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😶 どこにこのエモい気持ちををぶつけたらいい?(小説風自キャラ設定注意) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)割とガチで語り風の内容かつ自キャラの話かつ通ったシナリオの話が若干やあるので苦手な人は見ないでバックお願いします!!! 幕間風です!!!ニゲテ!!! いいですね? CoC幕間〜月守響の非日常への渇望〜 本の頁をめくる。彼から託された腕輪がチャラ…と音をたて月の光を反射したことで漸く自分がかなりの時間を読書に費やした事を知る。読み始めはまだ日が差し込んでいたというのに。 図書館から借りてきたオカルト本に栞を挟んで閉じる。スマホの画面をつければ時刻は21時を指していた。 ふぅ、と息を吐いてなんとなく彼の腕輪を見やる。彼と出会ったのはとんでもない事件の真っ最中だった。 「君は不思議な人だね」と彼は言った。可愛いね、子供みたい。とは良く言われた物だし、自分でも自分の容姿が幼く年不相応に見えて仕方がないことは自覚してるし、それを逆手にあえて幼く振る舞った事もあった。不細工ではないがかっこ良くは絶対ない。 けど………あの日、あの異変の日だけは…いつもはかっこ良くない僕が「かっこいい」って言ってもらえたんだ。ちっちゃくて可愛いじゃなくて…大冒険して…それこそ…。夢みたいな。 控えよう。あんな事があったのにこんな考え方は不謹慎だ。何よりもあの話が嘘でなければ今後も自分達の回りはけして安全ではないことになる。 ……違う。楽しみなんかじゃない…!あんなことは繰り返されてはいけないんだ。あの人の分まで僕は、皆を、彼女を!守らなきゃ! そんな事を考えていればふっ、とスマホの画面から灯りが消える。何処までも深い虚ろに繋がっていそうな黒い画面は月の光を受けて歪に口角を上げて微笑む僕を写していた…。 バンッ!と激しい音をたててスマホが床に転がる。嫌だ。見たくない。…渾身の力で叩き払ったがスマホは無事だろうかと一部で冷静な自分が余計に嫌になる。 それとほぼ同じくして激しく気が動転したせいか僅かに胸が苦しくなり、けほん、けほんと咳がでる。やっぱり、無理矢理鍛えたところで生まれつき病弱な身体はさして強くなった訳では無さそうだ。 力が強くなっても、足がそこそこ早くなっても、体力は比例してくれなかった。じわりと涙が滲む。 「結局、あの時だって…僕が皆を助けた訳じゃないんだ……」 「ねぇ?なのにどうして僕は…」 僕はまたあの不謹慎なスリルをわずかでも望んでいるの? こんな…どうしようもなく醜い僕を見たら…。あの人は何て言うかな?…こんな醜い僕は……そのいつか来た日に彼の力になれるのかな? ………彼は、あの日何て言ってたかな? 嫌な結論にたどり着きそうになる頭を近くの布団に埋める。 僕には考えて考えて考える事くらいしか取り柄なんてないのに!!! ダメだ。頭痛が酷くなってきた。今日は本を読むのも中断して休むことにしよう。………部活の皆の言葉、彼の言葉……。嫌な予感はちっとも消えてくれない。 だから僕は………少しでも強くてかっこいい僕を所望している。 それが、僕が唯一かっこ良くあれた非日常を望む想いであると知っていても…。僕は皆を………君を助けたいんだ。 きっともう少しだけ時間がある。少しでも知識を得て来るべき日に備えないと………。待ってて、”新藤”。 終わりに このうちの子、月守響君はSTR16、DEX13に対してCONが6しかない子です。チビのふつめん高校生(SIZ9,APP11)なのもコンプレックスさることながらこんな筋力と素早さ(器用)を会得する努力があったのは裏を返せば昔はもっと身体も心も弱かったのでは?という妄想の産物です。身体も力も弱かった頃はさぞ頼られなかっただろうなと、思ったら非日常でヤバい体験の最中でも誰かに頼られたという僅かな興奮は彼にとって並々ならぬ事じゃないのだろうか、と想像したらとても………とてもなにかが滾ったんです。石をなげないでくだしあ!!! こんなところまで読んでくれた奇特な皆様がいらっしゃったら最大限の感謝を……。 唐突にうちの子可愛いをしたくなることってありますよね?
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