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😶 キャラクターで遊び倒す――CoC『其処ニ居ル』(ネタバレなし) シナリオの内容に触れることはありませんが、CoCシナリオ『其処ニ居ル』予定のある方はご注意ください。 ーーーーーーーーーーーーーー エモクロア『新約・きさらぎ駅』の準備のめどがつきそうですので、ためていた感想のほうを書いていこうかと。(世のGMの皆様方は、こんな作業を毎回されていたのですね...頭が上がりません) さておき、クトゥルフ神話TRPG『其処ニ居ル』のお話です。 ノンクトゥルフ・ホラーと銘打たれておりまして、まずそこから何ぞやということが始まりました。 私個人としては(クトゥルフを何故やっているのかと言われそうですが)ホラーが苦手です笑 特に和製ホラー映画は絶対に見れません。無音のシーンとか、本当にやめてください、お願いします。 そんな人間なわけですが、ノンクトゥルフ・ホラーというこのシナリオ。 結論から言ってしまえば、「そういうホラー要素」ではありませんでした。いわゆる「怖がらせに来る」怖さはなかったということです。 では何があったのか。 はっと気づいたときに、背中に冷たい汗がつたう感覚。でしょうか。 シナリオ筋に関してはこのあたりで濁しておいて、 では、何をするセッションだったのか、というところです。 これが、今回の肝となるでしょうね。 このシナリオは「精一杯キャラクターに寄り添って思考する」シナリオでした。 TRPGで言うところの、RP(ロールプレイ)とは何なのか。 これは議論し始めると熱くなってしまう類の話題なので、簡潔に。 私はどちらかというと、「キャラクターを借りてくる」行為と考えています。 キャラクターにはそれぞれ人生があって、ただそのシナリオの間だけ、私(千秋)にコントロールをゆだねてもらう。 例えば、「朝ご飯は絶対に焼き魚と納豆」と決めているキャラクターがいたとします。彼の前に、トーストとバターが置かれたとき、どうRPしましょうか。 彼(PC)は、きっと「食べない、あるいは別の朝食を要求する」と考えられますよね。でも、私(PL)は食べてほしいと考えていたとします。そのとき、「彼だったら食べないんだから、食べません」と宣言するのではなく、「どうすれば彼は食べてくれるだろうか」と思案するのです。 コントロールはいただいて、最終決定権は私にあります。だからこそ、その間の彼の行動には責任を取りたい、そう考えています。 さて、ここまで語っておいてなんですが、 『其処ニ居ル』は――「別の朝食を要求する」!と宣言するべきシナリオでした。 べき、と言ってしまうと語弊がありますね。すると楽しい、と言ったところでしょうか。 どこまでも、キャラクターに寄り添って、キャラクターの思考に入り込む。 それがシナリオによって推奨されていたように感じました。 HOによってNPCと仲の良いだい学生仲間、という指定がありました。女子会の流れですよね(ホントは女子が何を考えているのかわかりませんが笑)。ワイワイ騒いで、一夜明けて。雨が上がる。 ただ、キャラクターの行動に責任をとれるならば...私は今回のPC味彩時雨には「選択肢を与えたかった」。彼女は私の選択によって「選ぶことすら許されなかった」のですから。 虹は、かかっていませんでしたね。 プレイシナリオ(敬称略) クトゥルフ神話TRPG『其処ニ居ル』 作:トノカ
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