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😶 【シノビガミ】強いキャラとは シノビガミにおいて、基本的に最も重要となってくるのは、クライマックスの戦闘です。そしてシノビガミで使用するPCの生命力(体力)は基本的に6点です。これらの条件から、クライマックス戦闘で強いキャラというのを分析していきます。 まずは奥義や忍具、それとダイス目を抜きにした考察から行っていきます。 シノビガミ界隈においては「1ラウンドで敵の生命力を2点削れる構成を作れ」と、よく言われます。実際この言葉は、特に中忍環境においては非常に重要な考え方だと思っています。 なんせ1ラウンドに1点削る構成だと、すべての攻撃が命中したとしても、敵を倒すのに6ラウンドもかかります。それが2点に上がるだけで、かかるラウンドは半分になるのですから。 ちなみに、2点から3点にダメージを伸ばしたとしても、かかるラウンド数は1しか減らないので、中忍環境の場合は、とある忍法を持つ相手以外には、あまり意味がなかったりします。 以上のことから、強い忍を作るなら、1ラウンドで敵の生命力を2点削れるような構成にするべきでしょう。攻撃力という面では段違いになります。 逆に1点しか与えられない構成は、よほどの強みがない限り弱いと、そう言うこともできます。 とはいえ、ここまでの考察は、すべての攻撃が必ず当たる、ダメージが軽減されない、生命力の回復が行われない、そういう条件で行われたものです。 ここからは、相手が回避を行うという条件で、考察を行います。攻撃系奥義(クリティカルヒット、範囲攻撃)に対する奥義破りも、ここでは回避と同じように扱います。 さて、回避を行う場合、攻撃忍法や奥義の指定特技で判定を振ります。ピン持ちなら目標値5、つまりは83%ほどの確率で回避に成功します。まぁ攻撃や奥義に使う特技ピン持ちなど、そこまで起きませんが。 この回避に成功されたら、1ラウンドで2点のダメージを、いや3点のダメージを与えられる構成を作ったとしても、意味がありません。要するにダメージを与えるためには、マイナス修正を付けて、回避を失敗させる必要があるのです。 (確率については、以下のサイトを参照:https://w.atwiki.jp/sinobi/pages/52.html) サイトを見ていただければ分かると思いますが、1のマイナス修正だけでも、判定の成功率は10〜15%近く下がります。2のマイナス修正をかけた場合、25〜30%も成功率が下がるのです。 それだけ攻撃が当たりやすくなる、と考えると、回避にマイナスを付けるのも、大きな意味があると言えます。 ここまでの考察をまとめると、強い忍を作るのなら、1ラウンドで敵の生命力を『安定して』2点削れるような構成にするべきでしょう。この『安定して』とは、回避判定や奥義破り判定にマイナス修正を付ける、といった意味です。 ここまでは、攻撃側に立って構成を考えてきました。しかし当然ながら、自分のPCが敵から攻撃を受けることもあります。 ここからは、PCを攻撃する側ではなく、敵の攻撃を回避する側として、考察を行っていきます。 ところで、最初にPCの生命力は基本的に6点と言ったことを、覚えているでしょうか。この生命力は、特定の忍法を修得することで増やすことができます。 一番有名なのは【頑健】で、修得するだけで生命力が2点増えます。相手が2点の攻撃をしてくると考えるのなら、回避に失敗しても、相手の攻撃を一度だけノーダメージにできる忍法と、解釈することができます。 他にも【一味】という忍法もあります。これは直接的に生命力が増えるわけではありませんが、忍犬を従者として獲得すれば、実質生命力が+3点される、と解釈できます。複数体攻撃には弱いですが、充分な強さでしょう。 これらの忍法は、判定もなくダメージを軽減できる忍法と言えるので、修得すれば『確実に』強くなります。 ちなみに、回避や奥義破り判定にプラス修正を付ける忍法もありますが、そちらは個人的にかなり弱いと考えています。なんせ私は、自分のPCが振る目標値6以上の判定は失敗するものとして考えているので。 回避や奥義破りなんて、マイナス補正込みで大体目標値7〜10のイメージですしね。そこに1や2のプラス修正を付けたって、焼け石に水です。 他にも攻撃から身を守る手段としては、絶対防御や不死身といった奥義もあります。特に絶対防御については、持つか持たないかで生存能力が大きく変わってきます。 なんせ受けるダメージを軽減する忍法や背景なんて、数えるほどしかありませんからね。生命力を回復させる方法も同様に、ほんの少ししかありません。スペシャルすれば回復できるとはいえ、安定しませんしね。 要は絶対防御と不死身は、判定無しでダメージを軽減したり、生命力を回復させることができる、超強力な奥義なわけです。