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😶 久しぶりの大人買い【漫画ネタバレあり】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)呪術回線→うしおととら→藤田先生という流れでyoutubeのお勧めに出てきた漫画『双亡亭壊すべし』をついつい大人買いして夜更かししながら読んでいました。 藤田先生の作品は劇画調の迫力あるシーンやら奥深い人間の心理描写やら、やっぱりいいですねぇ。 タイトルを絡めた最後の落ちも相まって奇麗に終わったいい漫画でした。 ~以下ネタバレを含みます~ ……ふと、思ったのですが。 過去改変の旅に出た凧葉たちはフロルのおかげで無事に帰ってこれたわけですが。あの雰囲気からして双亡亭が建設された本編の歴史はそのまま残る、いわゆるマルチバースになったと思われます。 凧葉たちが改変したほうの世界線、主要人物たちにとって割とBADENDじゃないかな? 泥努としのぶさん、詠座は救われたし、双亡亭の犠牲者たちは死ぬことはありません。ですが、凧葉たちと戦ったメンバーに絞ってみると救いがなくなってる気がしてなりません。 凧葉務:画家として一皮むけるチャンスを失い、くすぶっていそう。 緑郎:お父さんは生存するが、双亡亭での精神的成長がなく優しいだけのいじめられっ子。 紅:お父さんは生存するがトラウマと向き合えず、結果緑郎とも正面から向き合えない。 青一:侵略者の星に飛ばされることなく、普通の人間として一生をすごす。 真琴:侵略者の星に飛ばされることなく、普通の人間として一生をすごす。 宿木:本編でも性格的丸みというか、柔軟性を見せる成長はあるが大きな変化はなさそう。 博士:助手たちは生存するが、人間的成長の機会を得られずコミュ障のまま。 フロル:助手たちは生存するが、人間的に成長する機会を得られない。 鬼離田姉妹:双亡亭がなくなると生まれてこない。 マーグ夫妻:トラウマと向き合えず、お婆ちゃんは壊れたまま。 総理、防衛大臣:幼馴染を失わない。 あのひと:感情を得られず、侵略者に吸い尽くされる。 残花:親友と部下を失わないが、帰黒と出会うことはない。 侵略者:移住先は見つからず、枯れ果てる。 ざっと書き出してみましたが、半分くらいが人生マイナス、プラスよりの理由も双亡亭の犠牲者が出ないというだけで、明確にプラスと言えるのは総理たちくらいでしょうか。 双亡亭は多くの悲劇と死者を生み出しましたが、だからと言ってなかったことにしてしまえばいいという物でもない。 深読みのし過ぎかもしれませんが、こういった清濁の混ぜ込み方はさすが藤田先生だと思いました。
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