冒険者のお仕事2「魔動科学的視野から見る恋愛に対する考察」(後)

ノーススター
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登録日:2022/05/07 21:08最終更新日:2022/05/07 21:08

[メイン] サーシャ : あなた達の後ろにいるのを見つけた
追跡を不審に思って裏に回ったのかもしれない

[メイン] レイナード : いつの間に・・・

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「サーシャ、どうしたんだ?恋愛勉強はいいのか?」

[メイン] サーシャ : 「なにをなさっているのですか?」

[メイン] アガート : 「ちょっとマスターに頼まれてね」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「依頼みたいなものを引き受けただけだぞ」

[メイン] サーシャ : 「私の知る恋愛と、アイリン様の恋愛は随分違うようです。アイリン様はどちらも恋愛の一側面だと言っていましたが理解できません。正解は常に一つであるべきではないでしょうか?」

[メイン] クララ : 「この際、依頼は関係ないです。心配だったので来ちゃいました」

[メイン] レイナード : 「正直言えば、そうだな  サーシャさんが心配だった」

[メイン] レイナード : 「だが、アイリンさんが今やってる事は、恋愛とはちょっと違うな」

[メイン] クララ : 「正解はひとつじゃないですよ。ここにいるアガートさんも、レイナードさんも、ガイアさんもわたしも、恋愛に抱いてるイメージは違うと思いますし」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「違うのか?どう違うんだ?」

[メイン] アガート : 「正解は人によって違うんだよ。僕がサーシャちゃんじゃないようにね。」

[メイン] アガート : 「だから同じ正解を持つ人を探すんだ…まあ、やり方も人によって違うし、不快に思う人もいるだろうけど」

[メイン] レイナード : オルテさん < 「今アイリンさんがやってるのは、この街に来たばかりの人の案内 ツアーガイドでしょ?」

[メイン] レイナード : 「街の最高権力者の一人なら、そういう事も仕事のうちでは?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「ふーん、そういうものか。アイリンが楽しそうだったし、てっきりあーゆーのが恋人のやり取りかと思ってたけど違うんだな」
>レイナード

[メイン] クララ : 「アイリンさんはフェアじゃないと思う。それが恋愛じゃないとは言わないけど、自分の都合しか考えてない」

[メイン] アルバ・フォーレン : 「こういう物がいいんでしょうか…?」色々と物色している

[メイン] レイナード : 「まあ便乗して何か買わせたり、買ってもらったり というのはあるかも知れないが」

[メイン] アイリン : 「ノン、大きいからかさばるしそれに高いからいいって物じゃないわ。もらって嬉しいのは良い物か、高い物かではなくアナタ自身のセンスで選んだ物よ」

[メイン] アガート : 「ツアーガイドをデートっていうのはちょっと…無理があるかな?」

[メイン] サーシャ : 「贈り物……」

[メイン] レイナード : 「まあ、ツアーガイドは大げさな表現かもだけど要は道案内でしょ」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「なんていうか、プレゼントのアドバイスをもらってる感じなのかな、あれは。うーんやはり愛は難しい」

[メイン] サーシャ : 「記録:贈答品は自身の意思で選んだ物を最良とする、理由不明。自己意思なる不確定的な物が最高決定となりうる要素が不足」

[メイン] レイナード : 「さっきの発言からすると、冒険者にもっとファッションセンスを持て って言ってる様な・・・」

[メイン] サーシャ : 「大多数にとって良い物であれば、それが最も贈呈品には相応しいのでは無いのでしょうか?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「趣味嗜好は人それぞれだから、最適解は人の数だけあるから難しいんだと思うぞ」

[メイン] レイナード : 「ああ、それはハンバーガーが世界で一番売れてるなら、それが一番の食べ物だ と言う考え方だな」

[メイン] アガート : 「どんなものか、より、「自分のために行動して選んでくれた」っていう事実が嬉しいんだと思うよ」

[メイン] クララ : 「みんなの言う通りだよ。それに誰がどんな気持ちで贈ってくれたかも大事」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「なるほど、確かにそれは嬉しいな」
>アガート

