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😭 COC感想「心臓がちょっとはやく動くだけ_後編」2024/11/30 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)心はやの続きです。 「喜怒哀楽」の部屋を回り終わったところですね。 部屋の外に出ると、「心」の部屋の様子が変わりました。 5つの扉だけの無機質の部屋が、 1つの扉と大量の本棚に囲まれた部屋に。 ここは「愛」の部屋。 なんでも、愛を入れることも出来るとか。 一言はありません。が、 愛は蛇足...らしいですよ? KPCからも聞かれます。本当に蛇足なのかと。 難しいですよね。 こちらも人によって考えが変わりますからね。 私は必要派。 恋愛、友愛、家族愛。 色んな愛の形がありますが、やっぱり愛し愛されるのも、 大切な経験の一つです。 全く体験したことない人なんてほとんどいないはずです。 少なくとも、家族愛だけは唯一の無償の愛情ですから。 まあ?どっかの先生曰く、 愛ほど歪んだ呪いはないらしいですが その人次第ってことで。 うまく付き合えばやはり人として成長できる感情の一つ。 いれてあげたいのはそうなんですが... なにやら心の本にですね... 5情と7情について書かれています。 恐らく愛を入れるか入れないかでのルート分岐です。 まあ、入れるか。 ここまで教えてきているので、 今さら教えないってことはないでしょう。 PLもPCも肯定派ですからね。 ということで愛について教えます。 本当は私達の関係。友愛を主軸に教える予定でしたが、 家族愛が無償の愛情だと教えた際に、 なら私を助けたのは無償?家族愛ってこと? と聞かれてしまいまして。 1本取られました。 否定するのも違う気がして、そうだね、と。 まだ、出会って短い時間だけどこれは家族愛だね、と 「愛」の感情は理解出来たのか、体が輝く。 そして、なにやら言い淀んでいる様子。 何か感じるけど、言葉に出来ないらしい。 それはね...「発狂」って言うんだよ。 1D10振ろうね。 違うらしい。 言葉に出来ない狂気ちゃうんか。 じゃあもうわかんないので<アイデア>ロール 「ありがとう」と、感謝の言葉を言いたいらしい。 全然違った。すまんね。 まあ、今のKPCは、 「喜怒哀楽」に加えて「愛」も覚えましたから。 その言葉は自分で考えましょうねと宿題を出しました。 ここまで来たなら教えるフェーズは終了。 次は自分で考えるフェーズです。 そして、幸せな時間はここまで。 これはクトゥルフ神話TRPGです。 いよいよ最後の扉です。 空けてみると真っ暗な部屋もとい通路。 私はなにも見えないのですがKPCは見えているそうで 手を握って引っ張っていってもらいます。 しばらく歩くとなにやら怨念のような言葉が耳につく。 さらに歩くと部屋が明るくなる。 ここは「鍵」の部屋。 どうやら、おやすみをするようです。 近くには何かを焼く火葬炉があります。 KPCがこれはなに?と聞いてきます。 なんだろうね?、私も知らないやと答えます。 がKPCが検索を始め、自分で答えにたどり着く。 私が今までの情報を見返していると、 KPCが口を開く。 大丈夫と。上手く作って貰えたから、問題ないと。 ここでもう察します。 こういう言い回しってことは、 最初からこうなることを知っていたのだと。 情報にも、特に役に立ちそうなものはない。 強いて言うなら、 無情にもハート型の錠前、出口の情報のみ。 上手く作れた。作ってしまった。 変に感情なんて入れなければ苦しむことも、 悲しむこともなく決断できたのに、 余計なことをしてしまったと後悔するも 理解したときには既に遅い。 謝るしか出来なかったです。 ごめんねと。本当に、ごめんなさいと。 KPCも泣きながら、笑いながら、 やはり、大丈夫と、怖くないよと、 【心臓がちょっとはやく動くだけ】 だから、と。 それでも、何か方法は無いのか、 気持ちを教えたはずの私がみっともなく、引き留めます。 まだ、宿題の答えも聞けていないと言います。 機械だから頑固なんだ、と茶化して言う彼女。 もう止める方法はないです。 私が本気で彼女に思いを伝えたからこそ、 彼女の思いも、覚悟も伝わりました。 最初からこうなる運命だと。 謝るのはやめました。 その変わりに、楽しかったと、大切な家族だと、 そして、大好きだよ...と。 声は掠れて、絶え絶えな上、鼻声です。 うまく伝えられたのかはわかりませんが、 必死に全部の気持ちが伝わるように声に出しました。 KPCに想いを伝えると同時に、 自分自身の気持ちの整理もしていたのでしょう。 なかなか「おやすみ」を言えない私に、 KPCが眠くなってきちゃった、そろそろ..と言います。 あの時に出した宿題の答えと共に、 安らかに眠れるように、言葉を紡ぎます。 「ありがとう、おやすみ、KPC」 その言葉を聞いて、一つだけお願いをされます。 私の心だけでも、外に連れていってくれと。 もちろん。必ず連れていくと約束。 満足そうに、彼女は「おやすみ」と言い、炉の中へ。 安らかな眠りなんて訪れるはずもなく、 炎に包まれていく。 笑顔が苦痛に変わっていく様を ガラス越しに見守ることしか出来ない。 苦しい、痛い、熱いと悲痛な声が上がる。 とうとう助けさえも求める。 それでも、そんな状況でも、私と目が合うと、 えへへと、笑い、私の聞きたかった言葉を、 「ありがとう」を聞かせてくれる。 それを最後に炎に包まれていく。 もちろん、SANチェック。 もちろん、失敗。 1D6+1 : 4 発狂してもおかしくない、むしろするべき状況。 