)を、
 「防具」には防具の防護点を入力します。
 「その他の修正」には戦闘特技による修正を入力しますので、
 《防具習熟》を取得している場合は1を、そうでなければ0を入力します。

10

 

解説

システム

☆入力できる箇所を埋めていこう(3)
 前シーンの続きです。このシーンの項目を入力し終えたら、次のシーンへ進みます。

○装飾品
 このサポートで購入したものとしては、能力値増強の指輪(右手/左手)、聖印(任意)
 宝石(任意)、マギスフィア・小(任意)、ガンベルト(背中/腰)が装飾品に該当します。
 適切な装備部位に入力してください。

○魔法
 プルダウンから自分が取得している技能を選択し、隣にLvを、
 「装備」と「その他の修正」には0を入力します。

○現金、預金/借金
 現金には残りの所持金を、預金/借金には0を入力します。

○所持品
 冒険者セットを始め、救命草や魔香草、スカウト用ツールなど、
 装飾品ではない(&装飾品でも装備していない)アイテムを入力します。

○設定など
 背景表の内容や、それを元にしたPCの設定を入力する枠です。
 1人でこの後の簡易セッションをプレイする際は省略して構いませんが、
 そうでないなら口調や冒険者になった理由程度は決めておいたほうが良いでしょう。

11

 

解説

システム

○キャラクターシート完成!
 お疲れ様でした。これでキャラクターシートの完成です。
 まだマクロや立ち絵画像といった未入力箇所もありますが、
 セッションに参加するために必要な項目は埋まりました。

 次のシーンからはSW2.0のセッションを体験できる簡易シナリオを掲載しています。
 よろしければそちらもお試しください。

12

 

解説

システム

☆簡易セッション「自己紹介」
 あなた、もしくはあなた達はそれぞれの理由で冒険者として大成することを志し、
 ザルツ地方一の規模を誇るルキスラ帝国の首都ルキスラへとやってきました。
 そこで見つけた『七色の夢』という冒険者の店でパーティーを組むことになった
 あなた達に対して、店の親父が早速仕事を持ってきた、という内容です。

○自己紹介
 成り立ての冒険者同士でパーティーを組んでみようという話に辺り、
 お互いが自己紹介をすることになりました。
 まずはお互いにキャラクターとして発言し、自己紹介をしてみましょう。
 「種族」「性別」「年齢」「冒険者技能」「冒険者になった理由」などを
 話すことが多いです。
 1人の場合も他にPCがいた時の練習がてら発言してみてください。
 各PCの自己紹介が済んだら次のシーンへ進みます。

13

 

解説

システム

☆簡易セッション「依頼を受けよう」
 自己紹介も済み無事パーティーを組んだあなた達の元に、早速店の親父が
 依頼を持ってきました。

○依頼内容
 ルキスラ近郊にある「ノギ」という村が野生動物に畑を荒らされて困っており、
 冒険者に害獣退治をお願いしたいとのことです。
 親父(クリス)や依頼人の設定は、このシーンの最後に記載されています。
  クリス「ルキスラのような大国でもこういうことはままあってな」
  クリス「依頼料は1人500Gと道中の保存食、現地では村長宅に宿泊可能だ」
 あなた達が依頼を引き受けると、案内役である20歳ほどの男性を紹介されます。
  村人「私ノギの村で取れた野菜をルキスラに卸しているザッカと申します」
 村まではスキスラから北に徒歩2日の距離です。
 村へ向かうことになったら次のシーンへ進みます。

○店の親父「クリストファー・ガイザー」
 人間、男性、35歳
 『七色の夢』亭の店主。夢を追いかける若者達を応援したいと店を経営している。
 愛称はクリスだが、それに似合わぬゴツイ風貌の持ち主。

○ノギの村人「ザッカ」
 人間、男性、21歳
 ザッカ在住。農作物をルキスラへ卸すことを生業とする村の商人。
 首都ルキスラに慣れているため、村長に頼まれ冒険者を雇いに来た。

14

 

解説

システム

☆簡易セッション「初戦闘」
 道中何事もなくノギの村に辿り着いたあなた達は、村長の家へと通されます。
 そこでお茶など出されながら畑の位置や襲ってくる獣が何かなど情報収集をしていると、
 表から『狼が出たぞー』という声が響き渡ります。

