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😆 【PC】ドラコ【case1~6】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)1/21~4/5 計6回のセッションに参加しました。 2021.01.21『DEVIL’S OVERRUN』 2021.02.04『ラナンキュラスの追憶』 2021.02.14『火棲波旬』 2021.02.21『眠り猫起こすべからず』 2021.03.05『大報海』 2021.04.05『Savage of Sharnoth』 :『ドラコ』というPCについて 口を開けば周囲を煽り散らかす(しかも敵味方問わずに)、お調子者のようなキャラを目指して生まれたPCでした。 場を賑やかすムードメーカー…かと思いきや、戦闘となると手に取る武器は選ばず、そこらへんにあるものをなんでも引っ掴んでぶん回す狂戦士。カルト絶コロ集団<UNI>に似つかわしく、しっかり頭のネジが数本緩んでいます。中指立ててゲス顔晒すポーズがよく似合うお兄ちゃんです。 立ち絵はあえて可愛く作りました。こういう見た目かわいいお兄ちゃんが、瞳孔ガンびらきの牙剥き出しにして煽り散らすの…とても性癖なんだよなあ。 『DEVIL’S OVERRUN』 <UNI>…<UNione Italiano>というイタリア系の人種で構成された、カルトスレイヤーの色が濃い探索者組織。合言葉は「カルティストはぶっこ ろす」───そのリーダーであるPC、ジウ・アーカーの物語のプロローグとして催された回でした。 PLに事前情報として渡されていたのは「UNIは既に壊滅した組織」「ジウはそこのまとめ役だった」「ジウの目的は事件の首魁であるカルト集団<血塗られた舌教団>への復讐」「ジウ以外の探索者は死亡している」…つまり今回は時間軸を過去においた、在りし日の<UNI>を語る話。拠点にしている違法酒場で個性豊かな仲間たちと過ごした日常は、もう記憶の中にしか無いのです。PLたちがノリノリで『楽しかったあの頃』を演じている裏で、KPが「ちょっと待ってこのPT全滅するの?」と白目剝いていたのがとても面白かったです(クソPL 飲み会RP楽しかったんじゃあ…(天を仰ぐ)。 邪悪で強大な魔術師たちの手によって、仲間は一人ずつ殺されていきました。ジウの目の前で、為す術もなく。 ドラコの死体は鹵獲され、<ゾンビ>に加工されていいように使役されました。生前の戦闘能力を以て、かつての仲間も見知らぬ探索者も葬り、遂にはかわいがっていた後輩すらも───。幸か不幸か、意識を取り戻したドラコは、同じように鹵獲されていた仲間に再会。彼の手引きによって魔術師の支配から逃れて、そして───… 『ラナンキュラスの追憶』 時が過ぎ。各々<アーカム>に帰還したジウ・ドラコ・ディアナの三人は、神話的異空間にとりこまれ、そこで再会を果たす。以降、UNIの三人組といえばこの三人になるのですが、この二人とのRPの掛け合いがマジで愉しかった。 ドライとウェットのバランスがとてもいい感じだったんです。カルトスレイヤーという物騒な生業に手を染めているがゆえに、UNIに流れている空気は単純な仲間意識とは少しズレていて…ひねくれ者の集まりだったのかな。友人というにはドライで、ただの利害関係と割り切るには情が深い。一人が暴走して勝手にダウンしても、ちゃんと見守っていてカバーに入れる…理想的なチームだと思いました。 ですがジウのチームは本来三人ではなく六人。ドラコとディアナは戻ってきたが、相棒は未だ帰還せず、一人は教団の暗殺者によって気付かぬ間に殺害され成り変わられていて、そして最年少メンバーであった少年は…敵として立ちはだかる。 ───誓ったじゃないか、カルティストは皆殺しだって…… 『火棲波旬』 前卓で仇の一人…お人形・<サンダーソニア>を撃破。