[メイン] レイナード : 「贈り物であれば、贈る側が相手の気持ちを一番に考えると同時に、贈られる側の気持ちも考えるもの ちょっと難しいかな」

[メイン] サーシャ : 「その人の為に選ぶ……」

[メイン] アガート : 「笑顔になってくれるかな~って思いながら選ぶんだ。案外迷ってる間も楽しいもんだよ」

[メイン] サーシャ : 「……オーナーは、なにを贈れば喜ぶでしょうか?」

[メイン] クララ : 「うんうん。一人で悩んだり友達と選んだり、考えてる時間も楽しいですよね~」

[メイン] サーシャ : 「オーナーは私に名前も居場所も与えてくださったのに、私はオーナーになにかを出来ていると思えません」

[メイン] アガート : (あ~・・・なるほど?恋愛の情報収集ってつまり…そういう感じ?)

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「オーナーの好きそうなものを調べて贈ってみたらいいんじゃないか?」

[メイン] レイナード : 「オーナーさんの好きな物 それは・・・」

[メイン] クララ : 「うーん、なにが喜ぶかな? サーシャさんに心当たりがないなら、オーナーのこと知ってる人に聞いてみるとか」

[メイン] レイナード : 「サーシャさん自身じゃないのかな?」

[メイン] サーシャ : 「……?」

[メイン] レイナード : 「サーシャさんをここまで大事に扱ってくれたんだ 嫌いなわけがない」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「君の保護者は女性だったな?なら装身具がいいんじゃないか?」
「自分の贈り物を相手が着けてくれると、相手が自分のものになって気がして、胸が凄く熱くなるぞ」

[メイン] クララ : 「相手がそばにいてくれるだけで幸せなら、それはとっても素敵な関係だよね」

[メイン] レイナード : 「オーナーさんはサーシャさんと一緒に居る事自体が、一番の幸せなんだと思うよ」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「あれ、なんでそんな考えになったんだ? 装身具を誰かに贈ったことあったっけ?」

[メイン] サーシャ : 「そう、でしょうか?」

[メイン] アガート : 「2人一緒の時間を過ごせる、ティーセットとかもいいんじゃない?お揃いのもいいよね」

[メイン] クララ : 「でも、相手を想ってなにかプレゼントしたいって気持ちは大事だと思う!」

[メイン] クララ : 「装身具もティーセットもいいと思う。記念っていうのかな。いつか昔を振り返ったときに、きっといい思い出になるから」

[メイン] レイナード : 「そうだな 相手を想う気持ちは大事だな お揃いのモノならティーセットでも、装身具でも

[メイン] レイナード : 喜んでもらえるのではないかな?」

[メイン] サーシャ : 「思い出…」

[メイン] GM/ノーススター : その時、市場で騒ぎが起きた
悪漢が数人、刃物を持って人を脅しているのだ
それだけなら良くある事だが、相手はアイリンだった

[メイン] アガート : 「あらら?諦めの悪い男、多くない?」

[メイン] レイナード : 「ああ・・・  相手が可哀そうだ・・・」で、いいのかな?w

[メイン] 土建組の悪漢 : 「探したでえ、アイリン…!」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : やっぱり日常風景なのか…