でも、彼女との約束のお陰か、 彼女が最後に笑い、言葉を聞かせてくれたからか、 ギリギリで踏みとどまる。 やはり行かせるべきではなかったと後悔するも 残ったのは彼女の心、鍵のみ。 茫然自失の中、<幸運>ロール。 クリティカル。 何かを握った手が残されていました。 その中には私が渡したキャンディーが。 私は何とはなしに渡した物でも、 彼女にとっては大事なものだと気づかされ、 恐らく、熱で形も何もぐちゃぐちゃなソレを手に取り 残った彼女の手を抱き締めます。 一緒に食べたかったなぁ。 こんなにも大事にしてくれてたんだなぁ。と もちろんダメージは受けます。火傷もするでしょう。 そんなのはどうだっていいんです。 むしろ痛みを感じれる方が救いになるんでしょう。 しばらくそうしていると、冊子が輝きだす。 彼女の最後のメッセージが、 私を信じて、なにがあっても前へ進めと。 私があなたを必ず守るからと書いています。 彼女の最後のお願いも聞いています。 彼女に感情を、成長を私が教えました。 ここで立ち上がらなきゃ、探索者じゃありません。 心を握りしめて、真っ直ぐ、進み続けます。 目の前が壁だろうが、人形から彼女の声が聞こえようが ただ、前に進みます。 途中、人形に捕まれますが、 彼女の心が私を助けてくれました。 信じて、走り抜けて、出口の扉の前。 冊子が再び輝きだす。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私達はここでひとりぼっち。 ずっとずっとひとりぼっち。 だから、あなたと一緒に生きてみたかった。 私達は人間が憎くないといえば嘘になる。 私達は人間が怖くないといえば嘘になる。 それでも私にとっての幸せは、 あなたが幸せでいられること! 失敗作だっていいよ。 ずっとずっと、あなたが大好き ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私も、大好きだよ。と呟きました。 心からそう思います。 ここまで人の幸せを願える子が、 失敗作なわけないだろうよ。 もう少し、わがままでもいいくらい。 最後の最後まで彼女に助けられ、 扉の鍵を開けます。 ここでKPから一言。 当たり前のことでも口にだしてくださいと。 なんのこっちゃと思いましたが、 恐らく、そういうことなんでしょう。 彼女の心を握りしめて、扉をくぐります。 見知らぬ空間。独り言が聞こえる。 興味深い実験結果だと。 彼女の心、鍵はゴミだと。 ...それは、ごみではありません。 いらないなら、いただいていきます。と返答。 必要でももらってくけどね。約束があるのでね。 ただ、その声は届くことなく意識が遠のく。 目が覚めると、いつものベットの上。 なにやら小麦が焼ける良い匂いがする。 そちらへ向かうと彼女が朝御飯を作ってます。 そこに流れ込む、今まで彼女と過ごした記憶と あの場所で彼女と過ごした記憶がごちゃごちゃに 戸惑いながらも生きていることを確認。 生きているよと抱き締められました。 ポツリと先程の出来事を語ります。 すると彼女は思い出したかのように話します。 なんでも、昔合ったときにロボットになって 私を助ける夢を見たとか。だから、運命を感じたと。 知らぬ間にまた私は助けられていたようです。 キャラ設定的にも虐められてるところを 助けられたのが始まりですから。 しばらく、なだめられていると コゲ臭い匂いが...焦げてる~!! と慌てて取り出すも時既に遅く、 発癌性物質、ダークマターの完成です。 そんな平和な日常に戻った私たち。 最後に「大好き」を伝え合い、この物語は終了です。 と言うわけで!END1!両生還です!! よかったね。 心を持ち帰れたからこそ、また出会えましたね。 ちなみに最後の奴が元凶の神話生物です。 神の気まぐれで連れてこられ、KPCを失い、 神の気まぐれで再びKPCとの日常に帰れた。 COCは神様の手のひらで踊らされる物です。 裏設定までも本当にクトゥルフしてるね。 この日記を書き上げるのに6時間程費やしました。 セッション時間の2倍です。イカれてるね。 普通に遊んだ人の倍以上楽しめてると思えばヨシッ! 思い出すだけで苦しくなりますからね。 ただ、このシナリオの良いところは、 終わり方がキレイですので、日記を見返せるところ。 これで救いがなかったらこの日記も封印でした。 危なかったね。 どっかの日記でも書きましたが、 今回は卓の雰囲気も、メンバーも、RPも、 キャラ設定さえも全てが噛み合ったと感じています。 人の感情を言葉にして教えることで、 改めて自分自身と向き合えました。 PCに入り込み、本気でKPCと接して、葛藤し、 みっともなく泣きながらも向き合ったことで、 最後のSANチェックや<幸運>クリティカル、 DEX対抗での逃走。 ダイスの女神も答えてくれたのでしょう。 これ以上ない物語を演出してくれました。 まあ長々と書いていますが、要するに、 殿堂入りシナリオってことです。 今年はもう出会えないと思ってましたが まさかの短時間シナリオで出会ってしまいましたね。 やはり時間なんて関係ないです。 誰とどんな物語を紡ぐかが大事です。 それでも、短時間でここまで引き込めるのは シナリオもKP様も流石ですけどね。 ということで、改めまして、 素晴らしいシナリオを書いてくださった作者様。 素晴らしいRP、キーパリングをしてくださったKP様。 本当にありがとうございました!! あなたに回していただけて、本当に良かった! 毎秒一緒に遊んでください!! 心早は...いいぞ!!!
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