次の復讐の対象である魔術師・<アヴタ=ソル>は幻夢郷世界の火星で引きこもっているとの情報をキャッチし、ジウ達は次の復讐に赴くために<幻夢郷>へと踏み入ります。 ジウ、ディアナ、ドラコのUNI三人組…のみならず、前卓で出会った、双子の妹を取り戻したい元教団の暗殺者<レッドブラッド姉妹>の片割れ・アイリーンと、彼女の後見でありまた自身も教団に恨みをもつアビゲイル。そして夢見の才能ゆえに幻夢郷のオークションに掛けられていたエマ。どの顔を見ても「血塗られた舌教団憎し(血涙」で構成されたこのパーティで、夢の大陸を大冒険です。 ───さて。幻夢郷での旅で一番の障害とはなんでしょうか。 神話生物?言葉?金?移動手段? どれもネックです。が、どれでもありません。人間最大の欲求にして生命維持に不可欠なもの…そう、それは食料。神話生物?言葉?金?移動手段?んなもん暴力でどうにかなる(ゲス顔)。けど食料だけは…。度々襲い掛かる食糧難は探索者たちの理性を削る(別にSANチェックは発生していません)。 コンゴジャングル!肉食植物(ドラゴン)!死肉!虫(これが一番キた)!魔力結晶! 食料調達のたびにアヴタ=ソルへの恨みつらみが雪だるま式に加速していく現象が面白すぎました。 『眠り猫起こすべからず』 殺伐とした復讐劇は一旦お休み。山キャンプだぁ!!(無邪気) ドラコが用心棒兼店員を務める違法酒場のお客さん達とアウトドアレジャーです。 『DEVIL’S OVERRUN』ぶりの店員ムーブ。UNIの面子を相手する時とは違い、まともな接客です。こういうシーンがあると、彼らにもいたって普通の日常があるんだなあと思います。出てくるのがビヤーキーのスケッチとかなのには目をつぶり…客の一人であるジャスミンに誘われ、探索者たちは週末の予定を決めます。 しかしいざ山を登り始めると、なにかがおかしい。異変に気が付いた探索者たちは、山頂にある展望台で働いているジャスミンの友人を心配し、急ぎ山頂を目指す───。 休暇が休暇じゃなくなる、事件物では定番の展開ですね。探索者という生き方は本当に業が深い(したり顔)。 いつもとは面子が違うために勝手の違う探索…具体的には非戦闘員を保護しながらの撤退戦を序盤余儀なくされるものの、戦闘が解禁された瞬間解放感で戦闘民族っぷりをさらす。 Q:「いつもどんな探索してるの」 A:「(ジウが)撃って、(ディアナが)ぶった切って、(俺が)殴る」 シンプルだろ?に対しの「(あ、NOUKINの方だったんだ)」の独り言で笑いました。 元は新COC、それも携帯電話やSNSが普及している前提の現代が舞台のシナリオでした。これを1927年で回せるように調整してくださったようです。 『大報海』 探索者組織のスポンサー様からのご依頼。 ───ここ数日悪夢にうなされているというマイヤー夫人。その夢の中では、漁に出て亡くなったはずの夫が家に帰ってくるそうだが、その姿は霧に包まれてぼやけ不気味で、夫人はなにをする事もできずに最後には家ごと海の底に沈んでいくという。その夢を見始めた時期と同時期に現れ始めた不審者の存在もあり、夫人は腕っぷしのたつ探索者諸君に相談をもちかける。 で、来たのが<UNI>の狂人と狂戦士と、<ABC/Arkham Busters Club>の最精鋭の一人ラドクリフと、サテュロスの身で探索者でもあるプルミエの四人。違う組織の人と組むのも、またバランスが変わって楽しいものでした。なんというか「俺たち今まっとうな探索してる…」感があり(草 僕ね、ディアナの中の人のRPが大好きなんです(勿論他の方も好きですけど)。なんといえばいいのか…とにかく会話がお上手だし、個性を主張するタイミングをバチ当てするんですよね。身内内だとしばしばカニバリズムが横行するのですが、僕もガジガジと腕齧らせて頂きたい(歯をギザ歯に整え…。ディアナは特にやること言う事ぶっとんでて大好きでして、今回彼女が言い放った「マスターキー(物理)」は普通にパワーワードで面白いのと、<UNI>の脳筋ぷりがうまく表現されているなあと唸らされもして、(ラスボス戦直前だったことも相俟い)印象的でした。 