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😍 ストームブリンガー「悪魔の天秤」第二十三回目 ー「やっちまったぞう!」と、サムは言いました。 「さあ、おら玄関のベルを鳴らしちまったあ!えい、ままよ、誰でも来い!」 J.R.R.トールキン「指輪物語・王の帰還」ー ドラクスの手より八神のエッセンスを奪い、混沌の霊薬生産ラインの破壊にも成功した冒険者達。 モントム混沌の軍勢の弱体化。指揮官ドラクスの権威が下がり 必死に立て直しをはかるであろう機を逃さず、遂にこちらから攻勢に出る。 まず3人は次元を越えたヘルトピアに向かい、エッセンス収集依頼者、世捨て人の様な暮らしをしているパン・タン人の女妖術師ランジャに会いに行った。 相変わらずカオスなー妖魔だから当然だが ーうああデーモン達に囲まれたランジャ宅にてエッセンスを渡す。 エッセンスはモントムの他にも、チャラル(ピカレイド国)やメニイ(紫の街の島)にも存在し、もし持ってきてもらえれば報酬を各自払うとの事。 今回のモントムのエッセンス分の報酬として、先ず金銀財宝はヘルトピアには無いため 妖術師らしく妖魔を召喚してあてがってくれる件(『うああ』は結構です……) あとは希望者が封印してくれ、と。 次に妖魔は不要というものには…… ランジャ「あー邪魔な奴とか、気にくわない奴居る?報酬代わりに、あたしがぶち56しにいってやるよ🎵」……こちらもお得…って、オイ! さすがはサイコパス民族のパン・タン人。報酬が人殺しひとり無料とは、「ドラゴンボール」の殺し屋 桃白白(タオパイパイ)だね? そして結局、ウドルフォとシギュンは妖魔の召喚を。 リリアは、魔法の目印。つまりランジャの 「ひとごろし券 おひとり(1体)分」を……選んだ。 リリア「モントムの街の時計塔の妖魔 ー街の人々を無力化し、支配している元凶ーにたいし これを使います!」 ヘルトピアから帰還し、次は東の遊牧民ヨマイ族を訪問する一行。 カルシャ族長「何、モントム解放のため我らが騎馬部隊の力が欲しいと?我らは野戦では負け知らずだが、攻城戦は不得手だぜ。」 ウドルフォ「陽動だけですよ。我らが地下から潜入して内部から城門を開けます。あなた方は外から敵を挑発し続けて欲しいのです。 「時計塔の妖魔を倒せば、住民も蜂起する可能性ありますし」 カルシャ「ふむ、それならば敢えて虎穴に入る価値があるな🎵」 ヨマイ族精鋭の助力を得て、モントム解放の作戦開始。 城門前に騎馬民族が布陣して挑発。 その間に内部のビミルナ達の協力も得て街に侵入。 時計塔に向かう3人。 城内の兵士は外部に気を取られ順調に進むが、2名の精鋭守備兵が彼らを阻む。 堅牢な守備に時間をとられるも何とか始末に成功。奥に進む。 奥の地下にいく階段。塔の上に向かう階段。 ウドルフォが杖の妖魔の魔力を使い、主の上位妖魔が待つ塔の最上階へ向かう。 時計塔の妖魔が控える部屋。 中の様子を確認し、間違いなく倒す目標だと認めた3人は部屋に躍り込む! 上位妖魔「ほお、君たちは(頭の中をいじって)良い兵士になりそうだ」 シギュン「冗談はよし子さん🎵」 リリア「あなたの悪行、ここでおわりです!」 ーランジャからもらった目印をここで破る! ー 彼らの前の空間が歪に揺らめき、一人の禍々しい完全鎧のいくさ槌構えた人物が妖魔と対峙する。 鎧の戦士「………………(コーホ~コーホ~)!」 ウドルフォ「なんという妖気。凄まじい威圧感。ランジャさんが送って来た刺客妖魔の恐ろしさよ‼️」味方でありながら冷や汗覚えるウド。 鎧の戦士「こいつだね?こいつをぶち56せばいいのか?(兜の中から ランジャの声)」 ウドルフォ「……って本人自らが武装して来たんかーい!?」 意外と勤勉お茶目なランジャさんと、ずっこけツッコミ入れるウドルフォ君。……良いコンビになれるかもね?⇐なんのだ? 茶番はさておき。 鋭い鉤爪とリーチ長い腕持つ妖魔に3人も果敢に攻撃。 予想以上に固い装甲に驚くも、彼が攻撃する前にガンガン打撃を喰らわす。 そして……こちらの予想に反して、攻撃しかけて来ない妖魔。3人のみがひたすら攻撃するのみである。 脂汗を浮かべ、ひたすらやられっぱなしの敵。 口許に不穏な笑み浮かべるランジャ。 ウドルフォ「そうか!ランジャさんの魔術で敵は反撃も行動も封じられているのか❗️……卑怯かもしれないが、モントムの民の為早く討ち取らないと‼️」 長い戦いの末、一方的に勝利をつかんだ冒険者達。 上位妖魔は無念さに呻きながら地獄(リンボ)に墜ちた。 シギュン「やったぜ」 ウドルフォ「やっと!」 リリア「早く地下に連れていかれた人達を助けに行きましょう」 3人は、階段を駆け降り地下室へ。 おそらく、連行されて行った街の名士達はこの扉の向こうに。 新たなる危険に備え、扉の前で身構える冒険者達であった‼️ 次回二十四回目へ続く! さぁて、運命の天秤はどちらに傾くかな?
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