○狼の襲撃
  村長「おお皆様……、どうかよろしくお願いしますじゃ」
 あなた達が畑に向かうと、何匹かの狼が畑の作物を掘り返したりと荒らしています。
 PC人数÷2(端数切り上げ)体の「ウルフ(1のP.381)」と戦闘を行います。
 戦闘は「標準戦闘」をイメージしていますが、細かいルールは省いて解説しています。
 特にGMレスの場合には無理に「正しくしよう」とせずにどんどん攻撃と
 回避を繰り返してみてください。(互いの距離や射程もきにしなくてOKです)
 まずは布陣(戦術)よりも判定方法自体に慣れることから始めましょう。
 なお、ウルフは他の畑にもいたりとここで戦うより多くいますが、
 あなた達が戦うのはひとまずこの数としてください。

・戦闘の手順1
 まずは「魔物知識判定」を行います。
 「セージ技能+知力ボーナス+2d6の出目」が5以上ならウルフのデータを知っています。
 これが10以上なら「物理ダメージ+2点」という弱点も有効になります。
 平目(セージ技能がない)でも判定できますが、この場合は結果が10以上でも
 弱点は有効となりません。

・戦闘の手順2
 次に「先制判定」を行います。
 「スカウト技能+敏捷度ボーナス+2d6の出目」が11以上ならあなた達が先攻です。

・戦闘の手順3
 前衛技能を持つPCは攻撃を、魔法技能を持つPCは攻撃魔法や支援魔法を
 使って戦闘を進めてみましょう。

・戦闘の手順4
 敵の手番になったら、ウルフ達は前衛技能を持つPCに対し、
 攻撃回数が均等になるように攻撃してください。
 動物は対象をランダムとすることが多いですが、ここでは攻撃が1人に
 集中してしまわないようにしています。

・戦闘の手順5
 敵を全滅させると戦闘終了です。
 他の畑に残っているウルフ達は、あなた達の勝利と共に掘り出した農作物を咥えて
 一斉に後退していきます。
 戦闘が終了したとして次のシーンへ進みます。

15

 

解説

システム

☆簡易セッション「調査してみよう」
 狼達が退却するのを見た後、全員が「冒険者Lv+知力ボーナス」で判定してください。
 この判定は目標値10です。もし誰も成功しない場合、《運命変転》を使ってでも
 成功するよう促してください。
 ハイマンがいれば《デジャヴ》も使えますが、こちらはダイスを振る前に宣言が必要です。

○誰か成功した
 一斉に後退したことと、狼が農作物を持ち去ったことから、
 何者かに飼い慣らされているのではと気づけます。
 狼達の向かった先を調べた方がよいと促してください。
 また、戦利品判定は先に追いかけたいので戻ってきてから判定とします。
 (狼の死体は村で保管しておいてくれます)
 後を追いかけるとなったら次のシーンへ進みます。
 (先に魔法でHPを回復するのもよいでしょう)

○誰も成功しなかった
 村長や村人達から、後を追いかけて退治してきてほしいと頼まれます。
 また、戦利品判定は先に追いかけたいので戻ってきてから判定とします。
 (狼の死体は村で保管しておいてくれます)
 後を追いかけるとなったら次のシーンへ進みます。
 (先に魔法でHPを回復するのもよいでしょう)

16

 

解説

システム

☆簡易セッション「調査してみよう」(2)
 狼達は村の近くにある森の中へと逃げ込んだようです。
 「探索判定(スカウト技能orレンジャー技能+知力ボーナス)」で判定し、
 成功すると後を追うことが出来ます。

○達成値8~9
 狼の足跡を追うことができます。次のシーンへ進みます。

○達成値10以上
 狼以外の気になる足跡がみつかります。
 「魔物知識判定」で目標値7に成功すると、ボガード(1のP.375)のものと分かります。
 どうやら狼を飼いならして村を襲わせていたようです。次のシーンへ進みます。

○全員失敗
 狼の足跡を追っている内に辺りが暗くなってきました。
 「暗視」の無いPCが1人でもいる場合、明かりを点けるよう促してください。
 次のシーンへ進みます。

17

 

解説

システム

☆簡易セッション「調査してみよう」(3)
 狼の足跡を追いかけていくと、木々の先に洞窟が見えてきます。
 また、洞窟の前では1匹のウルフが番犬のように見張りをしています。
 そしてこれからどうするかを相談……というのが通常の流れですが、
 ここは狼を退治するために戦いを挑んだとして進めます。
 ただ、戦闘前に薬草類を使用できるのはここだけなので、予定があるなら
 先に使っておきましょう。(少し離れて使ってから戻っきたことにします)
 慣れた方がGMをしているなら、相談を誘導してもよいでしょう。
 (不意打ち判定なども説明できます)