他の奥義を選択したキャラクターよりも、圧倒的に高い生存能力を手にすることができることでしょう。 個人的に奥義は、絶対防御>不死身>クリティカルヒット=範囲攻撃>判定妨害=完全成功>追加忍法、といった強さ順だと思ってます。もちろん、奥義改造込みでの強さです。 以上のことから、シノビガミにおいて強いPCを作る場合、以下のような条件に合致するようなキャラを作ることが推奨されるでしょう。 『1ラウンドで、奥義を使用することなく、敵の生命力を安定して2点削れるような構成』 とはいえ、全ての流派でこれをやるのはしんどいです。特に『安定して』の部分は、斜歯か鞍馬以外では相当難しいでしょうし。なので『奥義を使用することなく』の文言は、努力目標といった感じです。 それでは最後に、各流派ごとに、ここまでで導き出した論理に基づいて、初期作成の中忍で強い構成を作ってみたいと思う。 レギュレーション:現代(退魔)編。基本ルールブック、忍秘伝、正忍記、流派ブックあり。下位流派あり。奥義改造、背景あり。 斜歯忍軍(指矩班) 【極針】(離し/使用許諾) 【忍法開発】 【頑健】 【一味】(忍犬を選択) 背景:なし 奥義:絶対防御(くらまし/増幅装置) 忍具:兵糧丸1、神通丸1 間合いを伸ばした【極針】を、プロット2から打つだけの構成。攻撃忍法単体で回避にマイナス2と2点ダメージを実現させている上、【忍法開発】による改造により、基本的に敵を間合いから逃すことはない。 鞍馬神流(密蔵番) 【神槍】 【陽炎】 【頑健】 【一味】(忍犬を選択) 背景:なし 奥義:絶対防御(くらまし/近接防御) 忍具:神通丸1、遁甲符1 【神槍】【陽炎】で安定して敵にダメージを与える構成。鞍馬は特技配置に無駄が少ないので、もし相手が奥義を使ってきても、比較的破りやすいだろう。耐久性も【頑健】【一味】によりカバーされている。 ハグレモノ(世界忍者連合) 【影分身】 【望郷】 【頑健】 【一味】(忍犬を選択) 背景:切り札、気まぐれ 奥義:範囲攻撃(くらまし/人数限定) 忍具:兵糧丸1、神通丸1 奥義で攻める型。すべての忍法が生存に特化した性能で、攻撃は奥義にすべて任せてしまおうという考え方で、さらには背景の効果で奥義破りの指定特技を後出しで変更することさえ可能。 比良坂機関(公安隠密局) 【沈黙】 【禁術】 【頑健】 【一味】(忍犬を選択) 背景:なし 奥義:範囲攻撃(くらまし/術式開示) 忍具:兵糧丸1、神通丸1 奥義で攻める型。加えて【禁術】により、攻撃忍法で攻めてくる相手に妨害を仕掛ける。くらましに加えて【沈黙】を入れると、奥義破りにマイナス3の修正が付く。 私立御斎学園(御斎学園生徒会) 【必中】 【頑健】 【一存】 【月影】 背景:末裔、純心 奥義:絶対防御(くらまし/複合奥義) 忍具:兵糧丸1、神通丸1 【必中】で攻め続ける型。【一存】【月影】で強化されており、実質回避にマイナス1の修正がついているとも言える。 隠忍の血統(凶尾) 【悪食】(異形化に指定特技を変更) 【肉風船】 【頑健】 【一味】(忍犬を選択) 背景:外国妖怪、気まぐれ 奥義:範囲攻撃(くらまし/人数限定) 忍具:兵糧丸1、神通丸1 奥義型。攻撃は奥義にすべてを任せ、忍法歯防御特化にしている。【悪食】【肉風船】で、奥義によるダメージ以外のほぼ全てを無力化し、逆に回復することができる。耐久性はかなり高いはずである。 『終わりに』 各流派の構成を作ってみて思ったことだが、この理論はある程度正しくはあるが、同時に不完全なものであると分かった。 特に御斎学園の構成を作っていた時に思ったことだが、この理論だとどうしても、集団戦系の攻撃と、スペシャル型が弱くなってしまうのだ。両方とも構成の組み方次第では充分強くなるし、爆発力があるのだが、安定を重視するこの理論とは噛み合わなかった。 この理論を考えて分かったことは、修得する予定の忍法、その全てを十全に活かせる構成こそ強い、ということである。 【頑健】【一味】などは、どんな環境、どんなダイス目であろうと確実に成果を挙げてくれる忍法の筆頭である。どんな構成だろうが、確実に生命力が増えるし、長期戦に強くなるから。だからこそ、今回組んだ全ての構成に、【頑健】と【一味】の内のどちらか、あるいは両方が入っているわけだ。 私はここで作った構成を、一つの指標にしうと思っている。 具体的には、構成を組む時に「これ、【頑健】に変えた方が強くね?」だったり、「この忍法、【一味】に変えた方がよくね?」と、自問自答してみるのだ。 そうして自問自答してなお、構成に【頑健】【一味】が入ってこないのであれば、その構成はきっと、とても美しく、そして強いものになっていることだろう。 さぁ、新しいキャラシ作ろ。
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