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😶 セッションの思い出を書いてみる その32 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)「第29話 どらごんたいじ:後編」 GM:んじょ グランゼールに戻り、ギルドでワーウルフについて情報がないか聞いてみる。 ゴールド「ワーウルフ探してんの? そいつは難しいなぁ、普通には見分けつかないからなー、なんか悪さしてれば足もつくだろうけど。 基本的には太陽が嫌いらしいから、夜しか活動してないやつなんじゃない? あとは、出身地とか偽ってたり出自が怪しいとかはあるかもなぁ」 ボノ「すると夜だけ営業してる酒場とかか」 いくつか候補があったが、内装が凝っていて異国情緒があふれる酒場、ボナ・ラ・ママに行ってみる。 銀髪オールバックで、おしゃれ髭で体格がいいが、身ぎれいでピシッとしたシャツを着てる男がひとりで開店の準備をしている。 ボノ「ちょっと話が聞きたい。 ワーウルフを探している」 男「ワーウルフって・・・そんなのいたら大騒ぎじゃないですか」 少し話して何か情報がないか聞いてみるが手ごたえのある情報は出ない。 ボノ「一応聞いておくが、マスターどこの出身だい?」 男「え、コジーンですよ、ハーヴェスの隣町の。 もしかして私を疑ってます?」 アリス「コジーン出身ていう情報があってね」 「そそそんな、コジーン出身ていうだけで疑われちゃたまんないですよ。 他にもいっぱいいるでしょう?」 そういうと手元が怪しくなって拭いてたグラスを手で割るw パリーン ボノ「わかりやすく動揺しているなw もう少し話を聞こうかw」 男「ぐぬぬ・・・他のお客様に迷惑です、出てってもらえますか」 ボノ「まだ開店前だ、客なんかおらんぞw」 男「静かに暮らしてるだけなのにワーウルフってだけで冒険者に狩られるって理不尽じゃないです? わたし何かしましたかね」 アリス「殺人衝動を抑える薬を分けてくれ」 男「なぜ?人間には必要ないものでしょ」 ボノ「お前の仲間が欲しがっている」 男「・・・一族から抜けた者ってことですかね。 入手手段がないってなるとそういうことになりますね。 薬の材料を知ってもその者たちは欲しがりますかね? その薬、子供の心臓が必要なんですよ。 つまりころさないためにころしているということになります。 まあ1つの心臓から100回分くらいの薬ができるので、100人ころすよりはましという薬なんですがね。 製法を知っていれば自分で作ることも難しくないです。 わたしは街中に住んでいるので、自分で作るリスクは犯しませんがね。 心臓は人族の子供、とりわけ人間、エルフ、ドワーフがいいですね。 年齢は二次性徴前くらいまでの子供でないと効果が薄くなります。 どうします? アリス「薬を作っているのは誰?」 男「それは教えられません。 彼らが子供をさらうのを止めたい気持ちはわかりますが、悲劇を拡散するだけですよ。 人里で暮らしているワーウルフたちが、衝動に駆られるままに人をころす事件が多発しますよ? それとも全てのワーウルフを滅ぼすことができますか? この街にだってわたしの他にもいるんですよ? 氏族は1つじゃないですし。 だいたい、依頼主に薬が提供できなくなるんじゃないですか? 彼らもころしますか?」 ボノ「お前はなんで街に住んでるんだ?」 男「一族に対しての表向きは、人族の情報を得るスパイというところです。 実際には、人間だったころの生活が忘れられないという面が大きい。 元は人間だったんです、すべて捨てられる人とそうじゃない人がいるということですよ」 アリスとボノは話し合った結果、このワーウルフを見逃して薬を提供するように約束させることにした。 とりあえず薬を10個分けてもらい、モーガンのところへ戻る。 そして薬を融通してくれると約束したワーウルフの店の情報と、薬の材料についてを伝える。 モーガン「人の子供の心臓・・・それじゃあころさずに手に入れる方法はないってことか・・・」 少し考えて、 モーガン「調べてくれてありがとう、ボクは決心したよ。 他に殺人衝動を抑える薬がないか見つけるたびに出る。 そのためにこの10個を有効活用する。 まずはユーシズの魔法学院に入学して薬の研究をしてみる。 本当にありがとう」 そういうと約束のコインが入った袋をくれる。 グランゼールに戻ってレクター伯爵を訪ねると、コインを鑑定してもらい引き取ってもらう。 帰りの電車の時間が迫っていたので、やることだけやっておしまい。 さ、言い訳のコーナー。 あとで話し合った時、なぜキルシュがかたくなに依頼を拒絶したかについて聞いた。 正体がバレた時、冒険者が相手だったから殺さずに済んだが相手が村人だったらどうするつもりだったのかと。 簡単にころす選択をする彼らの味方をする気にはならなかった。 ということだった。 理由には納得はするけど、じゃあ他のメンバーが納得するように話し合ってくれ、ということにつきる。 正直な話、モーガンの依頼を受けるかどうかは、受けないっていうパターンも用意していたんだけど、パーティが分裂するのまでは考えてなかった。 なぜ襲ってきたかの理由はちゃんと用意してあって、満月の夜には殺人衝動が起こるっていう設定だったのだ。 「敵対する状況では、迷わずにころす選択をする精神状態にあった」、ということを表現するために「ころそう」っていう選択をしたのだ。 だから、「なぜころそうとしたのか」「村人だったらどうするつもりだったのか」問われれば答えは用意してあった。 モーガンたちも自分たちの危うさを実体験したからこそ、今まで使ってなかった殺人衝動を抑える薬の必要性に迫られて依頼をするという流れだったのだ。 キルシュにしてみれば、納得する理由を聞くには時間がかかるという判断だったのかもしれない。 でも結果的にシナリオが最後までできなくても、きちんとロールプレイしてくんないとシナリオやる意味がないじゃないか、と個人的には思う。 とはいえ、それも含めてうまくいくようにフォローする方法はいくらでもあった、と今では思う。 もっとGMが上手にならんとあかんなー、GM難しいなーと思った。
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