 基本的に見張りのウルフは判定無しで自動勝利します。
 (戦闘シーンにしても構いませんが、恐らく1ラウンドキルでしょう)
 戦闘に勝利した後、洞窟の中から何者かの声がしたかと思うと、
 1体の魔物(ボガード)が現れます。魔物知識判定がまだなら判定してください。
 もし汎用蛮族語(会話)の可能なPCがいれば、ボガードのセリフが理解できます。
  ボガード「お、俺様のウルフちゃんが……! 貴様らゆるさーん!」
 戦闘に入るとして次のシーンに進みます。

18

 

解説

システム

☆簡易セッション「ボスと戦おう(PC1人版)」
 ボスであるボガードとの戦いです。
 失敗した場合、HPとMPを全快させて再挑戦してみましょう。
 どうしても勝てなければ、実は同行していたあなたの仲間の活躍で勝利したとします。
 決着が着いたら戦利品判定をした後にシーン20へ進みます。

○PCが前衛技能持ち
 判定不要であなたが先手です。
 ボガードのデータと戦い、10点以上のダメージを与えるか、
 3R目の攻撃を受けても生きていれば勝利します。

○PCがソーサラー、コンジャラー、フェアリーテイマー
 判定不要であなたが先手です。
 ボガードのデータと戦い、何かの魔法が1回でも抵抗されずにかかれば勝利します。

○PCがプリースト
 判定不要であなたが先手です。
 ボガードのデータと戦い、2R目の攻撃を受けても生きていれば勝利します。
 1R目はフィールドプロテクションorバニッシュ、2R目はキュア・ウーンズを
 唱えることになるかと思います。

○PCが銃使い
 判定不要であなたが先手です。
 ボガードのデータと戦い、1回でも攻撃が命中すれば勝利とします。
 (ただし、ダメージ決定で1ゾロの場合は勝利条件を満たしません)

19

 

解説

システム

☆簡易セッション「ボスと戦おう(PC2~4人版)」
 ボスであるボガードとの戦いです。PC人数に応じて下記内容で進めます。
 勝利したら戦利品判定をした後に次のシーンに進みます。
 もし敗北してしまった場合、HPとMPを全快させ、戦術を見直した上で
 もう一度戦ってみましょう。

○PC2人(少なくとも片方は前衛技能持ち)
 ボガード1体との戦闘です。通常通り先制判定を行い戦闘を進めます。
 敵は前衛技能持ちが倒れない限り、魔法技能持ちを攻撃出来ません。

○PC2人(2人共魔法技能持ち)
 ボガード1体との戦闘です。判定不要であなた達が先手です。
 攻撃魔法、デバフ魔法、銃撃の何れかが2回成功すると勝利します。
 (成功:魔法に抵抗されない。銃撃ならダメージが入る)

○PCが3人
 ボガード1体、ウルフ1体との戦闘です。通常通り先制判定を行い戦闘を進めます。
 敵は前衛技能持ちが全て倒れない限り、魔法技能持ちを攻撃出来ません。
 ボガードのHPを0にすれば勝利します。(ウルフが残っていれば逃走します)

○PCが4人
 剣の欠片が3つ入ったボガード1体(HP36/MP13)、ウルフ1体との戦闘です。
 通常通り先制判定を行い戦闘を進めます。
 敵は前衛技能持ちが全て倒れない限り、魔法技能持ちを攻撃出来ません。
 ボガードのHPを0にすれば勝利します。(ウルフが残っていれば逃走します)

20

 

解説

システム

☆簡易セッション「エンディングを迎えよう」
 ボガードを倒すと、残っていた狼達が洞窟から散り散りに逃げていきます。
 飼い主(操り手)がいなくなったので、以降は村の畑が荒らされることはないでしょう。
 ノギの村に戻ると、村長やザッカを始めとする村人達から感謝の言葉をかけられ、
 今夜はゆっくりしていってほしいと歓待されます。
 翌朝、村人達に見送られノギの村を後にしたところでシナリオ終了です。

○リザルト
 エンディングの処理として、村に到着した時に戦った狼の戦利品判定、
 報酬の500G、能力値成長1回、PCが4人なら剣の欠片3個分の名誉点を手に入れます。
 経験点はPC人数によって異なりますので、後述を参照してください。
 (名誉点は、ボガードの戦利品判定をしたPC以外の3人が振ると良いでしょう)

○1人辺りの経験点
 PC1~2人:1040点+1ゾロ分(1回につき+50点)
 PC3~4人:1060点+1ゾロ分(1回につき+50点)
*洞窟を見張る狼を、自動勝利ではなく実際に戦闘して倒した場合や、
 不意打ち判定に成功した結果自動勝利とした場合、上記の数値に
 +10点した経験点を獲得します。

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