御剣 輝千（神我狩用キャラクターシート）

みつるぎ かがち

久代大学に通う背が低く目立たない女子大生。

大学内に友人はほとんどおらず、
懇意にしている教授もいない。

授業の欠席率が高く、
試験を受けないことすらあるにも関わらず
単位が貰え進級に問題は無い。

何故なら彼女は退魔師協会の学生エージェントであり
学業より仕事を優先しても
協会が手を回してくれるという立場にあるためだ。

そもそも御剣とは協会で最も力のある一族である。
彼女の家は御剣の分家であるが
特別に御剣姓を名乗ることを許されている。

この特別扱いの理由は知られていないが
輝千とその兄、槐(えんじゅ)が
腕利きの退魔師であることは間違いない。

ただし、封神の家系でありながら兄は
特別な血を受け継がない人間だった。

期待は百年にひとりの才能とすら言われる
輝千に向けられ、彼女もそれによく応えた。

もっとも、兄の槐は封神の血が無くとも
努力と修練によって覚醒、
協会内でも恐れられるほどの腕前となる。

人柄も高潔で、人間でありながら
当主の座に就くと目されていた矢先に
彼は妹ふたりを残して家族を手に掛け
家宝を奪って失踪した。

それから5年。
超常の力に目覚めぬ妹、伊佐奈(いさな)を守り、
家を守り、久代の地を守る輝千は
兄への怒りを抱いて暮らしている。

影の薄い天然ちゃん、それが輝千の仮の顔。
その真の姿は敵と定めた者を必ず仕留める
万夫不当のソウルイーター。

“咬魂”御剣輝千といえば身長の三分の二を超える
大太刀の神器、鬼灯を体の一部であるかのように
使いこなし神速で駆け回る退魔師だ。

小柄な体を活かして死角から斬り込み、
喰霊の負の霊力で筋力不足を補う。

現在の輝千の生きる原動力は三つ。
邪悪な超常存在を狩ること。
愛する妹を守り不自由ない暮らしをさせること。

そして、理由も告げずに家族を殺して
逃げた兄に落とし前をつけさせること。

なお、伊佐奈が可能な限り超常現象に
関わらないよう努めているため
少々過保護なところがある。