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😊 【備忘録】5/12ボイセ『オーダーメイド』 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)【シナリオの概要】 シナリオ名:オーダーメイド 作者:フシギ製作所のイチ様 シナリオ種別:クローズド 難易度:低め 所要時間:ボイスセッションで2~4時間ほど 想定プレイ人数:ソロ限定 「探索者を作成するシナリオ」がコンセプト。 ※このシナリオでは、技能の使用は想定されていません。 【公開情報】 「あ、いらさい やっと来たのね すごい待ったのよー」 「あ わたし? わたしはね 商人よ しょーにん そう呼んでよね」 「これ? 売り物 あなたのためにご用意したのよ」 探索者は商人から砂を買うために、 「素敵なもの」を探して、不思議な空間を歩き回ることになります。 KP:ちべさん 夜の砂漠の中にぽつんとある石畳の空間、そこには5つの扉があった。 静かな始まりで、始終、優しい雰囲気のシナリオでした。4つの部屋での出来事や、商人さんとのやりとり、どれも楽しかったです。 まず、連れていくキャラクターは、キャラ絵と設定、名前だけを準備しました。その上で、名前はPLだけがわかるようにメモしておくっていうのが、始まる前からわくわくそわそわポイントでした。 いつ名乗るタイミングがあるのか、この時点でとても楽しみ。 一度ディレッタントのキャラクターをつくってみたかったので、今回は、公家華族の家柄の少女でいきました。 鳥が好きなふんわりおっとりさん。 鳥が好きな理由は家柄的なことが関係しているんですが、商人さんに出会ったときに『鳥みたい』って言い出したので、商人さんとはすぐに仲良しになれた気がします。PCが事あるごとに商人さんの頭撫でるの、PLもとってもほのぼのしていました。 少女は言われたことに反発することなく、素直に、好奇心に正直にっていう感じで、マイペースに物語が進んでいきます。 砂漠のど真ん中にいるときから、のんびり「これは夢ですね、きっと」って感じだったので、それほど焦りや不安もなかった感じ。 商人さんが進める『銀の砂』なるものにも興味津々で、即断で飲んでるの面白かったです。 どうやら、少女がここから『帰る』ためには、銀の砂で器(=体)を満たす必要があるようだ、ということで、帰り道の扉以外の4つの扉の向こうへ探索しに行くことになりました。 扉をみてみると、そこには絵葉書が。実は、4つの内、3つの扉には絵葉書と、それぞれに別の詩が書かれていました。 さらに、帰り道扉にも絵葉書があることがわかります。 PL的には全部絵葉書みて欲しいんだけど、そのまま扉に行きそうだなってことで、左から順番に。 1つめの扉の詩を読んで、なんとなく、謎解きの気配を感じたんですが、まさに! メモの隠し場所をたどっていき、最後に宝箱の鍵をあけるという感じでした。 とっっっても素直に、メモの通りに行動する少女。(今だから思うけれど、PLのリアルINT足りなくて、電子レンジでちゃんとスープ温めたの地味にツボってる) 花言葉まったく調べずに、鉢の底の鍵とるとか、振り返るとムーブがおかしい。言葉を辿っていくのが楽しすぎて…。 実のところ、花をみると花言葉だろ~!って勝手な思い込みが発動するのに加えて、花がその一凛しかなかったので迷わなかったという経緯です。 PLが、メモ辿るのが楽しすぎて夢中になっていて、絵葉書の最後の段落のことちゃんと考えなかったせいで、老人の顛末にあびゃーってなってしまった…。悲しすぎる…。 急にクトゥルフだったと思い知らされました。優しい棘でしたけど、目が覚めるには十分すぎる棘でした、ハイ。 戻ってきてお花だけあったときの寂しさといったら…。 商人さんがいて、ほんっとーーーに良かった。 1つめの扉で、さっそく痛い目をみたので、絵葉書を全部の扉分、調べました。あの時も少々迷ったんだけど、少女は本来なら気にしなさそう。 