[メイン] 土建組の悪漢 : 「ウチのボスを散々からかってくれたお礼しに来たんやで」

[メイン] アイリン : 「はぁ、面倒くさいわね」

[メイン] クララ : 「アイリンさんなら大丈夫な気もするけど、襲われてる人を放っておけないよ」

[メイン] アルバ・フォーレン : 「アイリンさん、下がっててください」

[メイン] 土建組の悪漢 : 「成程、兄ちゃんがその性悪女の恋人ちゅう訳か」

[メイン] クララ : 男の声に踏み出しかけた足を止める

[メイン] 土建組の悪漢 : 「怪我したくない内に」

[メイン] アイリン : 「下がってなさいアルバくん、このいかついお兄さんたちは私の客よ」

[メイン] アイリン : アイリンは向けられた刃物にツカツカと近づいていく

[メイン] 土建屋の悪漢 : 「な、なんの真似や!?」

[メイン] アイリン : 「あら、まさかそのちっちゃい物使って脅しにだけ来たの? わざわざ斬りやすいように近づいてあげたのに」

[メイン] 悪漢 : 「な……舐めんなや!」とナイフを振り

[メイン] アイリン : 「はっ!」しかし、そのナイフを素手でいなし、その勢いのままみぞおちにカウンターを浴びせる

[メイン] 悪漢 : 「が……げ……」悪漢はもんどりうって倒れる

[メイン] アイリン : 「自分で来ないような根性だから嫌になったのよ、あなたのボスのお坊ちゃまに伝えておいて。『私を手に入れたいならアナタが直接来なさい』ってね」

[メイン] アイリン : 「あと……そこの冒険者さん? 手伝ってくださる?」と、あなた達に呼びかける

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「びくっ」

[メイン] レイナード : 「・・・今さら何を手伝えと?」

[メイン] アガート : 「やっぱり気づかれてましたか~」

[メイン] クララ : 「そのつもりです!」フリルを靡かせながら駆けつける

[メイン] アイリン : 「アルバくんが以前助けてくれた冒険者にお礼がしたいっていうからその手伝いをしてたのよ。冒険者ギルドに戻るついでにマスターさんにその事を教えといてくれない?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「援護くらいはするぞ、それ以上はできないからな」

[メイン] アイリン : 「ああ、コイツ等なら放っておいていいでしょ」悪漢をゲシゲシ踏む

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「それくらいならお安いご用だ。いいぞ」

[メイン] クララ : 「ちゃんと話してくれたらよかったのに。思わせぶりなのは良くないと思います」>アイリン

[メイン] アイリン : 「じゃ、私は次のデートに遅れちゃうからこれで。今日の御礼は無しでいいわよアルバくん♪ イケメンとデートできただけで私は楽しいからね~♪」

[メイン] アルバ・フォーレン : 「ありがとうございます、アイリンさん」

[メイン] アガート : (次のデートあるんだ・・・)

[メイン] アルバ・フォーレン : 「すいません、なんだかお騒がせした様で」と、あなた達に頭を下げる

[メイン] レイナード : 「いや、悪いのは奴だ 気にしなくていい」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「気にするな。そんなのここでは日常茶飯事だ」

[メイン] サーシャ : 「……」サーシャは近くの出店にあったコーヒーカップを見つめている

[メイン] 店主 : 「おっ、お目が高いね嬢ちゃん。こいつは魔動機文明時代に使われていた物さ」

[メイン] 店主 : 「今ならセットで500Gだ、安くしとくぜ」

[メイン] エデ : 「高っ! 普通のカップなら高くても20Gぐらいですよ!?」

[メイン] レイナード : (たかがコーヒーカップで500は無いだろう)

[メイン] アガート : 「サーシャちゃん、それ買うの?」

[メイン] サーシャ : 「…これにします」

[メイン] クララ : 「サーシャさんがいいと思ったなら、きっとオーナーも気に入りますよ」

[メイン] サーシャ : と、ポンっと500G出す

[メイン] レイナード : 「いいのか?」

[メイン] 店主 : 「まいどあり」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「これも何かの縁だろう」

[メイン] レイナード : (あー ラル=ヴェイネなら500もあるかも・・・)

[メイン] サーシャ : 「私の生まれた遺跡では、殆どのコーヒーカップは壊れていました。壊れていない物は初めてです」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「割れ物は長時間無事は難しいよな。いい出会いができてよかった」

[メイン] サーシャ : 割と丁寧に梱包されたコーヒーカップの入った袋を手に持つ

[メイン] エデ : 「これで一件落着……でいいんですかね?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「まあ、いいんじゃないか?サーシャが変な知識持つことなく、保護者に贈り物を買えたんだから」

