ナウいヤングマンさんの日記 「バットグッドエンド」

	ナウいヤングマン
	2021/03/18 00:21[web全体で公開]

😶 バットグッドエンド
（▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼）
一個一個丁寧にセッションの感想言いたいけどまとまんないしネタバレは避けたいし。
これもネタバレじゃないんだけど、気持ちを整理するだけのあまり意味のない文だったり。

はじめてKPとして人をロストさせたことが、恐かった。
ということを自覚したぼくはSANチェックです。

ぼくはcoc大好きマンだけど鬱至上主義ってわけじゃなくて、むしろ悲哀や苦痛を愉しむ展開に、胸くそを感じることもある。
そういう作品が好きなのは、理不尽の向こう側にあるものを描きたい、見たいから、と思っている。

だから涙の果てに
「つらいこともあるけど、そればっかりじゃない」
「生きていこう」
と思えるような、そういうシナリオを書きたくて、書いている。

だからエンディング後の笑い声や、楽しかったの声が何よりうれしくて。
よかった今日も生き延びた。楽しんでもらえた。
そうやって救われたいのは他でもないぼく自身なのだろう。

だけどKPPLが全力を尽くした結果、バッドエンドになることもある。
バッドエンドが一番の「納得」、つまりそのキャラの唯一のエンディングであるなら、やらなきゃいけない。

その一振りは軽いもんじゃない。
誰かの時間。キャラに吹き込んだ命。
それらを預かった責任を果たす一振り。
肉を切る感触、血の匂い、震える声。
もう誰もころしたくないと思う感覚。

ぼくはぼくの責任で、この命を奪うんだ。
そう自覚したとき、ちょっと手が震えた。

あとでそのバッドエンドに満足してもらえたと聞いて、やっと脱力した。
よかった今日も生き延びた。楽しんでもらえた。

こんなに考え込む必要は、たぶんない。
でもぼくの作るものは、どこまでもその先にあるものを見ていたいなって。

震えが止まった手を見て思ったり。

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