戦闘はコンビネーションがひたすら楽しかったです。ラドクリフがライフル使いなので、近接系の二人は積極的に前衛に出る。…そう考えるとジウも拳銃使いなのでどちらかといえば後衛側(システム的には拳銃は基本前衛扱い、のはず)の人間だと思うのですが、普通に近接二人と並んで前に出てくるので、そのあたりが<UNI>らしい部分とも言えるのか。 斧とバールで挟み合わせてぶん殴るのきもちいいいいいいいいいい!!! 『Savage of Sharnoth』 いつの間にか誘拐されていました。ヒロイン化は草なんじゃ。 実はこのシナリオの前に一本『ファイアボールリリィの毒』というシナリオが挟まれておりまして(スケジュールが合わずPL橙が参加できなかった)。これまで二つの復讐を遂げ、最後の魔術師『トラッパー』に攫われるピーチ姫の状態でシナリオ参加していました。まじ草。しかも結構グチャグチャに拷問されてたっぽい。すまんだらドラコ、PLに夜勤だか遅番だかがあったばかりにな。 無事トラッパーを撃破…とは言い難く。トラッパーという魔術師は、自らが撃破されることすら織り込み済みで『三人の魔術師を生贄に捧げる大儀式』を画策していた。ジウの左目に生まれた<トラペゾヘドロン/魔眼>の輝きは、彼ら探索者たちを混沌と黒檀の地<シャールノス>へと取り込む……。 かくしてジウ・ドラコ・ディアナ、そしてゼリンダの四人が<ランダムダンジョン>に放り込まれたわけですが、敵の狙いはジウ。その他の三人は奴らにしてみれば余計にくっついてきたオマケに過ぎず、ダイスの出目によって押し流し引き離されようとします。 TRPG界隈だとダイスは生き物なんてよく聞かれる文句ですが、ここの人たちと囲む卓には本当に何か棲んでいるような気がする。 いつか書いたロブの出目然り。今回もきれいにジウと他メンバーが分断されて、「絶対にジウを引き摺り込んでやる」というくそっタレな思惑が出目に反映されているように感じました。しかしどうも最後の最後でトラッパーは詰めを誤ったようです。いつまでもカルティストの手の上で転がされている<UNI>ではありません。彼らはニャルラトホテプの魔力に満ちた空間を踏破し───遂に復讐を遂げました。 実は二時間かからないくらいの短時間で制覇した今シナリオ。打ち上げと称して、もう一本続けてランダンをやっていました。こっちの方が時間かかっていた不思議の出目のダイス。KP陣の「1時ですが最後までやります?」「そろそろ終わらせても良いかもしれないwこれ26:00なっても終わらないでしょ(確信」のやりとりでPCPL双方命拾いした。 といっても、ドラコはほぼほぼ羊(神話生物)と戯れていただけで、死ぬ思いをしていたのはジウとディアナと、KP交代し参加したアリスの三人でしたが。 ### KP:ROUND回りましてジウさんどうぞ ジウ・アーカー:DANG 俺も行くぜドラコ Cthulhu : 不死鳥の塔(7[7]) → <Ⅱ>遭遇判定 → <Ⅰ>デモニング・マター[正気度喪失:1/D6] ジウ・アーカー:出して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! デモニング・マター:【神話生物】[正気度喪失:1/1D6]どうぞ ドラコ:wwwwwww ジウ・アーカー:此処から出して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ### ごめんジウ。安全圏で笑ってたよ僕。 孤独に独り言RPしていたら、最終的にジウから店の裏で養鶏を営む許可をもぎ取っていました。これでますますUNIの食卓事情が充実するぞ!! 過去を清算し、ようやく真の意味で未来に目を向けられるようになった<UNI>の三人。 自然に「帰ろう」と口に出せる空気を、二度と手放さないように、きっとこれからもそれぞれ歩んでいくことでしょう。
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