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😊 【夢日記】クトゥルフっぽい夢を見ました。長いので注意。 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)本日クトゥルフ神話みたいな夢を見ました。皆様の閑暇を紛らわす一助、アイディアの足しなどになれば幸いです。 ある日学校で自分のペットを紹介する授業がありました。みんながせっせとプリントにペットの事を書いているのに私の手は止まっていたのです。非常にショックを受けました。私の◾️◾️への愛はこんなものだったのです。その事実に呆然としながらも僅かばかりに思い出した特徴を書いて提出いたしました。悲しみに暮れ泣いていると先生が「どうしたの?」と声をかけてくれました。初めは薄情な奴だと思われたくなくて必死に隠していましたが諭されるうちについペットのことを詳しく書けなかったのだと白状してしまいました。しかしそんな私にも優しく「じゃあ一緒に思い出してみよっか」と温かな提案をして下さいました。 「なんの動物か覚えてる?」 「覚えてない...」 「そっかじゃあ形は?」 「バットみたいな形」 「ば...バット?じゃあ色は?」 「緑...か銀色」 この時点で先生は閉口しておりましたが、おかげで段々と特徴を思い出してきました。銀色のバット状の棒を覆う緑色の粘膜。バットを握るとぞわりと粘液が動いて私の体を這いずり回り遊んでくれたものでした。そして一つの事実に行き当たります。そういえば脱走してしまって、近頃見ていないのだと。このことに困惑しました。しかし同時に安堵の気持ちも浮かび上がりました。ああ、◾️◾️のことを忘れてしまったわけではないのだと。 この頃から気になることが増えました。あのときのように様々なことを思い出せなくなってしまうのです。そればかりかふと気がつくと意識を失ってしまうこともありました。しかし意識が無い最中でも友人曰く普通に話していたそうです。これらは成長するにつれて増えていき、私が大人になるころにはすっかり意識は無くなってしまいました。 同僚の警官が私だったものに話しかけます。私だったものもいつものように会話して談笑しておりました。しばしの歓談を楽しみ、喉が渇いたのか同僚が自動販売機で何か飲み物を買っていたときです。後ろから「うぷ。」と音が聞こえました。 不審に思った同僚が背後を向くとそこには銀色の粘液を吐き出し続ける私がおりました。あまりの出来事に一瞬呆けた後これでもかという金切り声を上げて走り去っていく同僚。なおも塊をゴポゴポと吐き出し続ける私だった何か。まさに地獄絵図でした。 あたり一体が銀と赤とに染まり切った後、私の頭がもぞりと動いて中から緑色の粘液が這い出てきました。そして私の体を食べ始めたのです。「ごめんね、ごめんね」という声、ぐちゃぐちゃと咀嚼する音が響き渡りました。私の体を食べ尽くした後、彼も息を引き取りました。 ああ、思い出しました。◾️◾️は寄生性の肉食動物でした。ある日彼と仲良くなった私。しかし楽しい時は長く続きませんでした。私は生まれながらに脳に病を患っており、子どもの内に死ぬ運命でした。悲嘆に暮れる家族を見て、私はある決断をしました。◾️◾️に私を乗っ取ってほしいと、あなたならば脳を埋め合わせて私になり変わることができるでしょうと。彼は嫌がりました。当然です。友に自分を食ってくれと、そしてそのまま生きてくれと頼まれたのですから。しかしついに必死のお願いに渋々折れ、了承しました。 ですが彼の寿命は人間ほどに長くはなく、20年半ばで死期を迎えました。限界に達した彼が最後に起こした行動は私の体を食べることでした。それは彼なりの私への愛情表現だったのかも知れません。
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