天堂まやさんの日記 「WT×刀剣乱舞CoC 導入」

	天堂まや
	2019/04/16 10:36[web全体で公開]

😆 WT×刀剣乱舞CoC 導入
【導入】
※導入では戦闘描写のみで、実際の戦闘ロールは不要。


西暦2205年に開始された、審神者と刀剣男士による［歴史修正主義者］との戦い。
PC達が所属する本丸の審神者も刀剣男士達も、日々出陣や遠征に励み、時間遡行軍との戦いに明け暮れていた。この本丸が立ち上げられてからそれなりの歳月が経過したが、歴史修正主義者達との戦いは、未だ終わりを見せる様子はなかった。
そんなある日、審神者が近侍の刀剣男士（隊長格の天下五剣PCでも可）を呼ぶ。
なんでも、［時の政府］から期間限定のキャンペーンを行うと通達が来たとのこと。
キャンペーン内容は『天下五剣を、キャンペーン専用の24時間遠征に出すと特別な報酬が得られる』というもの。報酬の具体的な内容は書いていないが、稀少度の高い天下五剣をわざわざ指定するなら、相当良いものが貰えるはずだと、審神者は考えているらしい。

なお、扱いは遠征だが、［時の政府］側の都合なのか、編成条件は以下のように決まっている。
◆（刀剣乱舞-ONLINE-実装済の）天下五剣が一振り入っていること
◆部隊は二振り以上、四振りまで
◆刀種の制限はなし



キャンペーン期間初日を迎えた特殊遠征部隊は、審神者から以下の物を各々渡される。
◆本丸で一番料理上手な男士の手製弁当（体力回復1D6）×2
◆特製団子（体力回復1D3）×4
◆審神者特製御守り（本体の破壊を一度だけ自動で防ぐ）×1
（所持品は、これに加えて各自の本体のみ）

遠征にしては随分過保護な品々に訝しんでいると、審神者は「なんとなくだけど、今朝から嫌な予感がしてしょうがない」と告げた。
キャンペーンを辞退することも考えたが、［時の政府］には参加を表明してしまっているので、今更取り消しも出来ないとのこと。


不安そうな審神者に見送られながら、特別遠征部隊は、転送部屋から遠征先へと時間跳躍した。

▲探索者全員、聞き耳ロール。

空間が歪に揺れたような違和感を覚える。明らかに、いつもの時間跳躍とは異なる感覚だった。

▲探索者全員、幸運ロール。

時間跳躍の光の奔流が収まり、PC達が周囲を見渡すと、そこにはこれまでの出陣や遠征では見たことがない風景が広がっていた。
どうやら街中らしいのだが、建造物は木や紙ではなく、漆喰かなにかを塗りたくったような建材もしくはなんらかの石材で出来ており、しかもその殆どが廃墟となっていた。
廃墟だと一目でわかったのは、その大半が「巨大なものに押し潰された」ような破壊のされ方をしていたせいだ。いかな刀剣男士といえども、至極頑丈そうな家屋を切り崩すのは到底無理だ。
例えば、隕石でも降って来たなら、こんな惨状になってもおかしくないかもしれない。
残された建物や道路等の土木建築技術から推察するに、自分達が普段出陣・遠征する時代よりも遥かに先の時代ーー審神者に見せて貰ったことがある資料の「現世」に近いもののようだ。
審神者に連絡を取りたくても、遠征に出た部隊からは本丸に連絡する手段がない。
よって、これが［時の政府］が用意した特殊遠征先なのか、時間跳躍の最中に感じた違和感によるものなのか、PCたる刀剣男士には確かめようがなかった。

▲ここがどこなのかわからない不安、審神者と連絡が取れない不安から、PC達は動揺する。
探索者全員　SAN値c 0/1


PC達が呆然としていると、辺りから「ゲート発生、ゲート発生」と警報らしき音が周辺で鳴り響く。
今度は何事が起きたのかと、本体を抜いて周囲を警戒するPC達の前に、これまでに見たことがない巨大な異形の物体が黒い渦の中から現れた。
口なのか目玉なのかわからない部分から光線が放たれ、PC達を攻撃してくる。
止むを得ず反撃するPC達だが、どれだけ攻撃しても、一向にダメージを与えられた様子がない。

▲わけのわからない敵に遭遇し、あまつさえ自分達の攻撃が通用しないことに、PC達は言い知れぬ不安を感じる。
SAN値c 0/1


その時、PC達の横を通り過ぎて、異形の化け物に駆け寄った大小の人影が２つあった。
彼らはPC達が散々苦労した異形を、携えていた風変わりな剣で、あっという間に切り裂いて倒してしまう。
倒した異形に足を掛け、PCを振り向いた青年は「無事か？　未来からの来訪者さん」と話し掛けて来た。
青年の発した言葉になんと返答したものか悩んでいると、先程とは異なる空間の歪みが生じる。刀剣男士には馴染みの、時間遡行軍が出現する予兆だ。空間の歪みからは、予想通り時間遡行軍が現れるが、PC達は難なく撃退することに成功する。
これには、小さい方の人影ーー粟田口の短刀のような幼い外見の少年が、「ふむ。どこの惑星国家でも、見たことがないヤツだな」と妙に冷静な分析をしていた。




▲ＫＰは、PL全員に「心理学」を振らせる。
［迅悠一］
［空閑遊真］