【ソード・ワールド2.0】ザルツ地方、自由都市同盟の政情オリジナル妄想

リーゼル・アクロイド
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登録日:2017/09/16 23:46最終更新日:2017/09/17 11:15

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。
 ザルツ博物誌やザルツ地方が舞台のリプレイは読んでいないのでルルブの設定から妄想した物になります。
 身内で開いている卓の為に作成したのですが、このTRPGSNSに参加している方の助けとブラッシュアップになることを願って公開することにしました。ご自由にお使いください。
 近々、この設定を使用したセッションを開催しますのでご興味があればご参加ください。
 自由都市同盟に関してはルルブの設定をお読みください。
 ご意見・ご要望をお待ちしております。

エイラス市(人口3000人)
自由都市同盟内部で地位が低下しつつある危機感から冒険者を誘致し、彼らが市で生活することによる経済効果と防衛力の強化を目指して政策を進めている。現在の市長はエイラス出身の商人で同盟評議会の分裂を懸念していますが、北部に位置する強国ルキスラ帝国に対しては不信感を抱いており、強硬派です。それ故に親ルキスラの現議長ヘルミン・カルツとは対立関係にあり、若さとカリスマ性から反ルキスラ派の旗頭になりつつあります。しかしその支持基盤は浮動票が中心で不安定なため、常に優秀な手駒を求めています。冒険者の誘致にはそういった人材の発掘という意味もあるようです。
・他の都市から蛮族の脅威が減少する中、エイラスは今なおオッド山脈からの蛮族の脅威に晒されており、都市同盟の盾にされているという不満があります。またその影響で
都市外に定住することが危険で農地の拡大が出来ず人口も頭打ちとなっています。

バーリント市(人口1万人)
同盟議長ヘルミン・カルツの出身地であり、同盟の中で最も安全で豊かな都市です。ルキスラとの交易路に直結し、同盟の地理的中心にある(蛮族が来ない)という条件に恵まれています。それ故に蛮族への危機感は薄く、ルキスラとの友好な外交関係を構築することに注力しています。
・これまでは同盟の盟主として軍事的、財政的に他の都市を支援していましたが、蛮族の脅威も減少し、自分たちの富は自分たちの為に使いたい、他の都市はいい加減に自立するべきだという不満があります。

セシュ市(人口6000人)
北にバーリント、南にドランバルという都市同盟の両雄に挟まれています。しかしこの土地柄を利用し、バーリントの主要貿易相手国であるルキスラとドランバルの主要貿易相手国であるアルフォート王国の交易品を両都市で仕入れ、販売することで商人達の移動距離を軽減し、それによって賑わっています。表通りでは商人達の値切り勝負がくり広げられ、最も商業都市らしさを持っている都市と言えます。
・蛮族の脅威が無く、ルキスラともバーリントを挟んでいるため、全てに於いて危機意識は低いです。現状に満足しているため、基本的に中立という体の良い棄権を決め込んでいます。ただ、商業の発展で人口が増えた為、常に食料を輸入しており、経済優先の政策で軍縮を進めており防衛力も劣っています。市民はまだその不安定さに気がついていませんが、それも時間の問題かも知れません。

ドランバル市(人口7000人)
バーリントに次ぐ豊かな都市です。ルキスラ帝国にはそれ自体への恐怖心よりもバーリントに対しての対抗心で強硬姿勢を主張しています。その表れか近年南のアルフォート王国との協力体制を急激に推進しており、既にアルフォート王国の巨獣部隊や妖精魔法の研究成果を提供されています。
・勢いがあるせいかバーリントをライバルとし、それ以外の都市はその他大勢程度にしか考えていない市民が増えています。そうした過熱気味なナショナリズムが政治にどのような影響を与えるのか注視する必要があります。

イルマー(人口5000人)
特にこれといった特色が無く、周辺に開拓可能な土地が残っていないため、閉塞感に満ちています。若者は過激な言動に走りがちで、同じく経済的に落ち込んでいるエイラスの市長に賛同する者が増えています。その為、ルキスラや蛮族の脅威をあまり感じていないにもかかわらず、出身議員も反ルキスラ反蛮族の軍備強化を謳っています。

フットランド(人口9000人)
最大の耕地面積を有する都市です。牧歌的な風景が広がっている為か市民も穏やかな者が多く、信心深い者の多い土地柄です。神官で無くても大抵の人間は聖印を持っています。かつて蛮族の攻撃が大規模で組織的であった時代にバーリントの軍人達と共に戦ったことが伝承的に伝えられており、親バーリント派の多い都市です。一方で刺激を求めて都市を出る若者もおり、そうした若者はイルマーの若者と同じくエイラスの市長に賛同するか、ドランバルの熱気に囚われています。

エイラス市長
エイラスの希望の星です。自由都市同盟を再びまとめ上げるため、蛮族とルキスラ帝国の脅威を訴え、ドランバルと歩調を合わせつつもドランバルが主導権を握っても第二のバーリントになるだけだと考えており、エイラスが中心となって自由都市同盟を1つの王国のようにまとめ上げようと画策しています。
・シナリオフックとして最適な人物だと思います。特に5、6レベル辺りから始めるシナリオでは市長に目を付けられて依頼をこなしていき、徐々に都市同盟全体を左右する問題に巻き込まれていく、などなど
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リーゼル・アクロイド
2. リーゼル・アクロイド
2017/09/17 11:15
鴉山さん、ありがとうございます。はい、お互い頑張って行きましょう。
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鴉山 響一
1. 鴉山 響一
2017/09/17 01:17
こんばんは。始めまして。
私はSW2.0では遊んでいませんが(基本1~3は買って読んだ)、SWに限らず各種サプリにはあまり関心が無く、基本データを自分なりの解釈で広げていく手法が好きです。そうやって推論していくと、基本データ自体に齟齬が出てくることがままありますが、「それでもやはりそうなる事情があるのだ」とファンダメンタリズムを進めるのか、それとも自己解釈を注入して魔改造してしまうのか。どちらも楽しみがありますよね。

私が主催しているAD&D1eキャンペーンも公式世界を魔改造して長く遊んでいます。「原型はあるけど、おそらく制作者がいとしてはいなかっただろう世界と歴史」がセッションを行うごとに作られています。お互い頑張りましょう。
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