[メイン] レイナード : 「ある意味、我々が過保護過ぎたのかもしれん」

[メイン] クララ : 「アイリンさんへの誤解も解けたし、無事に解決ですね」

[メイン] アガート : 「よかったよかった」

[メイン] エデ : 「アイリンさんのあれは普段の行いが悪いんじゃ……」

[メイン] エデ : 「ま、いいや! 帰りましょう!」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「まあ、あの言い方じゃなぁ」

[メイン] GM/ノーススター :  

[メイン] GM/ノーススター : 冒険者ギルド、ドアに張り紙がされている
「お願い:静かに開けてください」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「おー、もう直ったんだ。修理も慣れたんだろうなー」
ドアをバシバシ

[メイン] レイナード : 「・・・あいつのせい か・・・」

[メイン] アガート : (切実だなぁ)

[メイン] クララ : 「そんなにバシバシしたらまた壊れちゃうかも」

[メイン] エデ : 「戻りましたよー!」バーン

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「こんだけしっかりしてたら大丈夫だろ」

[メイン] マグノリア : 「あ”っ」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「ドアー!?」

[メイン] マグノリア : 「どうして……どうして……」

[メイン] レイナード : 自分は静かに入ってきます

[メイン] アガート : 「あちゃー・・・」

[メイン] マグノリア : 「……や、やあ、どうだった?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「店長、もうドア無しでいいんじゃないか?」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「暖簾でいいんじゃないか?」

[メイン] レイナード : 「サーシャさんについては我々の心配のし過ぎでしたよ」

[メイン] レイナード : 「ただ、アイリンさんの方は・・・」と頭抱える

[メイン] マグノリア : 「まあ、ああ見えても百戦錬磨の山師だし大丈夫だろう、多分、きっと、おそらく」

[メイン] マグノリア : 「ま、サーシャにとってはいい刺激になってくれた」

[メイン] レイナード : 「百戦錬磨だからからこそ困るのでは?」とため息

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「そうだな。あれはちょうどいい勉強だったと思うぞ」

[メイン] マグノリア : 「このところ何か考えてる事が多かったしね」

[メイン] レイナード : 「まあ、サーシャさんはいい娘さんだよ」

[メイン] クララ : 「贈り物も選べてよかったです。アガートさんは女好きなだけあって、乙女心をわかってますよね~」

[メイン] アガート : 「また今度、贈り物の話を聞かせてもらえると嬉しいな」

[メイン] サーシャ : 「……」元の業務に戻っても相変わらずの真顔だが、その顔は心なしか以前より柔らかく見える

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「サーシャのあの顔が一番の報酬だな」

[メイン] アガート : 「やだなあ、そんなに褒めないでよクララちゃん」

[メイン] クララ : サーシャの微細な表情の変化につられて、少し頬を緩ませる

[メイン] クララ : 「照れなくていいですよ~。一緒に使っていける物って嬉しいですよね」

[メイン] クララ : 「アイリンさんみたいに一期一会の関係もひとつの形だけど、サーシャさんとオーナーの関係はこれからも続いていくと思うから」

[メイン] アガート : (そんな相手に、僕も出会えるかな・・・)

[メイン] アガート : 「う~ん、遅くなっちゃったけど、ランチにしようかな」

[メイン] クララ : 「わたしもー! 今日は歩いたのでおなかペコペコです」

[メイン] オルテ・ガマッシュ・ガイア : 「変わった依頼だったけど、これで一件落着。打ち上げだー、今回はエールを飲むぞ」

[メイン] マグノリア : 「そうかい? 待っててくれ、軽くなにか作るから」

[メイン] レイナード : 「・・・今晩辺りは、何事も無い事を願うね」

[メイン] GM/ノーススター : ある日の午後のちょっとした事件の話だったとさ

終

[メイン] GM/ノーススター : という訳で本編終了です、お疲れ様でした
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