隠れ里さんの日記 「TRPG業界についてかんたんに想像してみた。」

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隠れ里
隠れ里日記
2017/03/07 11:23[web全体で公開]
😶 TRPG業界についてかんたんに想像してみた。
*この文章は想像と聞きかじりの知識だけで書かれています。鵜呑みにして誰かに言うと困るのはあなたと僕です。

はじめに
TRPG業界のみならず出版業界は大変だと時々聞きます。それはどうしてか想像してみました。
まず、どうして基本ルールブック一冊が平均して3000円程度するのか考えてみます。
1.その価値があると考えて出版社の人が値段をつけているからです。
2.その値段で売らないと出版社の人が関わった人達にきちんとお給料を払えないからです。
3.その値段でも売れるからです。
その中で大変なのは、きっと2の理由が充足されていないからなのではないかと思いました。
仮に、コロッケを売ります。いつもの喩えです。
たかしおじいさんはコロッケを一個100円で売りたいです。
理由としては、
1.その価値があると思うから。
2.その値段で売れば、コロッケを作るのにかかわった人に十分な給料が払えるから。
では売ってみましょう。……売れませんでした。なぜでしょうか。
コロッケを食べたい人がこう考えたからです。
1.たかしおじいさんのコロッケに100円の価値がないと思ったから。
2.コロッケというものに100円を支払うだけの経済的余裕がなかったから。
そうすると、たかしおじいさんはコロッケを100円では売れません。
コロッケを食べたい人も、コロッケを買えません。
どちらも悲しい結果に終わります。
なので、コロッケを食べたい人か、たかしおじいさんが譲歩するしかありません。

コロッケを食べたい人は、二つの譲歩ができるかもしれません。
1.たかしおじいさんのコロッケに100円の価値を認めること。
2.コロッケに100円を支払うだけの経済的余裕をどうにかしてねん出すること。

たかしおじいさんは、こう譲歩するしかありません。
1.コロッケの値段を、100円以下、仮に80円にすること。その結果として、20円分の価値の差額を、たかしおじいさんが負担すること。
裏技として、もう一つたかしおじいさんはできることがあります。
コロッケ販売員の花子さんのお給料、コロッケの材料費、コロッケ屋さんの家賃など、自分以外でコロッケの製造・販売に関わっている人に負担させること。
これはたかしおじいさんはしたくありませんでした。

では、どうやってこの需要と供給のアンバランスを是正することができるのか。
僕程度の経済学の知識ではまったく歯が立ちませんので、誰か助けてくださいと前置きして。

80円でも、コロッケを作るのにかかわった人に十分な給料が払えるようにするためには、一つ案があります。
たくさん作ってたくさん売ることです。しかもできるだけ短時間で。

たくさん作ってたくさん売るには、たくさんのお金が必要です。
それさえ乗り越えられるほどに利益が出るようにたくさん作ってたくさん売るのです。

そうやって、たかしおじいさんのコロッケは100円の価値があるのに、80円で販売され、しかも関わった人がちゃんと生活できるようになりました。
……とはいきませんでした。闇は待ち受けていた。

花子さんが、あまりの忙しさに倒れてしまったのです。これではコロッケが売れません!
そこでたかしおじいさんはコロッケ販売員のアルバイトとして、隠れ里君を新しく雇いました。花子さんと隠れ里君の二人なら、販売の仕事が回ると考えたからです。
しかも、隠れ里君はがんばり屋で、コロッケの製造、材料の調達など、いろんな業務を手伝ってくれました。たかしおじいさん安心。
そうやって、なんとかお店とコロッケを食べたい人の関係がちゃんと成り立った時……悲劇が起きました。

隠れ里君がコロッケ屋さんを急に辞めて、たかしおじいさんのお店の真向かいにコロッケ屋さんを出したのです!
すべてのノウハウを掠め取った状態で! たかしおじいさんのコロッケとまるで同じコロッケを、75円で大量に売り始めました!
こうなるとコロッケを食べたいお客さんはみんな隠れ里君のお店に行ってしまいます。
そして、たかしおじいさんのコロッケ屋さんはつぶれてしまいました。
そして、隠れ里君は商法にある、競業避止義務の規定に違反したことで、逮捕され、隠れ里のコロッケ屋さんもつぶれてしまいました。

世界から、コロッケは失われたのです。

BADEND.

ごめんなんか途中で変なノイズっていうか毒電波受けてネタに走っちゃった。ごめん。
ルールブックの値段については各自調べてください。
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