KPのちべさんにもお話していたけど、絵葉書の内容を把握した上で、PL的には3つめの扉の方からやりたかった…。だって、明らかに瓶の位置当てゲームが盛り込まれているのがわかったので…。あと2つめの扉は、おそらく、ゴン的なお話だと思ったから…。 でも、少女は順番にいくだろうな、と思い直して2つめの扉へ。 そこには一組の夫婦がいました。 この扉、すごく好きです。本当に。色んな意味で。 だから、もう話を聞いたときには、「こんばんは、アンリさん」と話しかけようと決めていました。それができただけでもう満足したくらい。満足しすぎて、調べられますって案内されたときにはリアルに「えっ」ってなりました。 ここ、『黙っている』という選択をした少女の思いを組んでくださったKPのちべさんに、本当に大感謝です…! 後でシナリオを拝読したので、本当に。 黙っていることが嘘だといわれたら、そうかもしれないけれど、暴くだけが真実ってことでもないと、少女が思っていそうだなと感じたので。 3つめの扉は、きました! やっぱり瓶の中に何が入っているか当てるやつ! 少女の生死観を問われるエモい部分に辿り着くためには、この情報はとりたい…とあの時にはPLは思ったけれど、情報がとれなかったらそれはそれで、少女はそういう子なんだなという理解が深まるだけだったかもしれないと、振り返って思います。 それはそれでアリだったので、ちょっともったいないことしたかもしれない。 でも、思考開示しながら位置当てするの楽しかったです。全力で楽しみました。 少女としては、本当なら本人に選んでもらいたい気持ちがあること、自分が選んだときの責任についてを考えてもらって、透明な瓶を渡しました。 あともうひとつ、透明な瓶を選んだ理由は、なにもない世界でも、『誰かが起こすまで起きない』睡眠薬が残っているなら、もし、起きた時には誰かと一緒にいられるのかもしれないという希望が、PLにはほんのわずかにだけあったので。言葉遊び的なやつですけど。 いつになるかわからなくても、目覚めるときがくればいいし、たとえ目覚められなくても安らかではあります。 4つめの扉は、PLが思いもよらないほど、少女の背景が浮き彫りになった話だなと思いました。 でもつらくないわけがなくて、商人さんを抱きしめて泣いている時には、本当に商人さんがいてくれて救われたなと感じました。 お別れ前、商人さんとの物々交換、楽しかったです。 商人さんのいう素敵なもののなかから、少女が思う素敵なものを残したくて、だから、銀の砂以外とも物々交換しました。 4つの扉で手に入れた『素敵なもの』。商人さんとお話した思い出に勝ることはないだろうけど、思い返してくれるときには、やっぱり二人ともが素敵だと思ったものがいいなと思ったので。そして自分の手元にも、思い出のよすががあったらいいなと思って。 ひとりで扉をくぐる前に、商人さんをぎゅっとしたのも、泣いているときに慰めてくれたことも、商人さんと笑っておしゃべりしたことも、名前を名乗ったことも、少女はもう思い出すことはないけれど、とても優しい気持ちは残るんじゃないかなと思いました。 シナリオがめちゃくちゃ素敵だったし、KPのちべさんの丁寧な案内と、可愛い商人さんがいてこそだったので、本当に楽しかったし、じんわり温かい気持ちになりました。 いつか、鷹司 ひたきで、また別のお話が紡がれる様をみてみたいなと思います。 小説が好きだからこんなに刺さったのかな。わからないけど、むちゃくちゃに好きなシナリオでした。 改めて、一緒に遊んでくださってありがとうございました!
> 日記:【備忘録】5/12ボイセ『オーダーメイド』 オーダーメイドいいですよね。 私も好きな作品です^ ^ そして自分が回ってからは、他のPLさんがどのような判断をするのかがとても気になるシナリオですね。 KPとしてもPLとしても楽しいです😄
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