ごんべえさんの日記 「自作TRPGの世界観と消費者の傾向について」

ごんべえさんの日記を全て見る

ごんべえ
ごんべえ日記
2017/03/05 22:05[web全体で公開]
😶 自作TRPGの世界観と消費者の傾向について
なるべく世界観を固定にしたくないという気持ちで作り始めた
自作ファンタジーTRPGだが、いざセッションすると問題が。
それは「一から世界観を説明しなければならない」ということ。これはGMにかなり負担が。

CoCしか経験がないので例えもどうしてもそうなっちゃうのだけど、
CoCは”現実世界”+”神話生物”という土台の上に”GMの世界観”が乗っかってる。

当たり前だが”現実世界”というだけでプレイヤー全員に世界観が共有される。
なので”現実世界+a”という世界観は万人に受容されやすい(例:デスノート,ドラえもんなど)
そこには携帯があるし、車や船や自転車もある。金銀銅や石油の資源。過労死があったり。ブラック会社があったり。
例え舞台が昔の外国でも、ある程度ネットなどで参照できる。

だがしかしファンタジーは違う。

そこに携帯はあるのか?
倒したモンスターを食べる文化はあるのか?
他の国との関係性は?

テストセッション中にPL達から聞かれたのはこんなことだった。
世界観が分からないと行動が取りづらい。なるほどこれは迂闊だった。

自身はCoCのみのTRPG経験で、またCoCの自由度の高さが好みだったので
ファンタジーでも自由度の高いシステムを提供したいと思っていた。
しかし今回のテストセッションである程度の土台が必要であると見直した。

あとシステムのある部分でどうしてこういった行動にでるのかよく分からないという感想があった。
具体的に言うとテストセッション中、”つい戦闘中に本を夢中で読み始めちゃった”という下りがあったのだが。
キーパリング能力不足もあるのだけど、傾向もあるのかなぁーとか思ったり。

最近ずっと気になっていることがあった。
アニメや漫画などの娯楽メディアに限って、という話なのだが
年々、消費者が”説得力を求める”傾向にある。なぜなのだろう?
もし今、キン肉マンや北斗の拳、聖闘士星矢のような理屈抜きの作品が
世に出ても昔のように莫大な人気は生まれないし、受け入れられないだろう。
いつの間にか世は混沌とした世界に突入していて、皆不安や疑問だらけで無意識に答えを求めている。
こういったことが今の”説得力を求める”風潮を作っているのだろうか。
テレビでもズバズバ意見をいう辛口コメンテーターなんかが重宝されている。ちょっと多いぐらいに。

でぃす×こみという漫画舞台の漫画で
”『鶴の恩返し』のおつうがどうして人間の姿をしているか、気にする人間がいるか?”
という台詞がある。

しかし現実としてこれを気にする人間が増えているのだ。
”話がめちゃくちゃだから”面白くない。
”理屈が通ってないから”面白くない。

たしかにデスノートとかは好きだし全巻持ってるけど
ボボボーボ・ボーボボみたいな支離滅裂なのも、たまには増えてもいいのよ…?と思う。

自分で日記書いててなんでこんな内容になったんだろうと思ったけど、
自作TRPGのテストプレイしてもらった友人の感想だ。
「クトゥルフしかしてないのにいきなり自作TRPGは……ちょっと説得力(?)がないなぁ」という台詞。

ん?説得力ってなんだ?という疑問を書き始めたらこんな感じに。
じゃあウタカゼでも買ってみようかなーと思ったら売り切れてんじゃん!やだー!
いいね! いいね!16

レスポンス

レスポンスはありません。

コメントを書く

※投稿するにはログインが必要です。